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法事法要

読経料の相場はいくら?包み方・渡し方と注意点を解説

更新日:2022.02.25

お布施

記事のポイントを先取り!

  • 読経料の相場は1回あたり3万~5万円
  • 読経料は奉書紙か無地の白封筒に包んで渡す
  • 読経料の表書きは「御布施」が望ましい

読経料とは、お坊さんへ読経のお礼として支払うお金のことですが、日常で関わることはありません。
そのため相場やマナーなど、分からないことが多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、読経料について詳しく解説していきます。
この機会に、読経料のことを深く知っておきましょう。

宗教によるお布施の考え方や相場についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 読経とは
  2. 読経料の相場
  3. 読経料の包み方
  4. 読経料の渡し方
  5. 読経料の注意点
  6. 宗派によってお布施の考え方・相場が違う
  7. 読経料のまとめ
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読経とは

読経とは、仏式の葬儀でお坊さんが声を出して経典を読むことをいいます。
読み方は「どっきょう」または「どくきょう」、さらに短くして「どきょう」などと読みます。

読経は、経典の意味を理解し実践することや、周りへの流布を目的に行われます。
他にも葬儀で読まれる場合には、読経によって得られた得を故人に与えることで、浄土へ行く手助けをするという「回向(えこう)」の意味合いで行われることが一般的です。

仏教には様々な宗派があり、宗派ごとに読む経典やその意味合いは異なります。

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読経料の相場

それではまず読経料の相場をご紹介します。

葬儀

葬儀の際には、通夜・葬儀・火葬前・初七日の繰り上げ法要と4回の読経があるのが一般的です。
1回の読経の相場は3万~5万円で、葬儀全体での読経料の相場は12~20万円となります。

四十九日法要

四十九日法要での読経料の相場は3万~5万円です。

また四十九日法要の際には、納骨のために開眼法要(かいげんほうよう)も一緒に行うのが一般的です。
開眼法要の読経料の相場も3万~5万円のため、四十九日法要全体での読経料の相場は6万~10万円となります。

法事・法要

一周忌法要や、三回忌法要、七回忌法要などの回忌法要の際にも読経料を支払います。
一回の法要につき、読経料の相場は3万~5万円です。

お盆

故人がこの世に戻ってくる期間と言われる、お盆の時期にも法要を行います。

また、故人が亡くなってから最初のお盆を新盆または初盆と呼び、通常のお盆よりも手厚く供養を行います。
新盆での読経料の相場は3万~5万円、通常のお盆の読経料の相場は1万~2万円です。

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読経料の包み方

読経料は、香典などとは異なるため不祝儀袋を使う必要はありません。
もっとも伝統的で丁寧な包み方は、奉書紙を用いる方法です。

奉書紙を用いる場合には、奉書紙をザラザラした面を上にしてひし形に置き、読経料を包んだ中包みを真ん中よりも少し右側に置きます。
そして左・右・下・上の順番に畳めば完成です。

近年では無地の白封筒を用いることが多いようです。
その際には、中袋にお札を入れて白封筒に入れます。

表書きの書き方

表書きは、奉書紙または封筒の上段中央に縦書きで「お布施」と書きます。

香典袋の場合には薄墨を利用しますが読経料を含めたお布施は、黒い墨で書くのがマナーです。
毛筆または市販の筆ペンを利用しましょう。

また読経料は、読経をした料金というよりも読経をしてもらったことに対するお礼としてお坊さんにお支払いするものです。
表書きに「読経料」と書くと、料金としての意味合いが強くなるため「お布施」と書く方がいいとされています。

金額の書き方

従来、読経料はお礼の意味合いのため金額を書かないという風習が一般的でした。

しかし近年では派遣僧侶も多くなったことや、お寺の経理上の問題などで金額を書いた方が都合がいい場合もあります。
もし金額を書く際には、封筒に入れた金額を中袋の裏面に漢数字を用いて書きましょう。

また一般的には旧字を用いるため、仮に3万円ならば「金参萬圓也」と書きます。

お札の入れ方

まずは入れるお札の向きを全て揃えましょう。
表側の上側に肖像画が来るように入れ、表を向けて札を取り出した際、すぐに肖像画が見えるようにします。

香典とは異なり、新札や使用感の少ないお札を用いるのが一般的です。

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読経料の渡し方

それでは次に、読経料の渡し方について説明します。

渡すタイミング

読経料を渡すタイミングに決まりはありません。
お坊さんの手が空いたタイミングにお渡しします。
開式前の最初の挨拶時、または終了後のお食事の挨拶時などにお渡しするのが一般的です。

お坊さんが食事に参加しないこともあります。
そのため、最初の挨拶の際に「本日はよろしくお願いいたします。ご足労いただきありがとうございます。わずかですがお納めください。」など一言添えてお渡しするのが無難です。

渡し方

渡す際に、直接手渡しするのはマナー違反です。
かならず切手盆か袱紗の上に載せてお渡ししましょう。

切手盆に載せて渡す

切手盆とは、四角い小さな黒いお盆です。
自宅などで読経いただく際には、普段使用しているお盆を使用しても問題ないとされています。
葬儀社が備品として持っていることが多いので、用意出来ない場合には葬儀社に相談をしてみましょう。

切手盆に封筒を置き、お坊さんから見て正面になるように差し出し、手で持ち上げて渡します。

袱紗に載せて渡す

お布施と数珠と袱紗

切手盆がどうしても用意できない場合には、袱紗に載せて渡します。

袱紗に包んだ状態でお坊さんに封筒を差し出し、袱紗から出して袱紗の上に置きます。
そしてお坊さんから見て正面の向きになるように回し、持ち上げて手渡しします。
回す際には右回りで回すのがマナーとされています。

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読経料の注意点

ここまで読経料の相場やマナーをご紹介しましたが、その他に注意すべき点があります。

地域によって相場が違う

全国の葬儀におけるお布施の平均相場は約47万円と言われていますが、地域によって倍近くの差が生じています。
この金額には読経料以外の戒名料・御車代・お膳料なども含まれていますが、なかでも読経料については地域によって相場が大きく異なるものです。

そのため読経料の金額が分からない場合には、親族や近所の方、葬儀社などに相談をすることをおすすめします。

菩提寺によって相場が違う

お墓のあるお寺を菩提寺(ぼだいじ)といい、基本的に菩提寺のお坊さんに供養をしてもらいます。

お寺の管理維持のため、または考え方の違いのため、菩提寺によっても読経料の平均相場が異なります。
格式の高いお寺などでは、一般的な相場よりも高くなることが一般的です。

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宗派によってお布施の考え方・相場が違う

仏教の中にも様々な宗派があり、宗派によって読経料などを含むお布施に対する考え方や、相場が異なります。
それぞれの宗派に合った相場でお布施を用意をしましょう。

浄土真宗

浄土真宗は、他の宗派と考え方が大きく異なる部分が多い宗派です。
違いの1つとして、浄土真宗には戒名という考え方が存在せず、生前に法名というものを与えられる点があります。

法名とは仏弟子として浄土真宗の教えを全うすることを誓った信徒に対して、生前に授けられる名前のことです。
法名には戒名のようなランクがなく、戒名料のようなものは発生しません。

そのためお布施の金額は総額で10万~20万円ほどが相場となります。

真言宗

仏教の多くの宗派では、戒名のランクに応じて戒名料が異なります。
社会や寺院への貢献度が高い人ほど高いランクの戒名が与えられ、その戒名料も高くなります。

多くの宗派で「院居士・院大姉」がもっとも高いランクで、次に「居士・大姉」、「信士・信女」と続き、もっとも一般的な戒名は「信士・信女」です。

真言宗も同様で、その場合のお布施は30万~50万円ほどが相場となります。

日蓮宗

日蓮宗も戒名のランクに応じて戒名料が異なります。

日蓮宗には「院居士・院大姉」の次のランクとして「院日信士・院日信女」という他の宗派にはないものがあります。
もっとも一般的な戒名の「信士・信女」の場合、相場は20万円ほどです。

また日蓮宗では2人以上で読経することもあり、その場合にもお布施の金額は変わってきます。

浄土宗

浄土宗でも戒名のランクに応じて戒名料が異なります。
浄土宗の戒名ランクは真言宗と同様です。

もっとも一般的な戒名の「信士・信女」の場合、相場は真言宗と同様に30万~50万円ほどとなります。

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読経料のまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで読経料の相場についての情報や、包み方から渡し方などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

読経料の相場は、一回の読経につき3万~5万円
読経料は表書きを「お布施」として、奉書紙に包むか無地の白封筒に入れる
地域や菩提寺によって相場が違うため、金額が分からない場合には親戚などに聞く
宗派によって相場なども異なるので注意する

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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