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お葬式

弔辞の例文を紹介!基本の構成やマナーについて解説

更新日:2022.06.25

弔辞

記事のポイントを先取り!

  • 弔辞は親族、友人などそれ内容が変わる
  • 弔辞は書き出しから結びの言葉までの構成がある
  • 薄墨を使用して毛筆で縦書きが基本的なマナー
  • 弔辞は低い落ち着いた声でゆっくり話す

親しい方が亡くなった時、葬儀で弔辞を頼まれることもありますが、何を話したらいいのか悩む人も多いでしょう。
故人との関係性によって弔辞の内容も変わってきますが、例文があると、参考にして書けます。

そこでこの記事では、弔辞について例文とともに詳しく説明していきます。

この機会に、弔辞の書き方、構成やマナーなどを知っておきましょう。
葬儀で弔辞を読む際の流れについても、触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 弔辞とは
  2. 弔辞の例文を故人との関係別に紹介
  3. 弔辞の構成について
  4. 弔辞を作成する際のマナー
  5. 弔辞を読む際のマナー
  6. 弔辞を読む際の流れ
  7. 弔辞の例文のまとめ
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弔辞とは

「弔辞」とは、葬儀で読む、故人へのお別れの言葉で、仏教に限らずどの宗教でも読みます。
故人と親しい間柄の人に、事前に依頼されますが、基本的に葬儀で3〜5人の方が弔辞を読みます。
弔辞の内容は、亡くなってしまったことへの悲しみ、故人へのお別れの言葉、悼む気持ちを表します。

弔辞を頼まれたら、断らずに快く引き受けるのがマナーです。

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弔辞の例文を故人との関係別に紹介

弔辞の内容は、故人との関係によって変わってきます。
ここでは、関係別の弔辞の例文を紹介します。

親族

親族を代表して ご挨拶させていただきます
本日は御多忙の中 ○○の葬儀にご会葬頂きましてありがとうございます
祖母もさぞ感謝していると思います
今も祖母が亡くなったことが実感できないままでいます
小さい頃は 祖母の家に行くのが大好きで 遊びに行くといつも笑顔で私たち孫を迎えてくれました
優しい笑顔で出迎えてくれて 帰るときは私たちが見えなくなるまで祖父と一緒に道路に立って見送ってくれたのを 今でもはっきりと覚えています
沢山の大切な思い出をありがとうと伝えたいですが もういないのですね
これからもずっと祖母の大切な思い出を胸に生きていこうと思います
どうぞ安らかにお眠りください

友人

○○さん あなたがもうこの世にいないなんて いまも信じられません
中学から 高校 大学まで一緒の学校で過ごし その後も何かあると食事や飲みに誘ってくれました
思えば 誰にも話せない悩みも○○さんには話せて いつもあなたは真剣に受け止めてくれましたね
いつも優しく 友達想いの○○さんは 人望が厚く多くの友人たちが悲しみに暮れています
私も こんな形でお別れになるとは思いませんでした
もう一度一緒に ○○さんと朝まで語り合いたかったけど もう叶わないのですね
○○さん さようなら どうか安らかにお眠りください

会社関係

□□会社部長○○氏の葬儀にあたり □□会社を代表し 謹んでお別れの言葉を申し上げます
私の直属の上司であった○○部長は 部下思いで時には厳しく 社会人としての基本を教えてくれた人です
仕事がうまくいくと自分の事のように喜んでくれて 失敗して落ち込んでいると厳しい指導だけではなく その後に飲みに誘ってくれて励ましてくれました
「お前だったらできる、大丈夫」この言葉に何度も救われ 頑張ろうとチャレンジ精神が湧いてきました
○○部長は 自分にはとても厳しく部下にはとてもやさしく寛大な心で接してくれました
部長を失ったことは 部下一同 会社 そしてこの業界にとって大きな打撃です
ご家庭のことは 飲みの席で聞いた程度ですが 子供をとてもかわいがっていて ご家族 仲が良いご様子でしたので ご家族の気持ちを思うと言葉もありません
心よりご冥福をお祈りいたします

町内会

○○さんのご霊前に 謹んでお別れの言葉を申し上げます
○○さんは10年前からこの町内会にお住まいになられ 町内の発展のために様々な活動を熱心にされていました
昨年度は 10年ぶりに□□祭りを復活できたのは ○○さんのご尽力があったからこそです
5年に渡り 町内会会長職を務められ 町民の悩みを聞き商店街の発展を考え 子供たちの教育についてもとても熱心に行なわれていました
私たちは ○○さんのご意志を継いで 安全に住みやすいまちづくりに心血を注いで行きたいと思っています
○○さんのご冥福をお祈りいたします

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弔辞の構成について

弔辞を初めて書くときは、何を書いたらいいのかとても悩みます。
基本的な構成を押さえておくことで、スムーズに書けるでしょう。
ここでは、弔辞の基本的な構成について紹介します。

書き出し

書き出しの言葉は、自分の今の心情を述べることから始めます。
「突然の知らせに信じられない気持ちです。」
など自分の気持ちを素直に書きます。
そして、故人と自分はどのような関係にあったのか、参列者にわかるように伝えます。
「故人とは、高校の同級生でその後大学も同じでした」など、関係性について書いてください。

故人への呼びかけ・エピソード

弔辞は基本的に故人に宛てた送る言葉なので、故人に話しかけるように呼びかけます。
普段呼んでいた名前で呼びかけますが、場合によっては「○○さん」と敬称をつけることもあります。
故人とあなたの関係性や、故人と出会ったきっかけ、思い出のエピソードなどを話し、故人がどんな人柄だったのか、褒め称えるエピソードを入れるといいでしょう。

お悔やみの言葉

故人への最後のお別れの言葉、遺族の気持ちに寄り添ったお悔やみの言葉を伝えます。

結びの言葉

遺族へのお悔やみの言葉から、哀悼の意を表して弔辞を締めます。
最後に日にちと自分の名前を言います。

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弔辞を作成する際のマナー

弔辞を作成するときは、書き方や言葉遣い、使用してはいけない言葉など、マナーがありますので、この機会にしっかり確認しておきましょう。

薄墨を使用して毛筆で縦書きに書く

弔辞を書くときには毛筆で薄墨を使用して縦書きに書くのが、正式なマナーです。
書くときは行間を広くとって、書き出しには10cmほど開けて書くといいでしょう。
最近では、パソコンを利用して弔辞を書く方が増えていて、それでも問題はありません。

また、毛筆ではなく、ボールペンや筆ペンを利用して書いても、大丈夫です。

忌み言葉や重ね言葉を使わない

弔辞の内容、使う言葉にも、マナーがありますので注意しましょう。

「死」や「死亡」といった直接的な言葉は避けるのがマナーです。
「逝去される」など、オブラートに包んだ言葉で言い換えてください。
また、「ますます」「たびたび」など繰り返し言葉は、不幸が繰り返されると意味されますので、使用しないのがマナーです。

句読点を付けない

弔辞は句読点を使わないで書くのがマナーです。

これは、句読点を使うことで「切れる」「離れる」を連想させるからで、昔から句読点を使わずに書かれてきました。
句読点がないと読みにくいと感じるかもしれませんが、かわりに一文字分あける、改行などで読みやすくします。

日付と名前を最後に

弔辞の最後には、日付と名前を記載します

日付は何年何月何日と詳細を記載し、本文より低い位置に書きます。
日付の後に改行し、名前を記載します。
名前の後の余白が10cm程度空いていると、見た目のイメージが良くなるでしょう。

奉書紙や巻き紙に書いて、奉書紙に包み持参する

弔辞は奉書紙(ほうしょがみ)か巻紙を使って書き、奉書紙に包んで持っていくのが、正式なマナーです。

奉書紙は最高級の和紙でできていることから、弔辞などの大事な場面に使用されるようになりました。
奉書紙は、香典やお布施を包むときにも使われる紙なので、一枚持っておくと急に使う時にも重宝するでしょう。

巻紙は、半切紙を長く横に、つないだ紙のことを言います。
奉書紙、巻紙は書道用品を売っている文具店、デパート、ネットの通販などで販売されています。

正式には奉書紙か巻紙を使用して書く弔辞の紙ですが、場合によっては白地の用紙や便せんを使用することも多く、問題はありません。
また、弔辞の表書きには「弔辞」という言葉だけを書いて、名前などは書かないので注意してください。

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弔辞を読む際のマナー

弔辞を書くときだけではなく、読むときにもマナーがありますので、確認しておきましょう。

落ち着いてゆっくりとした口調で読む

弔辞を読むときには、落ち着いた低い声でゆっくり読みます。
故人に語り掛けるように、気持ちを込めて、一言一言をゆっくりと読み上げるといいでしょう。
途中でいろいろな思いがこみ上げて、涙が出るかもしれません。
その時は深呼吸して、「すみません」と短く謝罪し、落ち着いてからまた読み上げます。

3分程度の長さに収める

親しい間柄の場合、故人のエピソードも多く長くなってしまうかもしれませんが、一人あたり3分程度がちょうどよい長さです。
葬儀の進行を妨げることなく、適度な長さに収めることが大切です。

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弔辞を読む際の流れ

実際の葬儀で弔辞を読む場合、どのような流れで進むのかを説明します。
事前に流れを把握しておくことで、スムーズに弔辞を読めます。

  • 名前を呼ばれる

名前を呼ばれたら祭壇前までゆっくり進んで、遺骨と参列者に一礼します。
故人に向かって一礼します。

  • 弔辞を読む

左手で弔辞の包みを持ち、取り出して包みはたたんで左手に持ちます。
右手で弔辞を開き、胸の高さまで持ちます。
落ち着いた声で故人に話しかけるように、心を込めてゆっくりと読み上げます。

  • 祭壇に備える

読み終えたら、弔辞を包み両手で持ち祭壇に供えます。

  • 席に戻る

一礼して席に戻ります。
葬儀の流れで弔辞を読むタイミングを紹介します。

  • 弔問客の着席
  • 僧侶の入場
  • 僧侶による読経
  • 参列者のお焼香
  • 弔電の紹介
  • 弔辞の読み上げ
  • 僧侶退場
  • 参列者が棺へお花を入れる
  • 喪主の挨拶
  • 出棺

どのタイミングで弔辞を読むのか、流れを把握しておくことで、慌てることがなくスムーズに読めますので、準備しておきましょう。

弔辞は故人に向けて書くものですが、遺族や参列者にもわかるようにゆっくり、はっきりと読み上げることが大切です。

また、弔辞を読み上げる場所や、お供えをする場所は、葬儀場によっても変わりますので、事前に係の人に聞いて、説明してもらいましょう。

弔辞を依頼されたときは、係の人に手順を聞くことがありますので、余裕をもって葬儀場に入りましょう。

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弔辞の例文のまとめ

ここまで弔辞の例文や構成、弔辞のマナーなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 故人との関係性によって、弔辞の内容が変わる
  • 弔辞には基本的な構成があり、それを参考に書く
  • 弔辞は薄墨の縦書き、句読点をつけないなどのマナーがある
  • 弔辞は落ち着いて声でゆっくりと読むのがマナー
  • 弔辞を読む際の流れを把握する

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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