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お葬式

華厳経とは?華厳経の起源や特徴、華厳宗の葬儀について解説!

更新日:2022.02.28

宗教

記事のポイントを先取り!

  • 華厳経はさまざまな宗派の教えを含む難解な経典
  • 華厳経は日々の中で性起説を採用
  • 華厳宗は葬儀をする風習がないが、他宗派に則った葬式を行う

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  1. 華厳経について
  2. 華厳経とは
  3. 華厳経は性起説
  4. 華厳宗での葬儀
  5. 華厳経のまとめ
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華厳経について

仏教には多くの宗派があり、宗派によって扱う経は異なります。
経とは仏教の教えを説いたものをまとめて記した書物、経典のことをいいます。
法華経や般若心経、阿弥陀経などは有名な経として広く知られていますが、華厳経についてはほとんど知られていないのではないでしょうか。

そこで、この記事では華厳経について解説していきます。
この記事を読むことで、華厳経の教えについて知識が深まります。
後半に華厳宗の葬儀についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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華厳経とは

基本的に仏教とは、苦しんでいるものを救済して、幸福に導くという釈迦如来の教えをいいます。
時代の流れとともに仏教も変化し、その枝分かれの中から発展した華厳経にはどのような教えがあるのでしょうか。
ここでは華厳経の起源や特徴、華厳経を扱っている宗派についてそれぞれ解説していきます。

華厳経の起源

華厳経は、中国の唐時代に生まれた大乗仏教の一つです。
華厳経を中心とした華厳宗は、中国十三宗の一つである地論宗(じろんしゅう)を原点に、さまざまな宗派の教えを取り入れ、現代では仏教を代表する宗派の一つです。

当時、奈良の僧侶である良弁(ろうべん)が、唐の僧侶審祥(しんじょう)を金鐘寺(こんしゅじ・きんしょうじ)に招いたことから日本に華厳経が伝わりました。
金鐘寺は、仏教を信仰していた聖武天皇により建立された歴史のある寺院で、そこでは審祥によって、3年間の華厳経の講義が行われました。
聖武天皇は華厳経に感銘を受け、金鐘寺を総国分寺と定め、金光明寺と改名します。
その後金光明寺の大仏には、華厳宗の中心的尊各である毘盧遮那(びるしゃなぶつ)が建立され、東大寺と呼ばれるようになりました。

華厳経の特徴

華厳宗は唐の僧侶である杜順(とじゅん)により興された宗派で、その基礎の教えが華厳経になります。
華厳経は一つの教義によって生まれたものではなく、さまざまな宗派の教えを取り入れることで生まれた宗派です。
インドの経典をまとめた十地経(じゅうじきょう)を解説したものを、世親(せしん)が十地経論として書き記し、華厳教の元となる地論宗が生まれます。

華厳経は内容が非常に難解で、経典の中でも体得が難しいとされています。
特徴の一つとしてあげられるのは四法界です。
四法界(しほっかい)とは

  • 事法界(じほっかい):凡人による普通の物の見方
  • 理法界(りほっかい):全てのものに実体がないという見方
  • 理事無礙法界(りじむげほっかい):全てのものに実体がなく、具体的なものごとが妨げあわずに共存しているという見方
  • 事事無礙法界(じじむげほっかい):全て実体がないわけではなく、全てのものごとが妨げあわずに共存しているという見方

仏の心に映る上記の4つの世界を表します。
四法界には、この世の中のものは自分の思い通りには行かないため、偏見や自分に都合のいい解釈は捨てて、真実を見ることが大切だという教えが説かれています。

華厳経を読む宗派

華厳経を扱う宗派の代表例は華厳宗のほか、融通念仏宗があげられます。

ただし融通念仏宗は、天台宗の影響を受けていることから、法華経の経典も使用します。
華厳宗、三論宗、成実宗、法相宗、倶舎宗、律宗の6つは奈良仏教を代表する宗派で、南部六宗と呼ばれていましたが、半分は衰退し、華厳宗、法相宗、律宗が現在も存続しています。

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華厳経は性起説

りんを手に持つ僧侶の手元

華厳経の学説では性起説(しょうきせつ)が唱えられています。
また、性起説と対比される言葉として性具説(しょうぐせつ)がありますが、それぞれどのような学説なのでしょうか。
ここでは、性具説と性起説について解説します。

性起説

性起説において、衆生(生命のある全てのもの)は生まれた時から仏性をもっているものの、心が弱く、知恵がないために迷いが生まれ、自らの道を見出せないと考えられています。
華厳経は性起説を採用しており、衆生は日々の生活の中で善性を見出し、清らかな人生を送ることが大切だと説いています。

性具説

そもそも衆生には、仏心と煩悩のような悪の心の両方がそなわっていると考えられているのが性具説です。
天台宗ではこの性具説を採用しています。

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華厳宗での葬儀

華厳経は奈良仏教の南都六宗に含まれます。
南都六宗では主に経典の研究が行われており、宗教としてではなく学問としての要素が非常に強い宗派です。
そのため、華厳経を含む南都六宗は、そもそも葬儀が行われる風習がありません

葬儀が行われないため、それに関する儀礼も当然ありませんが、葬儀開催自体が禁止されているわけではないのです。
亡くなった方を遺族や親族、親しかった友人、知人で温かく見送りたいと多くの方がお思いのことでしょう。
その場合は他宗派の寺院に依頼し、その宗派の作法に従って葬儀を行います。
ただし寺院によっては、檀家でなければ依頼を受けていない場合や葬儀ができてもお墓の建立ができない場合がありますので、事前にお問い合わせしましょう。

また、無宗教の方が葬儀を行う場合に利用する家族葬直葬などの葬儀形式で行うのも良いでしょう。
家族葬は自由葬とも呼ばれ、宗教儀礼に縛られることなく比較的自由に行えます。
直葬はお通夜や葬儀などの宗教儀礼を行わないシンプルな葬儀が行えますので、華厳経で自由に葬儀を執り行いたい方にはこれらをおすすめします。

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華厳経のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで華厳経について、その特徴や学説、葬儀を中心に解説してきました。
この記事をおさらいすると以下の通りです。

  • 華厳経はさまざまな宗派の教えを含む難解な経典
  • 華厳経は自身を見出していく性起説
  • そもそも華厳宗では葬儀をする風習がない
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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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