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お葬式

本葬をする葬儀とは?本葬の形式や注意点、費用についても解説

更新日:2024.03.13 公開日:2022.01.10

宗教

喪服を着た男女の胸元

記事のポイントを先取り!

  • 本葬の運営主体は基本的に遺族以外
  • 本葬の前に遺族のみで密葬を行う
  • 本葬は著名人や経営者の葬儀に多い

故人が著名人の場合、先に近親者のみで葬儀を行った後に、多くの参列者を招いて大規模な葬儀を執り行うという選択がされる場合があります。

そのような場合、葬儀を2度に分けて行いますが、2度目の葬儀が「本葬」と呼ばれていることはご存じでしょうか。

この記事では、本葬の形式や一般葬との違い、本葬を行う上での注意点について解説します。
本葬の葬儀費用やマナーについても説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 本葬とは
  2. 本葬の形式
  3. 本葬と一般葬との違い
  4. 本葬の注意点
  5. 本葬の葬儀費用
  6. 本葬をしない選択もある
  7. 本葬のマナー
  8. 本葬についてのまとめ
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本葬とは

葬儀の祭壇

葬儀を2度に分ける場合、2度目の葬儀を本葬と呼びます。
本葬は2度目の葬儀を指すため単体で行われることはなく、密葬とセットで行われます。
以下で本葬を選択する理由と密葬について説明します。

本葬を選択する理由

故人が著名人や会社の経営者などの場合、葬儀の参列を希望する人の数は膨大になります。

ファンや社員、取引先、マスコミが訪れる場合もあり、通常の葬儀では、遺族は大勢の参列者の対応に追われてお別れの時間をゆっくり持つのは困難です

そのような場合に、葬儀を2回行う方法が選択されます。

遺族が故人とお別れする時間をゆっくり持てる1度目の葬儀「密葬」を先に行い、日を改めて一般参列者を招く2度目の葬儀「本葬」を執り行います。

日を改めて葬儀を再び行うため、大勢の参列者を迎える準備時間を持てるのも本葬の利点のひとつです。

密葬と家族葬の違い

本葬の前に行う1度目の葬儀を密葬と呼びます。

密葬は近親者や親族、故人と近しい人だけの少人数で葬儀を行いますが、密葬と同様に参列者の範囲を限定する葬儀に家族葬があります。

家族葬も同じく参列者を近親者などに限定していますが、定義の違いは葬儀のあとに2度目の葬儀「本葬」を行うかどうかです

したがって、本葬を行わなければ、誰にも知らせず近親者のみで葬儀を行っても密葬にはなりません。

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本葬の形式

数珠をもって合掌する喪服の男女

密葬をしたあとに行う、2度目の葬儀を本葬といいますが、本葬の形式には「社葬」と「お別れの会・偲ぶ会」があります。

以下でそれぞれの特徴を説明します。

社葬

本葬のひとつである社葬は、、社長や会長、著しい功績があった人、あるいは殉職した人を対象に会社が主体となって行われる葬儀です。

故人の弔いだけでなく、故人が企業に残した功績を称える目的もあるため、自社の社員のみならず取引先などの関係者も参列できます。

社葬は、数百人から数千人の大規模な葬儀ですが、会社が主体となって進めるため社葬にかかる費用の大半は会社が負担します。

また、社葬は取引先の企業なども参列するため日程を調整する必要があります。
そのため、故人が亡くなってから1カ月程度経ってから行われます。

お別れの会・偲ぶ会

お別れ会または偲ぶ会も本葬のひとつです。
宗教色が薄く自由な形式で葬儀を演出できるため、故人が芸能人の場合に多く選択されています。

主催は、遺族以外に友人知人が行うこともありますが、宗教色のない社葬をお別れの会・偲ぶ会と呼ぶ場合もあります。

自由な形式で故人を偲ぶことが特徴のため、宗教儀式を取り入れる場合もあれば、会費制にしたり、会食パーティー形式にしたりとさまざまです。

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本葬と一般葬との違い

AとBを比べるオペレーターの女性

密葬を行わず、通夜の翌日に参列者を全て集める葬儀を一般葬といいます。
本葬と一般葬にはどのような違いがあるのでしょうか。
以下で詳しく解説します。

主催者

本葬と一般葬では主催者が違ってきます。
本葬の場合は会社や団体が主催者の場合がほとんどです。

遺族や親族の意向も多少は取り入れられますが、基本的には葬儀委員長が仕切ることになります。
葬儀委員長は以前、町内会の会長などから選ばれることが多かったようです。
しかし、最近では本葬のような大規模な葬儀以外は立てられることは少なくなってきました。

開催日時

一般的な葬儀は故人が亡くなった日の翌日にお通夜を行い、翌々日に葬儀や告別式を行います。
しかし本葬は一般葬よりもかなり多くの参列者の応対をするため、準備にも時間がかかります。
そのため、本葬は故人が亡くなってから1カ月程度経ってから行われることが多いです。

お祀りする対象

一部の地域を除いて、一般的な葬儀ではお祀りする対象は肉体のある故人です。
葬儀が終わって、火葬場で焼かれてお骨になり、お墓や手元供養で供養されます。

一方で、本葬の場合はお祀りする対象はお骨になります。
密葬の後、火葬が終わっているので、すでにお骨になっているためです。

葬儀の内容

葬儀には様々な形式や考え方があります。
本葬とそれ以外の葬儀を比較しても葬儀の内容は違っています。

一般的な葬儀の場合、故人のお人柄を称えたり思い出話をしたりすることが多いです。
しかし、本葬で特に社葬の場合、人柄や思い出というよりも功績などが脚光を浴びることになります。

これは、故人と面識のない取引先の代表やファンの方々も多く参列にいらっしゃるためです。

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本葬の注意点

感嘆符が書かれた道路標識

本葬をする時の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。
本葬を手配する際、事前に知っておくべきことを解説します。

密葬の情報管理

密葬では故人とゆっくりとお別れすることができます。
しかし、だからこそ注意が必要です。

本葬へ参列する一般の方へ密葬のことが伝わることのないようにしましょう。
そうしないと弔問客が訪れて来て、その対応に追われることになりかねません。

おだやかに密葬を行うためにも、密葬の情報を漏らさないよう注意しましょう。
密葬が終わってから2週間以内に亡くなったことと、密葬が終わったことを伝えるのが良いでしょう。

親族の了承を得ておく

親族のなかには、親しい身内だけで密葬を執り行うことに反対する人もいるかもしれません。
本葬の際は火葬後であり、故人のご遺体ではなく遺骨のみとなってしまいます。

本葬のみに参列していただく予定の親族には、密葬への参加をしなくても良いか前もって了承を得ておきましょう。

本葬に慣れている葬儀会社を選ぶ

葬儀会社を決定する際は、本葬に慣れている葬儀会社を探す必要があります。
地方では、自社で葬儀会場を持っている葬儀会社なら問題ないことが多いです。

都心部では、基本的に大人数が参列できる葬儀会場を持つ葬儀会社を探す必要があります。

葬儀会社は葬儀に関する知識はありますが、本葬の場合は不特定多数の参列者を相手にするため、接客のスキルも必要です。

円滑に葬儀を運営できる信頼性の高い会社でなければなりません。
従って、費用よりも接客のスキルを重視する必要があります。

本葬の場合、時間的にも余裕があるので、しっかり信頼できる会社から情報を得ましょう。
また、本葬を行った実績があるかどうかを確認しておきましょう。

事前準備をしっかり行う

事前準備をしっかり行っておくことも大切です。
本葬の開催の有無に関しては、社葬などの場合、会議で議論されます。

次に葬儀委員長を選出します。
本葬を行う場合は葬儀の采配を行う葬儀委員長を選出しなければなりません。

葬儀委員長となるのは、通常は会社の社長や会長といった人です。

他にも、信頼のある外部の人や議員、故人と極めて親しかった友人などが葬儀委員長に選ばれることもあります。

宗教や宗派などの細かいところは、遺族も交えて決定していきます。

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本葬の葬儀費用

本葬の前に行う密葬の費用相場は、一般的な葬儀費用の相場である150万〜200万円程度と同様でしょう。

しかし、そのあとに行う本葬は形式によって費用相場が異なります

企業が主体の社葬で本葬を行う場合は、500万〜2000万円ほどが相場といわれていますが、費用の大半は企業が負担します。

一方、お別れの会・偲ぶ会で本葬をする場合は、規模がさまざまなため100万〜500万円ほどの場合もあれば、1000万円を超える場合もあります。

また、お別れの会・偲ぶ会を会費制にした場合は、1人あたり1万〜2万円ほどが費用相場になっています。

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本葬をしない選択もある

本葬を必ず執り行う必要はありません。
最近では近親者だけで葬儀を行い、本葬を行わないことも多くなってきたようです。

本葬の目的は、より多くの参列者に故人との別れの場を提供するためです。

とりわけ故人が著名人や会社への貢献をした人ならば、故人と最後の別れをしたいという人も多いでしょう。

しかし、遺族の負担を鑑みると、本葬を行うことが必ずしも望ましいとは限りません
故人の希望により、大々的な葬儀を行いたくない場合もあるでしょう。

そのような場合は、無理して本葬を行う必要はありません。
遺族のため、そして何より遺族のためになる決定をしましょう。

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本葬のマナー

香典を受け取る手

本葬に参列する際の服装と香典のマナーをご紹介します。

服装

本葬での服装は、通常の葬儀と同様に喪服を着用します。

ただし、本葬の形式がお別れ会・偲ぶ会で、ホテルを借りて会食パーティー形式で行われる場合、ホテルの事情で喪服で参列できない可能性があります。

喪服を着用しない場合は、落ち着いた色合いのセミフォーマルの装いをします
また、本葬がお別れ会・偲ぶ会の場合、基本的に服装に関しては案内状に明記されています。

そのため、案内状の内容を必ず確認してから服装の準備を行うと良いでしょう。

香典

本葬の案内状に香典辞退の意向が示されている場合や、本葬が会費制のお別れの会・偲ぶ会であれば、香典は持参する必要はありません。

本葬に香典を持参するかは案内状の内容を確認して判断しましょう

香典辞退の意向が示されておらず、香典を持参する場合の相場は一般的な葬儀での相場と同様です。
血縁者でない一般参列者であれば、5,000円〜1万円ほどが相場になります。

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本葬についてのまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで本葬についての情報や、本葬の香典などを中心に解説してきました。
この記事のポイントをおさらいするとと以下の通りです。

  • 本葬とは密葬の後に行われる葬儀
  • 本葬は著名人の葬儀で行われることが多い
  • 本葬の形式には社葬やお別れの会がある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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