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納骨式でお供え物を持参するべき?お供え物の金額・のし紙について
更新日:2022.07.14
納骨式に参列する際は、香典の他にお供え物は持参したほうが良いのでしょうか。
また、施主が用意するお供え物と、参列者が用意するお供え物に何か違いはあるのでしょうか。
この記事では、納骨式に参列する際のお供え物について紹介していきます。
他にも納骨式に関するマナーも合わせて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 納骨式でお供え物は必要?
- 納骨式でのお供え物
- 納骨式でのお供え物にのし紙は必要?
- お供え物の代わりにお金でもOK
- 納骨式のお供え物へのお返し
- 納骨式でお供え物を渡す時のマナー
- 納骨式当日の流れ
- 納骨式での服装のマナー
- よくある質問
- 納骨式でのお供え物まとめ
納骨式でお供え物は必要?
納骨式に招かれて出席する場合は、お供え物を持参するのがマナーです。
香典のほかに花やお菓子を持参して遺族の代表の方へ渡します。
納骨式は、四十九日の忌明け法要と同日に行われることが多いようです。
四十九日法要を執り行った後にお墓の前へ移動し、納骨式を行うという流れが一般的です。
四十九日と納骨式を同日に行う場合、香典は別々に用意せず四十九日の相場に合わせて包みます。
納骨式のみ行う場合は表書きを「御霊前」として香典を持参します。
ただし仏教の場合は四十九日を過ぎると表書きは「御仏前」となります。
納骨式には施主が事前に用意しているお供え物があります。地域や宗派によっても異なりますが、お花や果物、故人の好きだった食べ物を供えることが多いようです。
丸餅やお酒をお供えする地域もあります。
納骨式と一緒に開眼供養(かいがんくよう)を行う際、施主は以下のものを準備します。
- お花 (祭壇用のものを一対)
- 海のもの(昆布やするめ、わかめなど)
- 山のもの(季節の野菜2~3種類を1つずつ)
- 果物 (季節の果物2~3種類を1つずつ)
- お酒 (一升瓶や缶ビールなど)
- 丸餅 (開眼供養を行う場合は紅白で準備する)
- お線香・ロウソク(線香は束で1本、ロウソクは2本程度)
納骨式に招かれた人が持参するお供え物に関してはこれから詳しくご説明します。
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納骨式に持参するお供え物としてふさわしいものをご紹介します。
花
花はどの法要でも定番のお供え物です。
お供え用の花は1対1で用意するのがマナーです。
花の種類に特別な決まりはありません。
基本的には故人の好きだった花を選んでもいいようです。
ただし、棘のあるバラやすぐに花が落ちてしまうもの、花粉が落ちやすい花はNGとされています。
棘のある花がNGな理由は、棘が刺さってケガをする恐れがあることと血を連想させるためです。
花の首が折れたように落ちてしまう椿も避けるべき花とされています。
しかし故人が好きだった場合は、多少入れても問題ないとされています。
よくわからない場合は、お花屋さんに「納骨式用の花束を作ってほしい」と相談しましょう。
納骨式にふさわしい花束を作ってくれます。
あまり貧相な花束を持っていくのは失礼にあたるため、ある程度ボリュームのある花束を持参した方が良いようです。
果物
季節の果物や故人の好きだった果物をお供え物として持っていく方も多いようです。
納骨式をはじめとする法事やお盆などには、丸い果物を持っていくのが良いとされています。
丸=円=縁で、故人との縁をつなぐ意味が含まれています。
夏場ならスイカやメロンでもいいのですが、あまりに大きすぎると場所を取ってしまいます。
リンゴやみかんなど少し小さめのものがいいでしょう。
季節にもよりますが基本的に日持ちする果物がおすすめです。
ブドウや桃は傷みやすいためお供えには不向きです。
お菓子
お菓子もお供え物として定番の品物です。
お供え物に向いているお菓子は、日持ちするクッキーやおせんべい、羊羹などです。
個包装であればなおいいでしょう。
お菓子でNGなのがショートケーキやシュークリーム、大福などの生菓子です。
クリームが溶けてしまうものや1日程度しか日持ちしないお菓子は避けましょう。
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納骨式でのお供え物にのし紙は必要?
納骨式に持参するお供え物には、のし紙をつけた方が丁寧です。水引は四十九日以前とそれ以降で異なるようです。
四十九日以前
納骨式の日が四十九日よりも前だった場合は、黒白の水引がついたのし紙を使用します。
故人は亡くなってから49日間は、現世で魂がさまよっているとされています。
49日目に閻魔大王から裁きを受け、次の魂の行き先が決まり死後の世界へ旅立つといわれています。
遺族も49日を過ぎてようやく忌明けとなります。
そのため葬儀と同様に黒白の水引にするのがマナーです。
四十九日以降
四十九日の忌明け法要後の納骨式の場合、のしの水引は双銀か黄白の結び切りを使用します。
表書きは「粗供養」や「御供」とします。
のし紙は水引のプリントされているタイプで問題ありません。
夫婦で納骨式に出席される場合は、表書きの下に夫の名前を書き、左脇に苗字を省略して妻の名前のみを書きます。
お供え物の代わりにお金でもOK
近年は品物ではなく金銭をお供え物にする方も増えています。
金銭の場合の相場は5,000円~1万円程度です。
納骨式の後に会食がある場合は、1人5,000円を目安に上乗せして包みます。
表書きは「御供物料」として、水引は黒白や双銀、黒銀などにします。
水引の結びはあわじ結びか結び切りです。
御供物料を包んだ場合、品物の持参は基本的に不要です。
どうしても手土産を持参したいのであればお花や菓子折りなどがいいでしょう。
故人が好きだった場合にお酒を持っていくのもいいですが、寺院によってはアルコールが禁止のところもあります。事前によく確認してから持参した方が良いでしょう。
お供え物に限らず、葬儀やお墓に関する知識は以下から確認できます。
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納骨式のお供え物へのお返し
納骨式であっても、参列者から香典あるいはお供え物をいただくケースがほとんどです。
そして、この際には必ず返礼品として香典返しなどをしなければなりません。
返礼品の費用相場や贈る時期、贈る際ののし紙について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
相場
そもそも、参列者が遺族に香典などを渡す理由は、その場を用意してくれた遺族への感謝あるいは力添えのようなものです。
そのため、あまり多く返してしまうと、その気持ちを無下にする行為と思われてしまいます。
一般的に、納骨式の返礼品の費用相場はいただいた香典等の3分の1程度とされています。
経済状況などによって、4分の1程度でも問題ないでしょう。
当日返しとして用意する場合には、2,000円〜5,000円程度が相場とされています。
納骨式と同時に四十九日の法要も行う場合は香典も多くなりますので、少し多めに用意しておくと良いでしょう。
時期
葬儀などの返礼品であれば、多くの場合が忌明け後1ヶ月以内に贈ることがマナーとなっています。
これには、無事に忌明けできたことを報告する意味も含まれているので、この時期に贈るのが良いとされています。
しかし、納骨式は多くの場合、忌明けとなる四十九日の法要と同時期に行われるでしょう。
そのため、納骨式の香典返しを忌明けに合わせて用意しようとすると、当日返しが順当です。
もちろん当日返しとする家庭も少なくありませんが、返礼品を贈る時期としては、一般的に法要から1ヶ月以内となります。
挨拶状も併せて、納骨式を終えてから1ヶ月以内に贈ると良いでしょう。
のし紙
返礼品には通常、のし紙をかけます。
この際は、黒白あるいは黄白の結びきりのものを選んでください。
どちらを扱うかは地域性もありますので、可能であれば詳しい方などに確認しておくことをおすすめします。
また、表書きには「粗供養」と書き、下に喪主の姓あるいはフルネームを記入してください。
スポンサーリンク納骨式でお供え物を渡す時のマナー
持参したお供え物を自分で仏壇に供えるのはマナー違反となります。
必ず遺族の代表へ手渡ししましょう。
手渡すときは「どうぞ、御仏前にお供えください」など一言添えます。
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納骨式当日の流れ
納骨式当日の流れについて簡単にご説明します。
1.施主の挨拶
納骨式を始める前に、施主から参列者へ向けて簡単な挨拶をします。
納骨式に参列いただいたお礼と遺族の近況などを話しましょう。
納骨式後に会食を設定している場合は、その旨と会食会場の案内もします。
挨拶は1〜2分程度で手短に済ませましょう。
2.納骨・読経・焼香
僧侶に読経をお願いします。
納骨作業が終わってから読経する場合と、納骨作業を挟んで前後に読経する場合があるようです。
納骨作業は石材店の方にカロートと呼ばれる、遺骨の収蔵場所の蓋を開けてもらって行います。
関東地方では骨壺ごと納骨しますが、関西では納骨袋という木綿の袋に遺骨を入れ替えて納骨するのが主流です。
参列者は読経の途中で焼香します。
僧侶が焼香を始める合図を出してくれるので施主から順番に行います。
読経と焼香が終わったらお墓へお供え物を置きます。
法要後に僧侶が帰られる場合はお布施もこのタイミングで渡します。
納骨作業と読経は30分~1時間程度で終了します。
3.会食
納骨式後には参列者全員と僧侶で会食するのが一般的です。
セレモニーホールで納骨式を行う場合は別室を借りたり、ホテルなどで行うこともあります。
昔は精進料理を食べるのが慣習でしたが、近年はコース料理や懐石料理などが多いようです。
会場ではなく自宅で会食する場合もあるようです。
会食費用は1人3,000円~1万円程度が相場です。
納骨式だけではなく会食がある場合、参列者はお供え物の額にプラスして5,000円程度多く包みます。
施主側は僧侶が会食へ参列しない場合、お布施とは別で御膳料を包みます。
御膳料の相場は5,000円~1万円です。お布施と一緒に包まずに別々で包むのがマナーです。
このほかに交通費として御車代も5,000円~1万円包みます。
3つ一緒に渡す場合は、お布施・御車代・御膳料の順番に重ねて切手盆にのせて僧侶へ渡します。
納骨式での服装のマナー
納骨式にはどのような服装で参列すればいいのでしょうか。
納骨式を行う日が四十九日よりも前か後かで異なります。
四十九日より前、もしくは四十九日法要を同日で行う場合は喪服が基本です。
男性はブラックスーツに白いワイシャツ、黒いネクタイを着用します。
靴や靴下、ベルトなどの小物も全て黒で統一しましょう。
シンプルな結婚指輪は身に付けても問題ありません。
女性の場合は黒のスーツかワンピース、アンサンブルなどを着用します。
ストッキングやパンプス、バッグも黒で統一しましょう。
パンプスや靴は殺生を連想させる皮は避けます。
合皮なら問題ありませんが、光沢のあるような素材はNGです。
子供が一緒に参列する場合は、無理に喪服を用意しなくてもOKです。
中高生は学生服が喪服代わりになります。
靴もローファーで問題ありません。
小さいお子さんも黒やグレー、濃紺などの落ち着いた色味の服を着用します。
男の子なら白シャツに黒やグレーの短パン、肌寒いようならベストなどを着用させます。
女の子なら黒や紺色のワンピース、もしくはブラウスにダークカラーのスカートを着用します。
大人はマナー違反となってしまいますが、子供なら白いスニーカーでも大丈夫です。
四十九日よりも後に行う納骨式は平服でも問題ありません。
平服と言ってもカジュアルな服装ではないので注意が必要です。
弔事でいう平服は略喪服を指します。
男性なら濃紺やグレーなどダークカラーのスーツを着用します。
女性も同様にダークカラーのワンピースやセットアップなどを着用します。
子供の場合は喪服の時と変わらず落ち着いた色味の服装をさせればOKです。
納骨式の案内状で服装が指定されている場合もあります。
よくわからない場合や、女性で妊娠中の方や赤ちゃんがいる方は施主に相談しましょう。
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Q:納骨式のお供え物は和菓子と洋菓子どちらが良い?
日持ちが良ければ、どちらでも問題ありません。
傾向として、和菓子のほうが長持ちするので、一般的には和菓子のほうが良いとされます。
洋菓子であっても、クッキーやミニケーキなどの焼き菓子であれば長持ちするものもあるので、そういったものでも良いでしょう。
また、可能であれば個包装のものを選んでください。
個包装であれば日持ちが良いことも多いうえ、消費する際にも扱いやすくて喜ばれる傾向にあります。
納骨式でのお供え物まとめ
ここまで、納骨式のお供え物についての情報を中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りになります。
- 納骨式に持参するお供え物には、お花やお菓子・果物などがある
- 四十九日前なら黒白の水引の付いたのし、四十九日後なら双銀ののしをお供え物につける
- 御供物料の相場は5,000~1万円程度で、会食がある場合は1人5,000円ほど上乗せする
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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