法事法要
葬儀のお礼は何をすべき?葬儀のお礼に関する疑問を解決
更新日:2022.11.18 公開日:2021.07.03
葬儀では多くの場面で喪主から参列された方に向けてお礼の挨拶を行いますが、葬儀後も行うのがマナーであることをご存知でしょうか。
初めてのことだと丁寧なお礼を心掛けたくても、誰にどのタイミングで行うのか、分からないことも多いですよね。
そこで、この記事では葬儀のお礼に必要なことやお礼に関する疑問について詳しく説明していきます。
この機会に、葬儀のお礼で何をすべきか知っておきましょう。
お礼状の書き方や送り方などについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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葬儀後のお礼には何をすべき?
葬儀でのお礼は、忙しい中時間を割いて参列された方に感謝の気持ちを表すために必要なものです。
葬儀当日は参列された方に返礼品として会葬御礼やお礼状を渡すのが一般的ですよね。
では葬儀後の場合は、どのようなことをするべきなのでしょうか。
葬儀後は、香典を頂いた方や葬儀を手伝っていただいた方などに、お礼状を送る、電話でお礼を伝える、挨拶まわりを行うなどという形で感謝の気持ちを伝えることが必要です。
無事に葬儀が滞りなく終わったことや、葬儀に力添えしてもらったことに対して、しっかりと感謝を込めて行いましょう。
葬儀後のお礼状
たとえば、高額な香典をもらった方や弔電、お供え物をいただいた方にも、会葬礼状以外で何らかの形でお礼をすることがマナーとなります。
葬儀後にお礼状を送ったり、電話で一言感謝の気持ちを伝えたりするようにしましょう。
では、お礼状を送る際の注意点を見ていきす。
お礼状を送るタイミング
一般的にお礼状を送るのは四十九日を過ぎてから、もしくは葬儀後すぐに送るということで悩まれることも多いのではないでしょうか?
結論としては
- 香典返しや忌明けを無事に迎えることが出来た報告:四十九日を過ぎてから送る
- 弔電やお悔やみ状に対するお礼状:葬儀後すぐに送る
基本的に、香典やお供え物を頂いた際にはそれに対するお礼のために、四十九日以降にお礼状と香典返しを送ります。
そのため、四十九日を過ぎたら忘れずにお礼状を送るようにしてください。
お礼状に書くべき内容
お礼状を書き慣れていない場合、どのような内容を書くべきか悩みますよね。
葬儀後のお礼状には書くべき内容が決まっています。
お礼状には以下のポイントを押さえて書いていきます。
- 忙しい中、葬儀に足を運んで参列していただいたことに対してのお礼
- 香典や供え物などいただいたことに対してのお礼
- 生前、故人がお世話になったことのお礼
- 無事に忌明けを迎えることができたという報告
- 書面で挨拶することについてのお詫び
- 香典返しの品を送ることについての報告
また弔電をいただいた場合も受け取ったことの報告とお礼を忘れないようにしましょう。
葬儀後のメールでのお礼
葬儀後には郵送や電話等でお礼を伝えるのがマナーですが、親しい友人や同僚などの場合はメールでお礼の気持ちを表しても問題はありません。
メールで感謝の気持ちを伝える場合は、葬儀後できるだけ早めにするのがマナーです。
また親しい間柄である場合でも、くだけた言葉ではなく敬語を使うようにし、文面の最後には略式であることに対してのお詫びの言葉を入れましょう。
ちなみに会葬礼状を渡さずにメールのみのお礼をするのは失礼にあたるので、注意しましょう。
葬儀後の電話でのお礼
遠方に住んでいて葬儀に参列できない場合や、何らかの理由でどうしても葬儀に参列することが難しい場合、香典を郵送で送る方もいらっしゃいます。
その場合は、葬儀後すぐに電話をしてお礼を伝えるのがマナーです。
葬儀後で疲れているかもしれませんが、なるべく早めに連絡することをおすすめします。
連絡内容としては、葬儀を無事に終えられたこと、香典をいただいたお礼などを伝えるようにしましょう。
会葬礼状とお礼状の違い
会葬礼状は葬儀に参列された方に向けて感謝の気持ちを伝えるための礼状です。
一般的には香典の有無に関わらず葬儀当日に参列された方に、受付で渡します。
一方でお礼状は、香典をいただいた方や、葬儀を手伝っていただいた方、弔電やお供え物をいただいた方にひと段落してから渡すものです。
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お礼状の送り先
葬儀にはたくさんの参列者がいると思いますが、葬儀後のお礼状とは誰に送るのが最善なののでしょうか。
いざお礼状を送ろうと思っても、誰に送るのか分かっていなければスムーズに取り掛かれませんよね。
どのような人にお礼状を送るべきなのか、しっかりと把握しておきましょう。
香典をいただいた方
まずは葬儀に参列された方の中で、香典をいただいた方にお礼状を送るのがマナーです。
その際、礼状には香典をいただいたことに対する感謝の気持ちを伝えるのはもちろんですが、宗教によって避けるべき言葉に気を付けましょう。
お供え物や弔電を頂いた方
香典以外にもお供え物や弔電を頂く場合があります。
お供え物や弔電を頂いた方が葬儀に参列する場合は直接お礼を言います。
参列されていない場合は、手紙もしくは電話でお礼を伝えるようにしましょう。
メールでお礼を伝えることはマナー違反となるのでやめましょう。
葬儀でお手伝い頂いた方
葬儀業者に全てを任せない場合、地域の方や故人と関係のあった方にお手伝い頂くことがあります。
この場合、お返しの品物と一緒にお礼状を送るようにしましょう。
主治医や病院
故人が亡くなる直前まで、病院に通っていたり、自宅療養などでお世話になっていたことも考えられます。
また故人が一生懸命生きてこれたのは、主治医や病院の方々の力添えが合ったからでしょう。
そのため、お世話になった主治医や病院の方々に感謝の気持ちを伝えることは大切です。
生前にお世話になった方
葬儀には故人と関わりがあったさまざまな方が参列されます。
中には故人が生前お世話になった方もいらっしゃると思います。
この際にお礼として伝えるべき内容は、忙しい中故人のために足を運んで参列していただいたことや、故人が生前にお世話になったことです。
葬儀後のあいさつ回り
葬儀でお手伝いをしてくれた方や司会者、弔辞をいただいた方で、会いに行ける距離にいる方であれば、直接会ってお礼をいう必要があります。
その際はきちんとした服装で、菓子折りなどを持っていくと良いでしょう。
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葬儀後のお礼のポイント
一般的に、葬儀後のお礼は早め早めに行うことがポイントです。
電話やメールでお礼を伝えることはもちろんですが、四十九日後に出すお礼状も葬儀が終わったらすぐに取り掛かり、用意するようにしましょう。
もし、お礼状を送る人数が多く時間がない場合は、手書きではなく印刷やコピーを使用しても問題ありません。
最近はネットやコンビニで、即日印刷できる機能がついています。
ただ、お礼状は感謝の気持ちを伝えることが目的なので、できるだけ文面を見て感謝の気持ちが伝わる手書きをおすすめします。
葬儀後のお礼のまとめ
ここまで葬儀のお礼の書くべき内容に関する情報や、お礼の送り先などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 葬儀後のお礼にはお礼状を送る・電話をかける・挨拶まわりをするなどの方法がある
- お礼状を送るのは葬儀後の四十九日を過ぎてから
- 葬儀後のお礼状は、香典を頂いた方や故人が生前にお世話になった方などに送る
- お礼状や電話、挨拶まわりの準備はできるだけ早めに取り掛かるようにする
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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