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お葬式

枕経にふさわしい服装と持ち物は?枕経の流れと必要な準備を紹介

更新日:2023.11.21

喪主

仏壇に向かって祈りをささげる僧侶の背中

記事のポイントを先取り!

  • 枕経では平服を着用する
  • カジュアルすぎる服装はNG
  • 枕経の際には数珠を持参する

故人が亡くなってすぐ枕経(まくらきょう・まくらぎょう)を行いますが、この時に立ち会うときには喪服を着用するのでしょうか?

そこでこの記事では、枕経での服装や持ち物について詳しく説明していきます。
枕経の流れや準備するものについてもこの機会に覚えておきましょう。

枕経と仮通夜の違いについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 枕経とは
  2. 宗教・宗派別の枕経
  3. 枕経の流れ
  4. 枕経の際に必要な準備
  5. 枕経にふさわしい服装と持ち物
  6. 枕経にお布施は必要?
  7. 枕経の服装のまとめ
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枕経とは

故人を偲ぶために枕元でお経を上げる仏教の儀式を枕経といいます。

枕経はかつては臨終の際に行われていた儀式ですが、現代ではその慣習は減少してきています。

昔と違い、自宅で看取るよりも病院で看取ることが増えたのが理由です。
そのため、枕経を行う場合は通夜前の安置中に行うことが多いです。

枕経の由来

枕経の起源は平安時代までさかのぼるといわれています。

もともとは危篤状態にある人の回復を祈って、家族が僧侶に依頼していたものだったようです。

臨終間際の人の心を落ち着けるといった役割もあったと考えられています。
昔は自宅で亡くなることが大半であったため、枕経は臨終間際にあげるものでした。

現代では故人が亡くなってから行われる儀式となっています。

現代での枕経の意味合いは、故人が仏弟子となり往生できるよう祈ること看取った親族をねぎらうことと変化しています。

枕経は親族のみで行う

枕経は、通夜や告別式とは違い一般の参列者は招かず親族のみで行います

まれに親族以外で家族同然に付き合っていた方が招かれることもありますが、基本的には近親者などの親族しか参列しません。

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宗教・宗派別の枕経

枕経は宗教・宗派によって意味の捉え方が異なります。
特に浄土宗と浄土真宗については、死生観の教えの違いが背景にあります。

浄土宗・浄土真宗

浄土宗と浄土真宗では、人は亡くなった後すぐに極楽浄土へ行けると教えを説いているので、故人に供養する枕経ではなく、ご本尊への感謝を込めて行う意味合いとなります。

浄土真宗では枕経のことを「臨終勤行(りんじゅうごんぎょう)」と呼んでいます。

浄土宗・浄土真宗以外の宗教/宗派

浄土宗と浄土真宗以外の宗派での枕経は、故人への供養のために行い、故人の霊が迷わずに成仏できるようにと心を込めて行われる儀式です。

神式で枕経は行われませんが、枕飾りという祭壇を作ってお供え物をします

玉串や榊、お神酒などを祀って供えます。

キリスト教式では本来、枕経も枕飾りも行いません

しかし日本で行われるキリスト教式では、枕飾りのような祭壇を用意し、十字架や聖書などを供えることがあります。

枕経って何?枕経の流れと宗派ごとの違いを解説

神式

枕経は仏教の儀式なので、神式の葬儀では読経を上げることはないですが、「枕直しの儀」は行われます

神式と仏式は多くの共通点を持っており、神式でも故人を北枕に安置します。
遺体を北枕にしたあと枕飾りを行い、遺体の周りにさまざまな葬具や供物を配置します。

例えば、「枕屏風」という風よけの屏風を枕元に設置し、故人のそばや手に「守り刀」を添えます。
守り刀の配置は地域ごとに違います。

さらに、故人が生前好んで食べていた食べ物や「燈火」を飾るのが神式の枕直しのやり方です。

キリスト教

キリスト教には仏式や神式とは違い枕経の習慣は存在しません。

しかし、キリスト教が日本に浸透してきた過程で、本来のキリスト教にはなかった通夜に似た通夜祭や前夜祭が開かれるようになりました。

同じように枕経はないですが、仏教の枕飾りのように聖書や十字架、ろうそくや花などが飾られることがあります

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枕経の流れ

「STEP1」「STEP2」「STEP3」と書かれた積み木

故人が亡くなってから枕経へ至るまでの流れについてご説明しますので、参考にしてください。

ご遺体の安置

故人が病院で亡くなった場合、まず決定すべきなのはご遺体の安置場所です。
一般的に、故人の自宅や葬儀社が指定した場所となることが多いようです。

お寺に連絡する

遺体の安置場所が決まった時点でお寺に連絡します。
僧侶の都合の良い時間を確認して枕経をお願いします

枕飾りなどの準備があるため、時間に余裕をもってお迎えしましょう。

枕飾りを設置する

枕経の際には、故人の枕元に枕飾りという小さな祭壇を作ります

白木の小さな机に仏具などをのせるものですが、普通の小さいテーブルに白い布をかけても問題ありません。

お供えするものは三具足(さんぐそく・みつぐそく)やご飯・水などですが、詳しくは後述します。

枕経をあげてもらう

僧侶が到着されたら迎えて故人のもとへ案内します。
着替えが必要であれば更衣室や別室へ案内してください。

読経時、僧侶に一番近い席には喪主が座ります
読経の途中で焼香がありますが、故人と縁の深い喪主から順番に行います

戒名やお葬式の相談をする

読経後は、僧侶と葬儀社の方を交えてお葬式についての相談します。

僧侶の都合と斎場の空き具合などを調整する打ち合わせとなります。
故人に授ける戒名も、相談時に僧侶へお願してください。

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枕経の際に必要な準備

枕経の際に必要な準備についてお伝えします。
僧侶に渡すお車代も忘れずに準備してください。

布団

ご遺体を移動させたら安置するための布団が必要です。
ご遺体は北枕にして安置します

部屋の間取り的に北枕が難しい場合は、西向きにしても良いです。
宗派によっては布団の上に魔よけとして守り刀(短刀・剃刀)などの飾り物を配置します。

枕飾り

枕飾りとは白木の机の上にお供え物を置く小さな祭壇のことで、故人の枕元に設置します。
白木の机、もしくは小さめのテーブル(半畳~1畳ほど)に白い布をかけて作ります。

枕飾りにはまず三具足(香炉・燭台・花瓶)をお供えします。

普段、仏壇で使用している仏具で問題ありませんが、枕飾りは葬儀社が用意してくれることが多いです。

香炉にはお線香を1本立て、花瓶には樒(しきみ)もしくは白色の水仙やユリを生けます。
樒とは榊のような見た目で毒性を持つ植物です。

昔から魔よけの植物として神事で使われてきました。
三具足のほかにお供えするものとして、一膳飯や枕団子・お水などが挙げられます。

一膳飯は故人が生前に使用していたお茶碗に丸く高くご飯を盛りつけ、箸を立てて供えるものです。
枕団子は6個や11個など、地域によってお供えする数が異なるようです。

座布団

枕経を読経してくれる僧侶が座るための座布団です。
読経後に葬儀の打ち合わせもありますので、葬儀社の方と喪主の座布団も用意します。

お茶・お茶菓子

枕経後の打ち合わせの際にお出しするお茶やお茶菓子です。

お車代

お車代とは、僧侶が読経のために出向いてくれたことに対する交通費に当たるものです。
5000~1万円が相場とされています。

お車代は、枕経のお布施とは異なりますので注意してください。
枕経のお布施は、通夜や葬儀の読経とまとめてお渡しするのが一般的です。

お車代は枕経当日に渡すのがマナーですので、忘れずに用意します。

葬儀のお車代について|封筒の選び方から表書きの書き方まで解説

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枕経にふさわしい服装と持ち物

ビジネススーツを着た女性

枕経の際の服装は平服で問題ありません。

枕経とは亡くなる間際にあげられるお経だったため、喪服を着用するのはおかしいという考え方からです。

平服といっても、ジーンズやトレーナーなどカジュアルすぎる服装は避けてください。
略喪服をイメージした服装にしてください。

以下で男女・子供別の服装や持ち物についてお伝えします。
枕経の際に必要な持ち物についてもご説明しますので参考にしてください。

男性の服装

男性の服葬は、紺やグレーなどダークカラーのスーツを着用してください。

ネクタイは黒やグレーの色合いを選び、派手な柄は避けます。
靴や靴下、ベルトは黒色のものを着用してください。

ネクタイピンは光ってしまうため外したほうが無難です。

時計は身に着けていても問題ありませんが、シンプルなデザインで装飾があまりないタイプにしてください。

女性の服装

女性の服装も男性と同様に、ダークカラーをベースとした服装にします。
黒や紺のワンピースやスーツ、セットアップなどでも大丈夫です。

地域によってはパンツスーツが敬遠される場合もありますので、事前に確認してください。

カバンや靴は光沢のない黒色を選び、付属の金具が光って目立つものは避けてください。
ストッキングは黒色で、なるべく薄手のタイプを着用します。

アクセサリーは基本的に身に着けませんが、パールのみOKとされています。
結婚指輪もシルバーでシンプルなタイプであれば問題ありません。

ゴールドの指輪や宝石のついたタイプは光ってしまうので、外した方が無難です。

子供の服装

枕経での中高生の服装は、制服を着用するのが一般的です。
靴下は黒や紺の無地が基本ですが、目立たないワンポイントなら入っていても大丈夫です。

制服のリボンやネクタイが派手な色の場合は外しておいてください
靴は黒のローファー、もしくはスニーカーでも問題ありません。

子供の服装も黒や茶色・紺色などの落ち着いた色合いの服装を心がけます。

小さい男の子であれば白シャツに紺やグレーの半ズボン、女の子なら黒や紺のワンピースでかまいません。

キャラクターものの服装は避けてください。

持ち物

枕経に持参するのはカバン・数珠・ハンカチ(できれば黒色)などです。

数珠は枕経後に続く通夜や葬儀でも使用しますので、常にカバンへ入れておくようにしてください。

もし忘れた場合でも100円ショップなどで販売していますし、葬儀社のスタッフに尋ねると貸してくれる場合もあります。

個人間で数珠の貸し借りはマナー違反なので注意が必要です。

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枕経にお布施は必要?

枕経でお布施を用意する必要はありません。
葬儀で渡すお布施は、通夜・葬儀での読経のお礼と戒名のお礼です。

枕経で読経をしてもらっても単独で渡すのではなく、戒名代や通夜での読経と葬儀での読経の謝礼も含めてお布施を渡します

そのため枕経を行う時はお布施は用意せず、交通費であるお車代を渡してください。

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枕経の服装のまとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまで、枕経で着用する服装や持ち物についての情報を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 枕経では平服で問題ないがカジュアルすぎる服装は避ける
  • 枕経では読経や焼香があるため数珠を持参する
  • 枕経は読経や焼香の儀式があるが仮通夜には宗教儀式がない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(からさわ)

唐沢 淳(からさわ じゅん)

経歴

業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。

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