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法事法要

合斎のお布施はいくら包む?お布施のマナーと合斎の注意点を説明

更新日:2022.02.23

お布施

数珠をもって合掌する喪服の男女

記事のポイントを先取り!

  • 合斎とは、故人2人の法要を同日に行うことを指す
  • 合斎で僧侶に渡すお布施の相場は、通常の法要の1.5倍
  • 合斎に参加する際は平服着用が一般的

2つの年忌法要を同時に行うことを合斎(ごうさい/がっさい)といいます。

合斎のとき、僧侶に渡すお布施はいくら包むべきなのでしょうか。

そこで、この記事では合斎とそのお布施相場について詳しく説明していきます。

この機会に、合斎を行うときの注意点についても知っておきましょう。

合斎を行うときの服装についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 合斎とは
  2. 合斎のお布施はいくら包む?
  3. 合斎のお布施の書き方と渡し方
  4. 合斎を行う時の注意点
  5. 合斎の時の服装
  6. 合斎のお布施のまとめ
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合斎とは

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

合斎とは、2つ以上の法要を一緒に行うことを指し、併修(へいしゅう)と同様の意味を持つ言葉です。

合斎は近年増えつつある法要の形です。

参列者にとっては香典やお供え物の負担軽減につながりますし、遠方の親族の場合は交通費と宿泊費が1回分で済みます。

また、遺族側にとっても法要・準備が一度で済むため、手間や負担がかかりません。

合斎は参列者と遺族側双方にとって、金銭的・時間的な負担を軽減できる方法といえます。

合斎はどのような場合に行われることが多いのでしょうか?

喪主が故人の子供だった場合、父の十三回忌と母の七回忌を一緒に行うケースなどがあります。

また、故人を覚えている人が少なくなってくる三十三回忌や五十回忌をまとめて行うケースもあります。

合斎は他の法要と同様、命日までに行うものです。

基本的には、命日が早い方の日にちに合わせます。

たとえば、父の七回忌が11月で祖母の三十三回忌が9月だった場合、9月に合斎を行うのが一般的です。

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合斎のお布施はいくら包む?

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

合斎では僧侶へのお布施が必要になります。

合斎のとき、お布施はいくら包むのが好ましいのでしょうか。

お布施は通常の1.5倍が相場

合斎のお布施は通常のお布施の1.5倍が目安です。

2人分なので2倍なのではと思われがちですが、通常のお布施よりも少し多めに包むのが一般的です。

通常のお布施の相場が3万〜5万円ですので、合斎の場合は4万5,000〜7万5,000円ほどになります。

通常のお布施の相場目安

通常、お布施の相場は1回の法要につき3万~5万円です。

お布施の金額は地域によっても異なりますし、お寺の中にはお布施の相場が示されているところもあります。

具体的なお布施の金額について、よくわからない場合はお寺へ直接聞いても失礼にあたりません。

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合斎のお布施の書き方と渡し方

紙に万年筆で書いている手元

合斎での、お布施の書き方と渡し方には、ある程度の決まりがあります。

ここでは、合斎でのお布施の書き方・渡し方について紹介します。

お布施の書き方

お布施は奉書紙(ほうしょし)という和紙で包むのが正式な方法ですが、白い封筒でも問題ありません。

封筒はコンビニや100均で販売しているものでも構いませんが、郵便番号を書く枠がないものを選びましょう。

表書きは「御布施」とし、下部に苗字もしくはフルネームで名前を記入します。

「○○家」のように家名を入れても大丈夫です。

金額の記載は、する場合としない場合のどちらもあるようです。

香典とお布施は混同しやすいですが、全く異なるものです。

香典は故人や遺族への弔意を示すための金銭ですが、お布施は僧侶へ対するお礼です。

そのため、香典のように必ず古いお札を入れなければいけないということはありません。

新札・旧札のどちらを入れても良いとされています。

お布施の渡し方

お布施は包みを手渡しせずに、袱紗(ふくさ)という小さな風呂敷のような布の上にのせて渡します。

渡すときは文字の正面が僧侶へ向くように向きを変えましょう。

お布施を渡すタイミングは特に決められていませんが、読経のあとが多いようです。

会食がある場合は、会食のあと、僧侶がお帰りになるタイミングで渡すのが好ましいでしょう。

御車代

御車代とは、法要に出向いてもらったお礼として僧侶へ渡す交通費のようなものです。

5,000~1万円が金額相場とされており、お布施とは別で包むのがマナーです。

喪主側で僧侶の送迎をした場合は不要です。

御膳料

御膳料とは、法要のあとに行われる会食に僧侶が参加しなかった場合に包むものです。

御膳料は5,000~2万円が相場となっています。

僧侶が会食に参加した場合や、持ち帰り用の折詰や手土産がある場合は不要です。

御車代と同様にお布施とは別で包みましょう。

お布施・御車代・御膳料の3つすべてを渡す場合は、お布施を一番上に置いて重ねてお渡しします。

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合斎を行う時の注意点

感嘆符 「!」が書かれた積み木

合斎は、一般的に七回忌以降の法要であれば行っても良いとされています。

四十九日や一周忌・三回忌は年忌法要の中でも重要な位置付けとなっているため、ほかの法要と合同で行うことはほとんどありません。

三回忌までの法要は単独で行う方が望ましいでしょう。

しかし、近年は一日葬や家族葬など、葬儀スタイルも簡略化・小規模化が進んでいます。

さまざまな理由で一周忌と三回忌を同日に行いたいという場合もあるでしょう。

そのような場合は、まず菩提寺に相談してみるのがおすすめです。

三回忌以前に合斎を行うことになった際は、親族への説明も忘れずにしてください。

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合斎の時の服装

頭にクエスチョンマークを浮かべているスーツの男性の後ろ姿

合斎に参加する際は、どのような服装をすべきなのでしょうか?

基本的には僧侶から読経をあげてもらうため、喪服が望ましいとされています。

しかし、通常、七回忌以降は回忌を重ねるごとに平服となるのが一般的です。

合斎は七回忌以降に行うことが多いので、平服でも問題ないといえます。

ちなみに、弔事でいう「平服」とは普段着のことではありません。

弔事での平服は「略喪服」を指します。

喪服着用まではいきませんが、喪服に準ずる服装という意味です。

平服は、グレーや紺など落ち着いた色合いでシンプルな服装にしてください。

ジーンズにTシャツなどのカジュアルな服装は、マナー違反となります。

合斎に関しては、喪主側が服装を指定しても良いとされているため、親族や菩提寺と相談して決定しましょう。

招待された側であれば、案内状の服装指示に従います。

以下、平服で合斎に参加する場合の服装について、男女別に紹介します。

男性

男性の場合はブラックスーツを着用しておくと間違いないでしょう。

準喪服のように漆黒ではなく、少し淡い色でも問題ありません。

黒色がなければ、グレーや紺のスーツでも大丈夫です。

ネクタイや靴などの小物は黒色で統一します。

時計やネクタイピンなど光るものは極力外しましょう。

女性

女性の場合は準喪服と似たような服装で問題ありません。

黒・紺色のワンピースやアンサンブル、セットアップなどでもいいでしょう。

色味が明るくなければ大丈夫ですが、スカート丈は膝下で長めのものを選んでください。

アクセサリー系は基本的に身に着けませんが、シルバーでシンプルなデザインの結婚指輪であれば身に着けていても問題ありません。

弔事では平服の場合のみ、肌色のストッキングを着用できます。

喪服や準喪服では黒色のみですので気を付けてください。

男性と同様、カバンや靴などの小物は黒色で統一します。

靴は黒のローヒールで装飾のないものを身につけましょう。

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合斎のお布施のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、合斎のお布施について解説してきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りになります。

  • 合斎とは、七回忌以降に2人の故人の法要をまとめて行うことを指す
  • 合斎のお布施相場は、通常の1.5倍が目安
  • 合斎でお布施を渡すときは、御車代と御膳料も添える

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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