お葬式
喪主をやりたくないときは辞退可能?辞退したい場合の対処法を紹介
更新日:2022.06.07 公開日:2022.07.01

記事のポイントを先取り!
- 喪主を辞退する場合は代理人を立てる
- 経済的負担や手間などで辞退する人もいる
- 血縁関係が近い順で喪主が決まる
- 喪主挨拶は省くことができる
喪主は葬儀に必要不可欠な存在ですが、辞退したい場合についてご存知でしょうか。
喪主を辞退してもいいのか知っておきましょう。
そこでこの記事では、喪主を辞退できるのかについて詳しく説明していきます。
この機会に辞退したい場合の対処法を覚えておきましょう。
喪主挨拶だけを省きたい場合についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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喪主をやりたくない場合は辞退できる?
喪主は遺族を代表する存在です。
葬儀社との打ち合わせや、親族への挨拶、四十九日の法要準備や香典返しの準備も喪主が行います。
葬儀の段取りだけではなく、死亡届などの書類を出すのも喪主がやることが多いです。
誰が喪主を務めるのかという決まりは特にありません。
喪主をやりたくない場合、理由によっては断ることができます。
しかし、自分の代わりとして喪主の役割を担ってくれる代理人を立てる必要があります。
喪主をやりたくない理由
様々な事情で喪主をやりたくないと思うでしょう。
喪主をやりたくない理由の代表的な例を紹介します。
故人との関係
故人との関係が悪かったというのが、喪主をやりたくない理由のひとつにあります。
故人と仲が悪かったり、絶縁していたりと何らかの理由があって、故人の葬儀に関わりたくないということもあります。
喪主は故人を送るためのキーパーソンであるため、故人との関係性は重要になります。
故人とのトラブルが原因で喪主をやりたくないと言われたら、責めずに意見を尊重しましょう。
健康上の問題がある
健康上の問題があり、葬儀の設定や参列が難しいということで、喪主を辞退したいということがあります。
喪主は葬儀の前から四十九日の法要まで、責任をもって取り仕切らなければなりません。
葬儀社との相談は、葬儀の日までに何回もあります。
喪主は、短時間で手続きや親戚への対応をしないといけないため、結構な体力と気力が必要になります。
そのため、持病があって普段から日常生活に注意しないといけなかったり、精神面に不安がある人が喪主を務めるのは難しいです。
こういったことから、健康上の問題を理由に喪主を辞退したいと思う人がいます。
外見からではわからない病気もあるため、親戚の理解を得ることも辞退するうえで大切になってきます。
経済的な問題がある
経済的な問題で喪主ができないこともあります。
葬儀には葬儀費用、飲食費、お布施などがかかります。
一般的な慣例として、こうした葬儀費用は喪主が支払うものという考え方があります。
本来であれば、遺族の代表となる人のことを喪主といい、葬儀費用を担う人のことを施主といいますが、今では喪主が葬儀費用も担うというのが一般的です。
葬儀費用は100万円以上かかってしまうため、こうした経済的負担によって喪主を辞退したくなるのです。
やるべきことが多く面倒
喪主はやるべきことが多く、様々な手間がかかります。
葬儀を主導することはなかなかなく、手続きをするのも慣れていないので、一つ一つの行動を短期間にこなすことが大変だと感じるでしょう。
そのため、忙しくて面倒だからやりたくないという人もいます。
またやることが多いため、仕事が忙しくなかなか時間が取れないということから喪主を辞退したいと思う人もいます。
また、親しかった人を亡くしてショックを受けているところに、喪主の仕事でストレスが増えてしまうという事も考慮して、辞退する人もいます。
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喪主になる続柄と優先順位
喪主を誰が務めるのかは、法律などで決められているわけではありません。
そのため、基本的には親戚での話し合いで決められます。
喪主は、血縁関係が近い順から決めていきます。
両親のどちらかが故人の場合、残った親かその子供が喪主になります。
夫婦のどちらかが故人の場合でも、残った配偶者かその子供が喪主になります。
配偶者も両親も不在だったり近親者がいない場合は、友人などの故人と親しかった人が喪主になります。
喪主は、残された配偶者、故人の長男、次男、又はその下の弟、長女、次女、又はその下の妹の順で選ばれます。
配偶者が喪主を勤められそうになかったり、兄弟関係によっては、順番が下のほうでも、喪主に選ばれる可能性があります。
葬儀の規模が大きい場合は、喪主を続柄でつながりのある人達で分担しても問題ありません。
両親が早くに亡くなってしまい、喪主となるべき子どもが未成年だったり、喪主を務めるのが困難だったりする場合があります。
その場合は、子どもの後継人になる人の中から、喪主を選びます。
また逆に、子どもが早く亡くなってしまうこともあります。
続柄の順でいうと、血縁関係が一番強い両親が喪主となりますが、この場合は当てはまりません。
子どもが親より先に亡くなる事を逆縁と言い、逆縁の場合、続柄の繋がりがあっても、親は喪主にならないという慣習があるため、両親は喪主になりません。
故人である子どもとの続柄に、喪主になれる人が両親以外にいる場合、その人が喪主になります。
もし、喪主になれるのが両親しかいない場合は、両親が喪主になります。
場合によっては故人が遺言書で喪主を指定しているケースがあります。
この様な場合は、続柄に関係無く、遺言書で指名されている人が喪主を務めます。
しかし喪主に指定された人が喪主を辞退した場合や、遺族が適任ではないと判断した場合は、別の人を喪主にすることができます。
喪主をやりたくないときの対処法

喪主を断ることはできますが、そのかわりにやらないといけないことがあります。
喪主をやりたくないときはどうすればいいのでしょうか。
代わりに喪主をしてくれる代理人を立てる
遺族の代表である喪主がいないと葬儀ができません。
自分が喪主をしない代わりに、喪主の役割をしてくれる代理人を立てます。
親族の中から、代わりにやってもいいという人を探してお願いしましょう。
自分が喪主を断りたい理由を親族に説明し、代理人を立てることで、親族とのトラブルを避けられるでしょう。
代理人には、自分と同じぐらい故人との血縁関係があって、親族をまとめられるような人が適しています。
喪主を代理でやってくれるサービスもあります。
これは家族などの身寄りのないお年寄りもいることからはじまったサービスです。
葬儀社などの業者が、喪主の仕事を代行してくれるものです。
利用するには、内容によって1万円から10万円程度の料金がかかります。
どうしても代理人が見つからない場合、こうしたサービスを行っているところがあるか葬儀社に聞いてみましょう。
喪主の負担が少ない葬儀を行う
断ってしまう前に、葬儀の内容を喪主の負担が少ないものにするということも考えられます。
特に経済的な負担や仕事の多さから、喪主を断りたいという場合には、家族葬や火葬式にすると負担が減ります。
家族葬は故人の家族や親友などの近親者のみでおこなうので、参列者が少なく済みます。
規模も小さいため、多くの参列者の対応をする必要がありません。
また火葬式は、通夜や葬儀を行わず、直接火葬場に行ってお別れの式と火葬、収骨のみを行います。
一番お金のかかる通夜と葬儀を行わないため、金銭的負担が軽くなります。
このように、参列者が身内で少人数とする形であれば、通常の葬儀に比べて喪主の負担を減らすことが可能です。
親族で分担する
兄弟や親族がいるようなら、喪主を親族で分担するのも一つの手です。
喪主は複数人でやっても大丈夫です。
親族で役割分担をするときは、情報を共有しましょう。
葬儀社との打ち合わせのほか、書類をそろえるのも、葬儀だけではなく四十九日の法要まで続きます。
一人でやるには負担が大きくても、皆で分担すれば、一人でやるときよりも楽になります。
香典返しや葬儀後の手続きが一番負担になるため、親族で分担して行うと、一人で一つ一つやるよりも早く終えることができます。
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喪主挨拶をやりたくない時は省いても良い?
喪主を引き受けてもいいけど、式中に行われる喪主挨拶だけやりたくないという人もいます。
参列者の前で挨拶をするのは緊張もあり、きちんとできるか自信がなかったり、何を言ったらいいのかわからないため、喪主挨拶に気乗りがしないのです。
また、喪主が高齢のため、挨拶するのが難しいということもあります。
形だけでも挨拶はあったほうがいいですが、省くことはできます。
しかし、喪主は故人の代わりに参列者へ感謝を伝え、もてなす側なので、なるべく挨拶はしましょう。
人前で喋るのが苦手だという人は、メモを見ながらの挨拶でも大丈夫です。
メモを見ることで、参列者へ感謝の気持ちをスムーズに伝えることができます。
挨拶を他の人に代読してもらう事もできるので安心してください。
さまざまな理由で他の人が遺族代表として挨拶することはよくあります。
しかし代理で喪主挨拶を頼んだ場合、なぜ代理が挨拶をするのかと思う人もいるでしょう。
代理人と喪主との関係性を、挨拶をする前に一言説明しておきましょう。
喪主が書いた挨拶を読む場合も、同様に挨拶前に一言入れます。
喪主挨拶の例文
挨拶には気をつける点がいくつもあります。
不幸を繰り返す意味がはいってしまうので、忌み言葉として、重ね言葉や死を連想させる言葉は使わないようにしましょう。
参列してもらったことへの感謝の気持ちが伝わる文章であれば、挨拶として十分です。
また、喪主と故人との関係性を、最初に説明してから始めましょう。
以下に通夜で行う挨拶の例文をあげます。
親族を代表いたしまして、ひと言ご挨拶申し上げます。
私は、故人〇〇の長男〇〇でございます。
本日はお忙しい中、ご参列いただきまして誠にありがとうございました。
生前皆様方から賜りました、故人へのご厚情に対しまして、心より感謝申し上げます。
今後とも故人の生前同様にお付き合いいただけますことを、お願い申し上げます。
なお、明日の葬儀・告別式は○〇時より執り行わせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
ささやかではございますが、別室にてお食事の席を設けております。
お時間の許す方は、ぜひ故人の思い出話などを、お聞かせ願えればと存じます。
本日はありがとうございました。
このほかにも、途中で故人のエピソードや人物紹介を挟むと、とても良い挨拶文になります。
葬儀での挨拶も、同じような構成になります。
こうした例文を参考に、挨拶を考えましょう。
喪主をやりたくないときのまとめ

ここまで喪主をやりたくない理由や、喪主をやりたくない場合の対処法などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 喪主は辞退できるが、辞退する場合代理人を立てる
- 喪主を辞退したい理由は様々ある
- 喪主代行サービスもある
- 喪主挨拶は省くこともできる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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