香典袋はどこで買う？金額別、宗教別の正しい香典袋の選び方も紹介

更新日：2022.05.18 公開日：2021.12.13

香典

記事のポイントを先取り！

• 香典袋はコンビニなどで買える
• 香典袋はどこで買ってもよい
• 宗教や金額で香典袋が異なる

葬儀に参列する際必要な持ち物の一つに香典があります。

その香典を入れるための、香典袋についてのマナーをご存知でしょうか。

そこでこの記事では、香典袋をどこで買うのかについて説明していきます。
急な葬儀でも慌てることのないよう、香典袋が買える場所を知っておきましょう。
宗教・金額別の正しい香典袋の選び方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1. 香典袋とは
2. 香典袋が買える場所
3. 宗教別の香典袋の選び方
4. 香典袋は金額に合わせて選ぶ
5. ​​香典袋のマナー
6. 香典を辞退された場合の対処法
7. 香典袋をどこで買うかまとめ

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香典袋とは

故人への供養を表すための現金を香典といいますが、そのお金を包む袋を香典袋と呼びます。

香典袋には、不祝儀袋（ふしゅうぎぶくろ）という別名もあります。

宗教や宗派、包む金額によって様々な種類があるため、適切なものを選ばなければいけません。

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香典袋が買える場所

ここでは、香典袋が買える場所を紹介していきます。

コンビニ

最近では、コンビニでも香典袋を売っているところが増えました。

文房具コーナーに置かれていることが多いです。

コンビニは24時間365日営業しているところがほとんどなので、急な葬儀の場合でも便利です。

コンビニで香典袋を購入するのは、失礼に当たらないかと思われる方もいるでしょう。

しかしそのようなことはありませんのでご安心ください。

100円均一

コンビニと同様、最近では100均でも香典袋を購入できます。

100円均一で買った香典袋についても失礼に当たることはなく、あらかじめ香典袋を買い置きすることの方が訃報に備えるようでかえって失礼とされます。

急な訃報の場合は、近所の100円均一やコンビニも活用できるということを覚えておきましょう。

ホームセンター

ホームセンターでも香典袋が買えます。

香典袋の購入場所としてホームセンターは意外に思われるかもしれませんが、DIY用品やアウトドア用品のほか生活雑貨までも取り扱っているところがあります。

主に文房具コーナーで香典袋を見かけますので、ぜひ参考にしてみてください。

スーパー

食料品や日用雑貨などのイメージが強いスーパーでも、香典袋を購入できます。

こちらもホームセンターと同様、文房具コーナーに置いてあることが多いです。

ドラッグストア

ドラッグストアでも、香典袋を購入できる場合があります。

店舗規模にもよりますが、文房具を取り扱っているドラッグストアでは香典袋を販売している可能性があります。

ホームセンターやスーパーと同様、文房具コーナーに置かれていることが多いですが、必ずしもあるというわけではないことを念頭に入れておきましょう。

量販店、小売店

文房具店や本屋といった量販店、小売店などにも香典袋は売っています。

文房具屋であればほぼ確実に、そしてより多くの種類が用意されていることが期待できます。

本屋は文房具コーナーがある場合には置いている可能性が高いので、まずは文房具コーナーの有無を先に確認したほうが良さそうです。

ネット通販​​

もっとも多くの種類から選ぶなら、ネット通販の利用がおすすめです。

しかし配送日時を翌日や即日に指定できないこともあるので、緊急の場合にはネット通販を避け、購入できる可能性の高いコンビニや100円均一へ行きましょう。

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宗教別の香典袋の選び方

香典袋は、宗教によって種類が異なります。

どのような香典袋を買うべきか、ここでは宗教別の選び方について説明していきます。

仏教式

香典袋には「水引（みずひき）」という飾り紐が付いています。

仏教式では色が黒白・双銀・藍銀などで、結び方が「結び切り」「あわじ結び」といった水引の付いた香典袋が使われます。

包む金額にもよりますが、水引が本物ではなくプリントされたものでも問題ありません。

中には蓮の絵柄がプリントされたものや、刻印されたものもあります。

また仏式で使用する香典袋の表書きですが、四十九日までは「御霊前」、四十九日の法要後は「御仏前」とされます。

なお同じ仏教式でも浄土真宗の場合、人は亡くなったときから仏様になるという考え方から、四十九日以前でも「御仏前」と書きますので注意が必要です。

神式

神式では水引の色が黒白・双銀・双白で結び切りの香典袋が使われます。

包みは白の無地とされ、仏教式で使われるような蓮の絵が描かれたものや刻印されたものは不適切とみなされます。

表書きについては「御玉串料（おんたまぐしりょう）」「御神前」「御榊料（おんさかきりょう）」などが神式独自の書き方とされます。

また神道には、人は亡き後50日経つと神様になるという考え方があることから、「御霊前」でも問題ありません。

キリスト教式

キリスト教式は、仏教式や神式に比べマナーが大きく変わってきます。

キリスト教式では白の無地、または百合の花や十字架の絵柄が入ったものを選びます。

またキリスト教式の場合、カトリックとプロテスタントで香典袋の表書きが異なります。

「御花料」「献花料」などはどちらの宗派でも使われますが、カトリックは「御ミサ料」「御霊前」、プロテスタントは「忌慰料（きいりょう）」がそれぞれ独自の表書きとされています。

なお、白無地の香典袋は宗教問わず使用できます。

故人の宗教がわからなかった場合は、白無地の香典袋で対応しましょう。

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香典袋は金額に合わせて選ぶ

香典袋は、包む金額によっても使用すべき香典袋が異なります。
ここでは、金額に合わせた香典袋の選び方について説明していきます。

5000円前後の場合

「宗教別の香典袋の選び方」でも触れましたが、香典袋には「水引（みずひき）」という飾り紐が付いています。

これが香典袋を選ぶ際重要なポイントになってきます。

近所の方のような付き合いが浅い関係の場合には、3000〜5000円の金額を包みます。

香典袋は黒白か紫白（しはく）の水引がプリントされたものを選び、豪華な水引が付いたものは使わないようにします。

5000円前後の金額に豪華な水引の香典袋を用意した場合、金額は少ないのに袋だけ立派で失礼だと思われてしまう恐れがあるため注意しましょう。

1万円以上の場合

友人や同僚などの場合には、1万円以上を包むのが一般的とされます。

1万円以上の金額には黒白か双銀、または白銀の水引が付いた香典袋を用意しましょう。
豪華な水引が付いているものや幅の広い香典袋もありますが、これらはより高額な香典を包む際に利用します。

3万円以上の場合

親しい友人や親族の場合には、3万円以上と香典も高額になっていきます。

3万円以上からは、双銀の水引が付いたものや幅が広いといった「中金封」と呼ばれる香典袋を使用します。

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​​香典袋のマナー

香典袋に関する、そのほかのマナーについて紹介します。

香典袋は事前に準備しない

いざという時のために、香典袋をあらかじめ準備しておくという考え方もあるかもしれません。
しかし不幸を待つようで縁起が悪いため、香典袋は事前に準備しないことをおすすめします。

薄墨ペンを使う

お祝い事のご祝儀袋には黒の筆ペンを使いますが、香典袋の場合は薄墨のペンを使いましょう。
薄墨は、「悲しみの涙で墨が薄まってしまった」、「急なことで濃い墨を用意する時間がなかった」ということを表します。

なお、お通夜や告別式に持っていく香典袋は薄墨のペンを使いますが、四十九日や以降の一周忌や三回忌などでは黒のペンを使うのがマナーとされます。

袱紗に包んで持っていく

香典袋は袱紗（ふくさ）に包んで持ち歩くのがマナーです。

袱紗は仏具店やデパートで買うものというイメージが強いかもしれませんが、最近では100円均一やスーパーなどでも購入できます。

もし袱紗を用意できなかった場合には、ハンカチでも代用可能です。

旧式の漢数字を使う

香典袋に数字を書く際には、旧式の漢数字を使います。
これは、簡単に書き換えができないようにするためです。

以下は旧式の漢数字の一例です。

• 一 → 壱
• 二 → 弍
• 三 → 参
• 五 → 伍
• 千 → 仟
• 万 → 萬

4と9はNG

香典は、4と9のつく数字を避けるのがマナーとされます。

4は「死」、9は「苦」を連想することから、縁起が悪い数字とされているためです。

日本では縁起担ぎが重んじられますので、香典で4や9などの忌み数（いみかず）は使わないようにしましょう。

新札を避ける

結婚式のご祝儀では新札を包むのがマナーですが、香典の場合は異なります。

香典に新札を包んだ場合には、死に伏せるのを待っていたような縁起の悪さが目立ってしまいます。

もし新札しか用意できない場合には、一枚一枚に折り目をつけてから包みましょう。
とはいえ、破けていたりあまりにボロボロになっているものはマナー違反になりますので注意が必要です。

香典袋の名前は手書きが好ましい

香典袋には表書きが印刷されているものもあります。
名前も印刷をした香典袋でもマナー違反には当たりませんが、より丁寧で相手に気持ちが伝わる印象が強いのはやはり手書きです。

名前だけでも手書きにする方が好ましいとされています。

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香典を辞退された場合の対処法

香典は、受け取る側の遺族から辞退されることもあります。

それでも弔意を伝えたい場合の方法について説明していきます。

供物を送る

香典を辞退された場合、お菓子や果物などの供物を送ることで弔意を伝えるという方法があります。

食べ物の場合は日持ちするものや個包装のもの、食べ物以外では線香やろうそく、お香などが選ばれます。

しかし何かの事情で香典を辞退したと考えられるので、供物を送りたい場合は事前に遺族へ意向を伺いましょう。

供花を送る

香典の代わりに菊や百合などの花を送ることで弔意を示す方法もあり、これを供花（きょうか／くげ）といいます。

供花は一般的に葬儀を執り行う葬儀社に依頼するものなので、その際に遺族の意向を確認しても問題ありません。

弔電を送る

お通夜や葬儀に参列できない場合に弔電を送ることで、お悔やみを伝える方法もあります。

弔電は電話やインターネットから依頼できます。

弔電を送る際にも、遺族へ事前の確認を取りましょう。

後日、弔問する

葬儀に参列しなかったり、訃報を後から聞いた場合には後日弔問しても問題ありません。
遺族は葬儀後もとても忙しいので、弔問する際は葬儀から1週間以上は空けるようにしましょう。

都合の良い日時を、あらかじめ遺族へ確認します。

お悔やみの手紙を送る

お悔やみの手紙を送るのも、弔意を伝える方法の1つです。
手紙を送る場合は葬儀後一週間前後で届くようにし、重ね言葉や不吉な表現、忌み数などは書かないよう注意しましょう。

お悔やみをメールや電話で伝える

メールや電話でお悔やみを伝える方法もあります。
葬儀前後は遺族が忙しい可能性があるので、やはり葬儀後一週間ほどをめどに連絡しましょう。

もし訃報の連絡を受けた場合には、そのときに弔意を伝えます。

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香典袋をどこで買うかまとめ

ここまで香典袋がどこで買えるかについての情報や、選び方などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 香典袋はコンビニや100円均一、スーパーなど様々なところで購入できる
• コンビニや100円均一で購入した香典袋も失礼に当たらない
• 宗教や金額によって適切な香典袋を選ぶ
• 香典以外にも気持ちを伝える方法はいくつかある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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