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お葬式

献杯はいつまで行われるの?献杯時の挨拶の文例も合わせて紹介

更新日:2023.11.21

弔問

考えているビジネスマン

記事のポイントを先取り!

  • 献杯に期限の決まりはない
  • 基本的に献杯の挨拶は喪主が行う
  • 献杯時は静かな声で発声する

葬儀や法事後の会食時、食事の前に「献杯(けんぱい)」する地域があります。

献杯はどの法事まで行うものなのでしょうか。

そこでこの記事では、献杯はいつまでするのかという点を中心にお伝えしていきます。

献杯時の飲み物やグラスの選び方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 献杯とは
  2. 献杯はいつまでおこなうものか
  3. 献杯の流れとマナー
  4. 献杯の挨拶例
  5. 献杯はいつどのように頼まれる?
  6. 献杯の時の飲み物やグラスの選び方
  7. 通夜後・葬儀後の会食のマナー
  8. 献杯はいつまでまとめ
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献杯とは

献杯(けんぱい)とは、故人へ敬意と感謝の祈りを込めて捧げる杯のことです。

もともとは「注いだお酒を相手に勧めること」が献杯の言葉の意味でした。

しかし、現代では「弔事の会食時に故人へ向けて唱和される言葉」という認識の方が一般的です。

献杯は仏式の正式な行事ではないため、行わない地域もあります。

宗教や宗派による違いはありませんが、浄土真宗やキリスト教では献杯しません

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献杯はいつまでおこなうものか

献杯は、葬儀や法事後の会食時に行われます。

どの法事まで献杯するべきなのでしょうか。

何回忌という期限はない

献杯に「何回忌まで」という期限はありません

葬儀後の精進落としのほか、四十九日・一周忌・三回忌と続く法要の場でも献杯は行われます。

故人を偲んでおこなう

献杯は葬儀・法事後の会食に限ったものではありません。

斎場で行う正式な行事ではなくても、故人の友人たちが居酒屋で集まって食事するときにも献杯は行われます。

ですので、行事や場所にこだわらず、故人を偲んで集まる会では献杯するのが好ましいです。

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献杯の流れとマナー

「STEP1」「STEP2」「STEP3」と書かれた積み木

献杯するときの流れやマナーについてご説明します。

献杯の流れ

献杯は葬儀・法事後の会食会場に全員が着席するのを待ってから始めます。

  • 会食の参加者が着席後、喪主の挨拶
    献杯の前に、喪主から簡単な挨拶があります。
  • 杯、もしくはグラスに飲み物を注ぐ
    喪主の挨拶後、献杯の前に席の隣同士で飲み物を注ぎあいます。
  • 献杯を行う人の紹介
    喪主より献杯を行う人の紹介があります。
    代表者は前に出て遺影に向かって一礼しましょう。
  • 献杯前の挨拶
    代表者は献杯前に簡単な自己紹介を含め挨拶しますが、1~2分くらいの短めの挨拶でOKです。
  • 献杯の発声・唱和
    献杯の発声・唱和は静かな声で行うのがマナーです。
    杯は高く掲げず軽く持ち上げる程度にして、胸の高さでとどめましょう。
    乾杯のように大きな声で発声してグラス同士を打ち合わせたり、終わったあとに拍手はしません。
  • 会食
    献杯の唱和前に飲み物や料理に手を付けるのはマナー違反です。
    献杯の挨拶と唱和が終わってから飲食しましょう。

献杯時のマナー

献杯と乾杯は似ている言葉ですが、行う意味や動作はほぼ真逆です。

献杯は弔事の席で故人を敬うもの、乾杯はお祝いの席で参加者を祝うために行われるものとなります。

献杯は杯を軽く持ち上げる程度にして、静かな声で発声しましょう。

グラスは打ち合わせず、献杯の唱和後に拍手はしません。

また、献杯後の飲み物を飲み干すのもマナー違反ですので気をつけてください。

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献杯の挨拶例

献杯前の挨拶例についてご紹介します。

ポイントは「忌み言葉を使用しないこと」と「できるだけ短い内容で故人を偲ぶ言葉を入れる」ことです。

忌み言葉とは「消える」「生きていたころ」などの直接的な言葉や、「度々」「次々」など繰り返しの言葉を指します。

「4」や「9」も死や苦しみを連想させるため、使用しません。

葬儀後と法事後、さまざまな立場の方の挨拶例をご紹介します。

葬儀後での献杯の挨拶例

まず、葬儀後の精進落としの席での挨拶例についてお伝えします。

喪主の場合

喪主を務めさせていただきました〇〇〇〇(故人名)の長男、〇〇△△と申します。
皆さま、ご多用中のところ、通夜と葬儀にご参列賜りまして誠にありがとうございました。
心より深く感謝申し上げます。
ささやかではございますが、お食事の席をご用意いたしました。
故人の思い出話などをしながら、ゆっくりとお過ごしください。
それでは献杯の発声させていただきますので、ご唱和お願いします。
『献杯』
ありがとうございました。

友人の場合

故人とは、高校時代からの友人であった〇〇〇〇と申します。
△△さんとは部活が一緒で、テニスの大会に向けて休みの日も2人で練習したことが昨日のことのように思い出されます。
まさか、このような形で突然お別れをすることになるとは思ってもみませんでした。
ご遺族様の心中をお察ししますと、言葉もございません。
彼のことですから、きっと私たちのことを空から見守ってくれていることでしょう。
ここに故人を偲び、ご冥福をお祈りいたしまして、献杯させていただきたいと思います。
『献杯』
ありがとうございました。

会社関係者の場合

只今ご紹介にあずかりました、株式会社○○の△△と申します。
××部で故人の部下として共に働かせていただきました。
突然の知らせに今もまだ信じられない気持ちでいっぱいです。
私が仕事で困っているときはいつも相談に乗ってくれる、頼れる上司でした。
今後は部長の遺志を引継ぎ、会社のために精進していく所存です。
では献杯のご唱和をお願いいたします。
『献杯』

法事後での献杯の挨拶例

法事後における献杯の挨拶例をご紹介します。

喪主の場合

故人の息子で喪主の〇〇〇〇と申します。
本日は父の三回忌法要にご参列いただき、誠にありがとうございました。
おかげ様で無事に法要を済ませることができました。
懐かしい皆様に囲まれ、父も大変喜んでいることと存じます。
本日はささやかではございますが、お食事をご用意させていただきました。
生前、父がたしなんでいたお酒を飲みながら思い出話がお伺いできればと思います。
それでは、故人の冥福を祈りまして『献杯』

友人の場合

只今、ご紹介いただきました、故人の友人の〇〇〇〇です。
△△さんが逝去されてもう一周忌ということに大変驚いております。
中学生の頃の△△さんは周りの人に優しく、誰からも好かれる方でした。
明るい笑顔で友達を和ませ、いつも△△さんの周りは笑顔が絶えませんでした。
今もあの笑顔で私たちのことも見守ってくれていることと思います。
それでは友人を偲び、献杯させていただきますので、皆さまご唱和をお願いいたします。
『献杯』
ありがとうございました。

会社関係者の場合

ご紹介にあずかりました、株式会社○○の△△です。
故人は生前、私の部下として共に働いておりました。
〇〇部のムードメーカーでもあり、仕事の相談役としても頼れるリーダー格の存在でした。
故人が逝去してからもう三回忌の法要となります。
彼の育てた後輩も立派に仕事をこなせるようになりました。
彼の残した熱い思いを引継ぎ、仕事に精進したいと思っている次第です。
本日は皆様と故人の思い出話をしながら、ご一緒に偲ばせていただきたいと思っております。
それでは皆さま、献杯のご唱和をお願いいたします。」
『献杯』
ありがとうございました。

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献杯はいつどのように頼まれる?

献杯の唱和は、喪主もしくは故人と縁の深い親族や友人が依頼されることが多いです。

献杯の依頼はどのタイミングでくるのでしょうか?

事前に頼まれる

献杯の依頼は、葬儀や法事のお知らせが来たときに依頼されるケースが一般的です。

献杯する方に特に決まりはなく、親族の年長者や故人と親しかった友人、または会社関係の方が多いです。

喪主によっては急に頼まれる場合もある

喪主によっては葬儀や法事の当日に献杯の挨拶・発声を依頼されることもあります

弔事と異なり、1~2分程度の挨拶なので弔辞よりも負担は少ないでしょう。

忌み言葉を使用しないというポイントさえ押さえておけば、慌てることはありません。

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献杯の時の飲み物やグラスの選び方

献杯時の飲み物やグラスに決まりはあるのでしょうか?

詳しくご説明します。

飲み物に決まりはない

献杯の飲み物に関して、特に決まりはありません

基本的に日本酒で献杯することが多いようですが、ビールやシャンパンなどを注ぐこともあります。

運転する方や子供さんが参列する場合もあるため、お茶やソフトドリンクも揃えておきましょう。

必要であればノンアルコールビールも用意します。

グラスの選び方

献杯のグラスに関しても決まりはありません

日本酒であれば盃、ビールやソフトドリンクならグラスが最適です。

シャンパンやワインを献杯用の飲み物にする場合もあります。

飲み物に適したグラスであれば問題ありません。

グラスの種類よりも、献杯時のマナーに注意が必要です。

献杯のときはグラスを高く掲げすぎないことや、グラス同士を打ち合わせないというマナーは必ず守りましょう。

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通夜後・葬儀後の会食のマナー

お通夜や葬儀、法要の後の会食には、参列者への感謝の意味と故人を偲ぶ気持ちを表現する意味との両方があります。
これらの会食に出席する場合のマナーについて確認しておきましょう。

まずは、食べ方のマナーについて見てみましょう。
残してはせっかくの料理がもったいないと、めいっぱい食べることは控えましょう。

通夜振る舞いや精進落としの場合は、大皿料理が出てくることが多く、食べ分けることになります。
他の人とのバランスやペースを考えながら、行儀よく食べるようにしましょう。

その他の法要後の会食は、1人1人個別にお膳などが出されることが多いのですが、この場合は食べ残しをしないのがマナーです。

葬儀や法要後の会食の飲み物には特に決まりはなく、ビールや日本酒などが出されることもよくあります。
飲み過ぎて酔っぱらって、大きな声を出したりはしゃいだりしないようにしましょう。
故人を偲ぶという会食の目的を考え、会食中は声を少し低くして静かに食べるのがおすすめです。

次に挨拶のマナーです。
最初に行われる会食の挨拶は、喪主などが行いますが、故人の人柄や冥福を祈る言葉を織り交ぜ、1分程度の短いものにしましょう。

続いて親戚の最年長者などによる献杯が行われますが、献杯の挨拶では忌み言葉を避けるように注意しましょう。
例えば、「かえすがえす」「またまた」などの重ね言葉や「4」や「9」などの「死」や「苦」を連想させる数字、あるいは「死ぬ」「生きている」などの直接的な表現は避けるべきです。

そして、献杯の音頭に関するマナーです。
献杯の音頭があったら、杯を軽く持ち上げ、コップは打ち合わせず、低い声で「献杯」と言います。
その後の拍手も控えましょう。

また、献杯後は軽く口を付ける程度で、一気に飲み干してはいけません。
さらに、献杯が終わるまでは食べ物に箸をつけるのは控えるようにしましょう。

最後に退出時のマナーについてです。
通夜振る舞いの場合、長居は失礼ですので途中退出することが多くなります。

途中退出は特に問題はありません。
しかし、喪主に向かって「お先に失礼します」などと一言声をかけて退出するのが基本的なマナーです。

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献杯はいつまでまとめ

「KEY POINT」と書かれたスタンプとペンとノート

ここまで、献杯についての情報を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 献杯に期限はなく、故人を偲ぶ会があればいつでも行って良い
  • 献杯はグラスを低く持って静かに発声・唱和する
  • 献杯に使用される飲み物やグラスに関して、特に決まりはない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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