法事法要
仏壇にダメな花とは?お供えする花の選び方について紹介
更新日:2022.05.16 公開日:2021.12.15

記事のポイントを先取り!
- お墓に供える花と同様のルールがある
- 花の色や本数にも注意する
仏壇に向かって手を合わせ、線香を上げる際、お供えされている花を目にすることがあります。
普段何気なく目にしているそのお花は、実は種類が決められているのです。
本記事では、仏壇にふさわしくない花についてご紹介します。
ご先祖様や故人の供養のためにもご参考いただけますと幸いです。
花を長持ちさせる方法についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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仏壇に花を飾る理由
お葬式の際、祭壇にはたくさんの花が飾られています。
それと同様に、自宅にある仏壇にも花をお供えすることが一般的です。
仏壇に花をお供えする一つの理由は、仏様に対する感謝の気持ちを示すためです。
例えば、現代でも母の日に花をプレゼントするといった慣習は有名です。
また、花は厳しい自然環境の中でも力強く、美しく咲き、私たちを楽しませてくれます。
このような様子は、人間がさまざまなことを乗り越え、修業している姿を花に例え、仏様に誓いを立てるといった意味合いもあります。
お供えにふさわしくない花は?
仏壇へのお供えにふさわしくない花には、どのような種類のものがあり、どのような理由でふさわしくないとされているのでしょうか?
ここでは、具体的にダメな花について紹介していきます。
棘のある花
バラやアザミなどの棘のある花は、一般的に仏壇には不向きです。
棘は殺生をイメージさせる他、お供えする際に怪我をしてしまうリスクもあります。
故人が、バラなどの棘のある花を生前好んでいた場合、棘を取り除いた上でお供えされることもあります。
毒のある花
毒のある花をお供えすることは、仏様に毒を与えることになるため、控えます。
具体的には彼岸花やトリカブト、ジキタリス、シャクナゲ、キョウチクトウなどが挙げられます。
香りが強い花
仏教では四十九日の間、線香を食香と呼び、故人に食事を供える意味を持ちます。
そのため、香りが強い花を供えることは、線香の香りを妨げるためマナー違反となります。
ユリやカサブランカなどの香りの強い花は控えましょう。
花粉が落ちる花
花粉が飛び散りやすい花は、仏壇自体を花粉で汚したり、花粉症の人の迷惑となるため、仏壇には不向きです。
花弁が落ちやすい花
サザンカやツバキは花瓶から散り、落ちていきます。
花がポロリと落ちる様子は首が落ちることを連想させるため、仏壇にはダメな花となります。
ツルがある花
ツルのある花は水あがりが悪く、枯れやすいものが多いので、仏壇には向きません。
また、ツルがからみつく様子は、成仏できないようなイメージに繋がります。
ツルのある花は、アサガオやジャスミン、クレマチスやノウゼンカなどです。
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造花はふさわしくない?
最近では、仏壇に供えられている造花を目にすることがあります。
ここでは、造花はダメな花なのか解説していきます。
造花は基本的に好ましくない
基本的には生花が好ましく、造花は好ましくないと考えられています。
生花は手入れが必要であり、枯れた後、掃除や取り替える手間もかかります。
しかし、花が自然に枯れていくさまが人生に例えられ、新しい花に取り替えること自体が、仏様を大切にしている証拠だとされています。
そのため、生花が好ましいと考えられています。
造花のメリット
近年ではライフスタイルの変化などから、造花を選択する方も増えています。
昔のように、何世帯もの家族が同居していることは珍しく、現在では高齢者の1人、あるいは2人暮らしの家庭が多くあります。
このような中で生花を毎日管理することは難しく、近年ではご先祖様や仏様に対する感謝の気持ちがあれば造花でも問題ないとされています。
造花は以下のことがメリットとして挙げられます。
- 生花のように枯れないため、手入れがいらない
- 花瓶の水を取り替える必要がない
- 低コストである
仏壇へお供えする花の選び方
仏壇へお供えする花は、どのように選ぶのででしょうか。
仏壇に適した花の特徴を理解することで、適切な花を選択しましょう。
長持ちする花
すぐに枯れてしまう花だと、取り替える頻度も高くなり、費用負担がかかります。
そのため、仏壇にお供えする花は長持ちするものを選びましょう。
代表的な花は、菊やトルコキキョウ、カーネーションです。
基本的に菊やカーネーションは、季節に関係なく手に入り、よく利用されます。
季節に合わせた花
通年手に入れることが可能な花以外に、季節に合わせた花を使うのも良いでしょう。
季節に合わせたおすすめの花は、以下をご覧ください。
- 春
スターチス・アイリス・キンセンカ - 夏
グラジオラス・ケイトウ・りんどう - 秋
ホオズキ・ミソハギ - 冬
スイートピー・ストック
色の選び方
仏壇にお供えする花は、3色または5色でまとめると良いとされています。
3色の場合は白や黄、紫で、5色の場合はこれにピンクと赤を加えます。
四十九日までは白を基調とした3色の花を、四十九日以降は5色の花を使うことが一般的です。
本数の選び方
花の本数の選び方は奇数にすることがマナーです。
具体的には3本、5本、7本といった奇数で揃えます。
仏壇の花瓶が2つある場合には同じ花束を2つ用意し、左右対象になるように花を飾りましょう。
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花を長持ちさせる方法

最後に花を長持ちさせる方法について紹介します。
同じ花でも手入れをすることで長持ちしますので、ぜひ参考にしてください。
花立てを清潔に保つ
花立の中にはバクテリアが繁殖していることが多いため、定期的に洗浄して清潔に保つことが大切です。
花立てを洗浄した際に、食器洗い用洗剤を1滴垂らしておくことで、水中のバクテリアが繫殖することを予防できるため、おすすめです。
水を毎日変える
汚い水のまま放置しておくと水の中でバクテリアが繁殖してしまいます。
そのため、水を毎日取り替えることが大切です。
夏場などの暑い季節には特にこまめに水を交換するようにしてください。
きれいな水を保つことができれば、バクテリアの繁殖を抑えることができ、花が長持ちします。
茎の切り口を確認する
茎の部分も日が経つと変色したり腐ったりします。
その場合、腐敗した茎の部分を斜めにカットすると切り口が空気に触れにくくなり、長持ちします。
カットする時は、よく切れるカッターやはさみを使用しましょう。
切れ味の悪いものを使うと、カットした時に切り口の組織を壊してしまい、水分の吸収率が下がる恐れがあります。
余計な葉は取り除く
水に浸かっている葉っぱは取り除きます。
理由は葉っぱが水に浸かり、腐敗することで水中のバクテリアが増殖してしまうためです。
延命剤や漂白剤を使う
ホームセンターで販売されている延命材を使用し、花を長持ちさせる方法もあります。
また、自宅にある漂白剤を1滴水の中に垂らすだけでも高い殺菌効果があります。
出張や旅行などの用事で、長期間自宅を空ける際は是非これらを活用しましょう。
仏壇にふさわしくない花のまとめ
ここまで、仏壇にダメな花についてお伝えしました。
この記事をおさらいすると以下の通りです。
- 仏壇にダメな花は棘や毒があり香りが強いもの
- 仏壇には長持ちする花や季節に合わせた花を選ぶ
- 花は日々清潔に手入れや管理することで長持ちする
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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