お葬式
葬儀での帽子は着用はOK?注意すべき帽子のマナーも徹底解説
更新日:2025.05.08 公開日:2021.09.02

葬儀では、目立つ装飾品の着用はマナー上、良くないとされています。
しかし海外などでは、帽子を着用したまま参列する方も多いです。
日本の葬儀で帽子をかぶってもよいか悩まれたことのある方は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、葬儀の時に帽子は着用マナーについて解説していきます。
葬儀での帽子着用マナーについて詳しく説明いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
以下の記事では、葬儀の時にすべき服装について男女別に詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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葬儀の時に帽子は着用していい?

葬儀の時に、帽子は着用して良いのか解説します。
着用NGではない
帽子の着用は、明確にNGとはされていません。
宗教や服装によりますが、帽子をかぶることが問題ない場合もあります。
キリスト教の葬儀で着用されることが多い装いですが、男性の場合、モーニングコートなどの洋装の正礼装を着用している場合はシルクハットなどを合わせることができます。
ただし、葬儀中は帽子はとっておく必要があります。
女性の場合は、葬儀用のトークハット(トーク帽)があります。
トークハットとは、欧米のドラマや映画で見かける、ツバの無い小さな帽子です。
トークハットは、式中も取る必要はありません。
またかぶる時は、黒の手袋もセットで着用するのがマナーです。
モーニングコートやトークハットなどは正喪服と呼ばれ、基本的に遺族・親族の装いとなります。
参列者は正喪服ではなく、ブラックスーツやアンサンブルなどの略喪服を着用するのが一般的です。
一般参列者が格式高い服を着用しないのは、遺族への遠慮の意味もあります。
マナー違反につながるので、参列者なのに正喪服を着用しないよう気をつけましょう。
日本の葬儀では着用しないことが多い
トークハットは、キリスト教の葬儀で着用するものです。
仏式の葬儀が多くを占める日本では、トークハットの着用は目立ってしまいます。
男性も、たとえ喪主側であってもモーニングコートを着用することは滅多にありません。
そのため、日本の葬儀では帽子の着用があまり見られません。
特に仏式の葬儀の場合、着用しないのが無難だと言えるでしょう。
男女別の葬儀時の帽子マナーについて

男性と女性では、葬儀における服装のマナーが異なります。
男女別の葬儀時における、帽子のマナーについて解説します。
男性は葬儀場に入る前に帽子を取る
男性の場合、葬儀の席では帽子を取ることがマナーとされています。
式場に入る前に取るのが良いでしょう。
また、焼香や献花などのため立ち上がる時も、帽子は外しておきましょう。
移動中は、帽子をかぶっていても問題ありません。
女性はトークハットのみOK
トークハットは、一般的な帽子と違い「つば」がありません。
薄いレースや、羽根などで装飾されているのが特徴です。
かぶる時は水平ではなく、頭頂部からやや斜めにします。
かぶるというより、のせる感覚に近いです。
ベール付きのトークハットは、キリスト教の中でもカトリックの場合のみ着用することができます。
プロテスタントの葬儀で間違って着用しないよう気を付けましょう。
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女性が帽子を被る際の注意点とは?

女性が葬儀で帽子を着用できるのは、正喪服の時だけとされています。
特にトークハットに関してはいくつか注意点があるので、解説していきます。
故人の遺族と親族のみ着用OK
基本的には故人の遺族と親族のみ着用可能です。
帽子を合わせることができるのは、基本的には正喪服の時だけです。
一般参列者は、略喪服で参列するのがマナーとなります。
遺族側より格式高い格好をすることは、マナー違反です。
葬儀中も帽子はそのままで良い
トークハットは、葬儀中も着用して良いことになっています。
自宅から着用して、帰るまでそのままでも構いません。
帽子の色は黒のみ
トークハットには、披露宴などの慶事でかぶるものもあります。
慶事でのトークハットは、白色で装飾も華美なものとなっています。
葬儀では、黒色のトークハットのみ着用可能です。
装飾はできるだけ抑えたものを選ぶ
トークハットには薄いレースを施したものや、羽根がついたものもあります。
目立たないよう、装飾をできるだけ抑えたものを選びましょう。
黒い短めの手袋を一緒に身に着ける
帽子を身に着ける際は、必ず黒い短めの手袋を身に付けます。
トークハットと手袋はセットになっています。
そのため、葬儀で帽子を着用する場合は、必ず黒い短めの手袋も着用するようにしましょう。
葬儀の時の帽子まとめ

ここまで葬儀における帽子の情報や、守るべきマナーなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントは、以下の通りです。
- 葬儀での帽子は、宗教や服装によっては着用してもよい
- 男性は、式場内では帽子をとるのがマナー
- トークハットは、葬儀中も着用したままでよい
- 帽子を着用する際は、色やデザインだけでなく周囲の状況も考慮する
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
以下の記事では、葬儀の時にふさわしいハンカチの色について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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