法事法要
十三回忌法要の流れとは?十三回忌法要のお布施・香典など解説
更新日:2022.06.11 公開日:2021.11.09
施主として、故人の十三回忌に向けて準備するという方は多いのでは無いでしょうか。十三回忌の準備などをする際、当日の流れについて気になりませんか。
十三回忌の法要を滞りなく済ませるには、当日の流れに関する知識が欠かせません。加えて当日必要なものも知っていれば、準備を進めるうえでも役立つでしょう。
今回は十三回忌法要の流れや必要な準備を解説していきます。十三回忌法要に向けて検討や準備を進めている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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十三回忌とは
十三回忌に向けて準備する際、催す目的や流れを知っていると色々と役立つでしょう。十三回忌法要の流れについて、以下で詳しくご紹介します。
十三回忌法要の流れ
十三回忌は、故人が亡くなってから12年後の命日に行うものです。
当日はご自宅や菩提寺の本堂で法要を執り行い、故人を偲んだり供養します。法要の内容は、僧侶による読経と参列者全員による焼香が中心です。
法要が終了した後は、故人のお墓にお参りします。お墓を掃除したうえで、読経や焼香の後に、お墓に手を合わせるという流れで行うのが一般的です。
最後に会食を行い、故人の思い出を語りつつ食事をします。
十三回忌法要は必ず行う?
十三回忌法要は故人が亡くなった12年後に行います。
年数も相当経過しているため、必ず行うべきか気になる方は多いでしょう。実は十三回忌法要は、絶対に行うべきものというわけではありません。
負担を軽くしたい場合は、十三回忌法要を行わないことも選択肢になるでしょう。ただ十三回忌法要は、故人を供養する機会であることは確かです。
そのため、ご家族だけが参列する程度の小さな規模で行う場合も多いです。
祥月命日を過ぎてはいけない
十三回忌法要を催す場合、日程の決め方も重要です。
基本的には、故人の十三回忌に当たる祥月命日を過ぎないように日程を設定します。なるべく多くの方に参列してもらえるように、土日祝日を選ぶケースが多いです。
もし何らかの事情で日程を変更する場合も、祥月命日より前の日を選ぶようにします。
十三回忌には誰を呼ぶ?
十三回忌で誰を招くべきかに悩む方もいらっしゃるでしょう。明確な決まりはないものの、ご遺族のみの場合やご遺族とご親族で行うというケースが多いです。
故人が亡くなってから年月が過ぎている分、四十九日のように関係者を広く呼ぶことは少ないです。ただ、故人と深い関係にあった知人や友人を呼ぶこともあります。
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十三回忌法要の準備
十三回忌法要を催すには、事前に様々な準備が必要です。大きく分けて、以下の4つが挙げられます。
1.寺院に連絡し、日時を決める
まず日程の調整を行うところから始めます。法要を行う場合、僧侶の予定が重要になってきます。
時期によっては僧侶が忙しく、希望する日の法要が難しい場合もあるためです。2ヶ月前には僧侶と日程の調整をすると良いでしょう。
お呼びするご遺族やご親族とも日程の相談や調整を行います。集まりやすさを考えれば、十三回忌より前の土日祝日に行うのがおすすめです。
2.会食の手配
法要が終わった後の会食についても手配します。
ある程度の人数や日程が決まったところで、料理店などに連絡すると良いでしょう。法事の会食については精進料理以外にも、参列者の好みに合わせるケースも多いです。
ただし伊勢エビや鯛などおめでたい意味がある食材を含まないようにします。料理店に連絡する際、法事での会食である旨を伝えましょう。
3.参列者に案内状を送付する
参列する人数や日程などがある程度決まってきたら、参列者に案内状を送付します。
法要を行う日の1ヶ月前には発送すると良いでしょう。なお規模が小さい場合は、電話連絡等で済ませる場合もあります。案内状には当日の日時・会場や会食の有無を記すのが一般的です。
加えて参列の可否を把握できるように、返信ハガキも同封します。
4.引き出物・お布施の準備
参列者に当日お渡しする引き出物やお布施の準備も欠かせません。
引き出物については、当日香典を持参する方が多いため、香典返しも兼ねます。お布施は、当日読経していただく僧侶へのお礼です。
香典と異なり、白無地の封筒に新札を包んで準備します。なお表書きは「御布施」です。
十三回忌のお布施・御膳料・御車代
十三回忌の際に僧侶にお渡しするお布施について、金額で悩む方もいらっしゃるでしょう。
地域にもよりますが、ある程度の相場は決まっているため、そちらをご紹介します。
お布施
まずお布施については、3万~5万円程度が相場となっています。読経への感謝の気持ちとしてお渡しするため、金額は菩提寺との関係性や懐事情で決めます。
ただ、三回忌や七回忌の法要でお渡しするものと同額にするケースも多いです。
御膳料
御膳料は、法要の当日に僧侶が会食に参加できない場合にお渡しします。
僧侶が参加できるかどうかで包むべきかが決まるため、僧侶の予定も聞いておくと良いでしょう。御膳料の相場は、5,000~1万円前後になっています。
なお包む際は、お布施とは別の封筒に包むのが一般的です。表書きとして「御膳料」と記します。
御車代
僧侶が遠方から参加する場合は、御車代も必要です。菩提寺と法要の会場を、タクシーで往復できる程度の金額を包むと良いでしょう。
相場は5,000~1万円前後で、お布施や御膳料と別の封筒に包むのがマナーです。菩提寺から遠くない場合でも、2,000~5,000円程度包みましょう。
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【参列者】十三回忌のマナー
十三回忌に参列する際は、故人を偲ぶ場である以上、一定のマナーが必要です。当日の適切な服装や持ち物などについてご紹介します。
服装
まず服装については、基本的に喪服で参列するのが一般的です。ただし、家族のみで行う場合など平服でも問題がないケースもあります。
女性
女性の場合は、黒色のスーツやワンピース、アンサンブルなどを着用しましょう。平服でも良い場合は、グレーや濃い紺色のものでも問題ありません。
スカートについては、ひざが隠れる程度の長さのものを選びます。またストッキングや靴、バッグは黒色のものを選びましょう。
アクセサリーに関しては、結婚指輪や一連の真珠のネックレスなどは着けて良いとされています。
なお光沢が目立つものは、法要の厳粛な雰囲気を壊さない為にも控えましょう。殺生を想起させる毛皮も避けます。
男性
男性の場合は、黒色の上下スーツと白無地のワイシャツを着用します。平服でもよい場合は、グレーや濃い目の紺色のスーツでも問題ありません。
靴下と靴、ネクタイは黒無地のものを選びます。アクセサリーについては結婚指輪以外は避けるべきです。
ほかにもネクタイピンなどの光り物は控えます。
子ども
子どもの場合は、学校の制服があればそれを着用します。
もし制服がない場合は、男の子は派手さのない上着・ズボンと白いシャツを着用します。女の子の場合も、落ち着いたデザインのワンピースやスカートを選ぶと良いでしょう。
香典
十三回忌に参列する際は、香典を持参するのがマナーです。香典の金額相場やマナーは、以下の通りです。
金額相場
十三回忌の場合、香典の金額は故人との関係性や会食の有無によって異なってきます。以下に、いくつか具体例を示します。
- 故人が父母の場合:会食がない場合は1~3万円、会食がある場合は2~5万円
- 故人が祖父母の場合:会食がない場合は1~3万円、会食がある場合は2~3万円
- 故人が親戚の場合:会食がない場合は5,000~1万円、会食がある場合は2~3万円
尚、夫婦で一緒に包む場合は、2人分の金額を包みます。
水引・表書き
香典を包む袋は、水引の色が黒白で、結び方は結び切りやあわじ結びが一般的です。
関西や北陸の場合は、黄白のものを選ぶ地域もあります。結び方はいずれも簡単にほどけないことから、不幸が繰り返されないように願うものです。
なお金額が5,000円までの場合は印刷された水引を、1万円以上の場合は実物を使います。
表書きについては、「御仏前」を使うのが一般的です。ほかにも「御香典」を使っても良いでしょう。
お供え物
香典以外にお供え物を持参する場合もあります。
お供え物を持参する場合は、果物やお花、お線香などがおすすめです。果物やお花については、特に故人が生前好んでいたものを選ぶと喜ばれるでしょう。
なお、お金の形で持参するのも1つの方法です。お供え物としてお金を持参する場合は、表書きを「御供物料」とします。
数珠
数珠は僧侶や故人のお墓に手を合わせる際に使用します。
数珠には珠が108個ある本式数珠と、珠の数が少ない略式数珠があります。
本式数珠は宗派によって特徴が異なりますが、自分の宗派にあったものを持参すれば問題ありません。一方略式数珠は、宗派に関係なく持参できるため、こちらを持参する人が多いです。
十三回忌に出席できないときは?
もし十三回忌に参列できない場合は、返信後に香典かお供え物を送ると丁寧です。香典を送る場合は、現金書留の封筒を使います。
故人を偲ぶ旨の手紙も同封すると良いでしょう。
)尚、当日に間に合うように郵送しましょう。
十三回忌のお返しの品物
十三回忌で香典やお供え物をいただいた場合、お返しをするのが一般的です。お返しの金額やマナーは以下のようになっています。
お返しの金額
品物の費用相場は、後から準備する場合はいただいた香典の3分の1から半額程度の品が一般的です。
例えば1万円の香典をいただいた場合は、3,000~5,000円の品物を準備します。一方事前に用意する場合は、2,000~5,000円の品物を準備するケースが多いです。
掛け紙
お返しを用意する際は、品物への掛け紙も欠かせません。
表書きには、主に「志」や「粗供養(そくよう)」が用いられます。また地域独特の表書きもあるため、ご親族や近所の方に確認すると良いでしょう。
掛け紙は弔事用ののし飾りがついていないものを選びます。水引の色は黒白または黄白で、結び方は結び切りやあわじ結びになっているものを選びましょう。
お返しの品物
品物は使ったらなくなる「消えもの」を選ぶのがマナーとされています。
これは、不祝儀を残さないようにするためです。具体的な品物として、お茶やお菓子、日用品が一般的です。
最近ではカタログギフトを用意して、好きなものと交換できるケースも多いです。
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法要は何周忌まで行う?
十三回忌法要を行う際、法事をいつまで行うべきか気になる方も多いでしょう。法事(年忌法要)の種類は宗派で異なる場合があるものの、一般的には以下の通りです。
- 一周忌:故人が亡くなった翌年
- 三回忌:故人が亡くなった2年後
- 七回忌:故人が亡くなった6年後
- 十三回忌:故人が亡くなった12年後
- 十七回忌:故人が亡くなった16年後
- 二十三回忌:故人が亡くなった22年後
- 二十七回忌:故人が亡くなった26年後
- 三十三回忌:故人が亡くなった32年後
- 五十回忌:故人が亡くなった49年後
多くの場合、三十三回忌を区切りとして最後の法事を行います。ご家族によっては、三十三回忌より前に切り上げるケースも多いです。
スポンサーリンク十三回忌まとめ
ここまで十三回忌の流れ・準備の情報や、必要なマナーなどを中心にお伝えしてきました。今回の記事で触れてきた内容をまとめると、以下の通りです。
- 十三回忌法要では、会食の手配、お布施の用意が必要
- 十三回忌法要の日程は前倒しにしてもよい
- 十三回忌法要のお返しは消えものを選ぶ
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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