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三十三回忌のお布施の相場は?お布施の書き方・包み方・渡し方も解説

更新日:2024.01.24

お布施

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

記事のポイントを先取り!

  • お寺での三十三回忌はお布施と御膳料が必要
  • 自宅での三十三回忌はお布施・お車代・御膳料が必要
  • 浄土真宗のお布施は3万円前後

故人が亡くなられてから32年目に執り行われる三十三回忌は、特別な法要になることが多いです。
三十三回忌を弔い上げとする家庭が多く、盛大に年忌法要が執り行われます。

盛大に年忌法要を執り行うということで、お布施の相場も気になるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、三十三回忌のお布施の相場について解説します。


ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 三十三回忌とは
  2. 三十三回忌のお布施相場
  3. お布施の金額は弔い上げで変わる?
  4. お布施の書き方
  5. お布施の包み方
  6. お布施の渡し方
  7. 粗供養はお坊さんにも渡す?
  8. 三十三回忌でお布施以外に準備するもの
  9. 三十三回忌のお布施の相場まとめ
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三十三回忌とは

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

三十三回忌とは、故人が亡くなられてから32年目に行われる「年忌法要」のことです。
故人が亡くなられた年を「数え年」で1年目とするため、32年目を三十三回忌と呼びます。
四十九日の法要と同様に規模の大きな法要を営むことが多いです。
三十三回忌は二十七回忌の後に行われる年忌法要で、故人を供養するための法要と言えるでしょう。
近年では宗派によりますが、三十三回忌を弔い上げとして、最後の法要とされることが多いようです。

理由としては以下の要素が考えられます。

  • 家族や親族が高齢になられた
  • 故人を知る人が少なくなられた
  • 高齢で亡くなられ、家族・親族も高齢であるため

年忌法要は七回忌を過ぎると、簡単に済ませてしまう傾向にあります。
しかし弔い上げを行う場合は、盛大に執り行うことが多いとされています。

三十三回忌で読経をお願いする場合は、お寺や住職にお礼の意味を込めて、お布施をお渡しします。

https://www.eranda.jp/column/funeral
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三十三回忌のお布施相場

白い電卓

お布施は、読経に対する感謝の気持ちとしてお渡しをするものです。
特に決められた金額はありません。

しかし法要の場所や、宗派によっても相場が変わってくるようです。
それぞれのお布施の相場を、順番に紹介していきます。

お寺で執り行う場合

お寺で三十三回忌を執り行う場合では、お布施と御膳料(お食事代)が必要となります。
三十三回忌を弔い上げとして執り行う家庭が多く、法要の後に会食を開かれることがあるでしょう。
会食に参加されない住職に対して、御膳料としてお布施と共に包むのが礼儀とされています。
自宅で三十三回忌を執り行う場合はお車代が必要になりますが、お寺で行う場合は必要ありません。
お寺で執り行う場合に必要なお布施の相場は、1万〜5万円と設定されている所が多いようです。
お布施の他に、御膳料が5000〜1万円必要となります。

ご自宅で執り行う場合

住職をご自宅に招いて三十三回忌を執り行う場合、お布施・お車代・御膳料が必要となります。
お寺で三十三回忌を行う場合と相場は変わらないのですが、ご自宅の場合はお車代が必要です。
住職がご自宅に車や公共交通機関を使ってこられる場合、お車代を用意します。
送迎の場合は、お車代は不要です。
自宅で執り行う場合に必要なお布施の相場は、お寺のときと同様に1万〜5万円と言われています。
お布施の他にお車代と御膳料が、それぞれ5000〜1万円必要となります。

浄土真宗の場合

浄土真宗でお渡しするお布施の相場は、3万円前後です。
浄土真宗では、お布施に対する考え方が他の仏教と異なるため、相場も変わります。

仏教において、お布施は、読経のお礼として住職にお渡しするのが一般的です。
しかし浄土真宗では、仏様に対して感謝を伝えるためのものとされています。

仏様に対しての感謝の気持ちがあれば、お布施の相場に決まりはありません。
ただし地域やお寺によって、お布施の相場が決まっている場合があるので注意が必要です。
事前にお寺に連絡をして、金額や相場を確認しておくと良いでしょう。

曹洞宗の場合

曹洞宗は、禅による修行を重視している宗派で、臨済宗とともに禅宗の2大宗派と言われています。

お布施の目安は、真言宗、日蓮宗、天台宗などの他の宗派とほとんど変わりはなく、相場は3~5万円です。

ただし、同じ宗派であっても、地域や寺によって相場が違う場合がありますので、事前に確認しておくのがいいでしょう。

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お布施の金額は弔い上げで変わる?

「三十三回忌を弔い上げにする」ということを耳にする機会があります。

弔い上げとはどういう意味かを理解するとともに、弔い上げの三十三回忌に呼ばれた時のお布施は、どうすればよいかについて解説します。

弔い上げとは

弔い上げとは、亡くなった故人に対して行う最後の年忌法要のことを言います。

故人の弔いは、亡くなってからの一周忌、三回忌といった節目ごとに行われていきます。

家族が高齢になるなどの理由で「弔いを締めくくりたい」として、三十三回忌もしくは五十回忌に合わせて、弔い上げを行うケースが多いです。

弔い上げを三十三回忌に行う場合は、これまでの回忌法要と比べて盛大に行うこともあります。

弔い上げが節目となるため、以後は年忌法要としては行わず、先祖代々の霊とともに供養します。

お布施への影響は少ない

弔い上げとなる三十三回忌に呼ばれた場合のお布施ですが、金額の相場はほかの回忌法要と変わりません

三十三回忌の開催場所や執り行う宗派での相場を参考にしながら、相応の金額を用意すればいいでしょう。

ただし、弔い上げを盛大に行うという時は、目安の金額よりも多めに用意することもあります。

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お布施の書き方

紙に万年筆で書いている手元

お布施袋に記載する内容にも決まりがあるので、書き方を順番に紹介していきます。

表書き

お布施袋の表書きは、「お布施」や「御布施」と書くのが一般的です。
「読経料」や「御祭祀料」と書く場合もありますが、お布施は対価ではありません。

お寺や仏様に感謝の礼を込めたものなので、対価と捉えられる書き方は避けましょう。
表書きの位置は、お布施袋の中心から上部に書くのが基本です。

文字の色は薄墨ではなく、濃墨で書くことが基本となります。
ボールペンではなく、筆か筆ペンを使用するのが最も正しい書き方です。

薄墨を使用するのは、葬式などで遺族に香典を書く時に使用します。
市販で販売されているお布施袋には、最初から「御布施」と印刷されたものがあります。
最初から印刷されたお布施袋でも、問題なく使用することができます。

名前の書き方

お布施袋には、施主(せしゅ)の名前を記載する必要があります。

名前を書く場所は、表面の中央部分より下に書くのが基本となります。
名前は、フルネームか苗字のみを記載するのが良いでしょう。
苗字のみを記載する場合は、裏書きには氏名をしっかりと書くようにします。
家名を書く場合には「◯◯家」と記載し、裏書きに施主の氏名を書くようにしましょう。

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お布施の包み方

何かを紹介する女性

お布施の包み方には、半紙に紙幣を包み奉書紙を被せる方法と、白無地の封筒に直接入れる方法があります。
気を付けるポイントを踏まえて紹介していきます。

お布施袋について


紙幣を包むために必要なお布施袋には、奉書紙と白封筒があります。
奉書紙は、お布施をお渡しするときに最も丁寧な方法とされています。
紙幣は半紙に包み中袋として使い、表裏書きを済ませて奉書紙を被せて使用します。
一方白封筒では、必ず無地で二重封筒ではない封筒を使用してください。
二重封筒は「不幸が重なる」ことを連想させてしまうため、使用を避けましょう。
二重封筒ではなく、中袋が付いているものは使用しても問題ありません。
白封筒であっても、不祝儀袋は使用しないようにしてください。
不祝儀袋は不幸ごとがあった方に対してお渡しする袋だからです。
地域によってもマナーが変わってくるため、迷われたらご近所や住職などに相談しましょう。

お札の入れ方

お布施袋に紙幣を包む場合には、お札の向きも大事になってきます。
お札の向きは人物が描かれた面を上にし、紙幣は全て同じ向きに揃えましょう。

お札はお布施袋を開封したときに、人物が上にくるように包むのが基本となります。
お布施袋に包む紙幣は、新札を使用しましょう。

新札が用意できない場合は、使用感やシワが少ない旧札を使用してください。
地域によっては新札や旧札の紙幣など、使い分ける場合もあります。
お布施には新札は失礼だと言われる方もいるため、心配な方は事前に下調べしておくとよいでしょう。

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お布施の渡し方

お布施と数珠と袱紗

お布施を住職に渡す際にもマナーがあります。
それぞれ順番に紹介していきます。

渡すタイミング

お布施を渡すタイミングには、年忌法要の前か後が一般的となっています。
年忌法要前に住職がお見えになられてから、挨拶と同時にお布施を渡されることが多いです。

参列者の受付や準備で忙しい場合は、年忌法要が終わった後にお渡しするのが良いでしょう。
お布施を渡すタイミングは決まっていないため、式の合間に渡しても問題ありません。

袱紗に包んで渡す

お布施は、手渡しで渡してはいけません。
切手盆の上に置くか、袱紗(ふくさ)の上に置くのが一般的な渡し方です。
お布施袋の向きは、住職から見て表書きが正面になるようにします。

袱紗がどうしても用意できない場合は、風呂敷やハンカチなどを代用しても問題ありません。
風呂敷やハンカチを代用するときは、無地で白や黒など寒色系のものを使用します。

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粗供養はお坊さんにも渡す?

クエスチョンマークが書かれた積み木が3つ積まれている

関西や西日本で多く使われている言葉で、「粗供養(そくよう)」というものがあります。
年忌法要にお越しいただいた皆様にお渡しするお礼の品物です。

関東や東日本では「志」として扱われている、返礼品のことを言います。
一般的には、式に参加していただいた方に感謝の印として渡すものです。

読経して頂いた住職にもお礼を意を込めて、お布施以外にお渡しするのが丁寧とされています。
粗供養について詳しく紹介していきます。

粗供養とは

粗供養とは年忌法要を執り行うにあたり、香典や参列者に対して返礼品としてお渡しする品物です。
いただいた香典の3分の1〜半額が相場と言われています。

地域によっても相場が変わってくるので、あらかじめ調べておきましょう。
もしも香典が高額な場合は、改めて後日金額相応の品を送るのが礼儀とされています。

粗供養の品は不祝儀に対しての返礼のため、「後に残らない品物」が良いと言われています。
魚・肉は殺生が伴うもので仏教の戒律を犯すことになり、酒は慶事を連想させるため粗供養品としてタブーとされています。
消耗品や菓子折りなどの品で、参列者が持ち帰るのに大きすぎないものを選日ましょう。

表書き

粗供養の表書きは、東日本と西日本で書き方が違います。
東日本では「志」と記され、西日本では「粗供養」と書くのが一般的です。

表書きを書く位置は、「掛け紙」の中央から上部に記載します。
粗供養と書かれた下部に、施主の苗字を書くのが一般的です。

のし

粗供養品にはのしを付けないのが基本です。
のしは祝い事などに使用するもので、年忌法要に使用することは不適切といえます。

粗供養品に適した包装紙は、水引が印刷された「掛け紙」を使用するのが正しい方法です。
粗供養に使われる水引は、全国的に白と黒の色が一般的です。

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三十三回忌でお布施以外に準備するもの

三十三回忌でお布施以外に、供花を用意する方がいます。

供花には「四十九日までは白、青、紫の色の花でまとめる」などと、花を捧げるのに望ましいとされる習わしがあります。

三十三回忌では、そうした習わしにとらわれず、故人が好きだった花を用意しても良いでしょう。

寺で法要が行われる場合、花かごのような供花は生花店などを通して、寺に届けてもらうのが一般的です。

供花は、そのままお墓などに供えられますが、家族が持ち帰ることもあります。

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三十三回忌のお布施の相場まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで三十三回忌のお布施の相場やマナーなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 自宅やお寺で執り行う場合の相場は1万〜5万円
  • 奉書紙や白封筒を使い、紙幣は人物が描かれた面を上にし揃えて包む
  • 切手盆の上か袱紗の上に置いて、表書きが正面になるように渡す
  • 住職にもお布施の他に、粗供養を渡すのが一般的

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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