お葬式
家族葬に焼香だけ参列しても良いの?焼香の作法や種類、マナーも解説
更新日:2023.12.15 公開日:2021.07.29

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- 家族葬の焼香について
- そもそも家族葬の場合は参列しないのが基本
- 焼香の基本的な作法
- 焼香の種類ごとの作法
- 焼香の順番
- 焼香のみ参列するタイミング
- 後日弔問する時の注意点
- 宗教によって焼香やり方は変わる?
- 家族葬での香典や服装
- 家族葬の焼香まとめ
家族葬の焼香について

家族葬を執り行うと訃報を受けた場合、焼香だけ参列することはできるのでしょうか?
またどのタイミングで焼香すれば失礼に当たらないのでしょうか。
本記事では、
- 訃報で家族葬の知らせを受けた場合、焼香だけさせてもらうことは可能なのか?
- 焼香するときのマナーとは?
- 焼香する際の順番は誰からなのか?
- 後日、自宅で焼香させてもらう場合の注意点とは?
についてお伝えして行きます。
併せて家族葬への参列時と、自宅への弔問時の服装についてもお伝えします。
香典や服装の注意点についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
家族葬について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
そもそも家族葬の場合は参列しないのが基本

家族葬とは故人の家族や親しい人のみの少人数で行う葬儀のことです。
遺族から特に知らせがない場合は基本的に参列しないのがマナーとなっています。
参列しない場合、弔電や手紙、弔問などでお悔やみの気持ちを伝えます。
葬儀に参列する場合はもちろん、参列できない場合にも、弔問に伺った場合は焼香をするタイミングがあります。
焼香のタイミングについては後ほど詳しくご説明します。
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焼香の基本的な作法

焼香には、3つの意味があります。
- 故人を弔う
- 仏様への敬意
- 自分自身を清める
基本的な焼香の作法は、以下の通りです。
- 祭壇前で遺族と僧侶に一礼してから焼香台まで進む
- 焼香台に一歩近づいて遺影に一礼する
- 数珠を左手に持つ
- 右手の親指・人差し指・中指で抹香をつまみ額におしいただく
- 香炉に抹香をくべて合掌し、一礼する
- 一歩下がって遺族と僧侶に一礼し、自分の席に戻る
「おしいただく」とは、額の高さに抹香をあげて祈りをささげることです。
浄土真宗ではおしいただかないので気をつけてください。
焼香の種類ごとの作法

焼香の種類は主に立礼焼香、座礼焼香、回し焼香の3種類があります。
宗派や地域によって細かい作法が違うため、事前に葬儀業者などに確認しておきましょう。
以下で基本的な手順についてご紹介します。
立礼焼香
自分の席から立って行う焼香で、最も一般的な作法です。
椅子席の葬儀でよく行われます。
- 祭壇前で遺族と僧侶に一礼してから焼香台まで進む
- 焼香台に一歩近づいて遺影に一礼する
- 合掌して焼香する
- 焼香を1~3回繰り返し再度合掌、一礼する
- 一歩下がって遺族と僧侶に一礼し、自分の席へ戻る
座礼焼香
正座で行うもので、和室での葬儀でよく見られます。
小さな斎場で椅子が置けない場合にも行われます。
- 自分の席から腰を落として焼香台の前まで移動する
- 焼香台前にある座布団の手前で正座し、遺族と僧侶に一礼する
- 遺影に向かって一礼
- 立ち上がらずに膝を交互に進めながら座布団に座る
- 焼香を1~3回繰り返し再度合掌する
- 祭壇の方を向いたまま座布団から降り、遺族と僧侶に一礼する
- 自分の席へ戻る
回し焼香
香炉の乗ったお盆が回ってくる形式です。
席を離れずに焼香を行います。
自宅で葬儀を行う場合や法要などでもよく見られます。
座布団の場合は床に、椅子席の場合は膝に香炉をのせて行います。
- 香炉が回ってきたら、前の方に軽く会釈してから受け取る。
- 遺影に向かって一礼し、焼香する。
- 焼香を1~3回繰り返し合掌し一礼。
- 両手で香炉のお盆を持ち、次の方に渡す。
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焼香の順番

焼香の順番には決まりがあるのでしょうか?
親族間での順番についてもご説明します。
故人と関わりが深い順
一般的には故人と関わりが深い順に焼香していきます。
以下、優先度が高い順からご紹介します。
【通常】
- 喪主
- 遺族
- 親族
- 故人の会社関係
- 友人
家族葬の場合、故人の会社関係や友人は参列しない可能性が高いです。
【親族間】
- 喪主
- 故人の配偶者
- 喪主の配偶者
- 喪主の子供
- 喪主の兄弟姉妹
- 故人の兄弟姉妹
- 故人の配偶者の血縁関係者
- 喪主の配偶者の両親
親族間の焼香の順番は地域によっても違うため、トラブルの原因になることもあるようです。
葬儀前に親族に確認しておくことをおすすめします。
子の順番
故人の子が焼香する順番には年長順と同姓順があります。
年長順は、単純に年齢が上の子から焼香していく方法です。
同姓順では、男性や未婚の女性から焼香を行うのが一般的です。
家族単位で行う場合には、夫婦と子供が一緒に焼香を行います。
地域によって違いがあるため、事前に確認しておくことをお勧めします。
焼香のみ参列するタイミング

家族葬での無理な弔問は遺族に負担をかけてしまいます。
そのため、招待されていない場合、無理に葬儀に参加してはいけません。
しかし、葬儀当日に焼香だけでもして供養したいという方もいらっしゃるでしょう。
以下の3つのタイミングなら遺族の負担を減らすことができます。
いずれにしても、遺族へ必ず了承いただいてから弔問しましょう。
お通夜の前
お通夜が始まる15~30分前のタイミングは、遺族にあまり迷惑をかけることなく焼香が行えます。
また、遺族と軽い挨拶ができるというメリットもあります。
伺う際には事前に連絡しておきましょう。
30分以上前などあまりにも早い時間には伺わないよう注意します。
焼香が始まる時
焼香をあげ始めるのは、式が始まってから大体30~40分後くらいです。
それより少し前の時間に伺い、受付の方や葬儀スタッフに声をかけて待機させてもらいましょう。
スタッフからの声掛けのタイミングで焼香させてもらいます。
お通夜が終わった後
お通夜が終わった後は「通夜振る舞い」という会食の時間を設けている葬家が多いです。
その時間に合わせて伺い、焼香だけさせてもらいます。
それでも間に合わない場合は、日を改めて自宅へ弔問することをおすすめします。
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後日弔問する時の注意点

家族葬へ参列できなかった場合は葬儀の一週間後を目安に、故人の自宅へ弔問が可能です。
弔問時の注意点をお伝えします。
自宅での焼香は線香が一般的
自宅で焼香させてもらう場合は線香をあげるのが一般的です。
香を焚いて故人を弔うという、焼香と同等の意味合いを持ちます。
お仏壇で線香をあげる際はライターやマッチで直接つけずにロウソクの火をうつします。
線香の火は手で仰いで消すのがマナーです。
線香を立てる本数は宗派によって異なるので遺族に確認が必要です。
服装は平服で良い
自宅へ弔問に伺う場合は喪服でなく、平服でも構いません。
「平服」とは普段着ではなく「略喪服」のことです。
ダークグレーや紺色など暗めの色の服装のことを指します。
女性の場合、スカートは膝丈より下のタイプを選び、光沢のある素材は避けます。
アクセサリーも結婚指輪とパールのもののみにします。
長居はしない
遺族の方は葬儀後の疲労があったり、まだ遺族が亡くなられて心の整理の付いていない時期でもあります。
長居はせず焼香を済ませたら早めに帰りましょう。
家族葬に参列する際のマナーついて、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
宗教によって焼香やり方は変わる?

焼香をあげる回数は、宗派によって異なります。
- 真言宗
焼香の回数はおしいただいて3回
線香は3本立てる
- 曹洞宗
焼香の回数はおしいただいて1~2回
線香は1本立てる
- 浄土宗
焼香の回数は1回で、左手を添えてややおしいただく
線香は1本立てる
- 浄土真宗本願寺派
焼香の回数は1回で、おしいただかず香炉に落とす
線香は1本を火の着いた方を左にして寝かせる
- 浄土真宗大谷派
焼香の回数は2回で、おしいただかず香炉に落とす
線香は1本を火の着いた方を左にして寝かせる
- 天台宗
焼香の回数はおしいただいて1~3回
線香は1または3本立てる
- 日蓮宗
焼香の回数は宗内宗派によって変わるが1~3回
線香は1~3本立てる
- 日蓮正宗
焼香の回数はおしいただいて3回
線香は3本寝かせる
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家族葬での香典や服装

家族葬の場合、香典も辞退することが多いです。
服装などのマナーに関してもご紹介します。
香典は家族の意向に合わせる
遺族から訃報を受け取った際、香典を辞退する旨が記されていれば香典は不要です。
香典をもらうと香典返しの負担がかかります。
遺族の負担を小さくするためにも、無理に渡すことは避けた方がいいでしょう。
特に辞退する旨が記されていない場合は香典の用意をします。
当日断られることもありますが、一応用意しておきましょう。
また、葬儀に参列できなかった場合も、香典を郵送することは可能です。
その際は遺族に香典辞退の意向がないか確認してから送るようにしましょう。
香典の金額は年齢や故人との関係によります。
1万~10万円程度が相場です。
服装は喪服かブラックフォーマル
家族葬でも一般葬と同様、喪服やブラックフォーマルな服を着用します。
親族と参列者服装が異なるので気をつけてください。
夏場でも基本的には長袖のジャケットを羽織り、肌が露出しないようにします。
女性の場合、メイクも控えめにするようにしましょう。
アクセサリーは結婚指輪かパールのもののみで、それ以外は身に着けないようにします。
親族の場合
親族は、男女ともに正喪服を着用します。
男性はモーニングまたは黒紋付き羽織袴を着用します。
女性は無地で光沢のない黒のワンピースやアンサンブル、黒無地染め抜き五つ紋付きの着物を着用します。
ネクタイやストッキングの色は全て黒で統一します。
参列者の場合
男女ともに準喪服を着用します。
親族よりも格の高い喪服にならないようにしましょう。
男性も女性も無地で光沢のないブラックフォーマルを着用します。
女性も無地で光沢のないブラックフォーマルを着用します。
遺族から平服と指定された場合でも、黒に近い色のスーツやワンピースを選びましょう。
家族葬の焼香まとめ

ここまで、家族葬での焼香についてマナーなどを中心にお伝えしてきました。
- 遺族にあらかじめ連絡したうえで焼香だけさせてもらうことは可能
- 焼香のマナーは宗派によって異なる
- 焼香を上げる順番は、故人とかかわりの深かった人から行う
- 後日、自宅へ弔問する際は平服を着用し、線香で焼香する
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。