法事法要
仏壇の処分費用はどれくらい?処分の仕方や注意点についても紹介
更新日:2022.11.10 公開日:2021.12.15
家にある仏壇を事情により、処分することがありますが、その方法についてご存知でしょうか。
一般的な家具と異なる仏壇の処分は、どこに依頼すればいいか知っておきましょう
そこでこの記事では仏壇の処分と費用について、詳しく説明していきます。
この機会に仏壇の処分方法を覚えておきましょう。
仏壇を処分する際の、注意すべき点についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
仏壇の処分の仕方
さまざまな事情のために、所有していた仏壇を処分しなければいけないことがあります。
しかし、仏壇は一般的な家具と異なり、仏様が祀られている特殊なものです。
そのため、通常と異なるいくつかの処分方法がありますのでご紹介します。
菩提寺に相談をする
仏壇の処分について菩提寺に相談する方法が最もポピュラーです。
所属する菩提寺は、仏事に関わるさまざまな相談ごとに乗ってくれます。
日頃から顔を合わせて挨拶する間柄であれば、話もしやすいというメリットもあります。
処分費用はお布施として渡します。
仏具店に相談する
仏具店は仏壇をはじめとした仏具全般を取り扱っている専門店です。
そのため、仏具に関する知識や作法について詳しく、さまざまな問い合わせに関する解決策を有しています。
仏壇の処分について相談すれば、仏具店は段取りよく話を進めてくれます。
しかし、仏壇の処分のみを依頼する場合処分費用が高額になる可能性があります。
業者に依頼する
廃棄やリサイクルなどに関する処分を専門とする業者に依頼する方法もあります。
仏壇に特化した業者もいるようですが、処分品の取扱いは業者によってまちまちです。
そのため処分に必要な供養を実施しているかなど、業者について事前の調査や確認が必要です。
自分で粗大ごみとして処分する
仏壇を粗大ごみに出すという方法があります。
処分費用は最も低く抑えられます。
お住まいの自治体によって仏壇の収集方法が定められてますので、それに則って処分します。
ただし、粗大ごみとして処分するのは躊躇われるし、周囲の目も気になるという方にはおすすめしません。
仏壇の処分費用
いくつかある仏壇の処分方法を選ぶ上で、気になるのはやはり費用ではないでしょうか。
上記に挙げた処分方法ごとに費用の相場をご紹介します。
仏壇の処分費用は以下の通りです。
菩提寺 | 1万〜10万円程度 |
仏具店 | 2万〜8万円程度 |
業者 | 2万〜8万円程度 |
粗大ごみ | 500〜3,000円程度 |
みんなが選んだ法事法要の電話相談
みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
5万円からご案内!
4万円からご案内!
仏壇を処分する際の注意点
一般家庭で所有する仏具の中でも、仏壇は大きなものです。
また、通常の家具と異なり、宗教上の儀式も必要になります。
いくつかある仏壇を処分する際には注意すべきポイントについて解説します。
閉眼供養を忘れずに行う
閉眼供養とは、仏壇やお墓に入っている魂を抜く供養のことです。
仏壇やお墓などの仏様が祀られるものは、ただの物ではなく開眼供養により魂が込められています。
そのため、魂が入ったまま処分することはできず、閉眼供養を行う必要があるのです。
閉眼供養は通常、僧侶による読経で行われ、依頼した際の相場は3万円〜10万円程度とされています。
引き出しの中を確認する
仏壇を処分に出す際は、引き出しの中をしっかり確認する必要があります。
仏壇の引き出しは、普段あまり開けないという方が多いといわれています。
そのため、仏具類以外にも私物が混ざっていることが多くあるようです。
中には預金通帳や印鑑といった重要なものが出てくることもありますので、必ず確認が必要です。
宗派ごとのルールに従う
仏壇は長い期間、自分のご先祖さまが祀られていたものです。
ご先祖さまを思い手を合わせてきた仏壇は、閉眼供養をしても大切に扱う必要があります。
そのため、宗教ごとのルールに則った処分を行います。
たとえばご自身の宗派により、位牌があるかないかが異なります。
位牌の閉眼供養は行うのか、そのタイミングは仏壇処分の前なのか後なのか、正しいルールに従いましょう。
仏壇を売ることはできる?
日常生活では、さまざまなものを購入しては処分するという生活サイクルが繰り返されるものです。
処分の方法の中に「売る」「売却する」という選択肢があります。
仏壇の処分で、売却することはできるのでしょうか。
仏壇は売却だが利益は少ない
仏壇の売却は、一般的ではありませんが一部の方法で売ることができます。
手放した仏壇を他の誰かが購入して再利用するリサイクル品として売りに出すことができます。
しかし、仏壇はたとえ売れたとしても利益が少ないです。
仏壇はリサイクル品として利用されることがほとんどないと言われていて、買い手が少ない商品です。
また、仏壇というものの特性上、過去に誰かが使用していたものを再利用したい方がいないためです。
そのため販売する側の労力や費用などのコストに対しての割りに合わないません。
ただし一部例外として、工芸品や美術品として価値がある場合、高価で売れることも稀にあるようです。
売却前の注意点
売却前に注意すべき点は、必ず閉眼供養を行うことです。
閉眼供養が行われていない仏壇を売りに出しても、取り合ってくれない業者がほとんどです。
また、魂が入った状態の仏壇を売りに出すことは、倫理に反する行いといえます。
みんなが選んだ法事法要の電話相談
みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
5万円からご案内!
4万円からご案内!
処分が簡単なミニ仏壇とは
現代において、人々の生活は昔よりも流動的になっています。
広い家を持ち、生まれた土地に骨を埋めるよりも、多様化する仕事にライフスタイルを合わせる傾向があります。
そのような人々の動きに合わせて、ミニ仏壇というものが利用されています。
通常の仏壇を処分した後、代わりにミニ仏壇を使うケースが増えています。
ミニ仏壇とは
ミニ仏壇とは、仏間がなくても部屋における小さな仏壇です。
都心部では地方よりも小さな部屋に暮らすケースが多く、コンパクトな仏壇が採用されています。
また、引越しや移動なども容易なため、処分も簡単なミニ仏壇が近年好まれています。
ミニ仏壇の相場
一口にミニ仏壇といっても種類はさまざまです。
いくつかのミニ仏壇の種類と相場についてご紹介します。
ミニ仏壇の相場は以下の通りです。
- 台置き型:20万円〜
背が低く幅が広い床に据え置きするミニ仏壇です。
- 上置き型:5万円〜
棚や机などの空きスペースにもおけるミニ仏壇です。
- ステージ型:3万円〜
通常の仏壇のような箱型ではなく、ステージのような形状です。
- 壁掛け型:20万円〜
壁にかけておくことのできるタイプのミニ仏壇です。
仏壇の処分の費用まとめ
ここまで仏壇の処分に関する情報や、仏壇の処分費用などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 仏壇の処分方法はさまざまで、菩提寺に相談したり仏具屋に依頼するなどがある
- 仏壇の処分費用は安くて500円から高くなると10万円近くする
- 処分する際は、閉眼供養したり引き出しを確認したりといった注意点がある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
法事法要の関連記事
法事法要
更新日:2022.05.10
仏壇に団子を供える意味は?団子の作り方やお供えの仕方まで解説
法事法要
更新日:2022.05.17
仏壇のお供えに使う半紙の折り方とお供え手順を解説
法事法要
更新日:2022.08.14
仏壇前に置く座布団の赤と紫の違いとは?サイズや柄にも注目!
法事法要
更新日:2022.11.17
木魚の値段はいくら?買える場所・宗教別の使い方を説明
法事法要
更新日:2022.05.28
仏壇の処分で魂抜きをしないとどうなる?仏壇の正しい処分方法を紹介
法事法要
更新日:2022.08.13
仏壇の果物の置き方に決まりはある?どんな果物を選べば良い?