お葬式
葬儀の忌み言葉は?NGワードや言い換えリストも解説
更新日:2022.11.20 公開日:2021.07.18

記事のポイントを先取り!
- 忌み言葉は3種類ある
- 宗派ごとの忌み言葉もある
- 遺族の方との会話は控えめに
葬儀での、お悔やみの挨拶やお悔やみの手紙を送るときに、忌み言葉を使わないことがマナーです。
忌み言葉の中には、普段の会話や文章を書くときに使うような言葉もあります。
そこで、この記事では葬儀でタブーとされている忌み言葉について解説します。
ご遺族の方と話す際の注意点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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忌み言葉とは?
忌み言葉とは、結婚式や葬儀などの冠婚葬祭の場において、使用を控えた方が良いとされている言葉です。
例えば葬儀の場では縁起の悪さを連想させる言葉として、「重ねる」「再び」「たびたび」などの重ね言葉はNGとなります。
忌み言葉の種類
葬儀でのNGの忌み言葉にはどんな種類があるのでしょうか?
葬儀でNGとされている言葉には大きく分けて「重ね言葉」「続くことを意味する言葉」「死を連想させる言葉」の3種類があります。
それでは、一つずつ紹介していきます。
重ね言葉
忌み言葉の中には、重ね言葉というものがあります。
葬儀の場では、重ね言葉を使うことによって「繰り返す=死を繰り返す」ということを連想させるためNGとなります。
「いよいよ」「いろいろ」「いろいろな」「くれぐれも」「この言葉を贈ります」「さまざま」「しばしば」「ぜひぜひ」「たまたま」「どんどん」「ますます」「またまた」「まだまだ」「もともと」「わざわざ」「度々」「時々」「重ねて」「重ねる」「重ね重ね」「皆々様」。
重ね言葉だけでも、これほど多くの忌み言葉があります。
続くことを意味する言葉
不幸が重なることや、不幸が続くことを意味する言葉はNGです。
「再び」「また」「何度も」「次に」「引き続き」「繰り返し」などが該当します。
死を連想させる言葉
直接的に故人の死因を聞くことはもちろんですが、「死」を連想させる言葉や、命に関わる直接的な表現もNGとされています。
「四(し)」「死亡」「生きていたころ」などがあります。
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忌み言葉の言い換えリスト
普段から無意識に使ってしまう忌み言葉なども、冠婚葬祭の場ではNGとされています。
そこで、ここからは忌み言葉の言い換え案を紹介していきますので、参考にしてください。
重ね言葉の言い換え
- 「いよいよ」→「ついに」「さらに」
- 「いろいろ」→「多くの」「多彩な」
- 「いろいろな」→「たくさんの」「多くの」
- 「くれぐれも」→「どうぞ」「あらためて」「十分に」
- 「この言葉を贈ります」→「この言葉をはなむけといたします」
- 「さまざま」→「多様」「多種多様」
- 「しばしば」→「よく」「いつも」
- 「ぜひぜひ」→「ぜひ」「ぜひとも」
- 「たまたま」→「偶然」
- 「どんどん」→「積極的に」「たっぷり」
- 「ますます」→「末永く」「もっと」「さらに」
- 「またまた」→「引き続き」
- 「まだまだ」→「まだ」「もっと」「より」
- 「もともと」→「元来」
- 「わざわざ」→「ありがたく」「そのために」
- 「度々」→「よく」「いつも」「何度も」
- 「時々」→「たまに」
- 「重ねて」→「加えて」「深く」
- 「重ねる」→「加える」
- 「重ね重ね」→「加えて」「深く」
- 「皆々様」→「皆様」
続くことを意味する言葉
- 「再び」→「改めて」
- 「また」→「さらに」「今一度」
- 「何度も」→「大変多く」「頻繁に」
- 「次に」→「その後」「新たに」
- 「引き続き」→「これからも」
死を連想させる言葉
- 「四(し)」→「よっつ」「よん」
- 「死亡」→「ご逝去」
- 「生きていたころ」→「ご生前」「お元気なころ」
このように、普段何気なく使っている言葉にも、忌み言葉が含まれています。
忌み言葉を意識していないといきなり言い換えの言葉が出てくることもなかなかありません。
忌み言葉やNGワードなどを把握しておくことで、ご遺族の方などに対してのマナーを守ることができます。
事前に確認しておきましょう。
宗教ごとの葬儀の忌み言葉
これまで、一般的にNGとされている忌み言葉をいくつか紹介しましたが、忌み言葉は宗教や宗派などによっても異なります。
日本における主な宗教は「仏教」「神式」「キリスト教」の3つになります。
それぞれの忌み言葉の意味やNGワードを紹介していきます。
仏教
日本人で一番多いのが、仏教になります。
多くの方が、使いがちなワードは「天国」です。
「天国でも安らかに~」という言葉をつい言ってしまう場合がありますが、仏教の場合は天国という世界観がないため、NGワードとなります。
この他にも、「浮かばない」「迷う」なども忌み言葉になりますので、注意しましょう。
神式
神式の葬儀での忌み言葉は「冥福」「成仏」「供養」などになります。
紹介した忌み言葉は、全て仏教の死生観に基づく言葉であるため、神式の葬儀では使用を避けましょう。
キリスト教
キリスト教は日本では一番少ないですが、一部地域や家系的にキリスト教を信奉する所もありますので、覚えておきましょう。
キリスト教の忌み言葉は「お悔やみ」「哀悼」「ご冥福をお祈りする」「成仏してください」「供養」「往生」などになります。
宗教や宗派ごとの忌み言葉は混在してしまうことが多いです。
仏教では言っても問題ないがキリスト教ではNG・キリスト教では言っても問題ないが仏教ではNGなどの場合があります。
正しいマナーを知らないと困りますので、気になる方は葬儀の前に確認しておくと良いでしょう。
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葬儀でご遺族の方と話す際の注意点

葬儀に参列する際、ご遺族の方と話をする機会もあると思います。
遺族の方と話す時に気を付ける忌み言葉を紹介していきます。
直接的な言葉を避ける
遺族の方と話をする際、直接死に関わる話や、故人の死の原因など、直接的な言葉は避けましょう。
もちろん故人との関係が深ければ深いほど、故人の死の原因などについて知りたい方もいらっしゃると思います。
しかし、ご遺族の方々を悲しませる直接的な言葉は避けるようにしましょう。
励ましは控えめに
遺族の方に励ましの言葉を言うのは問題ありませんが、控え目にしましょう。
多くの励ましの言葉を言いたくなる気持ちもわかりますが、遺族の方にとってはその励ましの言葉が重荷になる場合もあります。
そのため、簡潔に一言程度の励ましの言葉にしましょう。
長話は避ける
葬儀で遺族の方とお話する場合は、長話は避けて短めにしましょう。
遺族の方は、自分だけじゃないたくさんの参列者の対応をしなければいけませんし、葬儀の準備もあります。
長々と話してしまうと、他の参列者や遺族の迷惑となる場合がありますので、長話は避けるようにしましょう。
忌み言葉の歴史
日本では、古来より「言葉には言霊が宿っている」と言われ、言葉に宿る力で実際にその言葉通りの事が起こると言われています。
冠婚葬祭などの大切時に忌み言葉を使用してしまうと、不吉や不幸を連想させるという習慣が今でも残っています。
そのため、忌み言葉は冠婚葬祭の場では相応しくないと言われています。
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葬儀の忌み言葉のまとめ

ここまで葬儀で気を付ける忌み言葉についてお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 忌み言葉には「重ね言葉」「続くことを連想させる言葉」「死を連想させる言葉」がある
- 宗教や宗派ごとに忌み言葉は異なるため、注意が必要
- 葬儀で遺族の方と話をする際は、手短にマナーを守る
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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