法事法要
三回忌の食事はどうすれば良い?食事なしの対応も紹介
更新日:2022.04.23 公開日:2022.03.19

記事のポイントを先取り!
- 法事後の食事は故人の話をして参列者を労う意味がある
- 僧侶が食事されない場合は御膳料という謝礼金を渡す
- 三回忌以降は食事しないケースが多いが御膳料は用意する
一周忌や三回忌の後には会食がありますが、その食事の意味についてご存じでしょうか。
食事に参加する僧侶や参列者のために、法事後の食事の目的を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では三回忌の食事について、詳しく説明していきます。
御膳料や法事が午後からになった場合についても覚えておきましょう。
三回忌以降の食事についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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法事で食事をする目的
三回忌や七回忌といった故人を供養するための法事では、法要の後に食事する慣習があります。
参列者や僧侶も招き食事を振る舞うことには、どのような目的があるのでしょうか。
法事で食事をする目的は大きく分けて2つあります。
ひとつは故人との思い出や人となりなどについて、遺族や親族などの関係者同士で語り合う場所を作るためです。
三回忌などで焼香や墓参りを終えた後に、故人とのエピソードや感謝の気持ちを伝え合うことも法事に含まれます。
もうひとつはお経をあげていただいた僧侶や、時間を割いて集まってくれた参列者への労いの意味で食事を振る舞います。
普段は集まることのない親族が顔を合わせたり、仏教の知見を持つ僧侶の話を聞いたりする機会でもあります。
三回忌に食事は必要?

三回忌とは故人の命日から2年後に行う法要で、一周忌の1年後にあたります。
三回忌を執り行う立場の場合、法要の後の食事は必ず用意するべきなのでしょうか。
また食事を用意する場合、三回忌の食事にかかる費用の相場はいくらくらいでしょうか?
食事の席は必要
一般的な年忌法要の考え方では、三回忌までの法要は親族や関係者を招き大々的に行うものとされています。
三回忌は故人が亡くなってから2年しか経過しておらず、多くの関係者にとって思い出が色濃く残っているものです。
そのため三回忌で食事の席を用意すればおのずと故人の話題になり、それまで知らなかった一面を知ることになるかもしれません。
このような理由から、三回忌の食事は用意した方がよいといえるでしょう。
食事の費用相場
食事の費用相場の計算は、参列者一人当たりの金額で考えます。
食事の費用は地域や会場、食事内容によって変わります。
おおよその相場は、一人当たり3,000円〜1万円とされています。
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食事なしはマナー違反?
三回忌の法要を執り行うことになった場合、さまざまな事情により食事の席を設けられないこともあるかと思います。
しかし三回忌の食事を用意しないことは、一般的なマナーに反する行為になるのではないかと不安になる方もいるのではないでしょうか。
実は食事を用意しなくても問題になることはありません。
食事なしでもマナー違反ではない
三回忌で食事を出すかどうかについて厳密なルールは存在しないため、食事を出すかどうかは喪主の自由です。
しかし親族の中には法要の習わしやしきたりを重視する方もいるかもしれません。
後になってトラブルに発展することのないように、事前に食事しないことや事情などを連絡しておくとよいでしょう。
食事なしの代わりに弁当を用意する
食事の席を用意しなくても、その代わりに弁当を用意できます。
いろいろな事情により会食ができない場合は、代替え案として弁当を配るという方法も選択肢に入ります。
弁当は飲食店やホテルに依頼できますが、この場合も参列者には事前連絡を忘れないようにしましょう。
僧侶への対応
本来であれば三回忌の会食に招き、食事を振る舞うべき僧侶への対応はどうすべきでしょうか。
僧侶に対しては御膳料という現金を謝礼として渡す慣習があります。
御膳料は僧侶や喪主の事情で僧侶が食事されない場合に用意するお金です。
食事がない場合は僧侶に御膳料を渡せば問題ありませんし、弁当の用意があれば御膳料は不要です。
食事を用意する際の注意点

三回忌の食事を用意する上で、おさえておきたい注意点がいくつかありますのでご紹介します。
参列人数を確認する
三回忌の後に食事を出す場合は、参列者の参加の有無を早めに確認する必要があります。
人数が決まらないと会食場の予約ができないからです。
そのため、三回忌の日取りや会場が決まったら参列者へ招待状を送り、参加の有無を確認するようにしましょう。
めでたい料理は出さない
三回忌などの法事の食事では、めでたい料理を出すことはマナーに反することになります。
事前に食事会場へ法事用の会食であることを伝えておけば、法事に適したメニューを用意してくれます。
弁当に適した料理を選ぶ
会食ではなく弁当を配ることにした場合、季節にもよりますが食中毒の心配があります。
そのため弁当に適した痛みにくい保存が効く料理を選びたいものです。
弁当の発注先に、法事用であることを伝えておけば問題ありません。
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法事が午後からでも食事は必要?
法事は午前早くから行い、終わる頃に昼食のタイミングを迎えるというケースが多く見られます。
しかし人や家庭によって都合がつきやすい時間帯はさまざまです。
そうなると法事を午後から執り行うケースも当然でてきます。
午後から法事を執り行うこと自体は問題ありませんが、法事が午後から行われた場合、会食を開くことは可能なのでしょうか。
午後からでも食事は必要
事情により法事を午後から始める場合でも、三回忌であれば食事は必要になります。
法事の終わるタイミングを夕食の時間帯に合わせれば、参列者や僧侶にとっても都合がよいものです。
夕食として早すぎる場合は?
法事を始める時間帯が午後早めになる場合、夕食の時間帯に法事を終わらせません。
たとえば13時に開始される法事であれば、終了時間は14時ごろで遅くても15時です。
そうなると会場に到着するのは15時前後ですから、夕食の時間としては早すぎることになります。
夕食として早すぎる場合には、下記の3つの方法をおすすめします。
食事なしを伝える
法事の時間が決まると、終わりの時間も予想がつくものです。
もしも夕食のタイミングに合わない時間帯であれば、食事なしにしてしまう方法があります。
その場合、事前に食事がないことを参列者に知らせておくことを忘れてはいけません。
弁当を用意する
夕食のタイミングに合わない場合、持ち帰れる弁当を用意する方法があります。
法事の食事の代替として、弁当を配ることで柔軟に対応できます。
食事代を渡す
法要終わりの時間が食事にタイミングが合わない場合、食事代を渡すという選択肢もあります。
参列者の人数分の食事代を封筒に入れて、事前に用意しておきましょう。
三回忌以降の食事はどうする?
年忌法要は三回忌を終えた後も七回忌や十三回忌と定期的に行われます。
しかし、一般的に三回忌以降の年忌法要は、大々的に執り行わずに徐々に規模を縮小する傾向があります。
招待する参列者を減らしたり、家族だけで行ったりと内容が小さくなっていきます。
それに伴って三回忌以降は食事会を開かなくなっていくことが多いようです。
七回忌に関しては一部食事会を開く家庭もあるようですが、家族のみで行う法事では労う相手がいなくなります。
この場合、お経をあげていただく僧侶には御膳料を用意しておいてください。
七回忌以降も弔い上げが終わるまで食事の席を用意することは問題ありません。親族や関係者が集まって故人を偲ぶ機会や僧侶への感謝はいつの法事でも必要だからです。
この場合も事前に参列者や僧侶に連絡しておくと良いでしょう。
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三回忌の食事まとめ

ここまで三回忌の情報や、三回忌の食事などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 一般的には三回忌までは大々的に行い、それ以降の法事は規模を小さくしていく
- 三回忌は故人が亡くなってまだ2年なので、食事は行った方がよい
- 法事の後の食事が夕食の時間帯でない場合、弁当を出したり食事代を渡したりする
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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