お葬式
供花の注文方法は?注文時の注意点と送るタイミングを解説
更新日:2022.11.19 公開日:2021.11.26

記事のポイントを先取り!
- 供花は故人への弔意を表している
- 供花は葬儀社から花屋へ注文する
- 供花を送っても香典の金額は同じ
通夜や葬儀などでは、故人と親交のあった人が供花(きょうか/くげ)として花を送り、会場に飾ることとなります。
供花の注文の仕方や注文の際、何に注意すれば良いのでしょうか。
この記事では、供花の注文方法や費用相場について解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
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供花とは

供花は通夜や葬儀などの弔事に欠かすことのできない、贈り物の1つです。
供花について理解を深めるためにその意味について分かりやすくご紹介していきます。
故人への弔意を示す花
供花は、故人と関わりの深かった人物が通夜や葬儀に際して、故人に対して送る贈り物の1つです。
供花には、故人への弔意が込められています。
故人と生前に親しかった場合には、故人を弔い親族を慰めるために、気持ちを込めて供花を送るという手段もあるのです。
祭壇や葬儀会場を飾る意味合いも持つ
花を送ることにはその見た目も大きな意味を持ちます。
供花を送り祭壇や葬儀会場に花を設置することで、その場に華やかさや荘厳さを与えます。
祭壇や会場に花が1つも無ければ、会場がとても寂しい印象となってしまいます。
故人を送り出す儀式としては、地味で素っ気ないものとなってしまうでしょう。
葬式は宗教的な儀式の1つであり、故人としっかりとお別れをして冥福を祈るためにも雰囲気作りは欠かせません。
祭壇や葬儀会場を華やかに飾るという意味でも、供花は重要な役割を担っているのです。
供花の注文方法

ここからは供花を注文したい場合に、具体的にどういった方法があるのかを詳しくご紹介していきましょう。
供花は葬儀社が用意する
供花は、故人の葬儀を担当する葬儀社に依頼して用意してもらうのが一般的だとされています。
葬儀社に直接依頼することで、会場に置く供花の全体の色味や配置のバランスなどを考えながら設置してもらうことが可能です。
また供花は葬儀の宗派やその地域の風習によって、飾り方や花の種類などが変わってきます。
葬儀社に直接依頼すれば、そうした細かい部分にも配慮して供花を準備してもらえることでしょう。
花屋に注文して届けてもらうことも可能
葬儀社にお願いするのが一般的ではありますが、場合によっては花屋に注文して供花を届けてもらうことも可能です。
花屋に供花を注文したいということを伝えれば、供花に合った花を選んで送ってもらうことができるでしょう。
供花を注文するときに伝えるべきこと
供花を注文する際には、喪家名・日程・予算・贈り主の氏名を必ず伝えるようにしましょう。
これらの情報を伝えなければ、ミスに繋がる可能性があります。
また花屋で注文する場合には、これらに加えて喪家の宗派も伝える必要があります。
これは宗派によって、供花で飾る花の種類や色味が変わるためです。
その宗派に相応しくない供花が会場に送られてしまわないように注意しましょう。
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供花を注文する時に気を付けるべきことは?

ここからは供花を注文する際に、どのようなことに注意すべきかを解説していきます。
場にそぐわない供花を送ってしまわないよう、注文する際の注意点を確認しておきましょう。
花屋の供花が受付可能か確認する
故人の葬式を執り行う葬儀社によっては、提携している花屋以外からの供花を受け付けていない場合があります。
そのため、事前に葬儀社に確認を取らずに自分が選んだ花屋で供花を注文してしまうと、葬儀社が供花を受け付けられないというトラブルに発展してしまう可能性があるのです。
こうしたトラブルを防ぐため、注文をする前に葬儀社に忘れずに連絡をするようにしましょう。
また、現在はインターネットを通して供花を注文するという方法もあります。
インターネットでの注文は、葬儀社への確認や葬儀に合った花の手配などを一括で行ってくれるサービスもあるため大変便利です。
料金は高くなりますが、花を自分で選ぶのが難しいと感じる方はインターネットサービスを利用して供花を注文しても良いでしょう。
花が華美にならないよう注意
前述したように、供花には花を置くことで会場を華やかにするという効果もあります。
しかし弔事という厳かな儀式の場に置かれる花であるということを考えて、華美になりすぎないようにしましょう。
供花ではどの宗派であっても白い花を基調とし、他の色の花を差し色として使う形が一般的だとされています。
あまりに華美だと会場で浮いてしまう可能性があるため、気をつけましょう。
バラは避ける
一般的に、バラは供花に入れるのには相応しくないとされています。
これには、バラがトゲを持つ花であるということが関係しています。
バラに生えている鋭いトゲは、触れると痛みを感じます。
また、バラの持つトゲから「茨の道」を連想するという方もいます。
そのため、故人に捧げる供花としてバラを送るのは良くないと思う方も多いのです。
故人の冥福を祈る葬儀の場において、こうした負のイメージがある花を供花に選ぶのはリスキーです。
供花を注文する際には「バラは入れないで欲しい」と伝えることをおすすめします。
宗教ごとの違いに注意する
供花を送る際に気を付けなければならないのが、宗教ごとに供花として飾るのに相応しい花が異なるという点です。
宗教ごとにどのような違いがあるのかを解説していきます。
仏教
仏教では、主に白菊・カーネーション・胡蝶蘭・百合などの白を基調とした花が飾られます。
これに加えて、生前故人が好きだった花を加えることもあります。
神道
神道では仏教と同じように白を基調とした花が基本となりますが、これに加えて黄色の花も送られることがあります。
花の種類も仏教と同じで菊・カーネーション・胡蝶蘭・百合などが一般的です。
キリスト教
キリスト教では白い生花が送られ、造花は供花として使用しないのが普通です。
花の種類は百合・カーネーション・スプレー菊などの洋花が一般的で、仏教や神道と違って白菊は使われません。
供花の注文費用相場

ここからは供花を注文する際の費用相場についてご紹介します。
供花を用意する際にはどの程度の予算が最適なのか、この機会に注文費用の相場について知っておきましょう。
1万5000~2万5000円の範囲で選ぶ
供花の相場は1万5000〜2万5000円程度だとされています。
この相場より高すぎてしまうと、供花を受け取った遺族が申し訳なく思ってしまう可能性があります。
なるべく相場の範囲内に収まるように注文しましょう。
スタンド式の供花は費用が倍に
供花は1つで一基、2つで一対と呼ばれますが、一対の場合は値段が倍になります。
スタンド式の供花は対で置くのが一般的なため、通常は一対で頼むことが多いです。
そのため、費用は3万〜5万円程度となるのが一般的だとされています。
スタンド式の供花を送りたいと思っている場合には、供花2つ分の費用になるということを考えて花を選ぶようにしましょう。
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供花を送るタイミング

ここからは供花を送るタイミングについて、解説していきます。
供花は手配するのが早すぎると、故人の訃報を受ける前に既に準備していたのだと遺族に思われてしまいます。
しかし反対に送るのが遅すぎても、通夜や葬儀に間に合わなくなってしまうでしょう。
そのため、最適なタイミングを見極める必要があるのです。
具体的にいつの到着を目安にして供花を送れば良いのか、お伝えしていきます。
通夜に送るなら通夜当日の午前中まで
供花は、通夜に間に合うように送るのが一般的です。
そのため通夜までに送りたい場合には、通夜当日の午前中までには会場に着くように送る必要があります。
もし午前中が難しいようであれば、通夜の2時間前までには届くようにしましょう。
それ以上遅くなると、通夜に供花が間に合わないという可能性も出てきてしまいます。
そうした事態に陥らないように、供花を送りたい場合には遺族から訃報を受けてすぐに手配するのが良いでしょう。
しかしながら早く着きすぎても、遺族が不快に思う可能性があります。
到着する時間を調整するなど、対策を行うようにしましょう。
葬儀に送るなら葬儀前日まで
葬儀に供花を送りたい場合には、葬儀前日までに会場に到着するように送るのが望ましいでしょう。
もし葬儀に間に合わないという場合には、葬儀後に自宅に届くように供花を送るという方法もあります。
スポンサーリンク供花と香典の両方を送るのはマナー違反?

香典も供花も同じように、故人への弔意を表すためのものであるとされています。
供花と香典の両方を送るのはマナー違反なのかどうかを解説していきます。
両方用意しても問題ない
結論からいうと、供花と香典は両方用意しても何ら問題ないとされています。
もし故人と生前親しい間柄であった場合には、供花と香典の両方を送っても良いでしょう。
しかしながら遺族や故人の意向により、供花を辞退している場合もあります。
そのような場合に供花を送っても、受け付けてもらえないだけでなく、遺族の迷惑になってしまいます。
供花を送りたい場合には、必ず事前に確認しましょう。
香典の金額は変わらない
もし供花と香典の両方を送ったとしても、香典の金額に変わりがある訳ではありません。
供花を送ったからといって香典の金額に変化がある訳ではないため、通常の香典と同じ額を包むようにしましょう。
香典の金額は自分の祖父母の場合には1万〜3万円、自分の兄弟・姉妹の場合には3万円〜5万円、友人の場合には3000〜5000円など相場が決まっています。
供花を送った場合も、上記のように自分と故人との間柄によって一般的な相場の金額を香典として包むようにしましょう。
また通夜や葬儀に参列できずに供花を送ったため、香典を渡していないというケースもあるかと思います。
そのような場合には、後日郵送で香典を送るという方法もあります。
この場合には不祝儀袋に香典を入れ、現金書留で郵送しましょう。
供花に加えて香典も送りたいという方は、上記のような方法もあるため参考にしていただければと思います。
どちらも辞退していないか注意が必要
近年は通夜・葬儀を家族葬や密葬とする方が多いため、それに伴って供花や香典を辞退する方も多い傾向にあります。
もし香典を遺族が辞退された場合には、無理に香典を送るということは避け、遺族や故人の意向を汲み取るようにしましょう。
また、香典を遺族が辞退されたため供花を送りたいという場合には、事前に葬儀社や遺族に確認しておく必要があります。
遺族が香典と同様に供花も辞退したいと思っていた場合、許可を得る前に供花を送ってしまうと遺族の迷惑になってしまうためです。
香典・供花の辞退は、遺族からの訃報の連絡の際に告げられることがある他、会葬の案内状に記載されていることもあります。
案内状が来た場合にはしっかりと文章を読んで、供花や香典を送っても良いかを確認しておきましょう。
どうしても故人への弔意を示したいという場合には、後日遺族に許可を得て自宅へ弔問するという方法もあります。
弔事では遺族や故人の意思が何よりも大切なため、香典や供花を無理やり送ることは避けましょう。
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供花の注文まとめ

ここまで供花の注文の方法についての情報や、供花の費用相場などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 供花には故人への弔意を表す意味が込められている
- 供花は葬儀社か花屋に注文するのが一般的
- 注文する際は葬儀社に花屋の供花を受け付けてもらえるか事前に確認する
- 供花と香典を両方送っても香典の金額は変わらない
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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