お葬式
母ひとり子ひとりで育った20代男性、「葬儀をやり直したい」と号泣したワケ
更新日:2023.06.05 公開日:2023.06.05

大切な家族が亡くなり、心が動揺していても、やるべきことはどんどん押し寄せてきます。近年のように核家族化が進み、相談できる親族もいないと、特に若い世代では周囲の声やインターネットの情報にイニシアチブをとられてしまい、不本意な選択や決断を迫られることもあります。大切な家族のため、思い残しのない葬儀をするには、どうしたらいいのでしょうか。
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冷静さを欠いた状態で重大な決断をする「危うさ」
親族が亡くなったら、ご遺族の方は即、お葬式の段取りをしなければなりません。そのため、悲しみに浸る時間もないというのが実情だといえます。
なかでも、ご病気で「治療で治ると思っていたのに、容体が急変して亡くなってしまった…」というようなケースでは、ご遺族の方も心の準備が整わないまま、病院からも次のアクションを急かされることになります。なぜなら、病院側にも外来受入れのタイミングなどがあり、死亡退院をすみやかに行い、消毒・清掃などのために病室を空けてもらいたいという事情があるからです。
亡くなったら、病院からのご遺体の移動を含め、どの葬儀屋さんにお願いするか、短時間で決断を迫られます。しかも、親族を急に失ったご遺族の方は、平常心を保てない恐れがあります。冷静さを失った状態で大きな判断をすると、失敗してしまうことも多いのです。
願い通りにならなかった、大切な母の葬儀
ある20代の男性のケースをご紹介します。
その方は、母ひとり子ひとりのご家庭で、親族もいませんでした。そんななか、病気だった母親が急死。のこされた男性は、心の準備が整わないまま、葬儀の手続きに着手しなければならず、まずはインターネットで葬儀業者の検索を始めました。
そして、あるネット葬儀仲介業者のホームページに辿り着き、早速問い合わせました。この時、この男性は「仲介業者」と「葬儀会社」との違いを認識していなかったそうです。
男性が「母と2人きりで親族はいません」と伝えたところ、仲介業者の担当者は「では、火葬式(直葬)プランがよいのでは…」と提案してきました。
若いその方は、これまで葬儀に出席した経験がなく、アドバイスをしてくれる親族もいませんでした。火葬式(直葬)がどういうものかもよく理解できないまま、「はい」と促されてしまったのです。この時、男性は「式」という言葉の響きから「お葬式」のようにお母さまを偲ぶ時間が持てることをイメージしていたそうです。
すると間もなく、仲介業者が手配した別の葬儀業者が病院へご遺体を引き取りに来ました。
お母さまは、そのまま寝台車に乗せられて火葬場の霊安室に。男性には料金に関する支払いの案内とメモが渡され、数日後の指定時間に火葬場に来るように言われたそうです。
当日男性は、すでに棺に納められたお母さまの状態を目の当たりにし、死の実感がこみ上げてきました。しかし…「お別れでございます」と火葬場の職員から声がかかり、偲ぶ間もなく火葬炉へ納められてしまったのです。あまりにあっけない最期になってしまったことに男性は大きなショックを受けました。本人にとってはこの世でたったひとりの最愛の母親です。参列する親族も友人もおらず、自分ひとりしかいないけれど、ささやかなお葬式を挙げたいと思っていたのでした。
でも、こうなると後の祭りです。葬儀の担当者と調整することもなく、あっという間に荼毘にふされてしまいました。何ともいたたまれない話です。
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目上の親族がいれば、アドバイスを聞けたのに…
昔は親戚などが亡くなると、家族揃って葬儀に参列したものです。しかし、核家族化が進んだいま、おじ・おばといった目上の親戚がほとんどいないという家庭も少なくありません。
結果、親族が亡くなってからお葬式をするまで、どういう手順を踏めばいいのか、あるいは葬儀全般にどのくらいの費用がかかるのか、といった基本的な知識をほとんど身につけないまま、子どもは親のお葬式を執り行わなければなりません。そうしたことから生じる誤解で、トラブルに発展する事例が少なくないのです。
家族を亡くした直後は、だれもが精神的に不安定な状態にあります。そんな状態で、葬儀に関するさまざまな決め事を判断するのは、いささか危険だといえます。
前出の20代男性のケースでも「火葬式」という言葉が出てきたときに、それがどういう類のものなのかを、内容に踏み込んで理解できていればトラブルは未然に防げたでしょう。
葬儀を検討する際には「ご遺体を病院などから、どこに一時安置するか」も重要な検討すべきポイントになります。自宅かそれ以外か…そして、それ以外の場合には、どこにどのような形で安置するのか、内容に踏み込んで確認することが鉄則です。
ひとまず安置をし終えてお線香をあげるなどし、お参りすることで、ご遺族は少し気持ちが落ち着きます。そのうえで、親族を集めた本格的なお通夜とお葬式を挙げるのか、家族葬にするのか、もしくは火葬式にするのかを決めてゆけばいいのです。
お葬式は、故人と関わりを持った人、全員にとって納得できるものにする必要があります。
周囲の気持ちを見落とすと、大きな後悔を生むこともある
ある大企業のオーナー経営者の方は、亡くなる直前、自分の妻に「私が死んだら葬儀が大事になってしまう。家族と親族だけで静かに見送ってくれ…。」と言い残しました。
恐らくこの経営者の方は、自分の妻に苦労をさせたくないという気持ちでそのように言ったのかもしれません。しかし、生前にかかわりを持っていた大勢の人たちからすれば「せめて最期のお別れだけでも」という気持ちがあったはずです。
こうした行き違いから、立派な経営者だったのに「葬儀に人を呼ばないのは、何か理由があるのでは?」などと痛くもない腹を探られ、憶測が独り歩きして経歴や人柄に疑いの目を向けられるといったことも、実際にあるのです。
お葬式は、それほど大切なものであるからこそ、自分ひとりの拙速な判断で事を進めてはいけません。
前出の20代の男性は、仲介業者との行き違いでお葬式を挙げられなかった自分の判断ミスを悔やみ「母が怒っている…」と、精神的に追い詰められてしまいました。やり直しがきかない葬儀では、失敗が長く尾を引きやすく、その後の人生にも影響を及ぼします。
だからこそ、葬儀事業者について正しく理解を深め、事前に複数の葬儀場・葬儀屋さんを調べ、明朗会計で信頼がおけるところを探す必要性があります。「葬儀屋さんと直接やりとりするのは抵抗がある」「初めてでわからないことが多い」ときには、下記の「無料の相談窓口」をご活用ください。
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