法事法要
合同法要のお布施の書き方は?相場や服装のマナーについても解説
更新日:2022.05.19
合同法要におけるお布施に、どの程度包むかご存知でしょうか。
お布施の表書きは一般的な法要と同じ書き方でも良いのか、気になる方もいると思います。
そこでこの記事では、合同法要のお布施について詳しく説明していきます。
この機会に、合同法要のお布施の書き方についても知っておきましょう。
合同法要に出席できない場合の対処方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 合同法要とは
- お布施とは
- お布施の表書きの書き方
- お布施の裏面の書き方
- お布施の渡し方
- 合同法要のお布施の相場
- 合同法要の際の服装のマナー
- 合同法要のお供え
- 合同法要に出席できない場合
- よくある質問
- 合同法要のお布施の表書きのまとめ
合同法要とは
合同法要にはいくつかの意味があるようですが、いったいどのような意味があるのでしょうか。
複数の年忌法要を同時に行う
合同法要の1つの意味は、複数ある年忌法要などをまとめて1度で行う法要のことです。
具体的には、兄の三回忌と父の三十三回忌法要などが同時期に重なる場合に、まとめて1度で行うといった法要になります。
このように短期間の間に複数の法要が重なった場合、すべての法要を行うことは大変でしょう。
そこでこうした場合は、同一年内であれば命日が違っていたとしても、合同法要を行うことが多いようです。
複数の家の法要を同時に行う
同じ寺院を菩提寺とする、複数の檀家が集合して行う法要も合同法要の1つです。
施餓鬼法要やお彼岸法要などでよく見られます。
なお、回忌法要の場合はこの形態で行われることはありません。
複数の寺院が一堂に法要を行う
ある地域の寺院が一堂に結集し、宗派関係なく法要が行われる合同法要もあります。
昨今では、宗派を越えて一団となって仏教を盛り上げようとする動きがあるようです。
お布施とは
お布施とは、僧侶に読経や戒名などのお礼として渡す金銭のことです。
お布施の金額は、明確に決まっていません。
読経や戒名の対価として僧侶に渡すものというよりは、ご本尊に捧げる意味合いが強いからです。
お布施は、寺院の維持費や活動費として使用されます。
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お布施の表書きの書き方
合同法要のお布施を渡す際、その表書きの書き方はどうすれば良いのでしょうか。
表書きには「お布施」と書く
お布施の表書きの書き方としては、白い封筒の表の上半分に「御布施」または「お布施」と書きます。
封筒は郵便番号の枠がないものを使用しましょう。
また、表の下半分の書き方としては、名字のみあるいは氏名を記入します。
家族の代表ということで「〇〇家」と言う書き方をしてもかまいません。
黒の毛筆を使う
香典の場合の書き方として故人を悼むという意味で薄い墨が使われますが、お布施の書き方は、黒の毛筆を使ってはっきり記入します。
お布施は僧侶の読経などに対する謝礼であり、故人に捧げるものではありませんので薄墨を使った書き方はしません。
お布施の裏面の書き方
裏面の書き方はどうすればいいのでしょうか。
お布施の裏側の書き方としては金額、名前、住所を書きます。
菩提寺(ぼだいじ)によっては、この記載を不要としているところもあるようです。
しかし、菩提寺がお布施を受け取った壇家を把握するためにも必要になりますので、記載しておく方が親切でしょう。
金額を書く際は大字(漢数字の旧字体)で書きます。
1万円のお布施を包んだ場合は、「金壱萬圓也」と書きます。
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お布施の渡し方
切手盆か袱紗に包んで渡す
お布施を渡す時は、切手盆という小さなお盆か袱紗(ふくさ)に乗せて渡します。
切手盆がない場合は、一般的なお盆を使っても問題ありません。
袱紗を使用する場合は、渡す時に袱紗から封筒を取り出しその上に乗せて、文字が僧侶から読める方向にします。
渡すタイミング
法要の前に挨拶をする際、または法要を終えお礼の挨拶をする際に渡すのが一般的です。
それぞれのタイミングで、どのように渡せばいいかについて紹介します。
法要が始まる前に渡す場合
法要が始まる前にお布施をお渡しする場合は、例えば以下のように伝えます。
「本日はありがとうございます。ささやかではございますが、お布施を用意しました。どうぞお納めください。本日はどうぞよろしくお願いします。」
このように、法要に足を運んでいただいたことへの感謝、お布施や法要への謝意を伝えます。
挨拶はあまり形式にこだわらず、丁寧に法要への感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
法要が終わってから渡す場合
法要の前に渡すタイミングがなかった場合は、法要が終わってからお布施を渡します。
この際には、以下のような挨拶と一緒に渡すと良いでしょう。
「本日はお忙しい中ありがとうございました。おかげさまで法要を滞りなく終えることができました。ささやかではございますがお布施を用意しました。どうぞお納めください。」
こちらの場合も形式にこだわらず、感謝の気持ちをきちんと僧侶に伝えることが大切です。
合同法要のお布施の相場
自宅や斎場で法要を行う場合は、お布施以外に御車代を差しあげます。
しかし、寺院で法要を行う場合、御車代は不要です。
卒塔婆(そとうば)をお願いする場合は、お布施の他に「塔婆料」が必要です。
塔婆料の相場は3,000~5,000円程度になります。
合同法要のお布施の相場は5,000円~3万円程度です。
明確に1~2万円としている寺院もあります。
地域や宗派によってもお布施の相場は異なるのです。
お布施は、読経に対する対価ではないので決まった金額はありません。
そのため僧侶に金額を訪ねても、お気持ちでという回答が返ってくるのが通常です。
そこで「他の方はどれくらい包んでいらっしゃいますか」と尋ねてみるのがいいでしょう。
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合同法要の際の服装のマナー
合同法要には、複数家族の年忌法要を行うものや、他の檀家と一緒に行うもの、お彼岸に寺院で行われる彼岸会などがあります。
こういった合同法要に出席する場合には、きちんとした服装を着用するのがマナーです。
また、自分が遺族となる場合は喪服を着用するようにしましょう。
友人の法要に参列する場合は、男性は黒やダークスーツを、女性は地味な色のワンピースなどを着用するようにしましょう。
派手なデザインや色合いのものは避け、ベルトや靴も黒で統一します。
光る金具などがついていないものを選びましょう。
合同法要のお供え
合同法要の場合は、通常であればお供え物が事前に用意されています。
したがって、お供え物は持参しなくても問題ありません。
しかし、中にはお供え物の持参を認める寺院もあります。
お供えを用意する場合は、日持ちがして持ち運びにも便利な、お茶、お菓子などの飲食料品やお花が定番です。
供花なら、初盆ではユリや菊、カーネーションなど白を基調とした季節の花にします。
バラのように棘のあるものや、真っ赤など派手な色の花は避けるようにしましょう。
花を生ける際は、切り花にして花器に生ける場合もありますし、フラワーアレンジメントにする場合もあります。
事前に、寺院ではどのように花を生けるのかも聞いておくといいでしょう。
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合同法要に出席できない場合
合同法要の招待が届いたら、出席すべきかどうするか迷うことがあります。
法要は通夜や葬儀とは違い、遺族がぜひ参列して故人を偲んでもらいたいと思う人を招待するものです。
合同法要の案内が届いた場合は、遺族や故人の意向に添えるよう極力参列するのがマナーでしょう。
しかし、先約がある場合や仕事の都合、体調などの都合でどうしても参列できない場合もあります。
合同法要に参加できない場合は、遺族に香典や供花、あるいはお供え物を送るようにしましょう。
できれば手紙を同封して一言添えることもおすすめします。
手紙の書き方としては、参列したかったけどできないという残念な気持ちを伝えてください。
特に親しかった故人の場合は、後日自宅へ弔問するのもいいでしょう。
その場合は日にちを指定して、その日に訪問してもよいかを親族に確認しておくのを忘れないようにします。
また招待状が届いたら、なるべく早めに出欠の返事を出すようにしましょう。
遺族が招待状の返事を待って、法要後開かれる会食の出席者の人数を事前に把握しておく必要があるからです。
よくある質問
Q:卒塔婆の相場はいくら?
A:卒塔婆の相場は3000~5000円程度です。
Q:初盆の供花は何がいい?
A:初盆の供花は、ユリや菊、カーネーションなどの白い花が定番です。
トゲのある花や派手な色の花は避けましょう。
Q:合同法要のお布施の表書きは何を書くの?
A:お布施の表書きには「御布施」や「お布施」と書きます。
「お布施」の下に自身の名前を書きます。
お布施の表書きは宗派によって異なることがあるので、参列する法要の宗派を確認しましょう。
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合同法要のお布施の表書きのまとめ
ここまで合同法要についての情報や、お布施の表書きの書き方を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お布施の書き方は、白い封筒の表に「お布施」と書いてお金を包む
- 合同法要のお布施の相場は5,000円〜3万円前後
- 合同法要に参列できない場合は手紙とともにお供え物などを送る
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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