お葬式
妊婦が葬式に参列する時の注意点は?迷信や服装なども詳しく解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.08.24

お葬式には様々な風習やマナーがあります。
地域性、妊娠週数によっては参列を控えるべきと言われることも少なくありません。
現代では、妊婦がお葬式に参列されることは特にマナー違反にはあたらないとされています。
参列するかしないかは、周囲の意見を聞き、最終的には自身で判断する必要があります。
そこでここの記事では、
- 妊婦でも葬儀に参加して良いか
- 妊娠中、葬式に参列する場合の注意点
- 妊婦が葬式に参列する際の服装について
- 妊娠中のお葬式にまつわる日本の迷信
などについて解説していきます。
たとえ妊娠中であったとしても、故人を想う気持ちに変わりはありません。
妊娠中にお葬式に参列する際の服装についても詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください。
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妊婦でも葬式に参列してよい

妊婦であってもお葬式に参列することは、特に問題はありません。
ただし、急な体調の変化など心配なこともあります。
参列する際には下記のポイントを押さえておくと良いでしょう。
体調を優先する
葬儀では長時間立っていたり座り続けなくてはいけないので、体調を崩しやすいです。
また、つわりがある時期の場合、お香の香りで体調が悪くなる場合があります。
そうした体調の変化があるかもしれないということを念頭におき、自身とお腹の子供を一番に考えて判断しましょう。
周囲の理解を得ておく
妊婦であることを周囲に伝え、参列しても良いか確認すると共に、妊娠中の参列について理解を得ておくと良いでしょう。
妊娠中の体調には個人差がありますが、非常にデリケートな時期であることには変わりありません。
本人が問題ないと思っていても周囲はやはり心配をします。
万一体調を崩してしまいお腹の赤ちゃんにまで影響があっては大変です。
体調が悪くなってしまった場合の対処法などもしっかり考え、周囲に伝えておきましょう。
妊婦が葬式に出る時の注意点

妊婦が葬式に参列する際、気を付けなければならないポイントがいくつかあります。
そこで、参列時の具体的な注意点について詳しくご紹介します。
体調の確認
個人差が大きいですが、妊娠中は体に多くの変化が表れています。
初期はつわりがあったり、逆に後期になると赤ちゃんも成長しお腹が大きくなるため、体を動かすのも辛い時期になるでしょう。
お腹の張り具合がいつもと違うなど、少しでも気になることがあったら無理は禁物です。
かかりつけ医などに相談する
事前にかかりつけ医に葬儀の参列が可能かどうか相談するのが良いでしょう。
自分が大丈夫だと思っていても検査してみると異常が見つかる場合もあります。
特に初産であればお腹の張り具合などで判断するのは難しいです。
不安があれば参列しない
自身の体調について少しでも不安があれば、参列を控えるという判断も大切です。
お葬式では故人のお身内や会葬者など多くの方が参列しますので、万が一体調が崩れるとたくさんの人に心配をかけてしまうことにもなります。
何よりお腹の赤ちゃんへの影響が心配されるところでもありますので、不安要素がある場合は参列を控えましょう。
主催者へ一言断る
お葬式の主催者である遺族側に一言断ってから参列するのが良いでしょう。
その際、遺族側の風習によって妊婦の参列を控えてほしい場合はご案内を頂けます。
式中に万一体調が崩れてしまった場合でも葬儀社側が対応しやすくなりますので、安心して参列することが出来るでしょう。
臨月であれば参列を控える
臨月とは、出産予定日前の1か月の時期。
この時期はいつお産になってもおかしくない期間とされ、個人差はありますがお腹も一気に大きくなり始めます。
お腹が大きくて足元も見えにくくなりますので、臨月での参列は控えた方が良いでしょう。
時期や季節、場所に注意する
お葬式を執り行う時期や季節、場所にも注意が必要です。
真夏の気温が高い時期は、妊婦は通常時よりも体温が高いため熱中症のリスクが上昇します。
真冬は空気が乾燥しウイルス性の風邪も流行ります。
古くからのお寺や会館で葬儀を執り行う場合、妊婦に適した環境ではない場合があります。
お葬式に参列する場合は、事前に可能な限りこれらの環境について調べ、対策を講じましょう。
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妊婦が葬式に出る時の服装

妊娠中にお葬式に参列するときは、ゆったりとして締め付けのない、動きやすい服装が良いとされます。
妊婦に適した服や靴について、ポイントを解説します。
妊婦用を新調する必要はない
お腹が目立たない時期であれば、普段使用している喪服を着用しても良いでしょう。
しかしお腹の大きさには個人差がありますので、普段着用している喪服が着られない場合もありますが、あえて妊婦用の喪服を新調する必要はありません。
ゆったりとした黒のスカートに黒のトップスをあわせても良いでしょう。
もしも手持ちの服で相応しいものがない場合は、妊婦用の喪服をレンタルすることもできます。
光沢のない黒いワンピース
シンプルな黒いワンピースがあればそちらを着用してお葬式に参列しても良いでしょう。
ただし、シンプルなものでも光沢や飾りがあるものはカジュアルな印象を与えてしまいますので、お葬式の場では避けるべき。
特にお腹周りの締め付けが少なく、立ったり座ったりの動作や着脱がしやすいシンプルな黒の装いであれば問題ありません。
ヒールの低い黒靴
靴は服同様に光沢や飾りのない、フラットな黒靴を選ぶようにしましょう。
3センチ程度のヒールであっても歩き慣れている場所ではないため、妊婦にとっては危険です。
妊娠時は体の重心が前側に変化し、座る、立ち上がるなどちょっとした動作でもバランスを崩しやすくなります。
特に妊娠後期になるとお腹が大きくなり足元が見えにくくなります。
靴は出来るだけヒールの低いフラットな靴が良いでしょう。
黒いストッキング
お葬式では極力肌の露出を避けるため、夏でもストッキングを着用するのがマナーです。
ストッキングの色や厚さについては地域により風習が異なりますので、事前に遺族か地域の葬儀社などに確認するのが良いでしょう。
特に決まりがない場合は、黒いストッキング(20デニール程度の肌が少し透けるタイプ)であれば問題ありません。
羽織もの
葬儀式場は多くの人が参列し室温が上昇しがちのため、冷房を低めに設定している場合があります。
妊婦にとって冷えは大敵です。
予め薄手のカーディガンなど簡単に体温を調節できる羽織ものを持参しましょう。
また冬場のお葬式では、室内が温かくても足元が冷える場合もあります。
式場でブランケットの貸し出しがあるか確認しても良いでしょう。
妊婦が葬式を欠席する際には

自身の体調に不安がある場合は無理にお葬式に出席する必要はありません。
参列しない場合は早めに欠席の理由を遺族にお伝えし、下記のいずれかの方法でしっかりと弔意を示すことが大切です。
- 弔電を打つ
- お香典とお悔やみ状を式場かご自宅にお送りする
また、遺族に連絡し日程の調整を行った上で直接自宅に弔問するのが最も丁寧と言えます。
ただし、臨月である場合はいつ出産になってもおかしくありません。
自身の体調を一番に考えて決して無理をしないようにしましょう。
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妊婦の葬式参列に関する迷信

地域によっては、妊婦が葬式に参列することにまつわる迷信がいくつかあります。
参列が好ましくないとされる迷信については、
- 胎児が霊にとり憑かれる
- 胎児が黄泉の国に連れていかれる
- 赤ちゃんの肌にアザができる
などがあります。
もちろんあくまで迷信ですので、科学的な根拠はありません。
しかし現代のように医療が発達していない昔は、妊婦が葬式に出席して疫病に感染するなどの危険もあったことでしょう。
そのため、あらゆる危険から妊婦を遠ざけるという意味で創られた迷信であるということも考えられます。
また、逆に参列した妊婦や胎児にふりかかる災いを祓ってくれるという迷信もあります。
これらの迷信は地域によって言い伝えやニュアンスが異なる場合もあります。
事前にその地域の迷信を調べてみるのも良いでしょう。
妊婦が葬式に出る時は鏡を持っていく?

外側に向けた鏡をお腹に入れておくと、悪いものを跳ね返してくれるといわれています。
その上から更に赤い布で鏡を固定すると、良くない霊をお腹に寄せ付けないともいわれます。
気になる方は鏡と赤い布を用意してみましょう。
ただし赤などの派手なカラーはお葬式には相応しくありません。
そのため、布が見えないようにする必要があります。
こうした迷信も古くから言い伝えられているもので、現在ではお腹部分に鏡を入れられるポケットのついた喪服も販売されています。
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妊婦時の葬式についてのまとめ

これまで妊婦がお葬式に参列する際の服装や注意すべき点についてを中心に紹介してきました。
まとめると、以下のようになります。
- 妊娠中、体調に異常がなく臨月でなければお葬式に参列しても問題ない。
- かかりつけ医に相談のうえ、周囲に妊婦であることを告げて理解を得ておく
- 妊婦用の喪服を新調する必要はなく、締め付けのないシンプルな黒ワンピースを選ぶ
- 地域によって妊娠中はお葬式に参列することが好ましくないとされる迷信がある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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