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法事法要

お墓に納骨する際のお布施はいくら必要?相場やマナーなどを解説

更新日:2024.01.24

お布施

筆ペンで香典袋を書いている手元

記事のポイントを先取り!

  • お墓に納骨する際のお布施の一般的な相場は3~5万円
  • お布施は紙幣の向きや包み方、タイミングなどまで細かくマナーがある
  • 納骨式では会場や僧侶、納骨式あとの会食会場への連絡と必要書類を忘れずに持参する

お墓にご遺骨を納骨する際、納骨式を執り行います。

僧侶へのお布施が必要となりますが、いくら必要なのかご存知でしょうか。

本記事ではそんな疑問を解決しますので、是非最後までお読みください。
納骨式を執り行う際の参考にしてください。

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  1. お布施とは
  2. 納骨式のお布施の相場
  3. お布施を渡すときのマナーや注意点
  4. 納骨式に準備していくこと
  5. 納骨堂に関するトラブルと対処法
  6. 納骨とお布施まとめ
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お布施とは

お布施とは僧侶に読経をして頂いたり、戒名を付けて頂いた際に謝礼として渡す金銭のことです。

読経や戒名への対価ではなく、あくまでも謝礼となります。

または、お布施は僧侶への謝礼ではなく、本尊へ捧げるものという考え方もあります。

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納骨式のお布施の相場

お布施はあくまでも読経料としてお気持ちでお渡しするものであるため、決まった金額は存在しません。

お墓へ納骨する際のお布施は、納骨する場所関係なく3万~5万円程度が相場です。

また、開眼供養を行う場合はその分お布施も多くなり、相場は3万円~10万円程度になるので注意が必要です。

納骨式のお布施はあくまでも気持ちの問題だからといって、相場以下の金額をお渡ししないようにしましょう。

故人のために読経をあげてくれる僧侶に対して失礼に当たります。

相場を踏まえて、適切な金額のお布施をお渡しするようにしてください。

以下では、宗教・宗派ごとのお布施の相場を紹介しますので参考にしてください。

仏教の各宗派のお布施の相場

お墓に納骨する時のお布施の相場は、宗派によって多少変動はありますがそこまで大きくは変わりません。

およそ3万~10万円程度が相場と言われています。

しかし、浄土真宗のみ他の宗派とは目安が変わります

浄土真宗

浄土真宗は四十九日法要のお布施を葬儀のお布施の1割程度とするようです。

そのため、他の宗派とは目安の設定が違います。


相場としては3万~5万円となります。

浄土真宗には追善供養の考えがないことから、卒塔婆をお墓に立てる習慣がありません。

そのため、他の宗派とは異なり卒塔婆の料金は必要なくなります。

日蓮宗

日蓮宗は法華宗とも言います。

日蓮宗での納骨でのお布施の相場は、5万円程度となっています。

曹洞宗

曹洞宗は「正伝の仏法」を依りどころとする宗派です。

坐禅の実践によって得るものが仏の姿であるという教えとなります。


曹洞宗での納骨におけるお布施の相場は、3万~10万円程度とされています。

真言宗

真言宗は、大乗仏教の宗派で、仏教において大きな宗派のひとつです。

真言宗の納骨でのお布施の相場は3万~5万円とされています。

天台宗

天台宗は中国を発祥とする大乗仏教の宗派のひとつです。

法華経を根本仏典とするため、天台法華宗ともいわれます。


天台宗の納骨でのお布施の相場は、3万~5万円とされています。

キリスト教のお布施の相場

キリスト教の場合、神父や牧師への御礼として1万~5万円をお渡しします。

納骨の際、教会墓地を使用するため御礼の他に使用料を支払う必要があります。

そのため、事前に教会へ問い合わせした方がよいでしょう。

神道のお布施の相場

神道の場合、神職への御礼として3万~5万円をお渡しします。

神道の納骨には、米や魚、昆布など多岐にわたったお供え物が必要となります。

これらのお供え物は施主が用意し、金額も施主が払うこととなります。

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お布施を渡すときのマナーや注意点

お墓に納骨する時のお布施を渡す時のマナーや注意点について解説していきます。

お金の向き

紙幣の向きを揃え、開封した時に肖像画が包みの上側に来るように白封筒に入れましょう。
画像のようになります。



向きや角が揃っていないと、丁寧さに欠ける印象を与えてしまいます。

お墓に納骨する際のお布施に使用するお札は、新札もしくは使用感の少ない紙幣を用意します。

ただし地域によっては、新札を使用しないところもあるようです。

親族等と相談し、地域のマナーに合わせた方がよいでしょう。

お布施の包み方

紙幣の肖像画が中包み、もしくは白封筒の表側に来るように包みましょう。

お墓に納骨する時のお布施は、寺院や僧侶への感謝に意味を表します。

そのため、不祝儀と同様の包み方をすると失礼に当たるので気を付けましょう。

お布施を渡すタイミング

納骨でお布施をお渡しするタイミングは、納骨式が終わり僧侶に御礼を述べる際が最適とされています。

しかし、儀式前に挨拶を交わすタイミングでも問題ありません。

納骨式当日に僧侶へ感謝の意を伝えて、お渡しするのが良いとされています。

お布施の渡し方

僧侶へお布施をお渡しする時は、直接白封筒などに包んだまま僧侶へ渡しません。

予め、お布施は暗めの色の袱紗(ふくさ)に入れて用意しておきます。

僧侶へお渡しする時は、取り出して袱紗の上に重ねてお渡しします。

もしくは、切手盆と呼ばれる小さなお盆に乗せてお渡ししてください。

袱紗の包み方は、以下の画像の通りです。

香典 包み方
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納骨式に準備していくこと

納骨式を控え準備を不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

納骨式を迎えるにあたって準備するべきことについて解説していきます。

納骨式のタイミング

納骨式はいつまでに行わなければいけないという決まりは、特にありません。

しかし、四十九日法要の際に行うことが多いようです。


納骨式はご遺骨をお墓に納める大切な儀式となります。

焦らず、参列する方のスケジュールを調整しながら時期を決めるのがよいでしょう。

納骨式を行う式場に連絡する

納骨式を行う場所に連絡する必要があります。

これはお墓でも納骨堂でも同じです。


また読経をお願いする寺院にも、連絡する必要があります。

お彼岸やお盆の時期は、寺院や参列者が忙しくなる可能性があるため考慮する必要があります。

納骨に必要な書類をまとめておく

納骨には「埋葬許可証」と「墓地使用許可証」が必要となります。

自治体に死亡届を提出すると、火葬許可証が発行されます。

火葬許可証は火葬を行う際に必要な書類です。

そこに火葬されたことを証明する印が押された書類が埋葬許可証となります。

納骨をする際は必ず必要な書類のため、火葬後は失くさないように注意しましょう。


紛失防止のため、火葬場の職員や葬儀社の担当者が骨箱に入れている場合もあるようです。

また、墓地や霊園に納骨する際、管理者より墓地使用許可証を発行してもらう必要があります。

印鑑と共に納骨の際、必要となりますので忘れずに提出しましょう。

納骨式後の会食の会場を抑えておく

納骨後に親族、参列者、僧侶で会食を行います。

納骨式の参列者の人数が決まったら、会食の場所や料理を予約します。


会場が決まったら、席順も決めておいた方が当日、慌てなくて済みます。

僧侶が会食を辞退した場合は、御食事代として金銭を包みます。

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納骨堂に関するトラブルと対処法

お墓ではなく納骨堂に遺骨を納骨するという方もいらっしゃるかもしれません。

では納骨堂において実際にあったトラブルなど気をつけなければならない点はなんでしょうか。

実際にあった事例とそれらへの対処法についてそれぞれ解説していきます。

納骨堂の破産

実は納骨堂にも一般企業と同様、破産する可能性があります。

実際に契約者が集まらず破産している納骨堂もあります。

納骨堂が破産した場合は、経営主体が変わるため、骨壺は一旦後継者に返還されることがほとんどです。


納骨堂を選ぶ際、運営状況にも気を付けた方がよいでしょう。

納骨堂の利用期限

納骨堂は、三十三回忌や五十回忌といったタイミングでの利用制限を定めているところが多いです。

利用制限を過ぎると、ご遺骨は合祀墓へ移されます。

また利用制限の契約が契約してから、最初の納骨から、最後の納骨からなどによって利用期限が変わります。

契約書をよく確認することが必要です。

納骨堂を離れるときの離檀料をめぐるトラブル

離断料とはそれまでお世話になっていた菩提寺を離れる際にお寺へ感謝の気持ちとして包むものです。

しかしこれらをお寺側から法外な料金を請求してくるパターンがトラブルとなっています。

納骨堂でも檀家になることを求められるケースがあり、その際は注意すべきトラブルです。


離檀料は、契約内容に記載がなければ支払う義務はありません。

少子化が進むにつれて、各宗派や納骨堂の経営は苦しくなり、このようなトラブルが発生しやすいようです。

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納骨とお布施まとめ

ポイント

ここまでお墓に納骨する際のお布施の相場やマナーなどを中心に書いてきました。

この記事のポイントをまとめると以下の通りです。

  • お墓に納骨する際のお布施の一般的な相場は3~5万円
  • お布施に関して、宗教間では様々な違いが存在するので確認が必要
  • お布施は紙幣の向きや包み方、タイミングなどまで細かくマナーがある
  • 納骨式では会場や僧侶、納骨式あとの会食会場への連絡と必要書類を忘れずに持参する

これらの情報が少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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