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法事法要

お盆では何をお供えする?初盆法要のお供え物について紹介

更新日:2022.06.06

お盆

お供えされている精進料理

記事のポイントを先取り!

  • 現金や品物をお供えする
  • どちらも相場は3000〜1万円
  • 品物は日持ちするものを選ぶ
  • 初盆には白提灯を送ることもある

お盆を迎えるにあたって、事前の準備が大変ですよね。
特に、故人が亡くなられて初めてのお盆である初盆ではどのようなお供え物を用意するといいのか分からないという方も多いようです。

お盆でのお供え物の正しいマナーを知ることで、故人やご先祖様たちに敬意を込めたお盆を過ごせるようにしましょう。

お供え物を頂いた時のお返しについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。


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  1. お盆とは
  2. 初盆法要に招かれたらお供え物を持参する
  3. お盆にふさわしいお供え物
  4. 初盆法要に出席できない場合は?
  5. お盆のお供え物にはお返ししたほうが良い?
  6. お盆に供える花はどうする
  7. お盆のお供え物まとめ
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お盆とは

お盆とは仏教のお経である盂蘭盆経(うらぼんきょう)に由来していると言われており、正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)です。

このような故人や先祖の魂を迎える風習は世界各地にあり、日本には中東からシルクロードを渡って伝えられたと言われています。

お盆の意味と時期

お盆とは、先祖や故人の魂が浄土(あの世)からこの世に戻ってくる期間のことをいいます。
一般的には、故人が生前過ごしていた場所(自宅)で魂をお迎えし、ご冥福をお祈りするとともに供養をします。

お盆の時期は、現代では8月13日から16日の旧盆が基本とされています。
しかし、地域によっては7月15日を中日とした新盆としているところもあります。

このようにお盆の時期に違いがあるのは、日本が明治時代に改暦をしたことが影響しています
もともと日本は旧暦で7月15日をお盆としていましたが、それが新暦になると農業繁忙期と重なってしまいました。

そこで、1か月後の8月15日を中心とした8月13日から16日を月遅れ盆(旧盆)とする地域が増え、現代に根付いています。

さらに詳しく知りたい方は「お盆っていつ?お盆にすべきこととそれぞれの注意点まで解説」をご覧ください。

お盆と初盆の違い

初盆とは故人が亡くなられて四十九日が明けてから初めてのお盆のことを言います。
故人の初めてのお盆ということもあり、故人や親しかった人や親族などを招いて盛大な初盆法要を行います。

地方によっては、初盆(はつぼん)以外にも新盆(しんぼん、あらぼん、にいぼん)と呼ばれることもあります。

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初盆法要に招かれたらお供え物を持参する

初盆法要に招かれたらお供え物を持参し、供養の気持ちを伝えましょう。
持参するお供え物としてはお香典か品物のどちらかをお渡しする場合と、お香典と品物の両方をお渡しする場合があります。

地域などによって異なりますので、慣例に従うようにします。

現金をお渡しする

お香典として現金をお包みする場合は、3,000円〜1万円が一般的となります。
故人との関係や地域、法要後に食事を頂くかなどにより考慮するのがよいでしょう。

現金を入れるのし袋は不祝儀袋を使い、白黒、双銀、藍銀または黄白の結び切りの水引で用意します。
表書きとして、水引の真上に御仏前、御供物料、御佛前と記入し、水引の真下には名前を書きます。

記入する際は薄墨ではなく、濃い墨で書くようにします。
水引の下部分に自分の名前をフルネームで記入します。

品物をお供えする

初盆に品物を持参する場合は、五供を基本としたお線香やお花、お菓子などを用意するのが一般的です。
暑い時期にお供えするものになるので、クッキーやおせんべい、ゼリーなどの日持ちのするお菓子が定番となっています。

通常は3,000〜5,000円くらいの品物が相場になっていますが、故人との関係によっては1万円程のお供えを用意する方もいらっしゃいます。
のし紙は外のしが一般的であり、表書きには「御供物」と記入して用意しましょう。

お香典と品物の両方を用意する

お香典と品物を両方用意する場合は、お香典の金額を少なめに包むこともあります。
お供え物とのバランスや地域の慣習、故人との関係により考慮されるのがよいでしょう。

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お盆にふさわしいお供え物

お供え物の落雁

お盆のお供え物にはどのようなものを用意するのがふさわしいのでしょうか。
お盆のお供え物の基本は五供と呼ばれる品物を用意するのが好ましいとされています。

お盆のお供え物の基本は五供

仏教では、一般的に香、灯燭、花、浄水、飲食の5つがお供えの基本と言われており、これら5つを合わせて五供と呼んでいます。

お盆のときには、盆棚、精霊棚と呼ばれる棚をつくり、お位牌や故人の好物などと共にお供えも飾りつけます。

香はお線香やお抹香などのお香のことをさしています。
仏壇に礼拝するときにお線香やお抹香を焚くことで、礼拝している人や周りの人の心身を清めると言われています。

また、お香の香りが部屋の隅にまで行き渡ることにより、すべてのものが平等であるという仏様の慈悲を表すとも言われています。

灯燭

灯燭とは灯りのことをさしており、ろうそくを灯して仏壇を照らすと共に礼拝している人の気持ちを引き締めると言われています。
また、拝んでいる人の煩悩や心の中の闇を照らし出して、取り除くともいわれています。

ろうそくやお線香を消すときの注意点は、息を吹きかけて火を消さないことです。
仏教では人間の息には汚れがたまっており、仏様やお供え物などに触れることは良くないとされています。

仏壇などに供える花を供花といいます。
供花には、新鮮で美しく咲いている花のように清らかな心を持ち続けて欲しいという仏教の願いが込められています。
最近では、供花として造花ドライフラワーも売られていますが、出来ることなら生花をお供えするほうが良いとされています。

花の種類は決まりはないのですが、棘や毒のある花は避けるようにしましょう
また、初盆のお花としては、白を基調とした淡い色の花を選ぶのが良いでしょう。

浄水

仏壇の前にお供えするお水やお茶などのことを仏教では浄水と言います。
仏様の清らかな心により、自分たちの心を洗い流してほしいという願いが込められています。

浄水をお供えするときは、閼伽(あか)という容器に入れてお供えするのが一般的です。

ただし同じ仏教の中でも、浄土真宗では浄水をお供えすることはありません
浄土真宗の考えでは、あの世には八功徳水(はっくどくすい)という水が備わっており、現世の水は供えないこととされています。

飲食

仏前にお供えするご飯のことを仏飯・香飯と言います。
お供えする仏飯は、日常で食べるものをお供えします。

自分たちが食べる前に炊き立てのご飯をお供えしたり、故人が好きだったものや旬の果物などをすぐに食べられる状態でお供えするようにしましょう。
普段、自分たちが食べているものと同じものを仏様にもお供えすることで、仏様やご先祖様との繋がりができるとされています。

お供えした仏飯はそのまま置きっぱなしにはせずに、仏壇に手を合わせてから下げ食べるようにしましょう

日持ちするお菓子の詰め合わせでもOK

お盆は暑い時期でありながらも、仏壇の前にお供え物をずっと置いておく状態が続いてしまいやすいです。
常温保存が可能で、なおかつ賞味期限が長いものが喜ばれるでしょう。

そこで、お供え物として人気があるのが日持ちのするお菓子です。
最も日持ちするのが、クッキーやマドレーヌ、お煎餅などの焼き菓子です。
また、暑い時期を考慮して水ようかんやゼリーなどを用意するのもおすすめです。

用意するお菓子は、個別包装してあるもので数が沢山入っているものを選ぶようにしましょう。

白提灯または御提灯代

お盆に飾る提灯には、故人やご先祖様が迷わず家に帰ることが出来るようにと願いがこめられています。
初盆の場合は、故人が亡くなられて初めて家に帰ってくる日になるので、絵柄の入っていない白提灯をおくるのが一般的です。

提灯を用意する場合は、3,000〜8,000円程度が相場となっています。

最近では、初盆に提灯をおくる習慣が少なくなってきていることもあり、代わりに御提灯代として、現金を用意することが多くなっています。
金額に決まりはありませんが、近い親族では1万円〜2万円、その他の親族で5,000〜1万円、友人や会社関係の方でしたら3,000〜5,000円を目安にお包みしましょう。

ただし、御提灯代の場合は香典とは異なりお返しが不要とされています。
そのため、受け取ったご家族が負担に思わない程度の金額を用意するのが望ましいです。

NGなお供え物はある?

仏教で殺生は禁じられています。
そのため、肉や魚のような生鮮食品はお供えとしてふさわしくないとされています。

また、暑い時期でもあるので、すぐに傷んでしまうような食品(常温保存できないもの)は頂いたご家族への負担になりやすいですので、控えるようにしましょう。

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初盆法要に出席できない場合は?

どうしても初盆法要に出席できない場合は、法要のある日の一週間前から前日までにご自宅や法要会場に郵送するのが一般的です。
送付先のお宅では、初盆法要の前は忙しい時期でもあるので、連絡ができる間柄でしたら事前に送付する日時などをお伝えしておくのがいいでしょう。

また、自宅ではなく法要会場で行われる場合は、品物によっては断られることもあるので、事前に会場に確認をしておくようにしましょう

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お盆のお供え物にはお返ししたほうが良い?

クエスチョンマークが書かれた積み木が3つ積まれている

初盆で頂いた香典やお供え物に対するお返しはどのようにするといいのでしょうか。
香典やお供え物を送る側にマナーがあるように、お返しをする側にもマナーがあります。

お返しが不要な場合とお返しが必要な場合について詳しくご紹介します。

お返しが不要な場合

頂いたものがお供え物のみであり、食事をふるまった場合はお返しをしなくても失礼にあたりません。

食事をふるまうことがお返しの意味合いを持っており、それ以上のお返しは不要となります。

お返しが必要な場合

香典を頂いた場合は、お返しが必要となります。
お返しをする品物は頂いた香典の三分の一の金額のものを用意するのが一般的と言われています。
たとえば香典が5,000円であれば、2,000円程度のものを選ぶのがよいでしょう。

他にも、お供え物が郵送で届いた場合もお返しが必要となります。
お供え物へのお返しは、頂いたお供え物と同等くらいの金額の品物を郵送しましょう。

もし、頂いたお供え物の金額が分からない場合は、お供え物として一般的な金額である3,000円を目安にお返しの品を選ぶと良いでしょう。

お盆のお返しは何がいい?

お盆のお返しを選ぶときは、後に残らないものや消えるものにするのが基本となります。
石鹸などの消耗品やお菓子などの食べ物から選ぶようにするのがおすすめです。
お盆の時期ならではの、そうめんや水ようかん、ゼリーなどは喜ばれやすいでしょう。

ただし、頂いた香典があまりにも高価な場合は、ギフトカタログを使ってお返しをすることもあります。

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お盆に供える花はどうする

この章では、お盆に供える花の飾り方や、マナーについて紐解いていきます。

飾り方のマナー

お盆に花を供える際には「3種類・3本」「5種類・5本」「7種類・7本」のように奇数が良いとされています。

3本の場合に適した色は、白・黄色・紫の3色です。

5本の場合に適した色は、白・黄色・紫・赤・ピンクの5色になります。

上記で紹介した色味が多く用いられ一般的ですが、好みの色で多少華やかでも構いません。

お墓・仏壇では、同じ花束を左右対称になるように、2束を一対になるように飾ります。

お墓に供えた花は数日後に片付けますが、お墓が自宅より遠いなど片付けが難しい場合は当日持ち帰り、自宅の仏壇などに供えると良いでしょう。

飾るのを避けたほうが良い花

ご先祖様に喜んでいただくために供える花ですが、飾らないほうが良い花があります。

故人の好みや宗教・宗派による違いを除き、例外もあるようですが棘(とげ)や毒のある花は避けるべきです。

  • 棘のある花:薔薇やアザミ
  • 毒のある花:彼岸花(ひがんばな)
  • 黒い花:クロユリなど
  • 香りが強すぎる花:カサブランカ
  • 花首ごと落ちてしまう花:椿(つばき)

薔薇は棘が手に刺さり血を見ることが殺生を連想させるため、避けた方が良いです。

椿のように大きな花が首ごと落ちてしまう花は、その様子が縁起が悪いとされています。

ご先祖様を偲び、心地よい香りを楽しんでいただくための花ですので注意しましょう。

お供えにおすすめの花の種類

ここでは、お供えするおすすめの花の種類について解説します。

供花の定番の菊には、悪い気の流れを払う働きがあるとされています。

花びらが散りにくく、長持ちする花でお盆だけに留まらず供花に用いられてきました。

「高貴」「清浄」「真実の愛」という花言葉が、故人への想いを表しています。

キンセイカ

キンセイカは落ち着いた温かみのある黄色や、オレンジ色の大きな花びらが特徴的です。

暗いイメージがあるお墓・仏壇を、華やかで温かい雰囲気にすることができます。

「別れの悲しみ」「慈愛」という花言葉が示すように、故人への愛情が感じられる花です。

トルコキキョウ

トルコキキョウは、紫色で縁取られた真っ白い花びらが特徴的な花になります。

紫色や白色だけという単色のトルコキキョウもありますが、縁取りのある花が人気です。

「清々しい美しさ」「優美」の花言葉が物語るように、凛とした花びらが美しく、故人が女性の場合に選ぶと良いでしょう。

新盆の時は白い花

一般的に新盆の供花は、白い花が良いとされています。

淡い色の花ならば構わないとする地域もありますが、白い花を基本とし色は混ぜません。

新盆に花を贈る場合は、手入れが楽なアレンジメントフラワーがおすすめです。

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お盆のお供え物まとめ

ここまでお盆や初盆に相応しいお供え物や、お供え物の表書きなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 初盆法要に招かれた際はお供え物を持参するのがマナー
  • お盆に最適なお供え物は五供を基本に選ぶ
  • お供え物の表書きは「御供物」と記入する
  • 出席できない場合は、法要のある日の一週間前から前日までに自宅や法要会場に郵送する

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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