法事法要
仏具の処分はどうするの?処分方法や買取についても紹介
更新日:2022.05.10 公開日:2022.01.30

記事のポイントを先取り!
- 魂抜きが必要なのは仏壇や掛け軸、仏像、位牌、遺影など
- 仏具をゴミに出す際は、燃えるゴミと燃えないゴミに分ける
- 仏壇の引き出しは、中身をすべて確認してから処分する
長年使っていた仏具はいずれ交換することになりますが、どのように処分すべきなのでしょうか。
仏具を処分するときには、適切な処方法を知っておく必要があります。
そこで、この記事では仏壇の処分について詳しく説明していきます。
この機会に仏壇の処分方法についても知っておきましょう。
仏具のリサイクル方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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仏具も魂抜きは必要?

所有していた仏壇やお墓、位牌を手放すときには、魂抜きという儀式が必要になります。
魂抜きとは僧侶による読経で、仏壇やお墓などを処分できるような「ただの物」に戻すことです。
仏壇やお墓を所有するときは、僧侶による魂入れを行うことで「ただの物」に魂が込められます。
そのため、魂入れがされているものを処分するときには、必ず魂抜きが必要です。
そこで気になるのが仏壇と同じく仏具屋で取り扱われている仏具類です。
仏壇とともに使用してきた仏具にも、魂抜きは必要なのでしょうか。
基本的には必要ない
基本的に仏壇以外の仏具の処分においては、魂抜きは必要ありません。
そもそも魂入れが行われていないものに魂抜きをする必要がないからです。
魂抜きを必要としない仏具には、おりんや木魚、ろうそく立て、香炉、花立て、線香立てなどがあります。
魂抜きが必要な仏具
魂入れが行われる仏具類は、処分するときに魂抜きが必要です。
処分するときに魂抜きが必要な仏具は下記の通りです。
- 掛け軸
- 仏像
- 位牌
- 遺影
仏具の処分方法

一般的なゴミと仏具では処分方法に違いはあるのでしょうか。
ここでは、いくつかある仏具の処分方法を紹介していきます。
ゴミに出して処分する
仏具はゴミとして処分することが可能です。
お住まいの地域ごとに定められているゴミ出しルールを確認するとともに、処分する仏具にも注意してください。
なぜなら、仏具にはさまざまな素材が使われているからです。
燃えるゴミか燃えないゴミかといった、地域のルールに則ったゴミの分別方法を守る必要があります。
菩提寺に依頼する
菩提寺とは自分の家が所属するお寺のことですが、仏事に関わるさまざまな事柄の相談に乗ってくれます。
仏具を一般のゴミとして出すことに気が引ける方には、おすすめの処分方法です。
仏壇・仏具店に依頼する
仏壇仏具店は仏具をメインに取り扱っているため、処分についても受け付けてくれる可能性があります。
菩提寺への相談と同じく、仏具を一般ゴミとして処分することを不安に思う人にもおすすめです。
業者に依頼する
現代では不用品回収などの専門業者が多く存在します。
仏具類の取扱いをしている業者も多いため、安心して任せることができます。
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仏具は買取できる?

所有していた家具や家電などの処分を検討するとき、再利用の価値がある製品はリサイクル買取が可能です。
そうなるとまだまだ使えるであろう仏具を、リサイクル買取に出すことができるかどうか気になります。
仏具も買取可能
仏具の買取を受け付けているリサイクル業者もあります。
ただし、魂抜きが必要な一部の仏具に関しては、買取前に魂抜きをしておく必要があります。
買取方法
仏具類の代表的な買取方法は、一般的なリサイクル業者への持ち込みや回収サービスがあります。
そのほかにもオークションや、フリマなどのサイトサービスを利用したリサイクル方法もあります。
スポンサーリンク仏具は古いままでも問題ない?

仏具を所有してから処分するまでの期間は、家具家電などに比べて、長持ちするものです。
シンプルな造りであればあるほど長持ちする仏具ですが、数年、数十年を超える頃にはさすがに古くなってきます。
しかし、ご先祖さまを供養する仏壇とともに使う仏具類は、処分するタイミングがわからずにいつまでも使い続けてしまうこともあります。
仏具は古いままでも使い続けて問題ないのでしょうか。
古いままだと外観が悪くなる
仏具を処分せずに使い続ければ古くなり、古いまま交換しなければ外観が悪くなってしまいます。
しかし、用途として機能していれば問題はありません。
その一方で仏具の見た目が悪いと、ご先祖さまもあまりいい気がしないのではと考えてしまうこともあるかもしれません。
もし、仏具が古くて外観が気になってきたら、交換するいいタイミングかもしれません。
交換するタイミング
古くなった仏壇の外観が気になってきたとき以外にも、交換するタイミングはあるのでしょうか。
実際には、とくに決まりはありませんが、生活の中で起こるさまざまな転機を目処に仏具を新調するのもいいかもしれません。
法事で僧侶を招くときや引越し時は、古い仏具を処分して新しいものに新調するのに適したタイミングといえるでしょう。
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仏壇の処分方法

自宅に置く仏具の中でも、最も存在感があるのが仏壇です。
ここでは、供養するにあたって重要とされる仏壇の処分方法について解説します。
仏壇は魂抜きが必要
仏壇には魂抜きが必要です。
所有するタイミングで僧侶に魂を入れてもらった仏壇を、そのまま処分することはできません。
仏壇の処分方法
仏壇の処分方法は、基本的に仏具の処分方法と同じです。
仏壇の処分方法は下記の通りです。
- 菩提寺に依頼する
- 仏壇仏具を取り扱う専門業者に依頼する
- 仏壇・仏具店に依頼する
- 粗大ゴミや一般ゴミに出す
処分する際の注意点
仏壇の処分には、宗教的側面と安全面において注意すべき点があります。
宗派に処分方法を確認する
仏壇の処分は宗派ごとに方法が異なります。
仏壇の処分を検討するにあたり、事前に、お寺に問い合わせて方法を確認しましょう。
引き出しの中を確認する
長く自宅に置かれている仏壇の引き出しには、さまざまなものが入っています。
ろうそくやマッチなどの消耗品のほかに、通帳や印鑑といった大切なものを入れている方も多いようです。
誤って一緒に処分してしまわないよう、引き出しの中身は全て確認してから処分に出しましょう。
仏具の処分まとめ

ここまで仏具の処分方法についての情報を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 仏具の処分には、魂抜きが必要なものと必要ないものがある
- 仏具の処分を依頼する先は、菩提寺や仏具店、業者などがある
- 古くなった仏具でも使い続けられるが、外観が気になるようであれば交換する
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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