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人が亡くなると葬儀をおこないますが、ご臨終からお葬式までの間にはさまざまな儀式が存在します。この記事では、葬儀の主な種類や危篤・ご臨終からお葬式までの流れを順を追って説明します。葬儀後に必要な手続きや儀式、お葬式のマナーや注意点にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。
さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
お葬式は、故人を見送る儀式を指します。儀式を大まかに分けると通夜、葬儀、告別式の3つがあり、一般的には通夜以外の葬儀と告別式をまとめてお葬式と呼ばれています。
以下で通夜、葬儀、告別式の意味とお葬式の目的をご説明します。
通夜、葬儀、告別式の概要は以下の表のとおりです。
儀式名 | 概要 |
---|---|
通夜 | 葬儀の前に故人と過ごす最後の夜におこなう儀式です。大半が18時頃から開始して2時間ほどで終了します。 |
葬儀 | 宗教儀式によって故人を見送ります。宗教・宗派によって儀式の内容は異なります。 |
告別式 | 故人と親交のあった会葬者が最後の別れを告げる式です。基本的に葬儀式に続いておこなわれます。 |
お葬式の目的の一つは「故人の死を悼み、死後安らかに眠れるように願う」ことです。宗教・宗派によって死生観が異なるため、葬儀でおこなう儀式の内容に差異はありますが、どの葬儀でも死を悼み、死後の安寧を願うという目的は同じです。
その他にも、お葬式には「遺族やのこされた人が故人の死を受け入れ、気持ちを整理し故人との別れを実感する」目的があります。お葬式は、のこされた人が儀式を通じて気持ちに区切りをつける契機にもなっています。
葬儀の主な種類には一般葬、家族葬、一日葬、直葬(火葬式)の4つがあります。以下でそれぞれの葬儀の説明と参列者数の目安などをご説明します。
葬儀の段取り・準備を経て、1日目に通夜、2日目に葬儀、告別式、火葬をするお葬式です。遺族、親族の他に友人、知人や会社関係者などの一般参列者も参加するため、規模が大きいお葬式が多く葬儀費用がある程度高額になりやすい傾向にありますが、その分を相互扶助の香典収入等が支えてくれる場合があります。
ポイント
参列者:制限なし
こんな人に適します:故人の交友関係が広く多くの参列者が見込まれる人向け
近親者や親族など、故人と近しい人を中心におこなう少人数のお葬式です。通夜、葬儀、告別式、火葬を2日かけておこないますが、少人数のため額面上では葬儀費用が抑えやすい傾向にありますが、参列者が少なく相互扶助の香典収入があまり見込めないため、家計からの実質負担額は多くなります。また、気心の知れた人で集まるため、自由度の高いお葬式もおこなえます。
ポイント
参列者:10名~20名程度
こんな人に適します:身内を中心にゆっくりお別れの時間を過ごしたい人向け
家族葬については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
通夜式をおこなわず、1日で葬儀、告別式、火葬をするお葬式です。参列者の範囲は限定されませんが、2日かけておこなうお葬式と比較すると身体的負担を軽減しやすい特徴があります。通夜でおこなう宗教儀式を省いているため、菩提寺やお付き合いのある宗教者がある場合は事前の相談が必要です。
ポイント
参列者:制限なし
こんな人に適します:略式で金銭的・身体的な負担を軽減したい人向け
火葬のみで弔う葬儀です。通夜、葬儀、告別式をおこなわないため、短時間で終了し葬儀費用の軽減が可能です。基本的に近親者のみでおこなわれ、経済的困窮者や生活保護の受給者の葬儀も直葬(火葬式)でおこなわれます。
ポイント
参列者:10名以下
こんな人に適します:葬儀費用をできる限り抑えたい人向け
危篤・ご臨終からお葬式の準備の流れを順番にご紹介します。
危篤は、病気や怪我などの回復が望めず、いつご臨終を迎えてもおかしくない状態を指します。家族が危篤に陥ると気が動転してしまう人もいますが、深呼吸をして落ち着いて病院に向かいましょう。一緒に過ごせる時間は限られているため、心のこりがないように声をかけるとよいでしょう。家族や親族へ連絡して故人が最後に会いたいであろう人にも来ていただきましょう。
医師に臨終を告げられたら、末期の水という儀式をおこないます。故人の口に水を含ませる儀式で、死に水をとるなどとも呼ばれており、故人に対して最初におこなう儀式です。末期の水の儀式を終えると、看護師によってエンゼルケア(死後の処置)が施されます。その後、医師から発行された死亡診断書(死体検案書)を受け取り、逝去から7日以内に死亡届を記入して役所に提出し、火葬許可証を取得します。
医師が死亡確認をしたあと、ご遺体は病院の霊安室に運ばれます。しかし、病院の霊安室に安置できる時間は数時間ほどのため、可能な限り早く葬儀社を手配して自宅や専用の安置場所に搬送する必要があります。故人との大切な時を過ごす安置場所については、その後の流れにも影響しますので「慎重な検討」が必要です。病院で葬儀社を紹介してくれる場合もありますが、必ずしも希望に合う葬儀社とは限らないため、断っても問題ありません。納得のいくお葬式をするためにも、安置場所と葬儀社はよく検討して決めることをおすすめします。
葬儀当日まで、故人は自宅や葬儀社などの安置施設でお守りします。葬儀社が寝台車でご遺体を搬送してくれるため、葬儀社を手配する際に安置場所についてよく相談してから依頼するようにします。冷蔵庫タイプの安置所では、棺に納めることを条件としている場合がありますので、早々に納棺してしまって心のこりが起きないかなど、慎重に検討する必要があります。自宅や安置施設の設備によりますが、布団やベッドに故人を休ませる場合、枕飾りやご遺体の保全なども葬儀社の担当者がしてくれます。宗教・宗派に則った安置方法をご希望の場合は、葬儀社に伝えて対応してもらいましょう。
葬儀社とお葬式の打合せをおこないます。打合せで決める内容は以下の項目になります。( )内にポイントを記載しました。
打合せは喪主を中心に進めますが、事前に葬儀の内容について話し合っておくとイメージがわきやすく円滑に段取りが進められます。
仏式のお葬式では、読経や戒名授与を依頼する僧侶の手配が必要です。菩提寺がある場合は、急ぎ連絡をして住職にお伺いを立てましょう。ご都合を踏まえて式場・火葬場の空き状況を確認しながら日程を調整します。
菩提寺がなく僧侶に伝手がない場合は、葬儀社に相談しましょう。多くの葬儀社では宗教者を紹介してくれます。
葬儀社との打合せを経てお葬式の日程や形式が決定したら、まだ連絡できていない親族や友人、職場などに訃報連絡とお葬式の日程を伝えます。
家族葬など身内のみのお見送りを予定している場合は、家族中心で最後のお見送りをする意向を伝えて参列は可能な範囲でご遠慮いただくように丁重に促すようにします。人生の締めくくりには縁者に配慮し、極力誰からも角が立たないようにすることが大切です。
訃報連絡については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
通夜から葬儀・告別式までのお葬式当日の流れを順番にご紹介します。
ご遺体を棺に納める前に、故人のご遺体を湯水で清め、爪を切ったり髭を剃ったり、髪を整える湯灌をおこないます。さらに、生前の姿に近づくように死化粧を施し、死装束を着せます。湯灌は葬儀社または専門スタッフとご家族が一緒になって協力しながら進めます。故人と最後に触れ合う大切な機会のため、心のこりのないように積極的に参加することをおすすめします。
故人のお身体のケアに「エンバーミング(遺体衛生保全処置)」があります。湯灌は浴槽を用いて表面的に綺麗にするのに対して、エンバーミングは内側・外側の両方をケアします。湯灌よりも手厚く全身エステのようなイメージで、全身をくまなくケアします。施術はエンバーマーと呼ばれる専門資格を有する高度な技術を持つスタッフによりおこなわれます。「綺麗な姿で旅立たせてあげたい」という場合におすすめです。
次に、身なりを整えたご遺体を棺に納めます。棺には故人が生前に愛用していた思い出の品などの副葬品も一緒に納めますが、火葬場によって禁じられている副葬品もあるため事前の確認が必要です。
2日間あるお葬式では、通夜を1日目におこないます。故人のために集まった家族や親族、友人知人と一緒に故人との最後の夜を過ごします。通夜は基本的に18時や19時頃から開始します。僧侶による読経から始まり、弔問者が焼香をし、喪主の挨拶で閉式となる流れが大半です。地域によっては、通夜振る舞い(お清めの席)が設けられ、故人の思い出を語り合う大切な機会となります。
通夜が終了すると、食事やお酒を振る舞って弔問者をもてなす通夜振る舞いをします。通夜振る舞いには、食事をしながら故人との思い出を語り合って偲ぶことと、故人と最後の食事をしてもらうという目的があります。
通夜振る舞いの作法は地域や宗教・宗派によって、出席する範囲が限定されていたり、通夜振る舞いをしない場合があったりなどの差異があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
通夜振る舞いについては、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
葬儀・告別式では、僧侶の読経や戒名授与によってあの世へ導く引導渡しの儀式がおこなわれます。その後、弔辞・弔電の拝読や遺族、親族、会葬者が順番に焼香をします。
読経を終えて僧侶が退場すると司会者が閉会の辞を述べて葬儀・告別式は終了します。この後、最後のお別れの時間へと移り、各々が故人にお花を手向けるなどして別れを告げます。
出棺から火葬・収骨までの流れを順番にご紹介します。
葬儀・告別式が終了すると、故人を火葬場へ送り出す出棺となります。喪主や遺族、会葬者が棺に花を入れて故人と最後のお別れをして、棺にふたをして霊柩車に乗せます。
出発前に喪主は、一般会葬者に向けて会葬の感謝や生前の故人への厚意に対しての感謝を伝える挨拶をしてから、霊柩車に乗車して火葬場に向かいます。喪主と一緒に火葬場に向かう遺族は霊柩車に後続するハイヤー・マイクロバスで移動し、一般会葬者の大半は出棺が終了すると、火葬場には同行せずに式場にて解散になります。
火葬場に到着すると、職員が棺を火葬炉の前に移動して、読経や焼香をする納めの儀をおこないます。ただし、すべての火葬場に納めの儀ができる設備が整っているとは限らないため、事前に確認が必要です。
納めの儀が終了したら、棺を炉に入れて火葬になります。火葬が終了するまで1〜2時間ほどを要するため、待合室などで静かに待つようになります。火葬炉の性能や故人の体格によって、火葬終了時間に幅があります。近代的な火葬炉で冷却装置が優れている火葬場では、概ね60分またはそれ以下になりますが、旧式の火葬場では120~150分を要する火葬場もあります。火葬待機時間の過ごし方については、慣れている葬儀社に相談して、お食事をするしないなど、どのように過ごすかを決めましょう。
火葬が終了すると、骨壺に遺骨を収める収骨(骨上げ)をおこないます。足から頭へと順番に拾い上げていき、最後に喉仏を骨壺に収めて終了になります。
収骨(骨上げ)の方法は地域によって異なる場合があり、関東地域ではすべての骨を骨壺に収めるのに対して、関西地域では一部の骨しか骨壺に収めない方法が一般的です。火葬場ごとに収骨方法が異なりますので、どの骨をどのくらい骨壺に収めるかは火葬場の職員に確認することをおすすめします。
収骨(骨上げ)については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
遺骨のお迎えから散会までの流れをご紹介します。
初七日法要は、残された遺族が故人を追善供養するためにおこなわれる法事・法要です。本来は故人が亡くなった日から7日目におこないますが、近年では葬儀・告別式の最中や火葬後など、お葬式の当日におこなう事例が増えています。
初七日法要は、僧侶の読経後に参列者の焼香、最後に喪主の挨拶が執りおこなわれます。7日後に再び参列者を招いて初七日法要が難しい場合は、お葬式と同日に繰上げておこなうことの検討をおすすめします。
精進落としは、四十九日の忌明けに食す料理を指していましたが、近年ではお葬式が終了したあとや初七日法要のあとに、僧侶や参列者に感謝を伝えるためにおこなわれています。
食事の内容は、お祝いごとに使われる伊勢海老や鯛などの縁起がよい食材を避け、和食中心になっています。
精進落としが終了すると、散会となり会葬者は自宅に帰宅します。喪主は散会する前に、会葬者に無事にお葬式が終えられた感謝を伝える挨拶をしましょう。
会葬者を見送ったら、喪主は葬儀社の担当者に会場のあと片付けなどを確認して、お葬式は終了となります。
お葬式が終了したあとにおこなう各種手続きや儀式をご紹介します。
お葬式の終了後におこなう手続きは以下のとおりです。
葬儀社への支払いだけでなく、行政や相続に関する手続きが複数あり、期限が定められている手続きも多くあります。喪主だけで対応するのは負担が大きいため、専門家の手を借りながら進めていくことをおすすめします。
四十九日法要(忌明け法要)は、人が亡くなった日から数えて49日目におこなう追善供養です。一般的には、僧侶の読経と参列者による焼香、お斎と呼ばれる会食をおこないます。四十九日法要を境に忌明けとされており、穢れが祓われて日常に戻りますが、喪明けは1年後が一般的です。喪明けまでは新年の挨拶や年賀状などは控えるようにします。
四十九日法要については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
納骨式は遺骨を埋葬する儀式です。埋葬方法はお墓が一般的ですが、その他に納骨堂へ収めるなど複数の方法が存在します。納骨する時期に明確な決まりはありませんが、既にお墓がある場合には、四十九日法要で参列者が集まる際に一緒におこなう場合が多くなっています。
通夜や葬儀・告別式、法事・法要などさまざまな儀式で参列者からいただいた御香典に対して、お礼の品物を贈ることを御香典返しと呼びます。無事に四十九日法要や納骨が終了したことを報告する意味も込められているため、四十九日法要の翌日から遅くとも1ヵ月以内におこないます。御香典返しの相場は半返しと呼ばれ、受け取った御香典の半分程度の金額にあたる品物を用意します。また、地域によっては御香典の3分の1の金額で品物を用意する場合もあります。一律よりも相手との関係性や金額を踏まえて強弱をつけた対応が望ましい形となりますが、近年では、四十九日法要の終了を待たずに、お葬式当日に御香典返しを渡す即日返しの事例も増えています。
お葬式で喪主がすることと、遺族がおこなうサポートをご紹介します。
お葬式までに喪主がすることは以下のとおりです。
葬儀社を決定したあとは担当者と打合せをしながら進めていくため、葬儀社の選択は重要です。万一の事が起きてから葬儀社を探し始めると検討する時間が限られます。葬儀社の事前相談などを利用して生前から検討しておくと、万が一の際にも冷静に対応ができます。
喪主がお葬式ですることは以下のとおりです。
親族の着席位置や供花の配列は、基本的に血縁関係の濃さを反映して決めていきます。
弔電は故人との関係性が深かった順に読み上げます。本文まで読み上げるのは2〜3通に留め、その他の弔電は名前と肩書を紹介するため、事前に拝読する弔電の選定をおこなっておきましょう。お葬式当日は、参列者や僧侶の出迎えをおこない、告別式などで挨拶をします。
喪主の妻(夫)や遺族がすることは以下のとおりです。
喪主がすることは非常に多いため、遺族によるサポートが大切です。特に規模の大きいお葬式では、喪主だけで参列者全員を出迎えて挨拶するのは難しいでしょう。
喪主の妻(夫)や遺族も一緒に出迎えて挨拶をおこなうなどの対応をするとよいでしょう。さらに、控え室に案内した宗教者へのお茶出しや通夜振る舞いや精進落としの食事の準備も必要です。葬儀の関係者も一緒にサポートをしてくれるため、お礼の挨拶も忘れないようにしましょう。
お葬式に関するマナーや注意点を喪家側と参列者側に分けてご紹介します。
喪主や遺族、親族側は、服装やお葬式当日におこなう喪主の挨拶、参列者の対応についてのマナーや注意点を把握しておきましょう。
一般的に喪主や遺族がお葬式に着用する服装は、最も格式の高い正喪服です。
男性、女性、子供の正喪服は以下のとおりです。
タイプ | 概要 |
---|---|
男性 | 生地に光沢のない、ブラックスーツ、ブラックフォーマルまたは、黒のモーニングコートと黒のベスト、紋付羽織袴などを着用します。スーツに合わせるシャツは白色を着用し、ネクタイや靴下も黒色で統一します。 |
女性 | 生地に光沢のない、ブラックスーツ、ブラックフォーマル、または黒無地染め抜き五つ紋付きが正式な和装の喪服などを着用します。肌の露出を控えて、スカートは膝が隠れる長さにし、ストッキングも無地の黒色を選びましょう。 |
子供 | 赤ちゃんは黒のロンパース、小さい子供は黒の上下と黒のスニーカーを着用しますが、ない場合は派手な色や柄を避けた服装であれば問題ありません。学生は学校の制服を着用します。 |
喪主は、お葬式に参列してくれた親族や参列者、僧侶に対してお礼の挨拶をする場面が複数回あります。挨拶をする場面ごとに参列者も異なるため、それぞれに適した挨拶文を用意するのがマナーです。挨拶文を検討する際は「いろいろ」などの重ね言葉は不幸が重なることを連想させるとされているため使用するのは避けましょう。
以下に葬儀・告別式と精進落としの際の喪主の挨拶の例文をご紹介します。
【葬儀・告別式での喪主挨拶の例文】
【精進落としでの喪主挨拶の例文】
喪主はできる限りすべての参列者に挨拶をするのがマナーとされていますが、参列者一人ひとりを出迎えたり見送ったりする必要はありません。お葬式当日の喪主はやることが多岐に渡り、参列者とゆっくり話す時間を取るのは難しいでしょう。そのため、祭壇横などで訪れた参列者を迎えて会釈や目礼をし、機を見て参列のお礼を簡潔に述べることをおすすめします。無理のない範囲で丁寧な対応を心がければ、参列者に状況や想いが伝わります。
お葬式に参列する際には、服装や御香典のマナーなどの注意点を把握しておくとよいでしょう。参列できなかった場合についても以下でご紹介します。
参列者が着用する喪服は基本的に準喪服になりますが、近親者のみのお葬式で平服と指定があった場合は略喪服を着用します。男性と女性の準喪服と略喪服は以下のとおりです。
タイプ | 概要 |
---|---|
男性の準喪服 | ブラックスーツで光沢のないものを着用します。ネクタイ、靴も光沢のない黒で統一します。 |
男性の略喪服 | 無地で光沢のないダークグレーか紺のスーツを着用します。ネクタイは黒や地味な色を使用します。 |
女性の準喪服 | 黒のワンピースかアンサンブル、またはスーツを着用します。生地に光沢がなく、露出が少ないものを着用します。 |
女性の略喪服 | 黒や濃紺などの地味な色のワンピース、アンサンブルまたはスーツを着用します。 |
御香典に包む金額は故人との関係によって相場が異なります。それぞれの目安は以下の表のとおりです。
故人との関係 | 御香典金額の相場 |
---|---|
両親 | 5万〜10万円 |
祖父母 | 1万〜3万円 |
知人 | 3,000〜1万円 |
会社関係者 | 5,000〜1万円 |
仕事や他の事情でお葬式に参列できない場合は必ず喪主に伝え、後日弔問が可能かうかがいます。喪主の了承が得られたら、後日時間を作って喪主宅に伺い、挨拶と一緒に御香典を渡すとよいでしょう。
また、参列はできなくても御香典や供花、供物を届けて弔意を表す方法もあります。送る際は故人へのお悔やみと、お葬式に参列できないお詫びを記した手紙を一緒に添えましょう。ただし、御香典や供花、供物を辞退している遺族もいるため、送る前に喪主への確認が必要です。
葬儀に参列できない場合については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
ここまでお葬式の内容や流れを中心にお伝えしてきました。
お葬式にはさまざまな儀式が存在し、喪主や遺族がおこなう準備は多岐にわたります。準備や段取りを円滑に進めるためのポイントは以下になります。
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