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お葬式

遺体安置の期間は?平均日数や気になる費用についてもご説明

更新日:2024.03.13

葬儀 費用

霊柩車に棺が載せられる様子

記事のポイントを先取り!

  • 遺体安置期間は2~3日程度
  • エンバーミングで長期保存が可能
  • 施設利用料は5000~3万円程度

人が亡くなってから葬儀までの間、遺体を安置する必要があります。
安置場所やかかる費用についてはご存じでしょうか。

この記事では、安置場について詳しく説明していきます。
もし何かあった時のために覚えておくと役立つでしょう。

病院や警察署で安置されたときの期間についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 遺体の安置場所
  2. 一般的な遺体の安置期間
  3. 故人の逝去から遺体安置までの手順詳細ガイド
  4. 遺体の安置方法
  5. 自宅で安置する際に気をつけること
  6. 遺体の安置可能期間
  7. エンバーミングとは
  8. 遺体安置に必要な費用
  9. 「自宅安置」と「預かり安置」のメリット・デメリット
  10. 自宅での遺体安置: 冷却と保存の重要性
  11. 安置期間が限られている施設
  12. 遺体安置の期間における弔問(面会)のマナー
  13. 枕飾りとは
  14. 枕飾りの意味と役割
  15. よくある質問
  16. 遺体の安置期間まとめ
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遺体の安置場所

一般的には火葬当日に葬儀や告別式、前日に納棺とお通夜を行うので、お通夜や葬儀、告別式までの間は故人の遺体をどこかで安置しておく必要があります。

病院や警察、介護施設などでは長時間遺体を預かってもらうことはできませんので、逝去後には速やかに、遺体の安置場所をどうするのか考えなければいけません。

このように、安置場所は大切な家族が亡くなられた後に、葬儀社の選択とあわせて最初に決めなくてはならないことになります。

昔は自宅で葬儀を行うことが一般的だったため、安置場所も自宅のケースが一般的でした。

葬儀を葬儀社の斎場や公営の葬儀会場、民間業者で行うことが一般的となった近年では、遺体の安置場所も変化してきています。

現在は自宅ではなく、葬儀会場となる施設の中にある「安置室(霊安室)」や「保冷庫(遺体を保管する為の専用冷蔵庫)」を利用するケースが増加しています

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一般的な遺体の安置期間

水色の壁紙に半分見切れた白いアナログ時計

日本では、逝去から24時間以上経過しないと火葬ができないよう、法律で定められています。
仮死状態であった際の見落としを防止することが目的です。

そのため、遺体安置の期間はご逝去から24時間以上になります。

火葬の前にはお通夜や葬儀を行うことが一般的であるため、結果的に遺体安置の期間は2日~3日程度となることがほとんどです。

それに加え、葬儀場や火葬場が混雑していたり、友引や火葬場の休日と重なってしまうと、安置期間がさらに長くなることもあります。

遺体の安置期間が長くなると、ドライアイス代や安置施設の使用料などが、日数の分だけ料金が上乗せされていきます

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故人の逝去から遺体安置までの手順詳細ガイド

故人が逝去された後、遺体を尊重し安置するまでの一連の手順は、故人への最後のサービスとして非常に重要です。

以下では、このプロセスを細かく5つのステップに分け、それぞれに必要な手続きや注意点を詳細に解説します。

葬儀の準備に際して、これらの情報を参考にしていただければ幸いです。

末期の水の儀式

故人が逝去された直後、行われる最初の儀式が「末期の水」と呼ばれます。

これは、水で湿らせた脱脂綿や樒などを使い、故人の口元を湿らせることで、その魂の安らぎを願うものです。

この儀式は、お釈迦様の故事に由来し、逝去の瞬間を偲びます。

遺体の清拭と湯灌

故人の身体を丁寧に清めることで、死後の世界への旅立ちを整えます。

清拭は、肌をアルコール含浸のガーゼや清潔な布で拭くことで行われます。

病院内での逝去の場合、エンゼルケアとして看護師がこれを行うことがあります。

湯灌は、故人を水で洗い清める儀式で、葬儀社が専門の湯灌師を派遣することもありますが、近年は清拭のみ行われることが増えています。

死装束への着替え

清拭・湯灌後、故人には死装束が着せられます。

伝統的には白が用いられますが、故人の希望や家族の意向により、様々な装束が選ばれるようになっています。

特に、女性ではエンディングドレスを選ぶケースも見られます。

死化粧の施行

故人が自然で安らかな表情を浮かべられるよう、死化粧が施されます。

この過程では、髪を整えたり、必要に応じて化粧を行いますが、故人の肌の状態に最大限の注意を払い、優しく行う必要があります。

遺体の搬送準備

最終的に、遺体を安置場所へと搬送する準備を行います。

病院での逝去の場合は、死亡診断書の取得が必要となり、専用の寝台車での搬送を手配する必要があります。

この際、葬儀社への相談が推奨されます。

これらの手順を適切に行うことで、故人への敬意を表し、家族や友人が心穏やかに故人を偲ぶことができます。故人の最後の旅立ちを見送るために、これらの手順を慎重に、そして心を込めて行いましょう。

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遺体の安置方法

遺体を安置する際の方法は、故人の信仰や文化によって大きく異なります。

ここでは、主に日本で見られる仏式、神式、キリスト教式の三つの方法を詳しくご紹介します。

仏式での遺体安置

仏教徒の場合、遺体安置の際には北枕または西枕を用いるのが一般的です。

この方法は、故人が安らかに来世へ旅立てるようにとの願いが込められています。

安置の準備

故人は薄い敷布団の上に新しいシーツを敷いた上に横たえられ、掛け布団は上下逆にして覆います。

枕は使用せず、顔は布で覆い、手は胸の前で合わせて数珠を掛けます。

また、魔除けの目的で刃物を布団の上に置くこともあります。

枕飾りと供養

枕元には枕飾りとして、香炉、燭台、鈴、生花、お水、一膳飯やお団子などを供える小台を設置します。

これらは故人の魂への供養として重要な役割を果たします。

神式での遺体安置

神道においては、遺体の頭部を西枕または東枕に置くことが一般的です。

仏式と同様に顔を布で覆い、手は胸の前で合わせますが、数珠の使用はありません。

枕飾り

神式でも枕飾りを設置しますが、内容は異なり、榊、水、塩、洗米などを小台に供えます。

これらは神道の伝統に則った故人への供養として用いられます。

キリスト教式での遺体安置

キリスト教においては、遺体の安置に特定の方向性は求められませんが、多くの場合北枕で安置されます。

神父や牧師による祈りの後、遺体が安置されます。

供養の方法

キリスト教式では、枕飾りは設置しません。

代わりに、十字架、ろうそく、聖書、生花を白い布で覆ったテーブル上に置きます。

これらはキリスト教の信仰に基づく故人への敬意を表します。

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自宅で安置する際に気をつけること

自宅で安置をする際、いくつかのきまりを守る必要があります。

もちろん葬儀社の方がフォローしてくれますが、是非以下の点に注意することを覚えておきましょう。

方向に気をつける

お釈迦様が入滅するときに北向きに頭を置いたことから、日本では亡くなった人の極楽往生を願い遺体を北枕にします。

難しければ西に枕を整えましょう。

掛け布団は温まらないように薄めのものを選び、天地を反対にしてかけます。

布の色は白で統一しましょう。

神棚を封じる

自宅に神棚がある方限定のきまりですが、戸を閉じて半紙を貼りましょう。

死の穢れが神聖な場所(神棚)に入り込まないようにするためです。

周りに置くものを用意する

故人の顔に白い布をかけ、合掌の形をとった手には数珠をかけます。

布団の上には守り刀をおき、死後の世界へ無事辿り着けるように祈ります。

他にも枕元に香炉や水の入ったコップ、花たてや一膳飯を用意し、ろうそくや線香の炎は必ず絶やさないように気をつけます。

燃やし続ける理由としては、灯りと香りで死者の魂を迷わないようにあの世へ導くためです。

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遺体の安置可能期間

遺体の安置期間ですが、法律上で明確にいつまでに火葬をしなければいけないという決まりはありません
人の身体は亡くなられた時点から腐敗が始まるため、徐々に見た目の劣化も進んでいきます。

そのため一般的には、腐敗や劣化を避けるためにドライアイスや保冷庫を使用します。
そうすることで遺体が腐敗する速度は遅くなるものの、どうしても腐敗は進んでいってしまいます。

何らかの理由で、亡くなられてから葬儀までに日にちが空いてしまうケースでは、エンバーミングという処理を行う場合が多いです。

エンバーミングとは、遺体を消毒や保存処理、また死化粧や必要に応じて修復などをすることで長期保存を可能にする技法のことです。

エンバーミングを行うことにより、10日間~2週間程度、故人の遺体を腐敗させることなく保存することが可能になり、最大で50日間程度は遺体をきれいに保つことができます。

遺体の状態を心配されて葬儀の日程を急がれる方が多いですが、エンバーミングなどを依頼することで、ゆっくりとお別れの時間を過ごすことが可能になります。

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エンバーミングとは

エンバーミングとは、遺体を消毒や保存処理、また死化粧や必要に応じて修復などをすることで長期保存を可能にする技法のことです。

エンバーミングを行うことにより、10日間~2週間程度、故人の遺体を腐敗させることなく保存することが可能になり、最大で50日間程度は遺体をきれいに保つことができます。

遺体の状態を心配されて葬儀の日程を急がれる方が多いですが、エンバーミングなどを依頼することで、ゆっくりとお別れの時間を過ごすことが可能になります。

エンゼルケアとの違い

エンゼルケアとは、故人の体の処置のことをいいます。
主に病院の看護師によって行われ、医療業界において「死後処置」と呼ばれています。

処置というとエンバーミングとほとんど変わらないように感じます。
違いとしては、エンバーミングは体内まで処置をするのに対して、エンゼルケアは表面的に姿を整えることが目的なところになります。

エンバーミングの流れ

エンバーミングの流れは下記のとおりです。

  1. 洗浄・消毒
  2. 衛生保全(洗顔や洗髪)
  3. 体内洗浄・防腐保全処理
  4. 消化・呼吸器官の残置物除去
  5. 縫合・修復・洗浄
  6. 着付け・整髪・死化粧

こちらの流れを3~4時間かけて行います。

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遺体安置に必要な費用

豚の貯金箱と電卓

次に遺体安置に必要な費用について紹介していきます。

項目ごとに紹介していきますので、参考にしてください。

施設利用料

遺体の安置に施設を利用する場合には、施設利用料がかかります。

安置施設の使用料の相場は、1日5,000円~3万円前後になります。

公営の場合には、施設使用料が1日目は無料で、2日目以降は2,000円~3,000円程度と安く済む場合もあります
以下に1日の施設利用料の目安を紹介します。

斎場・葬儀社の安置室の場合:5,000円~3万円程度

民間業者の遺体保管所の場合:1万円程度

遺体搬送料

遺体を病院などから安置場所に移動させるためには、移動費用が必要となります。

移動費の相場としては、10kmで2万円程度が一般的です。

移動距離が長くなるにつれて移動費用も高くなります。

自宅で遺体を安置する場合は、他の安置方法と比べて安置室の使用料がかからない分、費用を抑えることができます。

ドライアイス利用料

遺体は何もしなければ腐敗がどんどん進んでいってしまいます。

そのため、葬儀や火葬の時まできれいな状態に保つためには、保冷剤やドライアイスなどが必要になります。

ドライアイスの費用は1日1万円~2万円程度が相場になります。

ケース別に以下に1日のドライアイス費をまとめます。

  • 自宅の場合:5000~3万円程度
  • 斎場・葬儀社の安置室の場合:5000円~3万円程度
  • 民間業者の遺体保管所の場合:7000円程度

エンバーミング料

エンバーミングにかかる料金は15~25万が相場です。
遺体の状態によっての変動はございます。

また、こちらはエンバーミングの依頼料であり、搬送料金や衣装、棺代は別途追加料金となります。

金額を見るとかなり高額に感じる方もいらっしゃると思いますが、長期間の安置の場合はドライアイスでの保全より費用の負担が少なくなる場合もございます。

付き添い費用

安置する際には、遺体の状態に問題がないか確認するための付き添いが必要となります。

専門のスタッフに依頼するケースでは費用がかかります。

1日の付き添い費用の相場を以下にまとめます。

  • 自宅の場合:0円
  • 斎場・葬儀社の安置室の場合:5万円程度
  • 民間業者の遺体保管所の場合:5000円~3万円程度

このように、自宅で安置するケースでは遺族が付き添うことになるため、費用はかかりません

また、斎場や葬儀社に依頼するよりは民間業者に依頼するケースの方が、費用が抑えられる傾向にあります。

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「自宅安置」と「預かり安置」のメリット・デメリット

上記で自宅で安置する方法と他で依頼する方法とがあるとご説明しましたが、メリット・デメリットどちらも知った上で選ぶことが大切です。

下記で説明しますので、何を最優先したいかを考えた上でお選びください。

自宅安置のメリット

もちろん最大のメリットは故人と最後の時間をゆっくり過ごせることです。

自宅以外の安置を選ぶと、面会時間の制限があり、最後までずっと一緒にいることは厳しくなります。

少しでも長く、故人との思い出が詰まった場所で過ごしたい方は自宅での安置をおすすめします。

自宅安置のデメリット

上記でも説明した通り、多くのきまりがあるため用意が大変なのはもちろん、弔問客の対応にも終われ、体力面的に負担がかかります。

また、故人を残して外出することに気が引けたり、傷みの関係から細かい温度調節に注意しなければならなかったりと精神的にも負担がかかります。

それらの負担と問題なく向き合えるか、考える必要があります。

斎場・葬儀社の安置室のメリット

  • 遺体の専門的な管理と面倒を葬儀社が担ってくれるため、遺族は自宅での部屋確保や遺体の管理に関する心配から解放されます。
  • 安置室での面会が可能であり、遺族が弔問客の対応に追われることなく、故人との時間を大切にできます。

斎場・葬儀社の安置室のデメリット

  • 面会時間が施設の規定によって限定されてしまう場合が多く、自由な時間帯での面会が難しいです。
  • 付き添いや長時間の面会を希望する場合、追加費用が発生することがあります。
  • 多くの施設で宿泊施設が整っておらず、遺族が故人とともに夜を過ごすことが難しい場合があります。

民間業者の遺体保管所のメリット

  • 家に安置のためのスペースを確保する必要がなく、遺体の専門的な保管を任せることができます。
  • 面会時間に制限がなく、故人との時間を心ゆくまで過ごすことが可能です。
  • 葬儀会場に縛られず、一時的な利用や選択肢の幅が広がります。

民間業者の遺体保管所のデメリット

  • 施設が住宅地から遠くに位置している場合が多く、アクセスに時間とコストがかかることがあります。
  • 故人の搬送には専用のサービスを利用する必要があり、その費用が高額になることがあります。
  • 葬儀の全体的な手配を別途で行う必要があるため、葬儀社との調整が追加で必要になります。
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自宅での遺体安置: 冷却と保存の重要性

自宅で故人を安置する際には、遺体の適切な冷却と保存が極めて重要です。

このプロセスは故人に最大限の敬意を払いつつ、腐敗を遅らせるために必要な手順です。

以下では、自宅で遺体を適切に管理するための基本的なガイドラインをご紹介します。

ドライアイスの使用

遺体の周りにドライアイスを配置することは、腐敗を遅らせる最も効果的な方法の一つです。

ドライアイスは、固体状の二酸化炭素であり、その昇華作用によって周囲の温度を下げ、遺体の保存状態を向上させます。

重要なのは、ドライアイスを遺体の直接触れる部分に置くことは避け、適切な間隔を保って配置することです。

室温管理

ドライアイスの使用と並行して、室温の管理も非常に重要です。

遺体を安置する部屋の温度を適切に保つことで、腐敗の進行を遅らせることができます。

春夏の場合

エアコンや冷房装置を使用して、室温を18℃以下に保つことが推奨されます。

高温多湿は腐敗を早めるため、室温を適切に管理することが重要です。

冬の場合

暖房の使用は腐敗を加速させる可能性があるため、控えめにします。

必要に応じて室温を微調整し、適切な保存状態を維持します。

加湿器の使用

加湿器は室内の温度を上げる効果がありますので、遺体の保存中は使用を控えることが賢明です。

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安置期間が限られている施設

頭にクエスチョンマークを浮かべているスーツの男性の後ろ姿

遺体安置期間は決まっていませんが、施設によっては限られた期間しか安置できない場所がございます。
下記で詳しくご説明します。

病院の霊安室に安置できる期間

病院で亡くなられた際には葬儀会社のスタッフが到着するまでの間、一時的に遺体を霊安室に安置することが一般的です。

霊安室とはそもそも、遺体を短時間安置する場所であるため、病院によっては霊安室を利用せずに病室にそのまま安置しておくケースもあります。

そのような場合には、葬儀会社のスタッフが病室に直接遺体を搬送に来る場合もあります。

また病院によっては、霊安室が設けられてない病院もあります。

大きな病院や終末期医療の病院では、亡くなられる患者さんが多いため、霊安室を長くは利用できません。

亡くなられた患者さんが霊安室でダブルブッキングしないように管理や調整はされていますが、霊安室は長時間の利用ができない場合がほとんどです。

長く利用できたとしても3時間程度であることが多いようです。

また、霊安室は一般の患者さんが使用できない専用の出入り口が設けられていたり、人目につかないように地下や1階に設置するなどの工夫がされていることが一般的になります。

警察署で安置された場合の期間

医師の立ち合いがなく死因が不明だった場合、事件性の有無を調べるために警察の管轄となり、遺体は警察署の霊安室に預けられます

警察の管轄となる例について以下にまとめます。

  • 殺人などの事件性がある場合
  • 自殺の場合
  • 孤独死など、自宅で亡くなられていた場合
  • 交通事故や水難事故などの事故や火災により亡くなられた場合

この他にもさまざまなケースはあるかと思いますが、代表的なものは上記のようになります。

まずは警察官から遺族に連絡が入り、検視や解剖を行い死因を調べていきます。

一般的には2日~7日程度で検視などが終わりますが、事件性がある場合には捜査に数カ月かかる場合もあります。

この際には遺族は警察からの連絡を待つことしかできないため、この段階ではまだ葬儀社の手配などは行えません

警察から捜査終了の連絡が来たら、死体検案書の受け取りなどの事務的な手続きを済ませ、葬儀スタッフにより遺体を搬送していただく流れとなります。

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遺体安置の期間における弔問(面会)のマナー

遺体安置の期間中に行われる弔問は、故人への敬意と遺族への慰めの意を表す重要な行為です。

多くの場合、通夜や告別式に参列することが故人との最終的なお別れの機会とされていますが、様々な事情でこれらの儀式に出席できない人もいるでしょう。

そんな時、遺体が安置されている施設を訪れ、故人に対面することで弔意を表すことが可能です。

ただし、このような弔問には特定のマナーが存在します。

最も基本的なのは、訪問前に遺族と事前に連絡を取り合い、訪問の承諾を得ることです。

この連絡は、遺族の負担を軽減し、不測の事態を避けるためにも重要です。

また、弔問時の面会時間は短く控えめにすることが求められます。

過度に長く滞在することは、他の訪問者の機会を奪うだけでなく、遺族にとっても負担となり得ます。

弔問に際しての服装についても、特に注意が必要です。

一般的には、派手ではない控えめな色合いの平服を着用することが望ましいとされています。

紺色やグレーなどの落ち着いた色のビジネススーツが適しています。

この際、目立つアクセサリーは避けるべきであり、全体的に慎ましやかな装いを心掛けることが大切です。

訪問時には、まず遺族に向けてお悔やみの言葉を伝えることから始めます。

この時の言葉遣いには、故人への敬意と遺族への同情が込められているべきです。

また、遺族から焼香を勧められた場合には、それに応じて焼香を行うことも弔問の際の重要な作法の一つです。

このように、遺体安置の期間に行われる弔問は、故人への最後の敬意を表すとともに、遺族への配慮と慰めを示す機会となります。

適切なマナーを守りながら行うことで、故人への想いを形にし、遺族の心に寄り添うことができるでしょう。

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枕飾りとは

枕飾りとは、故人を追悼し、遺体を棺に納めるまでの間、安置する遺体の枕元に設ける、宗教的または文化的な装飾のことを指します。

この慣習は、故人との最後の別れを飾るため、また弔問客が故人を偲び、敬意を表すために行われます。

以下は、仏式、キリスト教、神道の枕飾りについて、その特徴と違いを概説します。

仏式の枕飾り

仏式における枕飾りは、精神性と慈悲の象徴であり、白い布を掛けた小机や白木の台の上に、花立、香炉、燭台を配する三具足を中心に据えます。

この配置は、弔問客がいつ訪れても、お焼香や礼拝ができるようにという配慮から来ています。

自宅や葬祭ホールでの安置に際して、これら仏具は日常使用するものを活用することもありますが、多くは葬儀社から提供されることが一般的です。

浄土真宗などの宗派では、枕飾りを質素に保ち、本尊を安置するなど、宗派ごとの習慣に従います。

キリスト教の枕飾り

キリスト教では、故人の顔を白い布で覆い、その枕元には十字架とろうそくを置くことで、キリストの愛と救済のメッセージを象徴します。

これは、故人がキリストと共に永遠の安息を得ることを願う表れであり、キリスト教徒にとって重要な儀式の一部となります。

神道の枕飾り

神道における枕飾りは、自然と祖先への敬意を示す要素が強く、故人の枕元には小机を置き、洗ったお米、塩、水を素焼きの皿に入れてお供えします。

また、故人の好きだった食べ物を三宝に入れることもあります。

伝統的には、遺体を安置した部屋にしめ縄を張ることも行われていました。

これらの宗教ごとの枕飾りの慣習は、故人への敬意と追悼の心を表すものであり、地域や宗派、さらには宗教者の考え方によって細かな違いがあります。

詳細については、葬儀社や宗教者に確認することが推奨されます。

これらの慣習を理解し尊重することで、故人を心を込めて送り出すことができます。

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枕飾りの意味と役割

枕飾りは、故人が亡くなった後の初期段階において、その魂が迷うことなく安らかに成仏へと導かれるための重要な役割を担っています。

人がこの世を去った直後、しばしばその魂は人間としての欲望を手放せずに、現世への未練が残ってしまうとされます。

枕飾りは、このような状態の魂を慰め、清めることで、穏やかな成仏へと誘う象徴的な「道しるべ」としての機能を果たします。

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よくある質問

安置についてよくあるご質問に答えていきます。

自宅での安置はどれくらいできますか?

2~3日の安置が一般的ですが、最大7日間程度可能です。

ただし、真夏日など時期や環境によって異なります。
お部屋はドライアイス等を利用する場合でも18度以下に保ちましょう。

エンバーミングにデメリットはありますか?

血液と薬液を入れ替える処置を行うために1~2センチ程度の切開が必要になることです。

もちろん傷口は目立たないように配慮していただけます。
ですが、ご遺体に傷をつけることになるため、十分に検討しましょう。

安置室と霊安室の違いは何ですか?

安置室と霊安室は、故人を一時的に保管する場所として機能しますが、その用途と利用可能な時間において重要な違いがあります。

霊安室は、主に病院や施設内に設置されている場所で、故人が亡くなった直後に一時的に遺体を保管するために使用されます。

霊安室の利用目的は、故人を尊重し、遺体を適切な状態で保持することにあります。

通常、霊安室は2~3時間程度の短期間で利用されることが多く、遺族が最初に故人と対面する場所としても機能します。

一方で、安置室は、霊安室とは異なり、遺体が最終的な葬儀や告別式を行うまでの間、長期にわたって遺体を保管するための施設です。

安置室では、遺族が希望する期間、故人を安置することが可能であり、この時間を利用して遺族は葬儀の準備や身内の集まりなどを行うことができます。

安置室は葬儀社や特定の施設に設けられており、遺体を安全かつ適切に保管するための設備が整えられています。

要するに、霊安室は一時的な遺体保管のための場所であり、安置室は葬儀までの間、長期的に遺体を保管するための場所であるという点で両者は区別されます。

遺族にとって、これらの施設を適切に利用することは、故人への最後の敬意を表すと同時に、葬儀の準備期間中に必要な時間と空間を提供する重要な役割を果たします。

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遺体の安置期間まとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまで遺体の安置期間についてや、その費用について中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 火葬の前にはお通夜や葬儀を行うため、遺体安置の期間は2日~3日程度となる
  • 病院の霊安室に遺体を安置できる時間は非常に短く、長くても3時間程度である
  • 安置施設の料金は使用場所によって異なる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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