お墓
お墓の建立者が死亡したらどうなる?朱色を抜くって本当?
更新日:2022.12.13
一般的なお墓には、「先祖代々之墓」や「〇〇家之墓」などの文字が彫られていますよね。
これらの文字以外にも、お墓には、建立者の名前も彫られているのをご存知でしょうか?
お墓に彫られる建立者の名前の中には、朱色で表されているものも多くあります。
これはなぜなのでしょうか?
そこでこの記事では、お墓の建立者について詳しく説明していきます。
この機会にお墓の建立者が死亡したらどうするかを覚えておきましょう。
お墓の朱色の文字やもしそれが消えたらどうするかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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お墓には何を彫る?
お墓には、家族の名前だけでなく、建立者の名前・建立した年月日を彫るのが一般的です。
基本的には、お墓を継ぐ「祭祀承継者」が建立者となるケースが多いようです。
しかし必ずしも祭祀承継者が建立者である必要はありません。
例えば、子どもが亡くなった親のお墓を建立するときに、普通は親の遺産から払うことになります。
この場合、故人である親の名前を建立者としてお墓に彫ることも珍しくはありません。
また、お墓に彫る建立者の名前は、1人だけでなく複数人であっても問題はありません。
お墓の建立費用を複数人で負担した場合、建立者として連盟で名前を彫ることも可能です。
建立者の名前は朱色で彫られる
お墓の建立者が存命である場合、お墓に彫られる名前は朱色で表されます。
姓名ともに朱色で表されるのが一般的です。
最近では、名前のみを朱色で表すケースも増えています。
建立者が存命の場合、名前が朱色で表されるのには理由があります。
これには寺院より与えられた「生前戒名」が由来していると言われています。
戒名とは、仏門に入り、戒律を守る証として寺院より与えられる名前のことをいいます。
もともと、お墓に入れる赤文字は、その戒名を生前受領したことを表すものでした。
同じように、お墓の建立者の名前はまだ存命しておりますという意味から、朱色で表されるようになりました。
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お墓の建立者が死亡したら朱色を抜く?
お墓の建立者が死亡した場合、お墓に彫られている名前はどうなるのでしょうか。
解説していきます。
建立者が俗名で彫られている場合
俗名とは私たち自身の名前のことです。
お墓に建立者の名前を彫る場合、俗名を彫るのが多いようです。
建立者が亡くなった場合、朱色を抜いても抜かなくてもどちらでも構いません。
その理由としては俗名は仏教とは無関係であるからです。
親族と相談し、朱色を抜くかどうかを判断しましょう。
建立者が戒名で彫られている場合
戒名とは仏門の弟子になった時の名前のことです。
また生前戒名とは生きているうちに戒名を授かることです。
生前戒名を授かっていても、存命であればまだ正式な仏弟子とはみなされません。
そのため墓に彫る戒名は朱色で表されます。
建立者の生前戒名は、建立者が死亡すると朱色を抜きます。
建立者が死亡し、仏門に入ることによって、お墓に彫られている戒名の朱色を抜くことになります。
お墓の文字が消えてしまったらどうする?
お墓に彫ってある文字の塗料が消えてしまった場合、どのように直せば良いのでしょうか?
ここでは、お墓の文字の塗り直し方法についてご紹介します。
石材店に補修を依頼する
お墓の文字の塗り直しは、石材店へ依頼することできれいに補修してもらえます。
お墓の名前の朱色を抜いたり、お墓の文字の塗り直しなどしてもらえます。
石材店に依頼した場合の費用相場は1万~3万円程度となります。
自分で手直しをする
お墓の文字の塗り直しは、自分でも補修することが可能です。
準備するものは、次のようなものになります。
- 白ペンキまたはラッカースプレー
- ペイント落とし
- 歯ブラシ、雑巾
- カッターナイフ
- 養生テープ
- 筆や綿棒
これらの道具は、ホームセンターでも購入することができます。
まず、歯ブラシや雑巾で塗り直す部分の汚れを落とします。
水分を拭き取り、ペイント落としを含ませた筆や綿棒で塗料を落とします。
周りに養生テープを貼り、筆で白ペンキなどの塗料を重ね塗りします。
塗料が完全に乾いたら、カッターで、はみ出している部分の塗料をそぎ落とします。
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お墓の建立者が死亡したらのまとめ
ここまで、お墓に何を彫るのかに関する情報や建立者が死亡した場合、朱色を抜くかどうかを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お墓の建立者が存命の場合、建立者の名前は朱色で表される
- 生前戒名で彫られている場合、死亡すると朱色は抜かれる
- 俗名で彫られている場合、死亡しても朱色を抜く必要はない
- お墓の字が消えた場合、石材店へ補修を依頼するか、自分で手直しもできる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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