終活
遺影に最適な背景は?おすすめの色や柄について解説
更新日:2022.05.03 公開日:2022.05.31

記事のポイントを先取り!
- ・遺影の背景は色だけでなく桜や富士山などの柄が選べる
- ・遺影の背景色にはそれぞれおすすめとされる特徴がある
- ・遺影に使いたい写真に他の人物が写っていても消去できる
遺影に使う写真には背景が映りますが、その重要性についてご存じでしょうか。
背景の柄や色が遺影に与える影響を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、遺影の背景について解説します。
この機会に、背景色の特徴を覚えておきましょう。
後半には、背景以外に可能な画像編集についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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遺影とは

遺影(いえい)とは、亡くなってしまった方を偲ぶために用いられる写真や肖像画のこと
で、現代では写真であることがほとんどです。
遺影は日清戦争や日露戦争の後、戦争で亡くなった方の供養にと肖像画が描かれ飾られたことが起源といわれています。
遺影は主にお通夜や葬儀で用いられることが多く、葬儀後は自宅の仏間や仏壇と一緒に飾られることが多く見られます。
多くの葬儀は仏式で執り行われますが、遺影には宗教的な側面はありません。
遺影は額縁の中に胸から上の上半身だけが移ります。
遺影用に写真撮影をする方もいらっしゃいますが、保管されているスナップ写真やデータの背景を加工して用いることが可能です。
遺影の背景は編集できる
故人の死は突然訪れるもので、遺影用の写真が前触れなく必要になるケースは多いです。
その際は、生前の写真から遺影にする写真を選びますが、その写真の背景について気になる方もいらっしゃるかと思います。
また、ご自身のお気に入りの写真を自分の遺影の候補として検討する際も、望ましい背景になるか心配される方も多いでしょう。
しかし、現代の画像編集技術であれば、背景をさまざまに作り出すことが可能です。
また、遺影の背景には厳しいルールがあるわけではなく、基本的に個人の自由・好みで作成可能です。
ただし、赤一色や黒ずくめの背景など、一般常識からかけ離れた背景は不適切といえるため避けるべきでしょう。
遺影の背景におすすめの色
遺影の背景を選ぶ際におすすめとされる定番色についてご紹介します。
グレー
安定感を求める場合はグレーがおすすめです。
白と黒の中間色で落ち着きがあり、葬儀関連に用いる色として適切な色といえるでしょう。
ブルー
ブルーの背景は遺影に映る衣服に影響されにくく、フォーマルな服からカジュアルな服まで汎用性があります。
一般的にブルーなどの寒色系は爽やかさが醸し出されますので、誰にでも合いやすい背景色です。
ただし、遺影の写真の服装が青系の場合は避けた方が無難でしょう。
ピンク
暖かみのあるピンクの背景は、女性や暗い色の服装の写真に合わせやすいです。
カジュアルな服装にもマッチしやすい背景色ですが、服の色がピンクの場合は同色になってしまうので別の色を選びましょう。
パープル
パープルは高貴な色として昔から使われているため、背景色として使えば気品のある遺影になることでしょう。
同時に落ち着いた印象も与えるため、故人の雰囲気に合うようであれば検討してみてもよいでしょう。
遺影の背景におすすめの柄

遺影の背景は、色だけでなく柄を選ぶことができます。
代表的な柄をいくつか紹介します。
桜
桜の柄は、春や桜の木が好きだった方の遺影の背景柄に選ばれています。
背景が明るくなることから男女問わず人気のある柄です。
富士山
富士山の柄は、その雄大さから男性の遺影の背景柄に選ばれています。
日本を代表する象徴として誰もが知る富士山は、あらゆる写真に見合う柄としておすすめです。
花畑
自然を愛する方や爽やかさを好む方には、花畑の背景がよいかもしれません。
色とりどりの花々や温かさも感じ取れるため、特に女性から好まれています。
グラデーション
遺影の背景柄には境目が明確な柄ではなく、グラデーションが相応しいとされています。
柄自体がはっきりしていると遺影に映る人物がぼやけてしまうため、背景柄に迷ったらグラ
デーションも検討してみてはいかがでしょうか。
遺影を飾る額縁について
遺影を飾る上で、その印象に影響を大きく与えるのが額縁です。
遺影の額縁には特別な決まりやルールは存在しないため、背景同様に故人らしさや故人好みの額縁を選ぶとよいでしょう。
ただし額縁の種類やデザイン、色なども千差万別です。
額縁だけで選んだ結果、遺影写真や背景との相性が合わず、不揃いでばらつきのある遺影になってしまうかもしれません。
そのため、遺影と額縁は必ず1セットで検討してください。
遺影は背景以外も編集できる
遺影の背景をメインに紹介し、画像処理技術を用いてさまざまな背景の修正や編集ができることがおわかりいただけたかと思います。
しかし、実際には背景以外にもいくつかの編集が可能なことをご存じでしょうか。
ご自身や亡くなられたご家族の遺影を作る際に、背景以外の編集可能な項目を知っておくと満足のいくこだわりの画像が出来上がるでしょう。
そこで本記事の最後には、背景以外の編集について解説します。
色合いや明るさの調整
画像全体の色合いや明るさの調整は遺影の印象に大きく関わる項目です。
一般的に遺影の写真は明るく仕上げる傾向があります。
元の画像が暗い場合や、表情の雰囲気に合わせて調整して自然な仕上がりが期待できます。
故人以外に写っている人物の消去
スナップ写真を元に遺影を作る際に、故人以外の人物が写っているものがあると思います。
編集によって消去が可能なので、気に入った表情であれば編集して遺影に使えます。
衣服の着せ替え
遺影には故人の顔以外に上半身の衣服も入ります。
そのため、選んだ画像の衣服が遺影に適していないケースもあるでしょう。
しかしその場合も、編集によって衣服の着せ替えが可能ですので問題ありません。
視線の補正
写真の視線が定まっていないと遺影には使いづらいものです。
写真の視線が気になる場合は編集で補正してもらうと良いでしょう。
化粧の付加や調整
画像編集において、人物の顔への修正技術は日々進化しています。
そのため、化粧を付加したり調整することは難しいことではありませんので、必要に応じて依頼しましょう。
遺影の背景まとめ

ここまで遺影の情報や、その背景について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 遺影は故人の顔写真を飾り、葬儀や自宅において使われるもの
- 遺影の背景はさまざまな編集技術により、好みの修正が可能
- 背景以外にも明るさや色合い、衣服や化粧にまで手を加えられる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。