閉じる

お葬式

喪中に厄払いに行くのはマナー違反?厄払いの流れについても解説

更新日:2021.11.15

喪中

指さす女性

記事のポイントを先取り!

  • 厄払いは厄年に行う儀式
  • 喪中の厄払いは可能なことが多い
  • 忌中の厄払いは避けた方が良い

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 喪中の厄払いについて
  2. 厄払いは喪中でも問題ない
  3. 厄払いの流れ
  4. 初穂料について
  5. 厄払いのお礼参りにはいった方がいい?
  6. 厄払いまとめ
スポンサーリンク

喪中の厄払いについて

お墓参りで笑顔で手を合わせる2人の女性

喪中は通常、故人を偲んで派手な行動を控え、慎ましく暮らします。

近親者が亡くなった喪中と、厄年が重なることがあるかもしれません。

その際、厄払いに行ってもいいのか、悩む人も多いですよね。

そこでこの記事では、喪中における厄払いのマナーについて解説していきます。

喪中の厄払いは問題がないのか、厄払いのマナーについてもしっかり確認しましょう。

厄払いのお礼参りについても詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

厄払いとは

厄払いという言葉を聞いたことはあっても、どんな意味があるのかをはっきり知らない方は多いです。

厄払いがどのような目的で行われるのかを理解するためには、厄年について知っておく必要があります。

厄年とは、本厄とその前後の前厄・後厄の三年間の年齢のことを指します。

女性と男性で厄年は異なります。

男性の場合は25歳、42歳、61歳女性の場合は19歳、33歳、37歳、61歳の年が本厄です。

本厄の前の年が前厄、後の年が後厄にあたります。

男性は42歳、女性は33歳が大厄と呼ばれていて、特に注意が必要な年となります。

これらの厄年に合わせて神社で行う儀式が、厄払いとなります。

以下で厄払いの意味について詳しく説明します。

厄払いの意味

厄年には、予期せぬ災難や体調の変化、精神的にも落ち着かないことが重なると言われています。

人生の大きな転機に、災難を回避して無事に過ごすことができるよう、祈祷やお祓いを行うのが厄払いです。

厄払いを行うことで、穢れや邪気を払ってもらいます。

「大難を小難に、小難を無難に」し、1年を無事に過ごすことができると言われています。

厄除けとの違い 

厄払いと似たような言葉に厄除けという言葉がありますが、両者には明確な違いがあります。

まず大きく異なるのが、お祓いを受ける場所です。

厄払いは神社で行われ、厄除けはお寺で行われます。

厄払いは「降りかかった災いをお祓いする」という、災難への対応の意味で行われます。

厄除けは「仏のご加護によって災いから身を守る」という、予防的な意味を持っています。

厄払いでは、神社の方が祓言葉(はらいことば)を奏上して、大麻(おおぬさ)をふり、参列者を清めます。

厄除けでは、「護摩祈祷(ごまきとう)」として、薪に火をつけることで、人間の煩悩を焼き清める儀式を行います。

スポンサーリンク

厄払いは喪中でも問題ない

マスクをつけてOKサインを出す女性

厄払いや厄除けは、喪中に行ってもいいのでしょうか?

喪中の時には、神社に足を踏み入れることを極力控えるのがマナーです。

喪中でも厄払いに行ったほうがいくべきかという考えは、寺や神社によって異なります。

お寺と神社の喪中の捉え方の違いと、控えたほうが良い場合を解説します。

お寺と神社の違い

神社は死を「正常な状態ではなく、多くの人に災いをもたらすもの」「穢れ」という考え方で捉えます。

神社は神様の住まいと考えられ、穢れを神社内に持ち込むことはよしとされていません。

したがって、喪中に神社で厄払いを行うことは好まれません

昔から近親者に不幸があった場合は、1年間神社にお参りをしてはいけないと言われていました。

しかし、最近ではそこまで厳格ではないため、忌中でなければ問題ない場合が多いです。

ただし神社によっても考え方が違うため、不安な場合は事前に問い合わせておきましょう

お寺で行われる厄除けの場合、死をあまり悪い意味で捉えておらず、お参りも特に制限されません。

喪中や忌中の期間であっても境内への立ち入りは可能です。

そのため、喪中に厄除けを行うのも問題にはならないでしょう。

忌中の場合は控えた方が良い

忌中は、神道においては穢れを周囲に広めないための期間です。

神社は穢れを持ち込んではいけない場所です。

そのため神社で行われる厄払いの場合は、忌明けに行くのがいいでしょう。

忌中の間は、神社に立ち入るのは避けた方が良いです。

忌明けは、故人の没後五十日をもって完了します。

神社によっては「喪中の間も厄払いを行うのは避けるべき」という考えのところもあるようです。

神社へ厄払いに行く場合は、事前に問い合わせるのが無難です。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

厄払いの流れ

「STEP1」「STEP2」「STEP3」と書かれた積み木

厄払いは頻繁に行うものでもないため、どのような流れで行われるのか確認しておくとスムーズに進めることができます。

厄払いの手順について詳しく解説します。

受付

厄払いを受ける際は、事前に神社に電話をするか、ホームページで確認しておくのがおすすめです。

厄払いでは予約不要な場合が多いですが、神社によっては予約が必要な場合もあるようです。

予約をしない場合、当日に神社の社務所にて受付を行い、祈祷を申し込みます。

たいていの場合、祈祷は複数人で行われるので、呼ばれるまで受付で待ちます。

受付で祈祷料を渡す神社が多いので、用意しておきましょう。

服装に決まりはないですが、だらしない服ではなくフォーマルな服装を心がけてください。

男性ならスーツにネクタイ、女性もスーツやワンピースなどラフになり過ぎない服装が好ましいです。

祈祷の場所へ向かう

呼ばれるまで待合室で待ち、準備が整ったら祈祷の場所に向かいます。

自分の番が来たら本殿にあがり、厄払いの儀式を受けます。

祈祷についての説明

本殿で祈祷の儀式が行われます。

起立したり、頭を下げたりする場面もありますが、その都度、指示があるので指示通りに行えば心配ありません。

祈祷は災厄を避けて今後の人生を安泰に、そして無事にに過ごすために祈願することです。

大麻を宮司や神職の人がふり、祝詞(のりと)を読み上げ、しきたりに従って祈祷が行われます。

神職が大麻をふっている時は、頭を下げて祝詞をききましょう。

お札の配布

祈祷を受けた方には、お札が配布されます。

お札は神棚におさめて祀ります

1年間飾って、1年過ぎたものは神社にお返しするのが習わしです。

スポンサーリンク

初穂料について

電卓と疑問符

厄払いを行う際は、祈祷のお礼として「初穂料(はつほりょう)」を渡します。

日本では古くから秋の収穫の時期に、その年に初めてとれた初穂を納める習慣がありました。

現代でもこの習わしが残っており、神社への謝礼は初穂料と呼ばれています。

初穂料は、厄払いの料金ではなく、あくまで祈祷してもらう際の「神社への謝礼」として考えられています。

初穂料の相場

初穂料の金額は、5,000~1万円が相場と考えていいでしょう。

地域や神社によって初穂料の相場は変わりますが、神社へのお礼と考え、相場にあった金額を渡すのがマナーです。

のし紙のマナー

初穂料はのし紙に包んで渡します。

その際、のし紙の種類や、中袋と外袋に記載する内容に関して様々なマナーがあります。

初穂料ののし紙のマナーについて確認しておきましょう。

外袋 

祈祷の場合は、白い無地ののし紙を使用します。

のし紙が中袋、外袋と別れている場合は、表書きに題目と名前を書きます。

外袋の中央上部に「初穂料」と書き、下部には名前を書きます。

名前は、厄払いを受ける人の名前を書いてください。

中袋

中袋の表面には金額を書きます

金額は全て漢数字で書き、濃い墨で書くようにしてください。

また、中袋の裏面左下には、厄払いを受ける人の住所を記入します。

のし袋に、中袋がついていない場合もあります。

その時は、外袋の裏面左側に金額と住所を書きます。

中央よりも左寄りに記入して、住所は列を変えて金額よりも少し下から書き出すようにしましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

厄払いのお礼参りにはいった方がいい?

頭にクエスチョンマークを浮かべているスーツの男性の後ろ姿

神様や仏様にお礼の参拝を行うことを、お礼参りと言います。

安産祈願をして無事に赤ちゃんを授かった時や、合格祈願をして希望の学校に合格した時に、お礼参りをした人も多いのではないでしょうか。

厄払いや厄除けをしていただいた時にお礼参りは必要なのでしょうか。

お礼参りに行く場合は、いつ行くべきかなど、厄払いのお礼参りについて解説します。

お礼参りとは

お礼参りとは、願いが叶った際に、祈祷していただいた神社やお寺にお礼の報告を行うことです。

何かを祈願して、それがうまくいった場合にはその報告を行います。

厄払いや厄除けの場合は、無難に厄年を過ごせたことに対する感謝の気持ちを伝えます。

また、厄払いの時にいただいたお札の返納もこのタイミングで行います

なるべく行った方がいい

お礼参りに行かないからといって、不幸が起こるわけではありません。

しかし、厄払いのお礼参りも、感謝を気持ち込めてできるだけ行きましょう

厄年は人生の転機を迎えたり、身体的にも精神的にも変化が起こりやすい年です。

厄除けをしていなかったら、もしかすると何か大きな問題が起こっていたかもしれません。

神様や仏様に限らず、何かお願い事をしてお手伝いをしてもらった場合、お礼を伝えるのは当然ですよね。

感謝の気持ちを伝えることで、様々なことに感謝するという気持ちを持つことができるでしょう。

また、お礼参りは厄年が終わったという気持ちの切り替えや、節目にもなります。

いつまでに行く?

厄年には、本厄、前厄、後厄など3年間にわたってあるので、いつお礼参りに行けばいいのか、疑問に感じる方も多いでしょう。

基本的に厄払いは1月1日~2月3日までに行うことが多いです。

また多くの場合、本厄の年だけ厄払いの儀式を行います

お礼参りは、厄払いの1年後を目安に行うのが一般的です。

そのため、前厄・本厄・後厄全てで厄払いを行う場合、3回お礼参りをすることになります。

本厄の1回だけ厄払いを行う場合は、その1年後に1回だけお礼参りを行います。

スポンサーリンク

厄払いまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで喪中の厄払いについての情報や、厄払いのマナーなどを中心に書いてきました。

この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 厄払いとは、厄年に行う儀式
  • 厄払いは喪中に行ってもいいことが多い
  • 忌中の厄払いは避けたほうがいい

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

お葬式の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断

葬儀・お葬式を地域から探す

みんなが選んだお葬式は葬儀場・葬儀社をご案内/