お葬式
氏子ってどういう意味?神社との関係や檀家との違いも解説
更新日:2022.05.18 公開日:2022.02.03

記事のポイントを先取り!
- 氏子とは神社がある地域に住み、その氏神様を祀り、守護を受ける方々のこと
- 氏神神社は、神社庁や近隣の神社に尋ねることで、調べられる
- 引っ越した地域、新しく住む地域の神社が氏神神社になる
- 現在、氏子は高齢化などが理由で減少傾向にある
氏子とは、その地域の氏神様にお祀りをする方のことを指します。
神社にとって、氏子はどのような役割があるのでしょうか。
そこでこの記事では、氏子の歴史や氏神神社について詳しく説明していきます。
この機会に、氏子と檀家の違いについても知っておきましょう。
引っ越しした場合の氏子神社についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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氏神様とは
氏神様とは、自分が住んでいる地域の住民が祀る神様のことです。
また、氏神様は神道の神様を指します。
神道とは自然の神様、土地の神様、物や食べ物の神様、物に神様が宿るなど全部含めた神様です。
本来は一族が祀る神様だった
昔の日本では、家族や親族などの氏族が集まり、同じ土地に住んでいました。
一族の方たちが同じ土地で生まれ、成長して成人になり、歳をとり、老いて亡くなります。
そのため、一族と土地の関係性が今よりも強く、血のつながった一族が祀った神様でもありました。
時代と共に地域を守る存在に
神社は土地を守る鎮守の神であり、子どもを守る産土神(うぶすながみ)でもあります。
今では人の移動が増えてきて、同じ地域に住んでいる方々が祀る神様へと代わっていきました。
したがって、鎮守の神と産土神との区別がつかなくなってきています。
氏子とは
氏子とは神社がある地域に住み、その氏神様を祀り、守護を受ける方々のことです。
お守りや神札を奉納する初穂料を納める方も含まれます。
発生は室町時代
室町時代には市街地では明確な氏子の区域が生まれ、農村部では同じ血縁同士の氏族が氏子となり神社を管理してきました。
よって、氏子と氏神様との観念が定着したとされています。
氏子の歴史
明治時代になると政府は神社合祀令を出し、多くあった神社を統合させ一町村に一社という神社の運営の基盤が形成されました。
大東亜戦争後、宗教法人法の設立によって神社の氏子制度は行政から離れ、地域の信仰によって維持されるようになりました。
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氏子になるには
今ではその地域に住むことで氏子とされていますが、昔は地域の神社で氏子入りの儀式を受けることで氏子となっていました。
生後1ヵ月、神社でお宮参りのご祈祷を受けると同時に、氏子入りの儀式が一緒におこなわれ、氏子になる地域もあります。
氏子と檀家の違い
自分の住む地域の氏神神社の氏神様を参拝し信仰している人を氏子とし、お寺に仕えたりお布施を納めたりする人を檀家とされています。
信仰や金銭、運営に関わる先がお寺か神社かの違いです。
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氏子の役割
氏子は神社を運営するためには、欠かせない存在です。
どんな役割があるのか紹介していきます。
お祭りの参加
氏子は祭りなどの祭事には寄付をしたり運営を手伝ったりと裏方のような仕事から、神輿を担いだり山車を引いたりと祭りに参加します。
神社の行事に携わり地域を活性化することによって、氏子と神社が良い関係を築いていきます。
神社の運営を支える
神社は運営や本殿の修繕、儀式による衣装や神具の新調などいろいろと費用がかかりますが、国からの補助がないため神社が全部負担します。
費用の足しにと氏子総代が氏子たちに寄付を頼み、神社の運営費の一部にします。
氏子の代表・氏子総代の役割
氏子の代表者は氏子総代と呼ばれ、氏子をまとめる役を担います。
また、神社の運営や維持活動に対して発言権があるため、神社の宮司さんと一緒に協力していきます。
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氏神神社の調べ方
氏神神社を調べるのは難しくありません。
簡単に探し出すことができますので調べてみましょう。
神社庁に尋ねる
神社庁とは伊勢にある神宮を本宗とし全国にある数多くの神社を包括する宗教法人です。
簡単な調べ方は、各都道府県の神社庁に自分の住む地域の氏神神社はどこかと電話で問い合わせると神社を教えてくれます。
近隣の神社に聞く
近所の神社に尋ねてみましょう。
神社だと氏子の地域がどこなのか把握しているので、住んでいる地域が当てはまるかどうかがわかります。
インターネットや地図で調べる
インターネットで「自分の住む地域 氏神神社」で検索すると神社が判明します。
また、地図帳を利用すると、近隣の神社を見つける以外にも町内を散策するきっかけにもなります。
スポンサーリンク氏神神社と崇敬神社の違い
ここでは、氏神神社と崇敬(すうけい)神社の違いについて簡潔に説明します。
氏神神社は自分の住んでいる地域の近くや地縁のある神社になりますが、崇敬神社は地域とは関係なく個人的に信仰している神社となります。
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引越ししたら氏神神社はどうなる?
引っ越した地域、新しく住む地域の神社が氏神神社になります。
基本的に自分の住んでいる場所から近い神社が氏神神社になりますが、地域によっては近所ではなく離れた場所にある神社が氏神神社だったということがあります。
わからないときは先ほどの氏神神社の調べ方で紹介した方法で調べてみましょう。
ほかにも近所に商店街がある場合、商店街の中の個人商店の人達に尋ねる方法や町内会の人に挨拶する機会があれば聞いてみる方法もあります。
引越しが落ち着いたら、氏神神社に挨拶をしに参拝します。
引越しをした先の隣人に、「これからよろしくお願いします」と挨拶するのと同じ意味合いがあります。
氏神様に「自分がこれから住まわせてもらいます」という挨拶をします。
忙しい方は、初詣の参拝やお宮参りや七五三など、人生の節目で挨拶していきましょう。
近場に氏神神社があり気軽に行ける場合は、時期など関係なく、参拝に行きましょう。
大切な行事前後のタイミングで参拝しに行くのがおすすめです。
スポンサーリンク氏子の減少問題
現在、氏子は減少傾向にあるため、神社を維持するのが難しくなってきているうえ、寄付金の問題もあります。
核家族化が進んだことで、子世代がその土地に住んでおらず、祭事へ参加するのが難しくなる方が増えてきています。
ほかにも、氏子の引き継ぎが見つからず、夫婦のどちらかが亡くなったことをきっかけに、辞退する方もいます。
とある地方では、山中に複数の神社がありましたが、神社ごとの維持管理の問題と氏子の高齢化のため、山中での参拝が難しくなってしまいました。
そこで、氏神様の神社を残すため、麓に近い神社をひとつにまとめて、参拝しやすいようにしたという例があります。
昔は総代氏子と宮司さんが一緒に神社の祭事を開催したり、神社を修繕するために寄付したりと氏神神社を盛り上げていました。
今では祭事のお手伝いや寄付するのが負担に感じてしまい、氏子になりたくない人が増えています。
ほかにも、氏神神社の寄付金を町内会が強制的に徴収し納める地域もあり、徴収されたお金が何に使われているのかわからずに不信感を持つ人がいます。
寄付金は主に毎日の朝と夕方に神饌(しんせん)という神様にお供えする儀式のための米や塩を購入する費用や祭事具や衣装を新調するために使用します。
氏神様に地域の平和を祈るためには必要な費用です。
そのため、氏子の寄付に頼らないように、クラウドファンディングや土地を貸し出して収入を得る神社もでてきました。
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氏子についてのまとめ

ここまで、氏子についての情報を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 氏子とは神社と同じ地域に住む人のこと
- 氏子は、お祭りの参加や神社の運営を支える役割がある
- 氏子と檀家は崇拝するのが神社か寺の違い
- 引越しすると、氏神神社は新しい地域の神社になる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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