お葬式
葬儀で神主さんへのお礼が必要なタイミングは?使う封筒などを解説
更新日:2024.04.13 公開日:2021.07.27

記事のポイントを先取り!
- 神社や神官に対する祭祀祈祷の謝礼を、祭祀料(さいしりょう)と言う
- 祭祀料を入れる封筒は白無地の不祝儀袋を使い、表書きは「御祭祀料」
- 祭祀料の相場は、一般葬で10万円程度
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いざというときのために、神式の葬儀のマナーも知っておきたいものです。
神式の葬儀で、神主さんへのお礼はどうすれば良いのでしょう?
今回は神式の葬儀での、神主さんへのお礼について中心に解説します。
葬儀以外でもお礼が必要な儀式についても触れているので、ぜひ最後までご覧下さい。

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- 葬儀での神主さんへのお礼とは
- 神主さんへのお礼が必要な儀式
- 祭祀料の封筒の選び方・書き方
- 祭祀料の封筒への入れ方
- 神主さんへのお礼の相場
- 祭祀料の封筒を渡すタイミング
- 祭祀料以外で神主さんに渡すものと使う封筒
- 祭祀料を用いている神式・神官とは?
- 神様への謝礼はどのようなものがあるの?
- よくある質問
- 葬儀での神主さんへのお礼まとめ
葬儀での神主さんへのお礼とは
神社や神官に対する祭祀祈祷の謝礼を、祭祀料(さいしりょう)と言います。
これは仏教のお布施に当たるもので、通夜祭、葬場祭、霊祭の際に渡します。
「玉串料(たまぐしりょう)」やは参列者が喪主にお渡しするもので、祭祀料とは異なります。
神主さんへのお礼が必要な儀式
祭祀料が必要な葬儀の儀式には次のものがあります。
- 通夜祭(つやさい):仏式でいう通夜で、神官が司会を行います。
神式では通夜祭を故人の自宅や葬儀場で行います。
故人を家に留めて、守り神になってもらうと考えるためです。
死を穢れと考えるため、神社には入ることができません。
- 遷霊祭(せんれいさい):故人の魂を遺体から抜く儀式です。
霊璽(れいじ)という、仏式で位牌に当たるものに移すとされます。
現代では、通夜祭と同日に行われることが多いです。
「御霊遷し(みたまうつし)の儀」とも呼ばれています。
- 葬場祭(そうじょうさい):仏式での葬儀・告別式にあたります。
故人との最後の別れを告げる儀式です。
神葬祭における最大の重儀になります。
- 霊祭(れいさい・みたままつり):仏式の法要にあたります。
故人が亡くなった後、10日ごとに神職や親戚を招いて行われます。
五十日祭で忌明けになります。
五十日祭を通じて故人の霊を家の守護神として、自宅の神棚にお迎えします。
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祭祀料の封筒の選び方・書き方
神主さんへの祭祀料を入れる封筒の選び方や、表書きの書き方にはマナーがあります。
表書き
濃墨を使います。
書き方は御祭祀料や御礼、御祈祷料と書きます。
結び切りの下に「〜家」、またはフルネームを書きます。
「〜家」だけを書いた場合は、中袋にフルネームを記載します。
楷書で書きましょう。
中袋の表側の中央に金額を記してください。
裏側には郵便番号、住所を記入します。
中袋の書き方
中袋への記入方法は、祭祀料を贈る際のマナーとして重要な役割を果たします。
ここでは、正しい中袋の書き方について説明します。
中袋の表面の中央部には、贈る金額を大字で記載します。
一般的に数字は漢数字の大字を使用し、読みやすく、尊敬の意を表すためです。
具体的な大字の例としては、「壱」「弐」「参」「伍」「陸」「漆」「捌」「拾」「佰」「仟」「萬」となります。
この大字で金額を明記することで、贈る側の心遣いを示します。
中袋の裏面には、左側に自身の住所と氏名を記入します。
特に、表書きである「○○家」などとした場合は、中袋にフルネームを記載することを忘れないでください。
中袋および表書きには濃墨を使用し、楷書ではっきりと記入することが望まれます。
これにより、読みやすさと正式な印象を与えることができます。
また、中袋には金額や住所を記入するための枠があらかじめ用意されているものも存在します。
このような中袋を使用する場合は、枠に沿って適切に記入するようにしましょう。
中袋への適切な記入は、祭祀料を贈る際の心遣いを形にする重要な部分です。
マナーを守り、敬意を込めた記入を心がけましょう。
のし袋
神道における祭祀料を贈る際には、特定のマナーがあります。
基本的には白無地の封筒を使用し、蓮の花や百合の花が描かれた封筒は仏教用、キリスト教用として区別されるため、神式ではこれらを避けることが大切です。
封筒を選ぶ際の注意点としては、誤って仏教やキリスト教用の封筒を使わないようにすることが挙げられます。
また、お札を封筒に入れる際には、表向きにし、向かって左側が上になるようにします。
新札を用意することで感謝の気持ちをより形で示すことができます。
水引については、必須ではありませんが、用意する場合は儀式の性質に応じて色や結び方を選びます。
弔事では白黒や双銀、慶事では赤白の水引が適しており、結び切りは一度きりの儀式に、蝶結びは繰り返し祝う場面に用いられます。
しかし、祭祀料は神主へのお礼として渡すものであるため、水引がなくても問題ありません。
水引の選び方に迷った場合は、水引のない封筒を選ぶと良いでしょう。
このように、神式での祭祀料を贈る際には、封筒の選び方やお札の入れ方、水引の有無とその種類に注意することが求められます。
これらのマナーを守ることで、故人や神職への敬意を適切に表現することができます。
水引
水引はあってもなくても構いません。
あるものを使う場合は、黒白水引か双銀水引を使用するのが一般的です。
結びは切り結びか鮑結び(あわじむすび)を使いましょう。
適切な水引は地域のしきたりによって色が変わります。
悩むようでしたら水引のない封筒が無難です。
祭祀料の封筒への入れ方
祭祀料を封筒に入れる際には、一定のマナーが存在します。
封筒の準備が整った後、適切な方法で金額を入れることが求められます。
まず、祭祀料として用意するお札は、新札を使用するのが基本です。
これは、清潔感を重視し、敬意を表すための慣習です。全てのお札を同じ面向きで、かつ同じ向きに並べることが大切です。
お札を封筒に入れる際には、中袋を利用します。
このとき、お札を表向きにして、お札の上部が左側になるように入れることがポイントです。
この配置により、封筒を正面から見た際に、お札の肖像が見えるようになります。
このように、祭祀料を封筒に入れる際には、新札の使用やお札の向きに気を付けることで、神職への尊敬の念を形で表現することができます。
マナーを守ることによって、祭祀の心を込めた貢献をすることが可能になります。
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神主さんへのお礼の相場
祭祀料の相場は、地域や家の風習によって異なるため、一概には言えません。
特に葬儀における祭祀料は、神主さんや僧侶の日数や人数によっても変わるため、具体的な相場を知りたい場合は、葬儀社や周りの人に相談することが重要です。
以下に、一般的な祭祀料の相場を紹介します。
神主さんが一人の場合
- 一日葬:約10万円
- 通夜祭、葬儀:約20万円〜35万円
神主さんが二人の場合
- 一日葬:約15万円
- 通夜祭、葬儀:約30万円〜50万円
また、霊祭(命日や法事などの年忌法要)の祭祀料相場は、仏式の葬儀とほぼ同じとされています。
五十日祭などの特定の法要の場合の祭祀料は、一般的に3万円から5万円程度となっています。
祭祀料については、実際の金額が地域や宗派、さらには担当する神主さんや僧侶の経験や知名度によっても左右されることがあります。
そのため、事前に葬儀社や地域の慣習についてよく調べ、相談をすることが望ましいでしょう。
祭祀料は故人を偲び、供養を行う上で大切な費用ですが、無理のない範囲で適切な額を選ぶことが大切です。
祭祀料の封筒を渡すタイミング
祭祀料は、通夜祭や葬儀などの儀式が済んだ後に、御礼の言葉とともに渡します。
祭主、祭員の人数に関わらず、儀式の当日に一括して包むのが礼儀とされます。
切手盆にのせたり、袱紗に包んで渡します。
袱紗への包み方は以下の画像を参考にしてください。
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祭祀料以外で神主さんに渡すものと使う封筒

祭祀料の他に、必要な場合はお車代と御膳料を別途用意します。
奉書白封筒を用意します。
お車代
神官1人につき、5,000円~1万円をお車代としてわたします。
2人の神主さんが2日間務めた場合は2万円になります。
表書きは「お車代」と書きましょう。
御膳料
御膳料は、神官が会食に参加できないときに包みお金です。
御膳料も神官1人につき、5,000円~1万円程度を渡します。
表書きは「御膳料」です。
祭祀料を用いている神式・神官とは?
神式とは、日本固有の宗教である神道に基づいた儀式や祭典のことを指します。
神道は、自然や自然現象、さらには八百万の神々を崇拝する信仰であり、特定の開祖や経典、形式化された教義を持たないことが特徴です。
神式の祭祀は、神々と人間との間をつなぐ重要な役割を担い、神社を聖域として執り行われます。
これらの祭祀を担う者を「神官」と称し、神職とも呼ばれますが、現在の日本において厳密な意味での神官は存在しません。
これは、太平洋戦争の敗戦後にGHQにより国家神道が廃止され、神官という職も名実ともになくなったためです。
しかし、現代でも神職という言葉は神社に奉職する者を指す通称として広く使われています。
神式の祭祀では、神職によって様々な儀式が執り行われ、それに伴う祭祀料が奉納されます。
祭祀料は、祭祀を支えるための貢献として、また神職への敬意を表すために用いられるものです。
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神様への謝礼はどのようなものがあるの?
祭祀料は神主さんへのお礼で、神様へのものではありません。
神様への謝礼には次のようなものがあります。
- 初穂料:現代は神様にお供えするお金を初穂料といいます。
昔は初穂を神様にお供えしていた事が由来です。
- 玉串料:現代は玉串の代わりにお金をお供えします。
昔は榊の枝に紙垂(しで)をつけた玉串を神様にお供えしていました。
よくある質問
僧侶、神職、教会へのお礼の表書きはどのように書くべきですか?
宗教によってお礼の表書きは異なりますが、一般的なガイドラインに従って適切に記述することが重要です。
以下に各宗教ごとの表書きの例を示します。
- 僧侶へのお礼: 「御布施」と表記し、仏教の僧侶に対して支払うお礼を指します。
これは、僧侶が執り行った宗教的サービスへの感謝を示す伝統的な方法です。 - 神職へのお礼: 「御礼」または「御祭祠料」と記載します。これにより、神式の儀式を行う神職への感謝を表現します。
祭祀料は特に神職が行う祭祀に対する具体的なお礼です。 - 教会へのお礼: 「御礼」や「献金」と書きます。キリスト教の教会でのサービスに対する感謝や、教会への貢献を示すために用います。
また、送迎サービスを利用しなかった場合には、「御車料」もしくは「御車代」と記して交通費を渡すことがあります。
これは、式に参加するための移動にかかる費用への補助として用いられることが一般的です。
表書きを書く際には、地域や宗派、風習によって異なることがあるため、具体的な内容に不安がある場合は、周囲の経験者や式場、地元の神社や仏閣に相談することをお勧めします。
これにより、適切な表書きを用意し、敬意を正確に伝えることができます。
ご祈祷料はそのまま渡しても問題ないですか?
ご祈祷の際に神社に納める「初穂料」は、そのまま渡すことも可能ですが、より丁寧に納めたい場合は、のし袋や封筒に入れることをお勧めします。
初穂料は、安産祈願、お宮参り、七五三祈願などの神社での祈祷に際して贈るお金であり、これをのし袋や封筒に入れることで、敬意を表すと同時に、形式を整えることができます。
のし袋や封筒に入れる場合は、表書きに「初穂料」と記し、清潔感のある新しいものを使用することで、神職への感謝と敬意がより適切に伝わります。
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葬儀での神主さんへのお礼まとめ

ここまで祭祀料を入れる封筒の選び方と表書きの書き方、祭祀料の相場を中心にお伝えしてきました。
- 神社や神官に対する祭祀祈祷の謝礼を、祭祀料(さいしりょう)と言う
- 祭祀料を入れる封筒は白無地の不祝儀袋を使うのが良い
- 祭祀料の表書きは濃墨で「御祭祀料」などと書く
- 祭祀料の相場は、おおよそ神官ひとりにつき一日葬は10万円程度、通夜祭・葬儀は20万~35万円程度
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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