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お墓

納骨の仕方は?納骨の仕方・納骨室の種類について解説

更新日:2024.01.24

納骨

白いロッカー式納骨堂

記事のポイントを先取り!

  • 納骨室の種類は、地下型・地上型・半地下型に分かれている
  • 自分で納骨する場合、許可証をもらう→納骨→納骨法要
  • 仏式では納骨法要、神式では霊園で納骨、キリスト教では召天記念日で納骨

納骨は一般的には自分で行うことはありませんが、どういう方法で行っているのか気になるのではないでしょうか。
納骨の方法を知って自分でもできそうであれば、やりたいという方もいると思います。

そこでこの記事では納骨の仕方について中心に解説していきます。
納骨の仕方を知って、自分で納骨を行う際の参考にしましょう。

宗教ごとの納骨の仕方の違いも説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 納骨とは
  2. 納骨室の種類や構造
  3. 納骨室の構造は地域によって違う?
  4. 納骨の仕方・方法
  5. 納骨にかかる費用
  6. 自分で納骨をしてもいい?
  7. 自分での納骨の仕方
  8. 宗教ごとの納骨の仕方の違い
  9. 納骨の仕方まとめ
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納骨とは

火葬炉に棺が入る様子

納骨とは、遺骨をお墓や納骨堂などに納めることです。
お墓の場合は、カロートと呼ばれる空間に骨壺を納めます。

納骨堂の場合は、一般的に用意していた場所に骨壺を納めることになっています。
カロートとは、お墓の地下のあたるところで納骨するスペースが設けられています。

納骨室の入り口は石の板などでふさいでおり、納骨するときに板を移動させ骨壺を中にいれます。 

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納骨室の種類や構造

納骨室には地下型・地上型・半地下型といった種類がありそれぞれ構造が異なります。

地下型

地下型とは納骨室が地下に位置しているお墓のことです。地下式納骨型とも呼ばれることがあります。
地下型の構造は1段カロート・2段カロート・3段カロートの3種類に分けられています。

1段カロート

カロートの中で主流になっているのが1段カロートであり、カロートが1段の広い空間になっています。
お墓の広さが必要ないため、費用が安く抑えられます

しかし、空間に限度があるため、骨壺の状態で納める場合だと、多く入れることはできません。
1段カロートで一般的な大きさのお墓では、骨壺が4つ入るサイズになります。

夫婦墓などで多くの骨壺を納める必要がないのであれば、1段カロートがオススメです。

2段カロート

2段カロートは通常のカロートを地下に作った上で、石材などで仕切りをして棚のように2段にしたものです
2段カロートの場合では、約8つ分の骨壺を収納することができます。

1段カロートに比べて多くの遺骨を収納できるので、夫婦墓にするよりは家族墓に適していると言えます。
しかし、2段カロートにするには深い穴を掘る必要があるため、お墓の土地が広くないとできません。

3段カロート

3段カロートの方式は2段カロートと同じような方法で、2段カロートにもう1段増やして、3段にしたものです。
1段棚のようなものを作り3段に骨壺を収納できるようにしてある構造をしています。

3段カロートは収納に長けていて、12個から24個分の骨壺を収納することができます。
3段カロートは、1つのお墓にまとめて多くの遺骨を納めたい場合や、お墓の土地が広く余裕がある場合に設置できます。

しかし、建設に費用がかかることや、お墓の土地の広さが必要になります。

地上型(丘カロート)

地上型は、地上に位置する部分にカロートが設置されているタイプのカロートになり、丘カロートとも呼ばれています。
最近では小さいお墓を選ぶ人が増えており、都会などの墓地の面積が狭いところでは、地上型を選択するケースが増加しています。

地下にカロートがあると、雨水や地下水がたまりカビが発生する可能性があります。
しかし、地上型であれば、カロートが地上にあるので、水はけがよく、湿気や水がたまることがないので安心です。

お墓の面積が狭くても設置できる反面、その分高さがありますが風格のある印象がでます。

半地下型

半地下型は2段式カロートとも呼ばれていて、棚によって、仕切り2段構造の形態をとったカロートになります。
カロートの内部を上下に仕切るので、地上型に比べて多くの遺骨を収納でき、家族墓などで多く取り入れられています。

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納骨室の構造は地域によって違う?

疑問符を浮かべる女性

地域によって、骨壺の大きさが異なっていることから、それに伴い納骨室の構造もそれに適したものになっています。

関東地方の納骨室

まず、関東地方で使われている骨壺の大きさは7~8寸であり、それ以上大きい骨壺も使われています。
明治時代に土葬が禁止になった際にすべての遺骨を収骨する風習が定着しており、現在に至っているため、骨壺が大きくなっています。

骨壺が大きいため、カロートも大きくなっています。
関東では通常、カロートが2段の棚になっており、上段に3つ下段に3つの骨壺を収納することができます。

手前の部分は土になっていることが多く、ここには2つほど置くことが可能です。
手前が土の場合であれば、骨壺を置く場所がなくなったときに、土に埋めることで土に還すことができます。

カロートの上に石塔が立っており、拝石という石を移動させて人が中に入り納骨します。

関西地方の納骨室

関西は3~5寸と小さめの骨壺を使用しています。

関西の場合は、明治時代に土葬が禁止なる前から元々、宗派の本山に納める分骨用に、喉仏部分を「本骨」として重要視する文化がありました。

本骨を収骨した後は火葬場に任せるのが主流であるため、骨壺が小さいものになっています。

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納骨の仕方・方法

納骨の仕方・方法は、地下型と地上型といった種類によって異なるので、以下で詳しく説明します。

地下型への納骨の仕方

地下型の納骨室を開けるには、香炉や花立てなどがのっている下の部分が納骨室のフタになる拝石です。
香炉や花立ては上に置いてあるだけなので、空いている場所へ移動します。

セメントで間が埋められている場合は、拝石する時にノミなどで崩します。
しかし、拝石は50㎏以上あることが多いため、1人ではなく、数人で持ち上げるようにしましょう。

地上型への納骨の仕方

地上型の場合は、納骨室に観音開きの扉か取り外しができる墓石があるので、これを開けると納骨できます。
構造の違いによっては、当て蓋という石のフタを代用して、扉にします。

当て蓋になっている場合も、当て蓋を外すと納骨室を開けることができます。
観音開きの扉は破損しやすいので、取扱いに注意しましょう。

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納骨にかかる費用

「COST」と書かれた積み木 値段が下がるイメージ

納骨の仕方が分かったところで、費用はいくらかかるのでしょうか。

お布施代

お布施は僧侶来ていただいた際のお礼として支払います。

相場は3万円〜10万円程です。

お車代

僧侶には遠いところから来ていただく場合もあるためお車代を支払います。

相場は5,000円〜1万円程です。

御膳料

納骨式では食事の場が設けられることが一般的です。

ですが、僧侶が何らかの理由で出席しない場合があるため、その際は御膳料を支払います。

相場は5,000円〜2万円程です。

卒塔婆供養料

宗派によっては卒塔婆が必要な場合があり、その際に支払います。

金額は寺院によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

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自分で納骨をしてもいい?

疑問符を浮かべる女性

自分で納骨室を開けて納骨することに決まりはありませんが、いくつか手続きがあるので説明していきます。

納骨作業は基本的には石材店に依頼

納骨作業は、基本的にお墓を建ててもらった石材店に依頼しましょう。
なぜなら、納骨室を開ける際に、墓石や骨壺などを破損させてしまう可能性があるからです。

自分で納骨することは可能

それでは自分で納骨をしてもいいのでしょうか。
結論として自分で納骨することは可能です。

それは、納骨室を開くことに特別な技能はいらないためです。
ですが、墓石は予想以上に重く、少しの衝撃で欠けてしまうので、注意が必要になります。

さらに、拝石を開けるときにすき間がコーティングされている場合は、ノミなどで崩さなければなりません。
このように納骨をするだけでも一苦労です。

親族への連絡を忘れずに

自分で納骨する場合に、僧侶も呼ばずに全てを済ませてしまうことが多いです。
納骨法要は義務ではないものの、一般的には法要を行うことが多いので、後から親族とのトラブルが起きる可能性があります。

そのため、自分で納骨するときは、親族にあらかじめ連絡して了解をとりましょう。

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自分での納骨の仕方

それでは石材店に依頼せずに、自分での納骨の仕方を説明します。

納骨室の構造を把握する

納骨する前に納骨室の構造を確認し、納骨室の入り口の開け方やフタを持ち上げる際に、何人くらい必要なのかを把握しておきます。

埋葬許可証を墓地管理者へ提出する

納骨を行う当日に、埋葬許可証を墓地管理者または霊園管理者に提出します。
埋葬許可証とは、火葬を終えた遺骨をお墓に納骨するときに必要な書類です。

役所に死亡診断書を提出すると、火葬許可証を発行してもらえます。
火葬後に返却された火葬許可証に、火葬をしたことを証明する印鑑が押されている許可証が、埋葬許可証になります。

納骨室を開け、納骨する

墓石は傷つきやすいため、以下の作業において、タオルなどで保護しながら作業するようにしましょう。
関東地方では、香炉を移動させ、その下の拝石を開けます。

また、関西地方では、花立て水鉢を移動させると納骨室の入り口があります。
地上型の場合は、観音開きを開くと納骨室があります。

納骨するときは、通常は並んでいる骨壺の列の1番手前の右に置きます。
もし、納骨室に水がたまっている場合は、バケツなどで排水するとよいでしょう。

納骨室を閉める

納骨室を閉めるには、元の状態になるようにフタをする、もしくは扉を閉めます。
拝石など石材が接触しているところは、フタを閉めた後に接着剤やシーリング材などでコーティングし、防水処理を行います。

納骨法要を行う

納骨が終了したあとに、僧侶に法要を行ってもらいます。
もし納骨法要をしない場合は、お墓に花や線香を供えお参りをしましょう。

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宗教ごとの納骨の仕方の違い

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

納骨の仕方は宗教ごとに異なっており時期や方法を以下で説明します。

仏式の場合

仏教の納骨式は納骨法要を行います。
納骨式は、一般的に四十九日の忌明け法要と同日に行います。

納骨法要では、納骨を始める前と納骨が終わったあとに、僧侶が墓前で読経行います。
しかし宗派によって、読経のやり方が違うので、確認しましょう。

納骨を済ませた後は墓前で遺族や親せき、知人など故人に近い順番で焼香します。

神式の場合

神道では火葬してからすぐに埋葬する場合と、仏式のように仏教の四十九日にあたる、五十日祭に埋葬祭という儀式を行います。

神道では、お寺のように敷地内にお墓を建てることがないので、霊園で納骨式を行います。
神道の納骨式では、神職が立ち会って行います。

神職がお祓いをした後に祭司をあげ、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。
これは仏式の焼香にあたり、神職と参列者で行います。

キリスト教の場合

キリスト教の場合は、火葬してからすぐに納骨しません。

カトリックの場合は亡くなってから30日の追悼ミサのとき、プロテスタントの場合は1ヶ月目の召天記念日のときに、納骨式を行います。

納骨までは自宅の祭壇などに安置し、お祈りを捧げます。
カトリックの場合は神父、プロテスタントでは牧師が立会い聖書を読み、祈りを捧げます。

参列者は賛美歌を歌い、お祈りして墓前に献花します。

仏式と同じようにお墓の準備ができていないときは、後日に納骨を行います。

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納骨の仕方まとめ

ペット

ここまで納骨の仕方や納骨室の種類などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 納骨室の種類は、地下型・地上型・半地下型に分かれている
  • 関東地方では骨壺が大きめ、関西地方は小さめ
  • 納骨の仕方は地下型と地上型で異なる
  • 自分で納骨する場合、許可証をもらう→納骨→納骨法要
  • 仏式では納骨法要、神式では霊園で納骨、キリスト教では召天記念日で納骨

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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