お葬式
納棺時の服装とは?喪服がない場合の対処法も紹介
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.24
![喪服を着てお腹の前で手を重ねる女性](https://www.eranda.jp/column/wp-content/uploads/2021/08/AdobeStock_37597751-1024x681.jpeg)
記事のポイントを先取り!
- 納棺時は喪服を着用する
- 派手な物や革製品は身に着けない
- 喪服がない場合は平服でもよい
納棺と聞いても、親族だけで行われる儀式なのであまり聞いたことがない方が多いのではないでしょうか?
急に納棺に参加することになっても、どのような服装で参加すれば良いのか分からないですよね。
そこでこの記事では、納棺時の服装について説明していきます。
この機会に、納棺の際にどんな服を着ればいいのか覚えておきましょう。
喪服がないときの対処法についても触れているので、ぜひ最後までお読みください。
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納棺とは
納棺は、故人があの世に旅立つ前に身支度をする儀式なのでとても重要です。
専用のお風呂に入れて体を清めたり、男性の場合は髭剃り、女性の場合は化粧などをして綺麗な状態で棺に納める儀式です。
納棺はお通夜や告別式の前に行われます。
故人と遺族のお別れの儀式のため、基本的には故人の配偶者や子供、孫などの親族のみで行われますが、故人と親しかった友人が参加することもあります。
一般的に納棺は30分〜1時間程度かかります。
式場で行う場合もあれば、自宅で行うこともあります。
納棺は来世を迎えるための準備ともされています。
納棺のことを、湯灌(ゆかん)と呼ぶこともあり、温かいお湯に入って身体を綺麗にするという意味です。
私たちもお風呂に入って1日の疲れを癒すように、故人も人生の疲れを癒して身体を清め、気持ち良くあの世に旅立ってもらえるように行います。
納棺に立ち会う時の服装
![喪服姿で目を瞑る女性](https://www.eranda.jp/column/wp-content/uploads/2021/06/AdobeStock_137730211-1024x684.jpeg)
納棺ではどのような服装が良いのでしょうか。
葬儀場で納棺を行うのであれば、喪服を着るのがマナーです。
自宅で行う場合は、平服でも問題ありません。
男性と女性で気をつける点が違うため、それぞれ分けて解説していきます。
男性の場合
男性の喪服は黒のスーツです。
暗めのネイビーやグレーは黒に近い色ですが避けましょう。
黒の中でも漆黒のスーツを選んでください。
スーツ・ネクタイ・靴下・靴は全て黒で統一し、無地で光沢のないものを選びましょう。
アクセサリーをつけると派手な印象になってしまうため、故人との別れの儀式にふさわしいとは言えません。
結婚指輪以外のアクセサリーは外しましょう。
また、レザーなどの革製品は殺生をイメージさせてしまうため避ける必要があります。
靴やベルトは革製品でも問題ありませんが、黒色のものを着用し、蛇柄などの奇抜な印象を与えるものは失礼なのでやめましょう。
女性の場合
女性の喪服は黒のワンピースかスーツです。
こちらも男性と同様で、漆黒のものを選ぶようにしてください。
露出はなるべく控える必要があるため、ワンピースは長袖、スカート丈は膝が隠れる程度のものを選びます。
襟が開いていないものがふさわしいです。
また、光沢感のあるものやスパンコール、ラメがついているものは避けましょう。
派手なレザー製品や毛皮は場違いになってしまうので選ばないようしてください。
ワンピースかスーツ、バッグ、パンプス、ストッキングは黒で無地のものに統一します。
黒のストッキングがない場合は、肌色のもので問題ありません。
また、黒のストッキングは足先が破けたり伝線したりすると目立ちやすいので、1枚予備を持っていくことをおすすめします。
靴については、かかとの高いピンヒールは不適切なので、カジュアルに見えない黒のパンプスを履いていきます。
バッグは黒無地で光沢感や金具のないものが良いでしょう。
女性のアクセサリーは結婚指輪と、ネックレスをつける場合は真珠で一連のものにしてください。
その他のアクセサリーは外して参加しましょう。
子供の場合
学校の制服がある場合は、制服が喪服になります。
制服がなく私服の学校や、未就学の場合だと大人と同じものを着用します。
男の子は黒のジャケットとズボン、女の子であれば黒のワンピースを用意しましょう。
子どもでも、キラキラしている服はマナー違反になるため避けてください。
また、金属の見えるバックや派手なアクセサリーも選ばないようにしましょう。
自宅で行う場合
自宅で行う場合は喪服ではなく、平服で問題ありません。
平服とは、いつも着ている私服という意味ではなく、「略喪服」のことを言います。
親族のみで自宅にて行われるため、きっちりとした服でなくても良いのです。
また、故人との大事な行事なので喪服を着て納棺を行いたいという方は、喪服でもかまいません。
平服とは一般的にどのような服をさすのでしょうか。
男性の喪服は漆黒のスーツでしたが、平服は紺やダークグレーのような落ち着いた色のスーツであれば大丈夫です。
女性も黒だけでなく、シンプルで落ち着いた服装であれば柄の入った服でも問題ありません。
アクセサリーについては奇抜な印象を与えないものが良いでしょう。
気になる方は、結婚指輪と真珠の一連ネックレスのみだと間違いないです。
また、急なことで平服を用意できない場合もあります。
そのときは自分が持っている服の中からもっとも落ち着いている服を選びましょう。
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納棺の際に避ける衣服のマナー
納棺は場所によっては平服で参加することも可能だとお伝えしました。
平服で参加することになったとき、いくつか気を付けるべき点があります。
喪服ではないし、なんでもいいと考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、納棺は大事な儀式なのでマナー違反になることがないようにしましょう。
ラフすぎる格好は避ける
ジーンズやスウェット、Tシャツなどのラフな服装はやめましょう。
親族のみで行われますが、故人とお別れする行事なのでふさわしい服装で参加するのがマナーです。
私服可能であってもラフすぎる服装は失礼なので、その場にふさわしい服装を選びます。
派手な色や柄物
基本的に黒で統一した服が望ましいので、派手な色や柄物の服装は避けます。
黒色の服を用意できない場合は、紺やダークグレーなどの落ち着いた色の服を選びましょう。
また、レザーは殺生のイメージが強いため納棺の場にはふさわしくありません。
靴やベルト以外の革製品には気を付けましょう。
ベルトも、蛇柄などの奇抜なものは不適切です。
露出が多い服装
特に女性は露出が多いとマナー違反になるため気を付けましょう。
ワンピースは膝下のロング丈に、黒ストッキングを着用してください。
黒ストッキングを準備できない場合は肌色でも大丈夫です。
故人を偲ぶための儀式なので、露出は控えて落ち着いた服で参加するのが良いでしょう。
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喪服には正喪服と準喪服、略喪服の3種類があります。
正喪服は喪主などの主催する方たちが着るもので、準喪服は参列する方が着るものとされています。
現在では、主催する側でも準喪服を着ることが多くなってきました。
正喪服と準喪服の相場を紹介していきます。
男性の場合
もっとも格式が高い正喪服は、和装と洋装に分かれます。
和装は紋付羽織袴で、相場は20万〜30万円です。
洋装はモーニングコートで、相場は8万〜10万円です。
準喪服は仕立て上がりのブラックスーツです。
相場は3万〜5万円になっています。
女性の場合
女性も正喪服と準喪服があります。
和装は黒の和服かワンピースのブラックフォーマルで、相場は20万〜30万円です。
洋装の相場は3万〜5万円です。
女性の準喪服はブラックフォーマルです。
相場は2万〜5万円となっています。
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納棺の流れ
納棺は故人が安置されている場所で行います。
これまで納棺に参加する際の服装について紹介してきましたが、納棺はどのような手順で進んでいくのかを解説していきます。
唇を水で湿らせる
末期の水と呼ばれる儀式です。
以前は息を引き取った時に行われていた行為ですが、現在では納棺の儀式の一環として行っています。
水で湿らせるのは、故人が生き返るように、または喉の渇きに苦しまないようにという意味があるのです。
この儀式に必要なのは、脱脂綿と割り箸・お椀・水です。
脱脂綿や菊の葉っぱを水に浸して、割り箸で持って故人の唇を湿らせます。
喉を潤して、安らかに旅立ってほしいという意味で行いますが、無理に口の中に水を入れようとする必要はありません。
これは配偶者・子供・親・兄弟姉妹・子どもの配偶者・孫・叔父叔母の順番で行います。
身体を洗い清める
故人の身体を清め、この世の穢れを落とすために行います。
水とお湯を混ぜてぬるま湯を作り、参加者1人1人が故人の身体にかけたり、ぬるま湯で濡らしたタオルを絞って拭いたりします。
また、ぬるま湯でなく葬儀社が用意したアルコール綿を使用することもあるので、葬儀社によって身体を清める方法は異なります。
オプションサービスとして、専用の湯船やシャワーで身体を清めることもあります。
身体だけでなく髪の毛も洗ってもらうことができるのです。
死化粧を施す
生前のような姿に整えることで、遺族がしっかりと顔を見てお別れをするために行います。
死化粧の手順は以下の通りです。
- 髪の毛を整える
- 頬に綿を含ませる
- 男性は髭剃りをする
- 女性は薄化粧をする
- 爪切りをする
男性は髭剃り、女性だと化粧をするのですが、地域によってはその行為を良しとしないところもあります。
葬儀社に確認してみましょう。
死装束を着せる
仏教では、亡くなった後に49日の旅に出ると言われています。
旅に出るために死装束(しにしょうぞく)というものを身につけるのです。
死装束は、亡くなった方が最後に着る衣装となっています。
これは葬儀社で用意して着せてくれるので遺族は何も準備しなくて構いません。
基本的には全て白無地の木綿なのですが、最近だと色や刺繍が入っているものも増え、多様化しています。
エンディングドレスや、故人が生前に愛用していた服を着せることもできるので葬儀社に相談してみましょう。
故人を棺に納める
ここまでの手順が完了したら、故人を棺に納めます。
遺族が行うことが多かったのですが、最近では葬儀社が行うようです。
故人の身体が傷つかないように、人手が足りないようであれば遺族の方が手を貸してあげましょう。
棺に納めたら胸の上で手を組みます。
仏教形式の葬儀であれば手に数珠をかけましょう。
副葬品を納める
遺族が入れてあげたいものや、故人が生前に愛用していたものを一緒に納めます。
基本的に、燃えるものや燃えやすいものであれば入れることができます。
ただ、入れて良いものと入れてはいけないものが決まっているので、以下で紹介します。
入れても良いものは以下の通りです
- 故人が大切にしていた手紙や、遺族から故人へのお別れの手紙
- 故人が大事に育てていた花や好きだった花
- 故人が好きだったお菓子やタバコ
- 故人のお気に入りの洋服
入れてはいけないものは以下の通りです
- 金属製のもの
- ガラス製のもの
- プラスチック製のもの
- 紙幣
- 燃えにくい素材のもの
- 生きている人の写真
上記は参考程度なので、他にも入れたいものがある場合は葬儀社に相談してみましょう。
故人と一緒に映っている写真を入れたいと考える方もいらっしゃるのですが、故人と共に死の世界に連れていかれると思い、気になってしまう方もいます。
周りの人に相談したり、葬儀社にもお話してみると良いでしょう。
ふたをする
最後に棺の蓋を閉めて合掌し、納棺は完了です。
自宅で納棺した場合は式場に搬送するため、それまでは安置しておきます。
式場で納棺したのであれば、祭壇前に移動して安置します。
スポンサーリンク喪服がないときの対処法
急に葬儀の知らせを受けて、喪服を準備できない方はどうすれば良いのでしょうか。
納棺の服装は喪服か、自宅であれば平服とお伝えしてきました。
もし式場で納棺する場合の対処法を紹介していきます。
平服で納棺に参加する
喪服を用意できなかったからといって、納棺に参加してはいけないという決まりはありません。
納棺は親族のみで行われることが多いので、その旨を話して平服で参加しましょう。
参加できなくて後悔してしまうのであれば、平服であっても参加した方が良いです。
友人・知人から借りる
喪服は借り物でもマナー違反にはなりません。
家族や友人、知人に連絡をとり、貸してもらえないか聞いてみましょう。
体型が違う方に頼んでも着れないことがあるので、なるべく自分に似た体型の方に頼むようにすることをおすすめします。
レンタルをする
葬儀会社やレンタル衣装店で喪服を借りることも可能です。
レンタルでは使用後のクリーニングは必要ないので、誰かに借りるより手間がかかりませんし、トラブルも起こりにくいです。
相場は1万〜2万円となっています。
頻繁に喪服を使う予定がなく、購入は考えていない方であればレンタルを検討してみましょう。
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納棺の服装のまとめ
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ここまで納棺の流れについての情報や、服装について中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納棺時は男性が漆黒のスーツ、女性は漆黒のワンピースが良い
- 派手な色や柄、露出が多い服装は避ける
- 喪服がない時は平服で参加したりレンタルしたりすると良い
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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