お葬式
家族葬で喪主が挨拶をするタイミングは?例文やNGワードも解説
更新日:2023.12.15
家族葬は、遺族と、故人と親しい間柄の参列者で行う葬儀です。
一般の葬儀では、喪主が挨拶を行うことが多いですが、家族葬でも喪主の挨拶が必要なのか、迷うと思います。
そこで、この記事では家族葬においての喪主の挨拶について解説します。
僧侶への挨拶やカンペの使用についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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家族葬での喪主の挨拶は必要か?
家族葬とは通常行う一般葬よりも少人数でおこなう葬儀のことです。
親戚など近しい人たちだけで葬儀をあげるので喪主の挨拶は必要ないのではと思いがちです。
基本的に挨拶は必要とされています。
しかし、参列する人が近しい血縁者のみの場合など、改まった挨拶が逆に不自然に感じる場合もあります。
その場合は喪主の挨拶を省略しても良いです。
誰が参列するかによって挨拶の有無が変わってくるので、迷った場合は葬儀社の方に相談するのがおすすめです。
家族葬での喪主挨拶について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
喪主が挨拶をするタイミング
家族葬で喪主が挨拶をするタイミングは主に3回あります。
お通夜の閉式
お通夜が終わってからおこなう挨拶です。
挨拶では、まず参列者へ足を運んでくれたことへのお礼を述べます。
そのあと、可能であれば故人が亡くなった時の状況なども簡潔に伝え、生前お世話になったお礼も述べます。
最後に通夜のあとの会食(通夜振る舞い)があれば、その案内を伝えましょう。
通夜振る舞いがない場合は告別式の参列をお願いして挨拶を結びます。
通夜振る舞いがある場合は、通夜の閉式時の挨拶を通夜振る舞いの席で行ってもいいようです。
通夜振る舞いの挨拶にはタイミングの明確な決まりがありません。
会食前に親族の控室で行ってもいいですし、会場で着席したあとに行ってもいいでしょう。
告別式の終盤・出棺時
告別式の終盤や、出棺時におこなう挨拶です。
このときも、まずは参列者へお礼を述べるところから挨拶を始めます。
次に故人へ厚意をいただいたことの感謝を伝え、生前のエピソードも折り込みましょう。
最後に遺族の心境を簡潔に伝え、参列者にこれからも支援とお付き合いをいただけるようお願いして挨拶を結びます。
家族葬で親族が火葬場へ直行する場合、こちらの挨拶は省略することもあります。
精進落とし時
火葬が終わった後、参列者へ会食を振る舞うのが精進落としです。
挨拶では葬儀を無事終えられたことを伝えます。
通夜と葬儀の2日間参列して頂いたことに対するお礼を述べましょう。
精進落としの開始と締めの2回やることもあります。
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喪主の挨拶の例文
喪主が行う挨拶の例文をそれぞれのタイミング別にお伝えします。
お通夜の閉式の場合(家族葬で妻を見送るとき)
皆様、本日はご多用のところ、妻○○のためにご足労いただきましてありがとうございます。
生前は皆様に大変お世話になり、また親しくさせていただきました。
妻になりかわりまして、心より御礼を申し上げます。
3年前にがんの告知を受け、家族一同ショックを受けました。
しかし半月も経たないうちに「得意料理のレシピをまとめておこうか」などと気持ちを前向きに持ったことに大変驚かされました。
そして家のことや子供のこと、そして自分の葬儀の詳細までを半年ほどかけて細かく記してくれました。
私が申すのもはばかられますが、明るく真面目な妻を尊敬しております。
残された家族で力を合わせて生きていこうと思っている次第です。
別室に軽いお食事のご用意があります。
故人の思い出話など、もうしばらくお付き合いいただければ幸いです。
なお明日の葬儀は10時からとなっております。
こちらにつきましても、どうぞ宜しくお願い致します。
本日は誠にありがとうございました。
告別式の終盤・出棺時の場合(家族葬で母を見送るとき)
本日はご多用のところ、参列いただき誠にありがとうございました。
また、生前母○○がお世話になりましたこと、改めて心から御礼を申し上げます。
母は生前、家族に対して常に愛を持って接してくれました。
今まで親しくさせていただいた皆様と別れの挨拶を交わし、あたたかく見送られること、母も喜んでいると思います。
また、母が亡きあとも、変わりないご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
精進落とし開式時の場合(家族葬で父を見送るとき)
皆様には長時間にわたりお世話になりまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで無事に葬儀、火葬まで済ませることができました。
心ばかりですが、精進落としの膳をご用意いたしました。
故人のことを 偲びながらお時間の許す限りゆっくりとお過ごしください。
本日は誠にありがとうございました。
挨拶するときのポイント
喪主の挨拶のポイントについてご説明します。
話す内容
挨拶では、主に以下の4つのことを織り交ぜながら伝えます。
- 自分の名前、故人との関係性
- 参列者へ向けて、葬儀に足を運んでくれた感謝の気持ち
- 故人が生前お世話になったことへのお礼
- 故人のエピソード、遺族と今後もお付き合いいただけるようお願い
例文はネットや書籍でも調べられますが正式な形式などはありません。
上手でなくても良いので、自分の言葉で伝えた方が参列者の心に響きます。
話す時間
喪主が挨拶する時間の目安は2~3分です。
長くても5分と、手短に終わらせましょう。
特に精進落としの前などは料理が冷める前に挨拶を終わらせるよう心がけます。
挨拶はわかりやすく簡潔にまとめることが大切です。
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挨拶時に避けるべき言葉
葬儀の挨拶で使用を避けるべき言葉をお伝えします。
忌み言葉
意味を含む言葉として不吉だと考えられている言葉を忌み言葉といいます。
「追って」「続いて」「浮かばれない」などの言葉です。
「追って」は「のちほど」に言い換えるなどします。
重ね言葉
「不幸が度重なる」と連想させるのが重ね言葉です。
「ますます」「次々」「いろいろ」「度々」などの言葉を指します。
「ますます」は「もっと」などに言い換え可能です。
不吉な言葉
「消える」「終わりに」「4や9」も不吉な言葉として使用は避けます。
直接的な言葉
「急死」「生きているとき」「死ぬ」などの直接的な言葉は、故人に対して失礼にあたるので使用できません。
スポンサーリンク僧侶への挨拶
喪主は以下のタイミングで僧侶に挨拶をおこないます。
- 枕経をあげてもらうとき
枕経とは故人が亡くなったあと、最初にあげてもらうお経のことです。
枕経は遺体を安置場所に移したあとや、通夜の前にあげる場合などあげるタイミングも地域差があります。
御足労いただいたことに対してお礼を言いましょう。
よろしくお願いいたしますと伝えることも忘れずにしましょう。
- 告別式に迎え入れるとき
告別式が始まる前、僧侶を迎え入れたときにも喪主から一言挨拶します。
改めて来ていただいた感謝の意を伝えましょう。
お布施もこの挨拶時に喪主からお渡しすることが多いようです。
- 告別式後に見送るとき
告別式が終わった後、葬儀を無事に終えられたという感謝の気持ちを僧侶に伝えます。
今後の法要の日程が決まっていればお話ししておきましょう。
このタイミングでお布施を渡すこともあります。
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挨拶時にカンペを見てもいいのか?
挨拶時にカンペを見ることは特に問題ありません。
ただでさえ喪主は手続きなどでバタバタと忙しく、挨拶を覚える時間もないでしょう。
上手に言えなくても言葉に詰まってもいいので、ゆっくりと気持ちを込めて挨拶しましょう。
家族葬での喪主の挨拶まとめ
今回は家族葬で行う喪主の挨拶についてお伝えしてきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 家族葬は親戚など近しい人たちだけで行う葬儀
- 家族葬でも、喪主の挨拶は必要
- 喪主の挨拶は、お通夜の閉式、告別式、葬儀後の会食時に行う
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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