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お葬式

弔辞と弔電の違いとは?それぞれの用途や例文を紹介

更新日:2024.02.04

弔辞

記事のポイントを先取り!

  • 弔辞は故人の死を悔やみ読み上げる文章、弔電は遺族に対する電報
  • 書紙が基本だが、今は便箋を使用してもよい
  • 弔電は通夜までには葬儀の会場に届くように書く

弔辞と弔電の違いについてご存知でしょうか。
どちらも作成するときには、多くのマナーがあり、違反すると故人や遺族に対して失礼にあたります。

そこでこの記事では、弔辞と弔電の違いについて解説します。

この機会に、それぞれの用途やマナーについて知っておきましょう。
後半では、例文も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 弔辞と弔電の違い
  2. 弔辞の作成方法
  3. 弔辞を書くときの注意点
  4. 弔辞を読む際のマナー
  5. 弔辞の例文を紹介
  6. 弔電を作成する際のマナー
  7. 弔電を送る際のマナー
  8. 弔電と香典の両方を送るべきなのか?
  9. 弔電の例文を紹介
  10. 弔電が間に合わない場合はどうすべき?
  11. 弔辞と弔電の違いまとめ
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弔辞と弔電の違い

弔辞と弔電は、言葉は似ていますが意味は異なります。

弔辞とは

弔辞とは、葬儀の際に故人を偲んで、別れの言葉を贈る挨拶です。

基本的に、葬儀の際に、集まった人たちを代表して、特に個人と親しかった人や、つながりの深かった人が、故人を偲んで想い出などを読み上げるものになります。

故人の死亡時の状況によって、親族、友人、職場の関係者などから選ばれることになります。

故人がすでに退職している場合は、親しい友人が選ばれることが多く、在職中に亡くなった場合は、職場の上司などが選ばれることが多いとされています。

弔辞は、特に宗教や宗派によって定められているものではありません。
弔辞を引き受ける人の宗派と故人の宗派が異なるからといって、そのことを意識する必要はありません。

弔辞は、一般的には告別式に実施されますが、通夜に実施されることもあります。
基本的には、葬儀の際に弔辞を読む時間が設けられています。

この時間になると、司会者から弔辞を読む人物の名前が呼ばれますので、呼ばれたら、主に祭壇正面などに用意された、マイクの前に移動します。

弔辞は、事前に考えておいた原稿を読み上げることになりますが、読み終えた原稿は、焼香台や弔辞台などに置き、故人にお供えすることになります。

最終的には、弔辞は遺族の手へ渡っていくので、気持ちをこめて作成する必要があります。

弔電とは

弔電とは、遺族に対して、故人が亡くなったことに対するお悔みを伝えるための電報です。
「弔電」は「弔電報」の略とされ、かつては、いち早くお悔みの気持ちを伝えるために活用するものとされていました。

弔電は通夜や告別式に参加する際には不要ですが、ちょうど葬儀に参加できない用事があったり、遠方である、健康上の理由があるなどして参加できない際に送ることになります。

葬儀の際に司会者から読み上げられるので、お通夜の前には届くように手続きする必要があります。
また、弔電も最終的には遺族の手元で保管されるので、間違いのないように作成して送ることが大切です。

弔電は電報としての扱いとなります。
電話番号115番のNTTから送るのが一般的な弔電の送付方法です。

弔電の文章をどのようにすればよいのか分からない場合でも、NTTのオペレーターと相談しながら作成することができます。
現在では、インターネットサービスからも作成が可能で、自分で文面を考えて作成することができます。

弔電が葬儀会場まで届けられるのには時間がかかり、その時間は地域によって異なりますので、時間に余裕をもって弔電を依頼する必要があります。

弔電の料金は文字数によって大きく異なってきますし、台紙の種類によっても異なります。
一般的な文章にする場合は、3,000円~5,000円程度が相場となります。

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弔辞の作成方法

弔辞を作成する際には、故人を偲ぶ気持ちを込めることが何よりも重要になります。

ただ、それ以外にも、昔からの作法といった、守らなければならないマナーがあります。
このマナーをきちんとおさえつつ、自分なりの弔辞を作成するようにしましょう。

弔辞を書く紙

奉書紙や巻き紙

弔辞は、奉書紙や巻き紙に書くのが本来のマナーとされています。

奉書紙は和紙の種類のひとつで、比較的厚手でしっかりとしている紙です。
最高級の和紙とされており、他の和紙よりも格式高いとされています。

また、巻き紙も古くから書簡を送る際に、文章をしたためるのに使われています。
巻き紙は、半紙を横に継ぎ合わせて作り、古くから書簡用として使用されてきました。
そのため、奉書ではありませんが、正式な文章を書く際に使用する紙とされています。

また、薄墨を使用することがマナーとされています。
薄墨を使う理由としては以下の2つの説があります。
・書いている最中に涙を落として、墨が薄くなったことに由来する説
・急いで駆け付けなければならないため、墨を磨っている時間がないことに由来する説

葬儀が一大事であったことから、この風習が生まれたわけです。
また、毛筆を使い、縦書きに書いていくことも、弔辞マナーのひとつとなっています。

普通の便箋や筆ペンでも構わない

とはいえ、現在では、自宅に毛筆を常備している人も少ないですし、墨を磨るということもなくなってきました。
今では、スーパーマーケットにて、弔辞の作成や香典を書くために使用する薄墨の筆ペンが売られているので、こうしたものを使用するとよいでしょう。

現在では、略式として便箋を使うことも増えてきています。

便箋を利用する際には、白色の紙に、黒色の罫線が入っているものを選ぶとよいとされています。
また略式の場合、毛筆が苦手な方は、筆ペンや万年筆・ボールペンを使用することも可能とされています。

ほかにも最近では、パソコンで印刷したものを読み上げても失礼にはあたらないともされてきています。
何よりも大切なのは、きちんと故人の死を悔やむ気持ちを込めて、弔辞の内容を考えることでしょう。

弔辞の包み方

これらに書いた弔辞は、奉書紙で作られた包みに入れて持参するのがマナーとなります。

一般的な封筒などに入れるのは、マナー違反になってしまいますので、気を付けておきましょう。

奉書紙の包みへの、弔辞を書いた紙の入れ方ですが、奉書紙に弔辞を書いた場合は、この紙を三つ折りにします。
このとき、文頭が右上にくるように注意します。

巻き紙の場合は、文章の終わりから順番に、包みに入るサイズに複数回折っていきます。
弔辞を読み上げる際には、文頭から順番に読んでいくわけですので、開いたときに、文頭がはじめにくるようにします。

最終的に、これらの紙は、弔辞を読み終えた後、また折り直して、奉書紙の包みに納めて、焼香台や弔辞台に置いてくることになります。
普段あまり折らない折り方ですので、読み終えた後に焦らないように、折り方も事前に何度か練習しておくとよいでしょう。
この奉書紙の包み紙には、表書きとして「弔辞」とのみ記入します。
ほかのことを書いてしまうのはマナー違反になるので、包み紙には「弔辞」とのみ書き記すことを覚えておきましょう。

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弔辞を書くときの注意点

弔辞を書くときの注意点を説明します。

忌み言葉や重ね言葉を使わない

弔辞には、忌み言葉や重ね言葉を使ってはいけないというマナーがあります。
この忌み言葉には、「消える」や「切る」など、意識していなければ使ってしまうような言葉が含まれています。

「死ぬ」などの直接的な言葉も使用してはいけないとされています。
また、仏式葬儀の場合は「浮かばれない」や「迷う」といった言葉、キリスト教式の場合は「成仏」「冥福」といった言葉などを使ってはいけないとされています。

ほかにも、不幸ごとが続かないようにという意味を込めて、重ね言葉も使ってはいけません。
重ね言葉には、「かさねがさね」や「いよいよ」「再三」といった言葉や、「日々」、「時々」なども含まれます。

これも、意識していなければ、つい使ってしまいがちな言葉です。

こうした忌み言葉、重ね言葉は多くありますので、弔辞を依頼された場合は、辞書やインターネットを活用して、きちんと調べながら作成していく必要があるでしょう。

ただし、忌み言葉に該当する場合でも、故人の職業や趣味を語るうえでどうしても使用しなければならない言葉があるのも事実です。

どうしても使用しなければ話が通じないような場合は、事前に遺族に、忌み言葉を使ってもよいかどうかを確認するとよいでしょう。
こうした時間がなかった場合には、弔辞の前に「忌み言葉ではありますが」などと一言添えたりしておくとよいでしょう。
聞いている人が違和感を覚えないような形で弔辞を作成することを考えてみる必要があります。

句読点を付けない

弔辞には、句読点を付けないのがマナーとされています。
句読点を打たなければ読みにくい部分は、一マス空けるなど、書き方を工夫して作成することになります。

句読点を付けない理由には、昔ながらの書き方を踏襲しているという説があります。
また、句読点は読みやすいように付けるもののため、読む能力のある人に対しては、付けることでかえって失礼にあたるという理由があります。

ほかにも、葬儀や法事が滞りなく終わるような願いをこめるため、句読点をうって途切れさせてはいけないという理由もあります。
いずれにせよ、伝統的に句読点を付けないということがマナーとして残っているので、注意しましょう。

日付と名前を最後に

弔辞には、日付と、書いた人(読む人)の名前を忘れずに書き込みます。
書く場所は、弔辞の本文を書き終えた後ろです。

日付は本文を書き終えたあと、見やすくするように、改行して行間を空けます。
行間は一行分空け、本文よりも一文字分下げて書くとよいでしょう。
年に関しては、基本的には、「令和」などの元号を用いて、漢数字で記入します。

書いた人(読む人)の名前は、日付を書いた後に一行空けて、本文の文章の下から一文字分上がったところに、名前の最後の文字がくるように書くと見栄えが良くなります。

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弔辞を読む際のマナー

普段、あまり人前で話す機会のない人にとって、大勢集まった葬儀の場で、弔辞の文章を読むのは緊張するものです。
多少の読み間違えをしてしまったり、悲しくなって途中で言葉に詰まってしまうことがあっても、焦らず最後まで読み切ることが大切です。
ただし、故人との想い出のエピソードがたくさんあったとしても、長々と読んでしまうのはマナー違反です。
ここでは、弔辞を読む際のマナーを紹介します。

落ち着いてゆっくりとした口調で読む

弔辞を読むときには、故人の死を悔やんでいることが伝わるように、低めの声で読むことを心がけるようにするとよいでしょう。

また、聞いている人に聞きやすいように、落ち着いた口調で読むように意識すると良いでしょう。

弔辞は葬儀に参加している人に聞いてもらうほかにも、故人に聞いてもらうという意味もあります。

故人に語りかけるようにして、心をこめてゆっくりと読み上げると、より故人を偲んでいる気持ちが伝わります。

ただし、キリスト教式の葬儀での弔辞の場合は、内容は故人ではなく、参加者に向かって語りかけるべきとされています。
宗教によって、弔辞で語りかける対象者が違ってくることに注意しましょう。

3分程度の長さに収める

葬儀の際には、会場を使える時間が決められている場合があり、この時間の中で、すべてを滞りなく終わらせなくてはなりません。

そのため、弔辞で長々と話してしまうと、遺族の方に負担をかけてしまうことにもなりますし、聞いている人も飽きてしまう恐れがあります。

弔辞に使う時間は、3分程度がよいとされており、長くても5分以内には終わらせるべきとされています。

スピーチでは、ゆっくりと話すと、1分間に約300文字読み進められるといわれています。

そのため、弔辞に書く文章は、900文字程度から1,500文字までにするとよいでしょう。

弔辞を読む時間が長くなってしまってはいけませんが、弔辞を読んでいると、故人との想い出があふれてきて、突然涙が込み上げてしまうこともあるかもしれません。

そうした場合には、一言謝罪の言葉を述べ、しばらく待ってもらっても失礼にはあたりません。

こうした不測の事態で時間がかかってしまうのは、マナー違反にはあたりません。
言葉を詰まらせながらでも、弔辞は最後まで読み切ることが大切です。

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弔辞の例文を紹介

ここでは、弔辞の例文を紹介します。
あくまで、例文ですので参考程度にしてください。

親族

祖母〇〇の葬儀に際して ここに謹んで追悼の辞を述べさせて頂きます
祖母〇〇は 長寿をまっとうしたといってもよい年齢となりました
こうしたなか いつかお別れの日が来ることは覚悟していました

ご存知のとおり 祖母は高齢でありながらも水泳教室にかよい
高齢者大会では優勝するほどの実力の持ち主でした
表彰状をもらうたびに 電話で自慢話をする様子はほほえましいものでした

いつまでも挑戦する気持ちをもっていた祖母は 私の自慢です
力強い祖母との想い出を胸に
祖母に恥じないように生きていこうと思います
これからも私たちの成長を見守っていてください

〇〇おばあちゃん どうぞ安らかにお眠りください

友人

〇〇ちゃん 突然の訃報に驚愕しました
本当のことなのか理解できず 心の整理がつきません
いっしょに大好きな歌手のコンサートにいこうねと話していたのに このようなことになろうとは 想像していませんでした

〇〇ちゃんと私は 中学校の手芸部で意気投合したのが最初の出会いでしたね
私が針で指を怪我した時には すぐに絆創膏を貼ってくれました
いつも消毒液を持ち歩いていて 〇〇ちゃんが他人想いであることがよく分かりました
そんな優しい〇〇ちゃんは 大学では福祉を勉強しており お年寄りや障害を持った人たちを助けるんだと意気込んでいました

これからも 弱い立場の人を助けていくのだなと思っていましたが こんなことになってしまって さみしいかぎりです
今は〇〇ちゃんとの想い出を胸に 過ごしていくだけになりました
でも〇〇ちゃんは私の中で生き続けていると思います
〇〇ちゃんとの想い出を胸に これからも生きていこうと思います

〇〇ちゃん どうぞ安らかにお眠りください

会社関係

社員一同を代表して 〇〇部長の御霊前に謹んでお別れの言葉を申し上げます
社員一同 〇〇部長の突然の悲報を知り 意気消沈の想いでおります

〇〇部長の功績は大きく わが社の技術力が世界に通用するまでに押し上げました
現場での〇〇部長はとても厳しく 細かいところにまで注文をつけておられました
一方で リラックスできる場では冗談をよく言われる方で 社員一同励まされたものです
こうした〇〇部長の性格も相まって わが社では〇〇部長とともに仕事をしたいと 配置転換を願い出る社員も大勢おりました

〇〇部長とは年齢の近かった私も 〇〇部長にはとてもかなわないなと思っていたものです
〇〇部長からは 教えてもらいたこともたくさんありました
今は〇〇部長ならこういう時どうするだろうと 想像するだけになってしまいました
今は〇〇部長の功績を讃えながら 社員一丸となって 職務に励む所存です

願わくば 天国からも わが社を見守っていただければと存じます
〇〇部長 本当にありがとうございました ご冥福を心からお祈り申し上げます

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弔電を作成する際のマナー

弔電を送る際には、気を付けておくべきマナーがあります。
ここでは、遺族に対して悪い印象を与えないよう、気を付けなければならないマナーについて解説します。

避けるべき表現がある

弔電では、弔辞と同様、忌み言葉や重ね言葉を使ってはいけないというマナーがあります。

とくに弔電の場合は、短い文章で意思を伝えなければならないため、普段使っている便利な言葉を選んでしまいがちです。

忌み言葉・重ね言葉の具体例については、先述の文章(弔辞を作成する際のマナー)で触れているので、ここでは省略しますが、しっかりと確認しておきましょう。

正しい敬称を使用する

敬称については、普段手紙などを書くときには〇〇様や〇〇殿とするのが一般的です。

ただし、弔電の場合には、故人を表現する時にこうした敬称は使わずに、特殊な敬称を用いることになっています。

敬称を間違えてしまうと悪い印象を与えてしまうので、きちんと理解したうえで弔電を作成するようにしましょう。

故人と喪主との続柄ごとの敬称一覧

敬称は、故人と喪主の間柄を考慮したものになります。

喪主との関係敬称
父親ご尊父様
母親ご母堂様
祖父ご祖父様
祖母ご祖母様
ご主君様
ご令室様
子供(男の子)ご子息様
子供(女の子)ご令嬢様

以上のような敬称が使用されます。

差出人の名前は末尾に記入する

差出人である、書いた人の名前は、弔電の一番最後、末尾に記入するようにします。

名前のほかに、住所も記入すると良いとされています。

また、故人とのつながりが強くても、遺族にとっては、故人とどのようなつながりのあった
人なのかが分からない場合があります。

そうしたことを避けるために、故人との関係性も記入すると良いでしょう。

具体的には、職場関係の場合は、会社名や団体名、部署名などを記入しましょう。

職場の人間などが複数人で送る場合には、目上の人から順に記入するのが一般的です。

数十人規模で送るなど、人数が多い場合は、「〇〇株式会社一同」など、「一同」で省略すると見栄えが良くなります。

何よりも大切なのは、故人の遺族が一目で、故人とどのような関係にあった人が弔電を送ってくれたのかを理解できるようにしておくことです。

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弔電を送る際のマナー

知り合いが亡くなったことを知ると、とにかくすぐにでも弔電を送るなど、何らかのお悔みの行動をとりたくなってしまうものです。

もちろん、お悔みをする気持ちはとても素晴らしいことです。
ただし、故人が亡くなって一番心を痛めているのは遺族であることをきちんと理解することも重要です。

場合によっては、葬儀は家族だけで、他人に気兼ねなく送り出したいと考えている場合があります。
こうした場合にお悔みの弔電などを送ると、かえって失礼になってしまうこともあります。

ここでは、弔電を送る際のマナーについて解説します。

遺族へ確認をとる

現在では、家族だけで静かに送り出したいと考えるときに、家族葬が選択される場合があります。
こうした場合には、家族や親戚以外、葬儀の出席をお断りしていることがあります。

もちろん、こうした場所へ直接弔問に伺うのは、大きなマナー違反となります。
参加できないのであれば、せめて弔電だけでも、と思ってしまうかもしれませんが、弔電を送ることもマナー違反になることがあります。

遺族が、他人に負担をかけたくない、などと思って、お香典や弔電を辞退している場合もあります。
こうした場合は、それに従うことがマナーとなります。

辞退しているのかどうか分からない場合は、直接ご遺族に問い合わせるのもよいでしょう。

ただし、この場合は、お香典や弔電を辞退しているようであれば、長電話にならないように、短時間でお悔みの言葉を伝え、すぐに受話器を置くことを心がけるべきです。

葬儀の場で何よりも重要なのは、遺族の気持ちを思い測って、どのようにすれば気持ちよく葬儀が行えるのかを考えてあげる気持ちです。

弔電を送る際の宛名は喪主にする

弔電を送る際の宛名は、喪主とするのが一般的です。
弔電は、喪主など、遺族に対して送るものなので、間違えても故人宛とならないように気を付けましょう。

喪主の名前が分からない場合は、「故〇〇様 ご遺族様」とすると失礼にはあたらないことになります。

また、例外的に、故人の子どもにあたる人物と友人関係であり、喪主は故人の妻が勤めている、という場合などには、友人宛に弔電を送っても失礼にあたらないとされています。

こうした場合は、喪主の名前の後ろに、友人の名前を記入することになります。
具体的には「〇〇(喪主の名前)様方 〇〇(友人の名前)様」と記入するようにしましょう。

なお、弔電は、葬儀が実施される会場に送るのが一般的です。
自宅に弔電を送っても、遺族は葬儀会場で準備などに追われ、すぐに弔電を受け取れないことがあります。

葬儀がどこで実施されるのかを、きちんと確認したうえで、弔電を送るように心がけましょう。

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弔電と香典の両方を送るべきなのか?

直接、葬儀会場に伺える場合には、香典を持参します。
一方で、どうしても葬儀会場に伺えない場合には、弔電を通して、お悔みを申し上げることになります。

こうした場合、お香典は送らなければならないのか、疑問に思う方も多いことでしょう。

弔電でお悔みを申し上げたときに、お香典も送らなければならないかどうか、ということについては、特に決まりはありません

そのため、故人とはどのくらいの親しい関係にあったのかや、遺族との関係性、今後も付き合いが続くのかどうか、といったところから判断することになります。

弔電だけで済ませる場合は、もし葬儀会場に行けた場合に持参したであろう香典の金額と、同額程度の弔電の料金となるように、文章量や台紙の設定で調整するとよいでしょう。

香典を送ることにした場合は、葬儀・告別式の終了後1週間以内に、遺族の家に届くように送ります。

この場合は、現金書留に直接お札を入れますが、お札は裸で入れるのではなく、一度不祝儀袋に包んでから、現金書留の封筒に入れるようにします。

一緒にお悔やみを述べる手紙も入れると、より想いが伝わります。

1週間以内に送れない場合でも、遅くとも1ヵ月以内には届くように送る必要があります。
遺族の側では、三十五日(イツナノカ)や四十九日頃に忌明け法要を行ってしまい、香典返しも終わらせてしまう場合があるからです。

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弔電の例文を紹介

ここでは、弔電の例文を紹介します。
あくまで、例文ですので参考程度にしてください。

親族

訃報に接し、驚きの心境です。
いつも楽しそうにダンス教室に通っていたおじいちゃんの姿が頭をよぎります。
私も、おじいちゃんのように元気に、力強く生きていきたいと思います。
おじいちゃんが、私たちを天国から見守ってくれていることを信じています。

友人

〇〇君の突然のご逝去の報に接し、驚愕しております。
〇〇君と過ごした日のことが、思い出されます。
もう会えないと思うとさみしい気持ちですが、今は〇〇君のご冥福を心よりお祈りしております。

会社関係

ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。
ご生前のお姿をお偲びし、社員一同さみしさが胸に沁みています。
喪主様をはじめ、ご遺族の皆様の心中をお察し申しあげます。
故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。

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弔電が間に合わない場合はどうすべき?

弔電は、通夜や告別式で司会によって読み上げられたり、会場に掲示されたりするため、少なくとも通夜までには送るのがマナーとされています。

弔電は、急いでお悔みを申し上げる意味合いが強いものですので、遅れないように注意するべきです。
ただ、外出したり仕事の都合で出張していたりして、訃報の知らせを受けたのが遅くなってしまうこともあるでしょう。
通夜や告別式など、葬儀に弔電が間に合わない場合には、初七日までにお悔み状として手紙を送るとよいでしょう。

お悔み状としての手紙は、遺族の自宅に直接送付するようにしましょう。
お悔み状の手紙には、故人を偲ぶ内容や、遺族を労わる内容を記入し、弔問できなかったことと、弔電を送ることができなかったことをお詫びする内容を記述するとよいでしょう。

また、お悔み状の手紙は、通常の便箋・封筒で送っても問題ないとされています。

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弔辞と弔電の違いまとめ

ここまで、弔辞と弔電の違いについて解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 弔辞は故人の死を悔やみ読み上げる文章、弔電は遺族に対する電報
  • 弔辞や弔電は忌み言葉や重ね言葉を使わないように注意する
  • 弔辞を書く紙は奉書紙が基本だが、今は便箋を使用してもよい
  • 弔電は通夜までには葬儀の会場に届くように気を付ける

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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