法事法要
お盆のお供えする花は何がいい?お盆に供える花の種類や飾り方も解説
更新日:2024.01.24 公開日:2021.10.25
お盆は仏教行事の一つとして、日本に古くから存在する行事です。
お盆といえば、お花をお供えすることは一般的な認識として周知のことと思われます。
ですが、なぜお花をお供えするのか、どんな花が適しているのかなどについて考えたことはありますでしょうか。
また、お供えに適していない花はどんなお花なのか?など、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事ではなぜお花をお供えするのかやお盆におすすめの花を中心に解説していきます。
お花の種類はもちろんのこと、造花やプリザーブドフラワーなどについても調べていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- お盆とは
- お盆にお花を供える理由
- お盆の時にお供えするおすすめの花
- 初盆には白い花をお供えする
- お盆に供える花のポイント
- お供えにNGな花
- お盆にお供えする花の飾り方
- お供えは生花でなくても良い?
- よくある質問
- お盆の花まとめ
お盆とは
お盆とは、7月13〜16日か8月13〜16日まで行われる仏教行事のことです。
東京都や神奈川県の関東の一部地域や、静岡県や石川県が7月の新盆と言われる時期にお盆を行います。
それら以外の地域は旧盆と呼ばれる8月にお盆を行います。
お盆の期間に、先祖の魂があの世から家族の元へと帰ってくると言われています。
7月13日に「迎え火」として火を焚くことで先祖達を家に迎え、7月16日に「送り火」を焚いて先祖を浄土へ送り出します。
期間中は親族で先祖のお墓参りをしたり、花や食べ物をお供えしたりすることで先祖を供養します。
お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。
「盂蘭盆会」は、「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」と呼ばれるお経の中のお釈迦様の弟子の目連の話が元になっています。
こちらの記事でお盆について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お盆にお花を供える理由
お盆にお供えする花のことを「仏花(ぶっか)」と呼びます。
仏花を供える理由は、主に以下の2つです。
- ご先祖様を想う気持ちを花でお供えするため
- 仏様を敬うため
お盆の由来は、お釈迦様が関係していることから、ご先祖様を想う気持ちはもちろんのこと、仏様を敬う気持ちも兼ねていると言われています。
また、仏教では「五供」という言葉があり、「水」「花」「香」「灯明」「飲食」の5つをもってご先祖様にお供えをするといわれています。
こちらの記事でお盆のお供えについて解説しているので、ぜひご覧ください。
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お盆の時にお供えするおすすめの花
菊
菊は昔から食用品やお酒、お薬としても活用されてきました。
花持ちも良く、枯れたときに散る花びらが少なく、周囲を汚しにくいという特徴があります。
また、人々にとって非常に親しみのある花であることから、仏花として選ばれてきました。
花言葉は「真実の愛」「清浄」「高尚」などがあります。
キンセンカ
キンセンカは「仏花」に使われる印象が多く、お供えに適した花です。
菊の仲間であり、花持ちも良く丈夫であることからよく用いられます。
花言葉は「慈愛」「別れの悲しみ」などがあります。
スターチス
スターチスは色の種類が豊富で、その中には白や紫といったお供えに適した色の種類もあるため、お盆のお供えにはよく選ばれる花です。
手で触れた感触はドライフラワーのように乾燥しています。
花言葉は「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」などがあります。
トルコキキョウ
トルコキキョウも花持ちが良いことで知られており、お盆のお供えとしてよく選ばれます。
年間を通して市場に流通されているので、時期を問わず入手が可能な花です。
お盆の7月から8月はトルコキキョウの旬の時期です。
花言葉は「清々しい優しさ」「優美」などがあります。
カーネーション
カーネーションといえば「母の日」の印象の方が強いかもしれませんが、実は仏花としてもよく用いられています。
母の日には赤いカーネーションを贈りますが、お盆の仏花としては、白いカーネーションを仏花として選びます。
「別れた後も愛し続ける存在」という想いを込めて、お供えする花として知られています。
花言葉は「尊敬」「無垢で深い愛」などがあります。
竜胆
竜胆(リンドウ)は、青紫色で釣鐘のような形をした鮮やかさで、お盆の仏花としてよく選ばれています。
花言葉は「誠実」「悲しみに寄り添う」などがあります。
胡蝶蘭
白い胡蝶蘭は、お盆以外にも様々な場面で用いられる花です。
花持ちも良く、お供えには不向きとされているトゲもありません。
上品で華やかな形をしていることからも、お盆の仏花としてよく選ばれています。
花言葉は「清純」「純粋な愛」などがあります。
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初盆には白い花をお供えする
初盆とは何か・初盆のときにお供えするお花について解説していきます。
初盆とは
故人の四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆を「初盆」と言います。
四十九日の間にお盆の時期が過ぎてしまった場合は、翌年のお盆が初盆となります。
こちらの記事で初盆について解説しているので、ぜひご覧ください。
白い花の具体例
初盆にお供えする花は、白で統一するか、白を基調とした花束にすることが一般的です。
例えば、胡蝶蘭を中心に菊やスターチスで囲うようなアレンジメントがあります。
お盆によく使われる花などから白を基調に選べば良いので、その組み合わせには特に決まりはありません。
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お盆に供える花のポイント
お盆に供える花を選ぶ際には、種類や棘・毒の有無、花の本数や供える時期などにも気をつける必要があります。
お盆に供える花の本数
お盆にお供えする花は、奇数が良いとされています。
日本では偶数に割り切れるものは別れを連想させることから、良くないと考えられています。
そのため、お供えする花の本数は奇数にするのが良いでしょう。
また、多すぎても飾りきれなくなるため、3・5・7本のいずれかの本数になるようにしましょう。
お墓や仏壇では両側に左右対称な形で花を飾るのが基本のため、同じ花束を1対用意してお供えします。
お盆に花を供える時期
お盆の時期は関東の一部地域では7月13〜16日で、他の地域では8月13〜16日に行われることが多いです。
そのため、地域によって花を供える時期が異なるということになります。
地域によって7月に行われるか、8月に行われるかは違うため事前に確認しておく必要があるでしょう。
お盆にお供え用の花を送る場合は、7月12日には準備をしておくことが多いため、それまでに届くようにしておく必要があります。
こちらの記事でお盆の時期について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お供えにNGな花
ここではお供えにNGなお花について解説していきます。
棘のある花
棘(トゲ)のある花として代表的なのは、「バラ」や「アザミ」です。
棘は触ると痛みを感じることと、殺生をイメージさせることから、仏花には適していません。
毒性のある花
毒を持っている花として代表的なのは「彼岸花」や「チューリップ」です。
仏に毒を与えるということで、仏花としてはNGです。
香りが強い花
香りが強い花として代表的なのは「ユリ」や「クチナシ」がです。
香りが強い花をお供えとして選ぶと、虫が寄り付きやすくなるため、仏花としては適していません。
散りやすい花
散りやすい花として代表的なのは「ツバキ」や「ガーベラ」です。
ツバキに関しては、花首自体がポロリと落ちることから、首が落ちるという悪いイメージを連想するため、縁起が悪く避けられています。
こちらの記事でお墓参りにお供えする花について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お盆にお供えする花の飾り方
お花をお供えするときは以下のポイントを踏まえたうえで、飾ってみてください。
飾り付けのポイント
飾り付けに選ぶ花は前述の通りですが、ポイントとして、生前にご先祖様が好きであった花があったならば、ぜひ選んであげてください。
花は奇数で飾る
お供えする花の数は奇数が基本となります。
中国から伝わったとされる「陰陽道」がその由来とされています。
陰陽道では、割れない数字は陽であり「慶事」とされ、割り切れる数字は陰であり「弔事」とされていることから来ています。
ひし形に飾り立体感を持たせる
飾り付けは、花束全体が遠目から見て、ひし形になるように整えます。
神事に祀られる榊(さかき)に似せた形にするためです。
飾り付けの流れ
- 奇数で花を準備する。
- 花瓶に合わせて花の高さを調整、カットする。
- 花を菱形に配置して手に持ち、輪ゴムなどで固定する。
- 花瓶の中心に添え付けて完成。
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お供えは生花でなくても良い?
花をお供えするときに、生花でなくても問題ないかどうかを解説していきます。
造花でも良い
お盆にお供えする仏花は、基本的には生花が良いとされています。
一部の宗派では生花以外不可とされていますが、一般的には造花でも問題はありません。
生花の場合、枯れないようにマメなお手入れが必要であるため、手間がかかり大変です。
そこで造花を添えることでお手入れが不要になる上、美しい花の造形を半永久的に保つことができるため、見た目も美しいです。
人によっては「造花なんてご先祖様に失礼だ」言われる方がいるかもしれませんが、お供えに大事なのはご先祖様を偲ぶ気持ちです。
そのため、造花だと気持ちが現れないということは決してありません。
こちらの記事でお墓参りの造花について解説しているので、ぜひご覧ください。
プリザーブドフラワーでも良い
最近では造花のほかにもプリザーブドフラワーでお供えをする方もおられます。
こちらも造花でのお供え同様、問題はありません。
生花を加工しているため、造花よりも自然な印象で状態も維持しやすい点がプリザーブドフラワーの特徴です。
しかし、プリザーブドフラワーは直射日光のような強い光と過度な湿気が弱点となります。
そのため、室内でのお供えに適しており、あくまでも仏壇用であるということを注意しておきましょう。
また、ほこりがかぶらないことで、ボトルフラワーをお供えに用いることもあります。
伝統を重んじる方からすれば、プリザーブドフラワーやボトルフラワーに対しては否定的な方もおられることでしょう。
しかし、前述のように、お盆でのお供えに最も大切なのは「気持ち」であるため、時代と共にそのお供えの方法に変化があっても決して不思議ではありません。
鉢植えでも良い
お供えされる仏花は、切り花でないといけないという決まりはありません。
そのため、鉢植えでも問題はありません。
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よくある質問
ここからはお盆の花に関してよくある質問をご紹介します。
その質問への回答も併せてご紹介するので、疑問を解消するのに役立ててください。
Q:お盆に供える花の種類は?
お盆でお供えする花の種類の定番は、菊やカーネーション、キンセンカ、トルコキキョウ、スターチスなどがあります。
花は棘があるもの、毒のあるもの、香りが強いもの、すぐに散ってしまうものはNGとされています。
Q:お盆の花はいつ供えるの?
お盆の花をお供えする時期は、7月13日〜16日か8月13日〜16日です。
基本的にお盆は関東の一部地域では7月に行われ、それ以外の地域では8月に行われることが多いと考えられます。
また、お盆の花を相手の家に送る場合には、7月12日頃には届くように手配しましょう。
Q:初盆にはどんな花を供えるの?
故人が四十九日以降に初めて迎えるお盆である初盆(新盆)では、白い花をお供えするのが一般的です。
こうした白い花のみで作る新盆のアレンジメントのことを「白上がり」といいます。
他の色は入れず、お盆の定番の花の中から種類を選んで、アレンジメントすると良いでしょう。
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お盆の花まとめ
ここまで、お盆のお供えに適した花の種類や、飾り方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お花を供えるのは仏様を敬うため
- お盆におすすめの花は例えば菊・キンセンカがある
- お供えにNGな花は棘がある・毒をもっている・香りが強い・散りやすい花
以上、これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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