初盆におすすめ・タブーなお返しは？お返しを贈る際のマナーも解説

更新日：2022.06.23 公開日：2021.12.23

お盆

記事のポイントを先取り！

• 初盆のお返しの金額は頂いた御仏前の3分の1〜2分の1程度
• お祝い事をイメージさせるものや生物はお返しでタブー
• お返しに人気なのは食品や日用品などの消えもの
• カタログギフトをお返しに選ぶのは問題ない

初盆で香典をいただいた場合には、お返しを用意します。
初盆のお返しにおいてタブーな品物はあるのでしょうか？

この記事では、初盆の香典返しのタブーについて詳しくお伝えします。
初盆でタブーの品物がどういうものかを知っておくと、ほかの法要全般でも役立ちます。

香典返しに最適な品物も併せてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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1. 初盆のお返しの金額
2. 初盆のお返しでよく利用されるもの
3. 初盆のお返しでタブーとされるもの
4. タブーではないが初盆のお返しで避けたい物
5. 初盆のお返しはカタログギフトでもよい？
6. 初盆のお返しを贈る時のマナー
7. 初盆のお返しのタブーまとめ

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初盆のお返しの金額

初盆のお返しの金額は、一般的に頂いた御仏前の3分の1〜2分の1程度だとされています。

この金額は地域や風習によっても異なりますので、詳しくは親族の年長者やお寺などに確認しましょう。

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初盆のお返しでよく利用されるもの

初盆のお返しの品は、「消えもの」が良いとされています。

消えものとは、残らない品物のことです。
「不幸が残らないように」や「悲しみが早く消えてほしい」という遺族の願いから考えられるようになりました。

お返しには食べ物や日用品など、使うと消えるようなものを選びます。
初盆のお返しでよく選ばれる代表的な品物をご紹介します。

• クッキーやせんべいなどのお菓子
• ゼリーやようかんなどの水菓子
• タオルやシーツなどのリネン類
• 石鹸や洗剤などの日用品
• お茶やコーヒー
• そうめんやうどん

基本的に賞味期限・使用期限が長い、常温で長持ちするものがおすすめです。

また、当日返しのときには帰り際に持ち帰ることになるため、軽くてかさばらないものを選ぶと喜ばれます。

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初盆のお返しでタブーとされるもの

次に初盆のお返しのタブーについてお伝えします。
基本的な考え方やマナーも紹介しますので、参考にしてください。

昆布・鰹節

昆布や鰹節は基本的には結婚式などの祝い事でよく贈られるものであるため、弔事ではタブーです。

お酒

お酒も結婚式や正月祝いなどのお祝い事をイメージさせるため、タブーとされています。

肉・魚などの生鮮食品

肉や魚などの生ものも、基本的にはタブーです。
仏教では殺生が禁止と考えられているためです。

しかし、他の宗教によってはマナー違反にならないケースもあるため、よく確認してから選択することをおすすめします。

華やかなパッケージの品物

派手で華やかなパッケージは弔事にふさわしくないため、避けることが無難です。

一般的には地味な色合いや、白黒のデザインのパッケージを選ぶことをおすすめします。

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タブーではないが初盆のお返しで避けたい物

タブーではありませんが、できれば初盆のお返しとしてはおすすめできないものについて以下で紹介していきます。

理由も説明していきますので、失礼のないような対応ができるようにしましょう。

日持ちのしないお菓子

初盆の時期は、基本的に夏場の気温や湿度が高い時期になります。

衛生面から見ても日持ちのしないようなお菓子は、腐敗してしまう可能性が高いため、避けた方が無難です。

置物

初盆のお返しの考え方で説明した通り、基本的には消えてなくなるものがよいとされています。
そのため、置物などは保管に困ってしまうケースもあるため、おすすめできません。

例外として小さい物であれば良いケースもありますが、あまりメジャーではありません。

割れやすいもの

割れ物は、移動時に割れないよう配慮が必要となります。
参列者に余計な負担をかけてしまうため、避けた方がいいでしょう。

もし割れた場合は、縁起が悪く嫌な気持ちにさせてしまいますし、あまりおすすめできません。

金券・商品券

金券や商品券は、金額があからさまにわかってしまいます。

相手にあまりいい印象を与えないため、避けた方がいいでしょう。

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初盆のお返しはカタログギフトでもよい？

初盆のお返しで、カタログギフトを選択してもいいのか迷ってしまう方も多いかと思います。

香典の金額が高額であった場合はカタログギフトをお返しで贈ることをおすすめします。

最近では、さまざまなお返しの際にカタログギフトを選択するケースも増えてきました。

カタログギフトを贈るメリットを以下に紹介します。

• 参列者が好きな品物を選べる
• 当日返しであった場合にも荷物にならない
• カタログの価格帯が豊富であるため、香典の金額に合わせて対応できる

香典返しを何にするのか考えるのは、遺族側にも負担が生じます。
カタログギフトであれば、忙しい遺族の負担軽減にもつながります。

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初盆のお返しを贈る時のマナー

最後に、初盆のお返しを贈る際のマナーや注意点について紹介します。

のしの書き方やお礼状についても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

掛紙（のし紙）の表書き

一般的にのしの表書きには「志」や「初盆志」、「粗供養」などと記載します。

地域や宗教によって異なりますが、「志」はどんな宗教でも使用できる表書きです。

のしの下には、施主の氏名を記載します。
夫婦で連名の場合には、施主である夫の名前の左横に妻の名前を記載します。

また、「〇〇家」と家名を記載して贈ることもあります。

郵送の場合はお礼状を添える

当日返しではなく、後日郵送にてお返しを送るケースもあります。

郵送する際には、お礼状を添えるとより丁寧な印象になります。
お礼状のポイントを以下に紹介します。

• 故人の呼び方は、施主との関係性によって「亡父」や「亡母」などと記載する
• 重ね言葉や縁起の悪い言葉は避け、宗教によって言い換えが必要な言葉に注意
• お礼状は、白い紙に縦書きで1枚におさまるようにする

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初盆のお返しのタブーまとめ

ここまで、初盆のお返しのタブーについての情報を中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 初盆のお返しの金額は一般的に頂いた香典の2分の1～3分の1程度
• 初盆でタブーのお返しは日持ちのしない食べものや割れ物、金券などがある
• 初盆のお返しのマナーとしてはお礼状を添え、使用する言葉にも配慮が必要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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