法事法要
初盆には何をお供えするの?NGなお供え物や神道式の場合も紹介
更新日:2022.07.14
家族や親族が亡くなると、お通夜や葬儀、法要などのやらなければいけないことが多く、精神的にも不安定な中で慌ただしい日々になります。
そこで今回の記事では、その中でも少し落ち着いた頃にやってくる、初盆について詳しく説明していきます。
初盆をスムーズに迎えるためにもご参考にしていただけますと幸いです。
ぜひ、最後までご覧ください。
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- 初盆とは
- 2022年のお盆
- 初盆のお供えの意味
- 初盆におすすめのお供え物
- お供え物の相場
- 初盆におすすめしないお供え物
- 熨斗(のし)の書き方
- 初盆に出席できない場合はお供え物を郵送する
- 神道の場合のお供え物
- 初盆のお供え物はどう飾る?
- 初盆のお供えまとめ
初盆とは
初盆とは、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。
お盆の時期は、故人が帰ってくると考えられているため、ご先祖様を供養できるようにお墓参りに行ったりすることが一般的です。
初盆の場合には、通常のお盆よりも念入りに供養できるようにお参りするといったイメージになります。
例えば故人の親族や故人と親しかった人を招いて法要を行います。
僧侶を招いて読経を行っていただいたり、お墓参りや精進料理でもてなしをすることが多いです。
2022年のお盆
2022年(令和4年)のお盆期間は8月13日(土)から8月16日(火)です。
■8月13日(土) 迎え火(盆の入り)
■8月14日(日) 中日
■8月16日(火) 送り火(盆明け)
また、新暦7月にお盆を迎える地域では、お盆期間は7月13日(水)から7月16日(土)になります。
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初盆のお供えの意味
初盆には祭壇にお供えを飾ることとなります。
この初盆のお供えには、故人への供養の気持ちが表されています。
初盆は故人が初めて、あの世からこの世へと帰ってくる期間です。
自宅で故人を供養し、あの世で幸せに暮らすことを祈るために、お供え物を飾ることで故人をもてなすという意味があります。
自分が弔問客として、初盆のお供えを渡す場合は、御仏前かお供え物のどちらか、もしくはその両方を持参してお渡ししましょう。
これを渡すことによって、弔問客として故人への供養の気持ちを表すことができるためです。
初盆に弔問客として参加する場合はお供え物を忘れないようにしましょう。
初盆におすすめのお供え物
ここからは、初盆におすすめなお供え物について紹介していきます。
初盆もお供え物については普段のお盆と同様の考え方になります。
基本的な考え方を押さえておけば、特に困ることはないと思います。
以下で詳しく解説していきます。
お供えの基本は五供
お供え物の基本は、五供(ごく)であると言われています。
この五供とは、「香」・「灯燭(とうしょく)」・「花」・「浄水」・「飲食(おんじき)」の5つになります。
線香・お香
「香」の意味としては、お線香やお香のことです。
ご先祖様は、香りを召し上がると考えられています。
そのため、お線香は毎日お供えすることをおすすめします。
線香を消す際には息を吹きかけることはせずに、手であおいで消すことがマナーです。
灯燭
「灯燭」はろうそくの意味合いです。
お線香を消すときと同様に火の消し方には注意が必要です。
息を吹きかけて消すのはマナー違反のため、手やろうそく消しを使用することをおすすめします。
花
花をお供えする際には、基本的には白を基調とした淡い色の花をお供えすることが多いです。
初盆で定番の花は、菊・ユリ・トルコキキョウなどが挙げられます。
とげのあるものや香りの強いものは、避けるようにすることがマナーです。
しかし、最近では故人の好きだった花をお供えするケースも多いようです。
浄水
仏様にお備えする水のことを「浄水」と言います。
浄水は、特別な水ではなく新鮮な水であれば水道水を使っても大丈夫です。
仏壇の上にお水を入れた器を置きます。
お参りする人の心を浄化するという意味を持っています。
浄土真宗では浄水をお供えしないため、注意してください。
飲食
飲食には、故人の好きだった食べ物をお供えするケースが多いです。
ご先祖様が実際に食べるわけではありませんが、目で見て楽しむと考えられています。
袋に入っているものは封を開け、食べられる状態にしてお供えすることがマナーです。
果物の場合には皮をむき、食べられる状態にカットしてお供えしたり、乾麺の場合には茹でて汁物を一緒にお供えするといいでしょう。
夏場は傷みやすいため、お供え物は早めに下げ、あとでいただきます。
また、日持ちのするお菓子もおすすめです。
白提灯
初盆の際には、故人が亡くなってから初めて自宅にかえってきます。
迷わないようにするために、白提灯をお供えすることがしきたりになっています。
以前は、故人の家族が白提灯を買い、親戚から盆提灯が故人の家族へ送られていました。
しかし現在では、親戚から現金であるお提灯代をもらい、故人の家族が買うことが増えているようです。
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お供え物の相場
次にお供え物の相場について紹介していきます。
初盆のお供え物は一般的には、5000円〜1万円が相場だとされています。
お供え物を準備して、故人の親族に渡すのが一般でしたが、最近は「供物料」として現金を包んで渡すこともあるそうです。
初盆におすすめしないお供え物
ここまで初盆のお供え物を説明してきましたが、 ここからは 逆に控えた方がいいお供え物について紹介していきます。
お供え物のマナーを知れば、故人の親族に対して失礼がないように配慮することができます。
ぜひ参考にしてください。
生もの
肉や魚などの生ものは、避けることがマナーとされています。
この理由は、仏教では殺生が禁止であると考えられているためです。
夏場などの気温や湿度が高い時期には生ものは傷みやすいため、生もののお供えは控えた方がいいとされています。
故人を連想するもの
故人を連想させるようなものも控えた方がいいです。
この理由としては、親族にとっては大切な人を亡くされて、初盆を迎える時期というのはまだ日が浅く、心の傷も癒えていない時期に当たるためです。
そのような中で、故人の好きだったものなど、故人を連想させるようなものを贈ってしまうと、悲しみが増幅してしまうこともあります。
贈る側は良かれと思っていても、故人の親族の心情を配慮することが大切です。
お供え物を選ぶ際には、遺族への配慮の姿勢を持つことが必要になります。
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熨斗(のし)の書き方
初盆の際の熨斗の書き方のマナーについても、知っておくことで遺族に失礼のないように配慮することができます。
熨斗紙の選び方
まず、熨斗紙については水引は黒白結び切りが一般的です。
地域によっては、黄白結び切りのところもあります。
関東は黒白、関西は黄白のケースが多いようですが、迷った際には親族や年長者に確認することをおすすめします。
熨斗の書き方
熨斗の書き方については、熨斗袋や封筒の表書きには「御仏前」「御供物料」「御沸前」と記載することが一般的です。
お香典の場合には「御仏前」、お供え物を贈る際には「御供物」、「御供」となります。
送り主の名前は表書きよりも小さめにフルネームで記載することがマナーです。
連名で記載する際には夫はフルネームで、妻は名前のみを夫の左手に記載します。
複数人で贈る際には代表者の氏名を2~3名、年長者から順に記載することが一般的であり、その他の人は「外一同」と記載します。
職場から贈る際には「〇〇部一同」などと記載します。
初盆に出席できない場合はお供え物を郵送する
初盆法要に招かれたが出席できない場合は、お供え物を郵送で送るのがマナーです。
なお、遅くとも法要の前日までに届くように手配しましょう。
またあらかじめお供え物を郵送してもいいか、遺族の方に聞いておきましょう。
贈答用の果物や日持ちのするお菓子などがおすすめです。
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神道の場合のお供え物
ここまでは仏教を中心にお供え物について説明してきましたが、ここからは神道の場合のお供え物についても紹介します。
まず、神道の場合にはお供え物のことを「神饌(しんせん)」といいます。
一般的な神饌について以下にあげます。
- お酒
- 米
- 鮮魚
- 野菜
- 塩
- 水
- 餅
仏教で生ものは避けるのがマナーでしたが、神道では新鮮な魚や海の幸もお供えできます。
このように、宗教によりお供え物が異なるので注意が必要になります。
初盆のお供え物はどう飾る?
初盆にはお供え物として、様々なものを飾ることとなります。
基本的にお盆の時と飾り方は変わりませんが、あまりお盆について詳しくないという方は飾り方に関して戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここからは種類別にどのように飾れば良いかをご紹介します。
果物を飾る
お盆で果物をお供え物として飾る場合には、その果物をすぐに食べられる状態として飾りましょう。
これには仏様が果物をすぐに召し上がれるようにという想いが込められています。
例えば、りんごや梨などは皮を剥いて、切り分けてお供えするのが正しい飾り方です。
また、葡萄は水洗いをして、小鉢などに入れた状態で飾ります。
みかんは、皮を剥いてそのまま食べられるため、そのまま飾っても問題ありません。
上述したように、果物はそのまま出すのは避け、皮を剥くなど食べられるようにして飾ります。
お菓子を飾る
お菓子を飾る際は、箱や包装紙からお菓子を出した状態で飾ります。
これにも、果物と同様に仏様がすぐに食べられるようにという意味が込められています。
例えば、箱や包装紙で包まれているお菓子に関しては、お菓子をそこから出した状態で飾りましょう。
煎餅やクッキーなどの個包装になっているものは、中身を包装から出した状態でお供えするのが良いでしょう。
また、羊羹やプリンなどに関しては、箱から取り出した後は包装がされたままお供えしても問題ありません。
お菓子は包装されている場合が多いため、仏様が食べやすい形を考えて飾りましょう。
麺類を飾る
そうめんなどの麺類は、お盆の時期に仏様へのお供えとして選ばれることが多いですが、乾麺や生麺の状態でお供えしてはいけません。
こちらも仏様が食べられるように、必ず茹でた状態で飾りましょう。
麺を茹でたら器に盛り付けた状態で、祭壇に飾ります。
麺だけを出すのではなく、仏様が食べることを考えて、麺つゆと箸を付けるのも忘れないようにしましょう。
麺類を飾る場合は、実際に私たちが食べる時のような形でお出しします。
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初盆のお供えまとめ
ここまで初盆やお供え物のマナーについてを中心にご紹介しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 初盆とは四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことで、お供え物の基本は五供
- 基本的に、初盆のお供え物の相場は5000円~1万円
- 初盆では、生ものや故人を連想するようなお供え物は避けることがマナー
- 神道の場合はお供え物のことを「神饌」と呼び、生ものもお供えできる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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