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お葬式

経文とはなにか?経本・経典との違いも解説!

更新日:2022.05.17

宗教

クエスチョンマークが書かれた積み木が3つ積まれている

記事のポイントを先取り!

  • ・経文とは仏陀が説いた教えを弟子が文字にしたお経
  • 経文は経、律、論という3つにジャンル分けされる
  • ・日本で読まれる経典の多くは漢字訳されたものである

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  1. 経文について
  2. 経文とは
  3. 経文の歴史
  4. 経文の種類
  5. 日本で読まれているお経の種類
  6. 経文の役割
  7. 葬儀で読まれるお経の種類
  8. 経文についてのまとめ
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経文について

仏教はインドの仏陀(ぶっだ)が開いた宗教ですが、その経文についてご存知でしょうか。
経文は、経本や経典と何が違うのかを知っておきましょう。

そこでこの記事では、経文とは何かについて詳しく説明していきます。

この機会に経文について覚えておきましょう。
葬儀で読まれるお経についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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経文とは

経文(きょうもん)とは、仏教のお経の文言やお経そのもののことです。
釈迦が説いた教えや、宗派ごとの開祖の残したお経を主に経文といいます。
そのため、ひとくちに経文といってもその種類は実に豊富です。

また、宗派ごとに存在する経文の教えには、それぞれ異なる作法や習わしが存在します。
代表的な経文には般若心経があり、法相宗や天台宗、真言宗で用いられています。
しかし同じ経文であっても宗派ごとに捉え方が異なるため、別のものと考えることもできます。

他にも浄土真宗の正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)や法華経(ほけきょう)といった経文があります。
現在でもお経が唱えられているのは、経文が文章として伝承され記録に残っているからです。
経文は以下で紹介する記録に記し、保管されていたことで今日まで引き継がれています。

経本とは

経本とは、経文がまとめられ製本されたものです。
経本があることで、文字が読めれば誰もがお経を唱えることができます。
どんな人でもお経を唱えることができるように、大きめの文字で印刷されたものや読み仮名のついた経本もあります。

経典とは

経典とは、仏の教えを記し教義をまとめたものの総称のことをさします。
教義とは、宗派ごとの教えの内容や主張のことです。
経本は読経の際に音読する役割が強いのに対し、経典は教えを読むために使う側面が強いです。

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経文の歴史

経文の歴史の始まりは、2,500年ほど前にさかのぼります。
仏教の開祖である仏陀が教えを説いたことが起源とされ、大昔に生まれた経文が、今日までどのように引き継がれてきたのかについて解説します。

仏陀の教えを弟子たちがまとめた

仏陀は、弟子たちに口伝えで教えを説いていたとされています。
仏陀自身は教えを文章に残すことはせず、その教えを弟子たちがまとめたことで経文が出来上がりました。
こうして古代インドにおいて、経文の原型が誕生したのです。

日本に伝わったのは奈良時代

経文が日本に伝わったのは、約500年前の奈良時代という説が有力です。
経文はインドから中国にわたり漢字に翻訳され、日本に渡ってきたとされています。
その途中で多くの人に触れられた経文は、多岐にわたる解釈がなされており、多くの相違が生じています。

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経文の種類

仏陀は生前「八万四千の法門(はちまんしせんのほうもん)」を説いたと言い伝えられています。
これは仏陀の教え全体をさし、その教えが八万四千種類あるということを意味しています。
実際の数は定かにされていませんが、経典の種類は八万四千もの数があると考えられます。
この膨大な経典は大きく3つのジャンルに分けられるとされ「三蔵」と呼ばれています。

ここでは三蔵とはなにかについて以下で解説します。

「経」

経(きょう)とは、仏陀が説いた「戒めの言葉」や「思想」に関する教えのことです。
代表的な経には「法華経」「阿弥陀経」があります。

「律」

律(りつ)とは、仏教徒集団に設けられた決まりごと、戒律のことです。
非常に細かく設定されており、男性僧侶への律は205個で女性僧侶への律は348個あります。
加えて、律を破った際の償い方法まで示されておりボリュームがあります。

「論」

論(ろん)とは、経と律についての補足・説明・解説が書かれた注釈書です。
論には後世の僧侶による思想が記されていることから、思想書としての側面もあります。

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日本で読まれているお経の種類

日本で読まれているお経は、大きく3つの種類に分けることができます。
どのような種類のお経があるのか、各項目ごとに解説します。

「梵字」で書かれた物

梵字(ぼんじ)とは、古代から使われているインドの言葉です。
梵字は表記に意味を持たず、言葉の音だけを表した音写のことです。

音写とは、他言語を自らの言語表記に当てはめて発音しやすくするというものになります。
中国漢字で当てはめているため、呪文のように聴こえるのが特徴です。

代表的な梵字のお経には、「真言」や「陀羅尼(だらに)」があります。

「漢訳」したもの

インドの梵字を中国で漢字に訳したお経には、「般若心経」「理趣経(りしゅきょう)」「観音経」があります。
一般的に日本で読まれているお経は、漢訳したものと言われています。

「和訳」したもの

漢訳したお経を和訳したお経もあります。
かつての僧侶が日本の民すべてにもわかりやすいようにと、日本語に訳したお経です。
代表的なものには、「回向文(えこうもん)」があり、仏前勤行集にも掲載されています。

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経文の役割

そもそも経文にはどのような意味があり、どういった役割を担っているのでしょうか。
お経には本来の意味として「生きている人が幸せになるように」という想いによって作られています。
時代が変わってもこの世を生きる人は悩みを抱えているため、経文は人々の心の拠り所としての役割がありました。

また一般的にお経が読まれる場面には、葬儀があります。
葬儀においてのお経は、家族を亡くした遺族の動揺を静めて心を落ち着かせる役割もあります。
仏陀の教えであるお経を聞くことは、人の心に余裕を与え故人を供養する気持ちを与えるともされています。
さらには、故人から参列者への励ましの言葉を代弁していると説くお寺さんもいたそうです。

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葬儀で読まれるお経の種類

日本の葬儀では、多くの家庭において仏式の葬儀が執り行われます。
各家庭により信仰している宗派や菩提寺(ぼだいじ)が異なるため、葬儀で読まれるお経の種類もさまざまです。

ここでは日本を代表する7つの宗派のお経について解説します。
ご自身の信仰する宗派や他宗派とのお経の違い、共通点などを確認してみるのもいいかもしれません。

天台宗

天台宗の葬儀では「阿弥陀経」と「法華経」が主に読まれています。
また「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)」や「般若心経」も加えて、葬儀で読まれるお経は4つです。

真言宗

真言宗の葬儀では「般若心経」「理趣経」「遺教経(ゆいきょうぎょう)」「妙法蓮華経」が読まれます。
その中でも理趣経が多く読まれるお経とされています。

また真言宗の葬儀では、お経を読む際に印を結ぶという特徴があります。

臨済宗

臨済宗の葬儀では「観音経」「大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)」が読まれます。
お通夜では「遺教経」「父母恩重経(ぶもおんじゅうきょう)」を読むことが多いようです。
他にも般若心経や妙法蓮華経が読まれることもあります。

曹洞宗

曹洞宗の葬儀では「大悲心陀羅尼」が、お通夜では「観音経」「修証義(しゅぎょうぎ)」が読まれます。
枕経においては「遺教経」「舎利礼文(しゃりらいもん)」を念じます。
枕経とは、逝去後すぐに僧侶が枕元で行う読経のことです。

浄土宗

浄土宗の葬儀では「阿弥陀経」が主に読まれます。
他にも「無量寿経(むりょうじゅきょう)」や「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」など多数のお経が読まれます。

浄土真宗

浄土真宗の葬儀では、基本的に「阿弥陀経」が読まれます。
しかし浄土真宗には本願寺派と大谷派という2大派閥があり、それぞれの葬儀や通夜でお経が若干異なります。
本願寺派はお通夜に「阿弥陀経」、葬儀では「正信偈(しょうしんげ)」や「重誓偈(じゅうせいげ)」が読まれます。
一方で大谷派の場合は、お通夜に「正信偈」、葬儀では「正信偈」「勧衆偈(かんしゅうげ)」を読むことがあります。

日蓮宗

日蓮宗の葬儀では「法華経」と「妙法蓮華経」が読まれます。
日蓮宗はお経以外に、「南妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」という題目を唱えるという特徴があります。

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経文についてのまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで経文の情報や、経文の種類などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 経文とは仏教で読まれるお経のこと
  • 経文は仏陀の教えを聞いた弟子たちが作った
  • 経文は三蔵という3つの種類にジャンル分けされる
  • 葬儀で読まれるお経は、各宗派でさまざま

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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