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お葬式

法事における平服とは?夏場の平服についても解説

更新日:2022.11.21

弔問

クエスチョンマークが書かれた積み木が3つ積まれている

記事のポイントを先取り!

  • 平服は略喪服を指す
  • 喪服には3つの格式がある
  • 平服はシンプルなダークカラーを選ぶ

法事に参列する際、「平服でお越しください。」と案内されることがあります。
平服と聞いて、どのような服装がふさわしいのか気になるでしょう。
法事では周囲の方へ失礼の無いよう、心がけたいところです。
そこでこの記事では、

  • 平服とは
  • 喪服の種類
  • 平服を着用する際の注意点

以上の内容で解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 平服とは
  2. 喪服の種類
  3. 忌日年忌法要別の服装マナー
  4. 平服を着用する際の注意点
  5. 夏の法事に適した平服とは
  6. 法事の平服のまとめ
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平服とは

ネクタイを締める男性

弔事で使用される平服は、簡易的な喪服(略喪服)を意味しています。
法事では、「平服でお越しください。」と案内されることがあります。

平服を普段着の意味と解釈してしまうと、他の参列者に不快感を与えかねません。
喪服の種類や服装のマナーについて確認し、落ち着いて対応できるようにしましょう。

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喪服の種類

AとBを比べるオペレーターの女性

以下では、沢山のマナーが存在する喪服について、格式ごとに解説していきます。

正喪服

正喪服とは、3種類の格式の中で最も格式の高い喪服を指します。
正喪服は一般的に、葬儀や告別式などで喪主や親族が着用するものです。

また、喪主や親族以外の参列者が着用するのはマナー違反とされています。

男性(洋装)

男性の洋装の正喪服は黒のモーニングコートに白いシャツ、黒のパンツを合わせます。
また、ネクタイ・ベスト・靴下・靴はすべて黒の無地に統一しましょう。

男性(和装)

男性の和装は、紋付羽織袴に袴を着用し、紋付の羽織を合わせるのが良いです。
紋付と羽織は黒色の羽二重、家紋は五つ紋のものを選びましょう。

※五つ紋とは、背中・両袖・両胸の五か所に家紋が入った物を指します。

女性(洋装)

女性の洋装の正喪服は、ブラックフォーマルが良いとされています。
光沢感のないワンピースに、ボレロやスーツ・アンサンブルなどがあげられます。
注意しなければならないのは、パンツスーツは正喪服として着用することはできません。

女性(和装)

着物の喪服は、喪服の中でも格式がもっとも高いものとされています。
中でも黒無地に家紋の入った着物は、どなたでも着用できる最高礼服です。

正喪服として着用する場合は、五つ紋の黒紋付の着物が最も相応しいです。
洋装と和装で悩まれている方は、洋装よりも和装の方が格上であることを覚えておきましょう。

準喪服

準喪服とは、正喪服の次に格式の高い喪服のことを指します。
準喪服は幅広いシーンで着用できることから、現在は喪主側も準喪服を着用する方が多いようです。

男性

男性の準喪服はブラックスーツが基本です。
シングルかダブルのブラックスーツに白いシャツ、ベストがある際は黒のベストが基本です。

ネクタイは、黒の無地か折り柄のシンプルなものを選びます。
ブラックスーツは黒いビジネススーツとは別物ですので、注意しましょう。

女性

女性の準喪服は、黒のワンピースやスーツ・アンサンブルが基本です。
黒色で光沢感の無い、シンプルなデザインを選びましょう。
スーツやスカートに合わせるインナーも、黒で揃えると良いです。

略喪服

略喪服とは、3つの格式の中で最も格式が低いとされている喪服です。
「平服でお越しくださいと」案内があった場合は、この略喪服を着用するのがマナーです。

男性

男性は黒やグレーなどの光沢のない無地のスーツであれば、問題なく着用して頂けます。
シャツは白色で、ネクタイは黒またはダークグレーなどを合わせましょう。

また、靴は飾りの少ないもので黒色のものを選びましょう。
靴下は黒色がマナーとされています。

女性

女性の場合は、シンプルなデザインであればチェック柄や水玉でも問題ありません。
色は黒や紺・グレーなどの落ち着いた色にしましょう。

一般的な喪服のワンピースやアンサンブルに加え、パンツスーツも略喪服として着用して頂けます。
袖なしなどの露出の多いものは不向きですので、注意しましょう。
小物は黒に統一し、華美な印象を与えない様にすると良いです。

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忌日年忌法要別の服装マナー

人差し指を立ててこちらを向いている女性

日本で一般的な仏式葬儀には、四十九日や一周忌など複数の法要があります。
そこで、法要ごとの服装マナーについてご紹介します。

初七日

初七日とは、葬儀後故人が亡くなった日から7日目に行う初めての法要のことです。
故人が無事に三途の川を渡れるよう、故人の無事を祈る場とされています。

近年では、葬儀や告別式と合わせて初七日法要を行うこともあるようです。
初七日法要の際は、喪主や親族は正喪服か準喪服を着用するのが良いとされています。
参列者は準喪服を着用しましょう。

四十九日

四十九日とは、故人がなくなった日から49日目に行う法要のことです。
一般的にこの法要では、仏前で僧侶が読経や線香・納骨式を行います。

四十九日は、故人が極楽浄土へ行けるように祈る日とされています。
それと同時に、遺族は故人を悼み、身を慎む期間を終える大切な日です。

この四十九日法要の際は、基本的に準喪服を着用するのが良いでしょう。
とても重要視される四十九日法要ですので、平服での参加はマナー違反です。

百箇日

百箇日とは、故人が亡くなった日から100日目に行う法要のことを指します。
この法要には、泣いて悲しむことを終える日という意味があります。

百箇日法要に参列する際は、親族・参列者共準喪服を着用するのが相応しいです。
しかし百箇日は四十九日と期間が近い為、省略されることも多いです。
そのことから、平服を着用することもあります。

一周忌・三回忌

故人が亡くなった日から満1年経った際に、一周忌法要を行います。
満2年経つと三回忌です。

仏の道を精進し、故人の冥福を祈るために行われる法要とされています。
一周忌・三回忌では、自宅やお寺で僧侶が読経や線香をあげて食事をします。

この場には、親族だけではなく親しかった友人なども参加するのが一般的です。
そのため準喪服を着用するのが相応しいとされています。
もし平服でお越しくださいと案内があれば、平服でも問題ありません。

七回忌以降

故人が亡くなった日から満6年が経った年には、七回忌法要を行います。
七回忌法要は、親族のみで行われることが殆どです。

そのため、七回忌や十三回忌では平服を着用しても問題ありません。
平服のマナーを守り着用しましょう。

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平服を着用する際の注意点

感嘆符が書かれた道路標識

平服は普段着ではないと言うことをこれまで説明してきました。
では、実際平服を着用する際はどの様な点に注意したらよいでしょうか。

男性の場合

男性が平服を着用する場合は、ダークカラーのスーツを選ぶのが良いでしょう。
正喪服や準喪服に比べれば自由度が増えますが、細かな部分で配慮が必要となります。
アイテム別に注意点をご紹介します。

スーツ

スーツはグレーやネイビーなどのダークカラーで無地のものを選びましょう。
柄ものでも問題はありませんが、あまり目立たないものを着用するのがマナーです。
光沢感のあるビジネススーツは、華美な印象を与えてしまうので避けることをお勧めします。

シャツ

シャツは正喪服や準喪服と同様に、白いレギュラーカラーのものを合わせましょう。
平服も喪服とされているので、カラーシャツを合わせるのはマナー違反です。

暑い時期に、半袖のシャツを合わせる事は問題ありません。
しかし、法要の際はジャケットを着用するようにしましょう。

ネクタイ

ネクタイは黒色であることが良いとされています。
ですが、スーツ同様にネイビーやグレーなどのダークカラーであれば問題ありません。
華美な印象を与えるネクタイピン等は、付けないのが良いとされています。

ベルト

ベルトは、正喪服や準喪服と同様のものを使うのが良いでしょう。
バックルの大きいモノやワニ革のものは避け、シンプルなデザインのものを選びましょう。

靴は紐の付いた黒色の革靴を選ぶのが良いでしょう。
エナメル素材やバックルの付いたものは、華美な印象を与えるため法要の場では相応しくありません。
できるだけシンプルなものを選びましょう。

靴下

靴下も、靴同様に黒色を選びましょう。
黒がない場合、はネイビーやグレーなどのダークカラーでも問題ありません。

女性の場合

女性が平服を着用する際は、ダークカラーのワンピーストッキングやアクセサリーは色や柄、素材など様々な種類がありますので、ストッキングやアクセサリーなどの種類が多いです。
周りの方に不快感を与えないよう、注意点をしっかりと抑えていきましょう。

スーツ

法要で着用するスーツは、黒やネイビーなどのダークカラーを選びましょう。
また喪服でのパンツスーツは基本的に相応しくないとされているので、その都度確認をすると良いでしょう。

トップス

トップスは、露出のないシンプルなものを合わせましょう。
黒やネイビーなどのダークカラーを選ぶのがマナーです。

アクセサリー

アクセサリーを付ける際は、特に注意が必要です。
基本的に、法要の際はアクセサリーを付けないのが良いとされています。

結婚指輪やパールなど付けても問題のないものもありますが、華美にならない様にしましょう。
また不幸が重なるという意味になってしまうため、二連のネックレスは避けましょう。

バッグ

バックを持つ際も、黒のシンプルなものを選びましょう。
金具や飾りなどが付いていない、布製のものが好ましいとされています。
サイズが大きすぎるものは、マナー違反です。

ストッキング

ストッキングは、平服の際も正喪服や準喪服と同様に黒の薄手のものが好ましいです。
デニール数は30が良いでしょう。

例外として、寒い地域や妊婦の方・ご高齢の方は臨機応変に対応しましょう。
心配事があればその都度確認をとるのが良いです。

パンプス

パンプスは、光沢のあるエナメル素材や金具の付いているタイプのものは避けましょう。
黒色で、布か革のシンプルなものを合わせましょう。
ヒールは3~5cm程度のものが良いです。

子供の場合

子供が法要に参列する際は、基本的に制服を着用するのがマナーです。
しかし、制服のない子や乳幼児が参列することもあるでしょう。
その際の注意点についてご説明します。

学校の制服がある場合

中高生のように、学校の制服を持っている際は制服を着用するのがマナーです。
制服は正装とされているので、色や柄があっても問題ないとされています。

学校の制服がない場合

小学生など制服がない子は、ダークカラーの洋服を選びましょう。
男の子なら、白いシャツに黒やネイビーなどのダークカラーのパンツを合わせましょう。

女の子は、ダークカラーの無地のワンピースが好ましいです。
男の子も女の子も靴は大人と同様、シンプルな黒の靴を合わせましょう。

乳幼児

乳幼児の場合は、華美な印象にならないシンプルなデザインのものを選びましょう。
しかし、乳幼児の洋服で黒や白を揃えるのは難しいと思います。

その際は、ブルーやグレーなど寒色系のもので代用しましょう。

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夏の法事に適した平服とは

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

法事に最適な服装を理解していても、季節が変わればマナーも少し変わっていきます。
そこで、一番皆様が悩まれる、夏場の法事の服装について解説していきます。

男性

男性の夏場の法事に適した平服は、基本的にスーツだとされています。
しかし他の季節とは違い、夏場はスーツを着用するのも一苦労だと思います。
そこで、夏場に適したブラックスーツについてご説明します。

基本はブラックスーツ

基本的に男性は、ブラックスーツが好ましいとされています。
また喪服には3種類の格式があり、法事の種類によって適切なものを選びましょう。

ジャケットの下は半袖でもいい

ジャケットの下のシャツは半袖でも問題ありません。
しかし暑くてもネクタイを外したり、ジャケットを脱ぐのはマナー違反です。
半袖のシャツを着用していても、ネクタイとジャケットは忘れない様にしましょう。

女性

女性の場合は、基本的にワンピースかアンサンブルを着用しましょう。
夏場の暑い時期だからと、露出をしすぎるのはマナー違反です。
以下では、注意すべき点についてご説明します。

基本はワンピース、アンサンブル

夏場の法事において、平服でお越しくださいと案内が来ても、黒のフォーマルなものを着用しましょう。
ワンピースかアンサンブルが望ましいです。
暑いからと言って、胸元の開いたデザインやノースリーブは避けましょう。

半袖でもOK

暑い時期だからと言って、法事の基本的なルールに違いはありません。
半袖やノースリーブなどの、過度な露出は避けたほうが良いです。

しかし日本の夏はとても暑い為、女性も半袖を着用したいと考えると思います。
その際は、法事に参加する時のみ黒のカーディガンやジャケットを羽織りましょう。

どうしても暑いとき

日本の夏は暑さ以外にも、湿気が多くとても辛い気温の日もあります。
その際に、マナーだからと我慢してしまうと熱射病や日射病、熱中症になりかねません。

どうしても暑さが我慢できない場合は以下のことを試してみても良いかもしれません。

冷却スプレーを持参

暑さを凌ぐのにお勧めなのが、冷却スプレーです。
洋服やハンカチなどに吹きかけることで、涼しく快適に過ごすことができます。

夏用スーツを着用

近年ではスーツにも夏用のものが存在します。
生地が軽く、風通しも良いので通年用のスーツよりも涼しく快適に着用できます。

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法事の平服のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで法事における平服についての情報や、注意点などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 平服とは略喪服を指す
  • 喪服には正喪服・準喪服・略喪服の3つの格式がある
  • 平服を着用する際はシンプルでダークカラーのものを選ぶ

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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