お墓
墓石の追加彫りはどのように行う?彫刻する内容や相場費用も紹介
更新日:2022.11.08 公開日:2021.10.03
お墓を建ててある程度の年月が経った後、追加で納骨を行うこともありますよね。
追加で納骨を行った場合、墓石には戒名を追加彫りする必要があります。
追加彫りの費用やお墓のどの部分に追加で彫るのかなど、気になる点も多く出てくるでしょう。
今回は墓石の追加彫りについて、流れや費用相場など詳しく解説していきます。
墓石の追加彫りをする必要がある方や検討している方は参考になるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
4つの質問で見つかる!
ぴったりお墓診断
Q.お墓は代々ついで行きたいですか?
都道府県一覧からお墓を探す
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
- 墓石の追加彫りとは
- 墓石の追加彫りの流れ
- 墓石の追加彫りする順番
- 墓石の追加彫りの相場費用
- 彫刻スペースが無い場合はどうすればいい?
- 墓石の追加彫りは修正できる?
- 他にどんな追加彫りができる?
- よくある質問
- 墓石の追加彫りまとめ
墓石の追加彫りとは
追加彫りとは、お墓を建てた後に亡くなった方の戒名や名前を追加で彫ることです。
タイミングは特に決まってはいないものの、追加で彫る必要のある方の納骨式までに行うケースが多くなっています。
追加彫りは墓石の側面や、墓誌に行うのが一般的です。
- 戒名
- 没年月日
- 没年齢
などが彫られます。
こちらの記事でお墓の文字入れについて解説しているので、ぜひご覧ください。
墓石の追加彫りの流れ
墓石の追加彫りを行う際、一通りの流れを知っていれば落ち着いて対応できます。
具体的な流れは以下にご紹介する通りです。
墓石の追加彫りを依頼をする時期
墓石の追加彫りは、お墓を建てる際にお世話になった石材店に依頼します。
依頼する時期については、墓石を工場に持ち込んで行うケースも多いため、すぐ彫ってもらうのは難しいです。
遅くとも1ヶ月程度前には打ち合わせや依頼を行っておくべきでしょう。
実際に墓石の追加彫りを行うのはいつ?
実際に追加彫りを行う時期に特別な決まりはないものの、故人の納骨式に間に合うように手配するケースが一般的とされています。
最低でも1ヶ月前に依頼する必要があるため、故人の葬儀が終わって落ち着いたタイミングで依頼すると良いでしょう。
墓石の追加彫りに必要な情報
実際に追加彫りを依頼する際は、石材店に故人に関する情報を伝える必要があります。
最低でも故人の戒名・俗名・没年月日・没年齢が伝えるべき情報です。
ほかにも霊園名などのお墓の所在地や、追加彫りを依頼する位置についても一緒に伝えます。
墓石の追加彫りをする流れ
追加彫りを行う際、石材店の工場で行う場合とお墓のある現地で行う場合があります。
作業の前に一度お墓を見て、どちらで作業するかを決めるのが一般的です。
墓石を工場に運んで作業する場合は、僧侶に魂抜きをしてもらってから移送します。
なお地域や宗派によっては、現地で行う場合でも魂抜きを行うケースもあるため、事前に菩提寺への相談が必要です。
工場で追加彫りの作業を行った後、現地で組み直したうえで魂入れの儀式を行えば完了です。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。24時間365日無料相談
電話をかける
後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
墓石の追加彫りする順番
墓石の追加彫りを行う際にぜひ事前に知っておきたいのが、彫る順番についてです。
最もわかりやすい方法として、亡くなった順番に彫っていくやり方があります。
ただ亡くなった順番に彫っていく場合、家族内での関係性や立場がわかりにくいです。
戒名や俗名の横に家族内での立場を明記する必要があります。
ほかにも夫婦1セットで彫る方法もおすすめです。
世代ごとに夫婦1組ずつ彫っていくことで、家族内での立場がわかりやすくなります。
なお子供が先に亡くなった場合は、夫婦の分を空けた状態で左側に彫っていくと良いでしょう。
墓石の追加彫りの相場費用
追加彫りを依頼する際、費用が気になりますよね。
基本的には1人分につき2万~5万円程度の価格が相場です。
ただし墓石を工場に運ぶ場合は、運搬費用やお墓の組み直し費用も追加で発生します。
ほかにも僧侶に魂抜きや魂入れを依頼する際もお布施が必要です。
お布施の相場は法要1回につき1万~5万円程度が相場となります。
加えて遠方から来てもらう場合は、交通費(お車代)として5,000~1万円が別途必要です。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。24時間365日無料相談
電話をかける
後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
彫刻スペースが無い場合はどうすればいい?
墓石の追加彫りを依頼したくてもスペースに空きがない場合、どうすれば良いのでしょう。
スペースがない場合は、以下の2つの方法があります。
裏面にも彫刻する
1つが墓石の裏面に彫刻するやり方です。
側面がいっぱいになってしまった場合は、裏面も活用して追加で彫っていきます。
裏面に彫る場合も、納骨する順番などに沿って右側から彫っていくのが一般的です。
新しく墓誌を用意する
もし墓石で全く彫れるスペースがなくなった場合は、新しく墓誌を準備します。
墓誌はお墓の横や後ろに設置する石板で、故人の戒名を彫るためのみに使われるものです。
なお墓誌についても裏面を活用できるため、表面がいっぱいになったら裏面に続けて彫っていきます。
両面がいっぱいになったら、追加で墓誌をもう1枚準備すると良いでしょう。
墓石の追加彫りは修正できる?
追加彫りをしてもらった際、漢字の表記などが間違っていると気づいた場合、修正してもらうことができます。
一度工場に墓石を運んだうえで行われるのが一般的です。
一度削ってから表面を整えて新しく文字を彫る手法で、相場は20万~50万円程度となります。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。24時間365日無料相談
電話をかける
後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
他にどんな追加彫りができる?
墓石の追加彫りの際、名前や戒名以外の文字も彫れないか気になりますよね。
実はほかの文字も種類によって彫れる場合があるため、参考にすると良いでしょう。
彫れる内容
彫れる内容については「○○家」などの家名や、「南無阿弥陀仏」などの宗派独特の文言などが挙げられます。
また洋型の墓石であれば、「心」など故人にゆかりのある文字や、イラストなども比較的許容されやすいです。
ただしイラストについては、墓地・霊園によって認められない種類もあるため、事前に管理者と相談した方が良いでしょう。
彫れない内容
一方墓石に彫れないものとして、著作権に触れるものがあります。
具体的には楽曲の歌詞の一節などです。
歌詞の一節であっても、きちんとした手続きを踏んだうえで使用しなければ著作権の侵害につながるため、十分な注意が必要になります。
こちらの記事で墓石の彫刻について解説しているので、ぜひご覧ください。
よくある質問
墓石への文字入れは生きている間から可能?
墓石への文字入れは、故人の納骨式に間に合わせる必要がありますが、生きている間に文字入れをしてしまうことも可能です。
生きている間に文字入れを行う場合、文字の色は赤色や朱色にするようにしましょう。
墓に好きな語句を刻んでも良いの?
墓石に刻むのは「家名」や「題目」です。
ですが、最近では自由に好きな語句を刻む方も増えています。
「愛」や「夢」、「絆」などの漢字一文字や、「希望」や「感謝」などの単語を刻んでいる方が多いようです。
英語の語句や「ありがとう」などの言葉を入れることも可能ですが、お墓の種類やデザインに合う語句を入れると良いでしょう。
家名や題目以外の好きな語句をお墓に刻みたいという場合は、石材店に相談してみるのがおすすめです。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。24時間365日無料相談
電話をかける
後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
墓石の追加彫りまとめ
ここまで墓石の追加彫りについての情報を中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 追加彫りとは、墓石を建てた後に故人の戒名を追加で彫っていくことである。
- 追加彫りは、故人の納骨式に間に合うようにする。魂抜きや魂入れが必要な場合も。
- 追加彫りの順番は、亡くなった順番に行うものと夫婦一組で彫っていく方法とがある。
- 追加彫りの相場費用は1人分につき2~5万円である。運搬費用や僧侶へのお布施が発生するケースもある。
- 彫刻スペースがない場合は、墓石の裏面に彫るか、新しく墓誌を準備して対応する。
今回の記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
4つの質問で見つかる!
ぴったりお墓診断
Q.お墓は代々ついで行きたいですか?
都道府県一覧からお墓を探す
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
お墓の関連記事
お墓
更新日:2022.11.17
塔婆とは?申し込み時に渡す塔婆料の書き方を紹介
お墓
更新日:2022.11.20
お墓に使う「しきび」とは?「さかき」との違い、用途を解説!
お墓
更新日:2022.11.17
塔婆は連名で出せる?連名の時の費用と塔婆料の包み方・渡し方を説明
お墓
更新日:2021.08.15
墓石に建立者名を彫るべき?名前を彫る意味や注意点を解説
お墓
更新日:2021.09.15
墓石の重さってどのくらい?墓石の構成や重さの計算方法を解説
お墓
更新日:2021.09.21
墓石の名前は連名でもいい?建立者名・両家墓のケースについて解説