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法事法要

お花代とお花料に違いはあるの?それぞれの特徴や相場なども紹介

更新日:2022.11.03

香典

ピンク色の菊と白黒の水引の封筒と数珠

記事のポイントを先取り!

  • お花代は香典代わりか供花代
  • お花料はキリスト教の香典
  • お花代とお花料は郵送できる

通夜・葬儀へ参列する際に持参する香典には「御香典」などの表書きを必ず書きます。

表書きの種類としてはそのほかにも「お花代」や「お花料」がありますが違いをご存知でしょうか。


そこでこの記事では「お花代」と「お花料」の違いについて詳しく解説します。

お花代とお花料、それぞれの金額相場についてもこの機会に知っておきましょう。

お花代を郵送してもいいかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お花代とは
  2. お花代とお花料の違い
  3. お花代とお花料の相場
  4. お花代とお花料のマナー
  5. お花代は郵送しても大丈夫?
  6. 宗派を問わずお花料で大丈夫?
  7. お花代とお花料の違いについて
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お花代とは

筆ペンで香典袋を書いている手元

お花代には2つの意味があります。

まず供花の代金としてのお花代です。

供花とは故人に捧げるお花のことで、葬儀場の入り口や祭壇周りに飾られます。

花輪からスタンド型、フラワーアレンジメントタイプなど様々な種類があります。


次に香典と同様の意味で渡す代金としてのお花代です。

通夜・葬儀後に故人の訃報を知った際、香典と同様の意味で使われる表書きです。

そのため、包む金額も香典と変わりません。

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お花代とお花料の違い

AとBを比べるオペレーターの女性

お花料とは、キリスト教式で行われる葬儀の香典にあたるものです。

お花代とお花料の違いは、簡潔にいえば宗教の違いです。

お花代は仏式の葬儀での供花代・香典のことで、お花料とはキリスト教式の葬儀での香典をさします。


仏式では、参列者が故人を弔う儀式として焼香がありますが、キリスト教式では焼香の代わりに献花を行います。

献花とは参列者が1本ずつ花を持ち、故人に捧げる儀式のことです。

キリスト教が日本に広まっていく際に、焼香と献花の文化が融合して独自の慣習となったといわれています。

キリスト教式の葬儀ではお花に重きを置くことから、表書きも「お花料」となったと考えられています。

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お花代とお花料の相場

木のベンチの上に置いてあるユリの花

お花代とお花料の相場について、それぞれお伝えします。

香典としてのお花代・お花料は故人との関係によって相場が変わってきます。

お花代の相場

供花代としてのお花代の相場は1万5000円~2万円ほどです。

供花にはさまざまな種類があり価格も違いますが、一般的に供花を送る際の相場金額にならいます。


香典代わりとしてのお花代の相場は、香典やお花料を包む際の相場と同様になります。

そのため、故人との関係性や年齢によっても値段が変わってきます。

詳しい相場は、事項のお花料の相場を参照してください。

お花料の相場

お花料の相場は香典の相場と同様ですが、故人との関係性で違いがあります。

一般的なお花料の相場金額は以下の通りです。

  • 両親:5万円~10万円
  • 兄弟:3万円~5万円
  • 祖父母・叔父叔母:1万円~3万円
  • 会社関係・友人:3000円~1万円
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お花代とお花料のマナー

香典を袱紗から取り出す女性

お花代とお花料を渡す際のマナーをそれぞれお伝えします。

依頼する前に確認すべきことや封筒の選び方まで、ポイントを押さえておきましょう。

お花代のマナー

お花代を渡すときのマナーは2つあります。

渡す前に事前確認をする

お花代として葬儀場へ供花を送る場合があります。

その際、事前に葬儀の規模や会場の広さなどを遺族へ確認しましょう。


よく確認せずに大きすぎる供花を送ると、かえって遺族の迷惑となることがあります。

大規模な葬儀を行わずに家族葬で済ませたい遺族の場合は、供花を辞退する喪家も多いようです。

辞退を知らずに供花を送ってしまうのは失礼にあたりますので気を付けてください。

遺族に確認しづらければ、葬儀場に問い合わせても良いでしょう。

香典と一緒に包まない

お花代を供花の料金として包む場合、お花代とは別に香典を包むケースが一般的です。

地域によっては2つ一緒に包む場合もありますので、不安な場合は地域の方や葬儀社へ問い合わせましょう。

お花料のマナー

お花料を包む際の封筒はキリスト教の専用封筒がおすすめです。

遺族へお花料を渡すときの声掛けも、仏式の葬儀と違いがありますのでお伝えします。

専用の封筒を選ぶ

お花料はキリスト教式の香典となるため、十字架やユリのイラストが描かれた不祝儀袋を使用します。

キリスト教式の不祝儀袋は100均やコンビニでは販売されていないこともあります。

見当たらない場合は白無地の封筒を使用しても問題ありません。

郵便番号を書く欄などもないものを選びましょう。

声掛けに注意

キリスト教と仏教では死生観が違います。

仏教では死を悲しみと捉えますが、キリスト教では死=永遠の命を得ることと考えます。

そのため参列者が故人や遺族に声掛けする内容は、仏式の葬儀とは違いがあります


声掛けの一例をご紹介します。

  • 「○○様が安らかな眠りにつけますよう、お祈り申し上げます」
  • 「神様の平安がありますように」
  • 「天に召された○○様の平安をお祈りいたします」
  • 「ご家族の皆様に、主イエス様の御慰めと励ましがありますように」

キリスト教において死とは、安らかな世界への旅立ちであり、天国へ召される喜ばしいこととされています。

遺族とは一時的な別れであるという考えですが、遺族の心に寄り添った挨拶をしましょう。


ちなみに仏式で忌み言葉があるように、キリスト教でも忌み言葉は存在します。

「供養」「成仏」「冥福」などは仏教用語となりますので使用は避けてください。

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お花代は郵送しても大丈夫?

○と×のプラカードを持って悩む男性

通夜・葬儀の日に仕事の出張先だったり、体調が優れずどうしても参列できない場合があります。

参列が難しい場合はお花代を郵送することも可能です。


もちろんお花代以外の香典・お花料も郵送できますが、すべて香典袋に入れたまま送るのがマナーです。

郵送は現金書留扱いとなりますので、郵便局の窓口で専用封筒を購入する必要があります。


専用封筒には普通サイズと大きめサイズがあります。

窓口で香典袋が入らなかったということのないよう、サイズを確認しておきましょう。

普通サイズの専用封筒の外寸は11.9×19.6cmです。

封筒の内側には取り出せない内封筒がついているため、実際に入れる香典袋の大きさは2~3mm小さいものと考えます。


水引の厚みも考慮してギリギリの大きさの場合は、大きめサイズの封筒を選びましょう。

封筒の価格は普通サイズも大きめサイズも21円です。

大きめサイズの外寸は14×21.3cmです。

大きめサイズで送る場合は定形外郵便となります。


書留手数料は、送付する金額が1万円までは435円、それ以降は5000円毎に10円ずつ加算されます。

実際に3万円のお花代を普通サイズの現金書留で送る場合は、手数料475円+郵便料84円+封筒代21円で合計580円となります。

定型外の場合は郵便料が120円となるだけで、手数料に違いはありません。


お花代を郵送するタイミングですが、通夜・葬儀まで時間のある場合は葬儀場へ直接送ることもできます。

ただし、葬儀場によっては代理受付をしていないところもあるため事前に確認が必要です。

通夜・葬儀後に郵送する場合は、葬儀後2~3日後から1週間以内に喪主の自宅へ送るよう手配します。

遺族側は香典返しの用意等もありますので、遅くとも葬儀後1カ月以内には届くようにしましょう。

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宗派を問わずお花料で大丈夫?

墨汁が付いた筆の先

キリスト教式に持参する香典袋には「お花料」と書きます。

キリスト教にはカトリック系やプロテスタント系の宗派がありますが、どちらも「お花料」で問題ありません

カトリック系とプロテスタント系で使用できるほかの表書きは以下の通りです。

  • カトリック系
    「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
  • プロテスタント系
    「忌慰(きい)料」「献花料」「御霊前(福音派は使用しない)」

カトリック系の「御ミサ料」とプロテスタント系の「忌慰料」はそれぞれの違いです。

なお、御霊前と表書きに書くときには、黒白か双銀の水引がついた不祝儀袋に包みます。

表書きは薄墨で書くのが基本ですが、なければボールペンやサインペンでも大丈夫です。

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お花代とお花料の違いについて

複数の花

ここまでお花代とお花料の違いについてや、マナーを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お花代とお花料の違いは主に宗教の違い
  • 香典か供花の代金かによって相場が異なる
  • お花代・お花料は郵送することもできる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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