お墓
終活におけるお墓を準備する必要性とは?生前購入のメリットを紹介
更新日:2022.09.12
終活で検討する項目にお墓の購入がありますが、その手順についてご存じでしょうか。
終活でお墓を購入するメリットや注意点を知っておきましょう。
そこでこの記事では、終活のお墓について詳しく説明していきます。
この機会にデザイン墓を覚えておきましょう。
後半にはお墓以外に終活で行う項目についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 終活とは
- 終活でお墓を用意するメリット
- お墓の選び方
- オリジナルの墓を建てるには
- 生前に購入する場合の注意点
- 独り身の場合は墓じまいが必要
- 墓じまいを必要としない埋葬方法
- 他に終活で済ませておきたいこと
- 終活の墓まとめ
終活とは
終活とは身の回りの整理をするだけでなく、第二の人生を自分らしくよりよいものにするために行う活動全般のことです。
主な目的は財産や所有物の整理をして身軽になっておくことや、保有銀行口座や保険内容などの情報を明確にし、家族の負担を減らすことです。
同様に終活で重要なのは自らを振り返り、どのように自分の死に向き合い残りの人生を過ごすかや、自分の死後について主体的に計画・実行することです。
自身の死を考える上で、どのような葬儀や埋葬方法がいいのかを検討し始めると、お墓について考えることが非常に多いことに気づくでしょう。
近年では価値観の多様化や個人を取り巻く環境もさまざまなため、お墓選びもより自分の希望する内容を選べるようになっています。
実は終活でお墓を用意することは、自分にも家族にもメリットがあります。
こちらの記事では終活について詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
終活でお墓を用意するメリット
終活においてお墓を用意するメリットや必要性は主に下記の3点が挙げられます。
家族が購入する負担を減らせる
お墓をお持ちでないご家庭や、さまざまな事情で新しくお墓を用意しなければならない場合、誰がお墓を購入するのでしょうか。
お墓に入るご本人が亡くなってからお墓を建てるとなると、残された家族に負担がかかります。
しかし、終活の一環としてお墓の購入を計画的に進めることで、家族がお墓を購入する負担を減らすことが可能です。
税金対策になる
お墓を購入する際には使用権利とお墓そのものにお金を払うことになります。
その額はまとまった財産となり、いずれ遺族へ相続されることになります。
実はお墓に関しては親から子などへ相続されたとしても、相続税の対象から外れる非課税扱いとなることをご存知でしょうか。
家族が亡くなると、財産状況に応じて相続税について頭を悩ませるケースも少なくありません。
特に現金ではなく土地や建物などを相続した場合、支払い義務のある相続税はできるだけ少ない方がいいでしょう。
そのため終活においてお墓を購入するのは、所有する現金を使いながら相続税がかからない税金対策として有効です。
好きな墓を選べる
日本の伝統的な和風のお墓や寺院墓地は趣があり馴染み深いため、好まれる方も多いでしょう。
しかし現代では、お墓の種類から埋葬方法まで実に多様なスタイルから選べるようになっています。
人によっては自然や草花に囲まれたお墓や、自宅からお墓参りまでのアクセスがよいお墓を望まれます。
なるべく費用をかけたくない場合は、シンプルなお墓を選ぶのもよいでしょう。
生前のうちに終活でお墓を選ぶことは、将来を見据えて今を生きるためにも大切なことといえます。
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お墓の選び方
終活でお墓の購入が重要であることをご確認いただいたところで、どのようにお墓を選べばいいのかの判断基準をご紹介します。
アクセス
お墓を選ぶ際にはアクセス面を考慮しましょう。
自宅や家族の生活する場所から近いところにお墓を建てることができれば、お墓参りや管理、各種手続きがしやすくなります。
またお墓までの距離と同様に、交通手段と利便性も検討してください。
車であれば高速道路出口からの距離、公共交通機関利用ができる場所なら最寄り駅からのアクセスが重要となります。
そのためにも購入前の検討段階で、実際に見学のためにお墓へ足を運ぶのがおすすめです。
費用
お墓の購入となるとまとまった金額がかかりますので、やはり最も気になる点が費用ではないでしょうか。
一般的な相場としては150万円〜500万円程度が初期費用としてかかるといわれています。
それに加え年間単位などでかかる固定費が、多くの墓地・霊園には管理費などとして設定されています。
ご自身の予算に合わせてお墓選びをするためにも、終活では複数箇所の候補の中から比較検討しましょう。
宗教
ご自身やご家庭が信仰する宗教や宗派がある場合は、それに合わせたお墓選びが必要です。
特にお寺などでは宗派を限定しているところが多いため、あらかじめ問い合わせるなどして効率よく絞り込む必要があります。
もしご自身が特定の宗派に属するのを避けたい場合や、宗派を気にしない墓地・霊園をお探しであれば市営墓地がおすすめです。
市営墓地は文字通り市などの自治体が運営しているため、特定の宗派に縛られないケースがほとんどです。
管理状態
費用面やアクセス面がよくても墓地・霊園の管理状態が悪いところはおすすめできません。
管理状態とは主に霊園の綺麗さのことで、ゴミが散乱していないか、建物の汚れがひどくないかなどがポイントになります。
施設の汚損・破損が長年放置されたままなど管理が行き届いていないところは要注意です。
お墓の管理がよい状態に保たれている墓地・霊園を選びましょう。
サイズ
お墓は家族単位で所有し、代々引き継がれて複数人の遺骨が収まるように設計されていることが多いです。
しかし昔と異なり現代では家族のあり方が多様化し、夫婦のみが入るサイズのお墓もあります。
ご自身やご家族の状況に合わせて、しっかり検討するのも終活の一環といえます。
こちらの記事ではお墓の選び方について詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
オリジナルの墓を建てるには
お墓の主な役割は亡くなった方の遺骨を安全に保管することです。
その他にも誰が埋葬されているかを埋葬許可証で管理し、遺骨の識別を紐づける機能もあります。
お墓にはそのような社会的な側面としての役割がある一方で、大切な家族やご先祖さまが祀られている神聖な場所としての一面も併せ持っています。
また、お墓に納骨される当人としては、自分が死んだ後に入る場所として考えることもできるでしょう。
そうなると自分が入るであろうお墓を、自分で選ぶことは終活において改めて重要なポイントであることがわかります。
実はお墓は伝統的な形状のみではなく、オリジナルのお墓を建てることも可能です。
近年ではデザイン墓も人気がある
近年ではお墓の種類が多様化し、より自分らしい自分好みのお墓を建てる方も多くなっています。
デザイン墓という名称で年々注目されているため、購入先や相談先も少なくありません。
デザイン墓を購入するにあたって、その方法や費用、注意点について解説します。
デザイン墓の購入方法
デザイン墓を検討する場合、窓口となるひとつが石材店です。
石材店はお墓の素材である石や墓石の加工などの取り扱いを専門としているため、デザイン墓を請け負っているところも多いでしょう。
ご自身の希望を細かく伝えるためにも、石材店に直接注文するのが無難な購入方法といえます。
デザイン墓の費用は?
デザイン墓はオーダーメイドと既製デザインから選ぶ2つのパターンにわけられます。
オーダーメイドのデザイン墓は240万円程度で、既製デザインであれば180万円程度が費用相場といわれています。
デザイン墓を建てる際の注意点
デザイン墓を建てる際の注意点は、埋葬先の霊園や墓地がデザイン墓を建てることを許可しているかどうかです。
霊園の中にはデザイン墓を契約上不可としているところも少なくありません。
そのため事前に霊園にデザイン墓を建てる可否について十分に確認しておく必要があります。
こちらの記事ではお墓の購入の流れについて解説しております。
また、お墓の詳しい費用についても解説しておりますので、是非ご覧ください。
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生前に購入する場合の注意点
終活でのお墓購入で一点注意しておきたいことは、お墓の維持費についてです。
お墓は購入を検討してから建立まで、時間がかかるものなので終活の中でも優先的に取り組むのがよいとされています。
ただしお墓に入る前、つまり生前にもお墓の維持費として管理費などが定期的にかかることを念頭に入れておきましょう。
誰が維持費を支払うのか、無理なく維持費が支払える財源や能力があるかなどに注意してください。
独り身の場合は墓じまいが必要
近年独り身で生涯を終える方は決して少なくありません。
独り身の方が終活でお墓について考える際は、購入だけでなく墓じまいについても同様に計画的に検討する必要があります。
墓じまいとは
墓じまいとは、さまざまな理由で所有していたお墓を撤去することです。
遺骨などは別の場所に移したり、合祀墓(ごうしぼ)と呼ばれる合同供養のお墓に移して管理を一任したりします。
墓じまいのやり方
墓じまいはお墓を管理するお寺などに連絡をするところから始まります。
墓じまいを希望する理由を説明して、遺骨や費用について打ち合わせをします。
墓石は供養の後に業者によって解体処分されます。
遺骨の移動や合祀墓への納骨などは、移す先の管理者と事前に打ち合わせをして進めます。
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墓じまいを必要としない埋葬方法
一般的なお墓を持っていると事情により必要となる墓じまいですが、墓じまいを必要としない埋葬方法もあります。
永代供養をする
永代供養(えいたいくよう)とはお墓の後継者がいない場合や、お墓が遠すぎて管理ができない場合などに、遺骨の供養や管理をお寺などに依頼する供養方法です。
一般墓から永代供養墓に入れば、基本的にお寺などに供養を合同で行ってもらえます。
また、納骨堂という屋内埋葬施設も永代供養可能な場合があります。
納骨堂は施設内の仕切られたスペースに、遺骨や遺影を置いてお墓の代わりとする埋葬施設です。
合祀墓に入る
合祀墓とは一般墓と異なり、家族単位ではなく他人と分け隔てなく同じ場所に納骨されるお墓のことです。
合同で埋葬されるため墓じまいを考える必要がありません。
自然葬を選ぶ
自然葬とは散骨や樹木葬のことで、自然派の方に好まれている埋葬方法です。
散骨とは粉末にした遺骨を許可された海や山などに撒く埋葬方法で、樹木葬は許可された山や緑の多い公園に埋葬する方法のことです。
個別で埋葬する樹木葬などを除き、自然葬の中には墓じまいが不要な方法があります。
こちらの記事では墓じまいについて詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
他に終活で済ませておきたいこと
終活の内容は多岐にわたり、また人によっても異なります。
お墓の購入以外で終活として済ませておきたいことをご紹介します。
- エンディングノートの作成:終活全般の計画や個人情報などを自由に書くノート
- 遺言書の作成:遺産を誰にどのような割合で相続させたいかを指示した書類
- 生前整理:所有物や財産などを処分、売却、譲渡、解約してシンプルにすること
- 遺影用の写真撮影
- 葬儀の準備:葬儀を依頼するお寺や葬儀社、葬儀スタイルなどを決める
- 医療・介護:どのような医療や介護を受けたいかを調べて希望を明確にする
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終活の墓まとめ
ここまで終活の情報や、お墓の購入などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 終活とは自分の死に向き合い、計画的に行うさまざまな取り組みのこと
- 終活におけるお墓の購入は、検討から建立まで時間がかかるので優先的に行う
- 自分らしいオリジナル墓を建てる方が増えている
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。
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