義理の父親の葬儀で香典は必要？親（義理の親）への香典の相場を解説

更新日：2023.11.24 公開日：2021.08.25

香典

記事のポイントを先取り！

• 義理の父への香典相場は3万～10万円
• 喪主を務める場合は香典は不要
• 義理の父と同居の場合不要になることも

義理の父や実の母など、身内が亡くなった際は、ご自身で葬儀を執り行うことが多いです。
そのような場合、香典が必要なのか迷う方は多いでしょう。

そこでこの記事では、義理の父をはじめとした親（義理の親）が亡くなった際の香典マナーについて解説します。

喪主となる場合とならない場合のマナーの違いについても解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。

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1. 義理の父親の葬儀に香典は必要？
2. 義理の父親の葬儀における香典の相場
3. 義理の父親の葬儀への参列は必要？
4. 義理の父が亡くなった場合の忌引き休暇
5. 知り合いの義理の父が亡くなった場合
6. 義理の父の葬儀費用は誰が負担する？
7. 喪主の決め方
8. 香典マナー
9. 義理の父親の葬儀での香典まとめ

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義理の父親の葬儀に香典は必要？

義理の父親が亡くなった際、香典は必要なのでしょうか。
父親の葬儀における香典について、詳しく説明します。

喪主の場合は不必要

父親が亡くなり、自分が喪主を務める場合は香典を渡す必要がありません。
喪主は葬儀を取り仕切る側で、頂いた香典に対し香典返しを行います。
これは父親に限らず、他の親族の場合でも同じです。
自分が喪主を務める場合以外にも、香典がいらないケースがいくつかあります。

1つ目は、父親と同居していた場合です。
この場合、喪主でなくても香典がいらないとされることが多いです。
この場合は、自分が遺族側となりますので、香典が必要ないと考えられています。

2つ目に、故人が生前から香典を辞退している場合です。
故人が香典を辞退している場合は、案内状に記載されていることが多いです。
その際には、香典は必要ありません。
心配な時は、念のため持参し、受付などで確認するとよいです。

喪主以外の場合の香典の相場

自分が喪主以外で父親が亡くなった場合は香典を支払います。
自分が喪主以外の葬儀における、香典の相場について解説します。
父親が亡くなった場合、子供である自分が払う香典の相場は、年代によって変わります。

• 20代…3万円～10万円
• 30代…5万円～10万円
• 40代…約10万円

親の葬儀の場合は、3万円～5万円が相場と考えるケースもあります。
金額に幅がありますが、香典は感謝の気持ちを表すものです。
そのため、これといった金額の決まりはありません。

一般の香典の相場は、5,000円～1万円とされることが多いです。
よって、故人との関係が近く、自分の年齢があがるにつれて、相場は高くなっていくといえます。

実の親の場合も同様

実の親の場合も、義理の父親の場合のマナーと同様に対応します。
義理の母親の場合も同様です。

香典は夫婦で出すことが多いため、実の親と義理の親でマナーが異なることは少ないと言えるでしょう。

親が喪主の場合も香典を出す

もし、父親が亡くなり、母親が喪主を務める場合は、あなたは喪主ではありませんので香典を包まなければなりません。

香典は元々、葬儀等の一時的な負担に対して助け合うために始まりました。
葬儀等は多くの費用が必要になります。香典を渡すことは、葬儀費用を負担する喪主を助ける意味合いがあるのです。

他に兄弟や姉妹がいる場合は喪主の負担を軽減できるように話し合っても良いでしょう。

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義理の父親の葬儀における香典の相場

義理の父親の場合も、喪主を務める場合は、香典を払う必要はありません。
自分が喪主を務めなくても、配偶者が喪主を務める場合は不要です。

喪主でない場合は、香典を用意します。
義理の父親への香典の相場は、自分の親と同じく、3万円～10万円です。
連名で香典を渡す場合は、2人分として、相場の倍の額を香典で渡します。

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義理の父親の葬儀への参列は必要？

基本的には義理の父親の葬儀へは参列しなければなりません。
欠席となればとても失礼ですし、親族からの評判も悪くなるかもしれません。

葬儀に欠席したことにより揉め事に発展する可能性もあります。
どうしても出席できない場合以外は、予定を合わせて出席しましょう。

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義理の父が亡くなった場合の忌引き休暇

義理の父が亡くなった際の忌引き休暇の目安は3日〜7日程度です。
ただ、国全体で決められているわけではなく、会社独自で決めているため注意が必要です。

そのため、会社によっては、喪主を務めるのかや故人と同居していたかによっても日数が変わる場合もあります。
忌引きが必要になった際には早めに会社に確認・相談しましょう。

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知り合いの義理の父が亡くなった場合

ここからは、知り合いの義理の父が亡くなった際、知り合いの義理の父の呼び方や香典はお渡しするべきかなどを解説していきます。
いざという時に対応できるように頭に入れておきましょう。

故人の呼び方は「岳父」

亡くなられた方に対しては敬意をもって適切な呼び方を用い、失礼のないようにしなければなりません。
今回のように知り合いの父が亡くなった場合は、敬称で岳父（がくふ）と呼びます。

香典は送るべき

知り合いの義理の父が亡くなった場合、相手側との関係性を踏まえて香典を送るべきでしょう。

もし、あまり関係が深くない場合に渡してしまうと、遺族側が気を遣う可能性もあります。そのような場合はお渡しを控えることも大切です。

また、仕事関係の知り合いであれば、会社から香典が送られるケースもあります。そのような場合は、会社の対応を確認して動けば良いでしょう。

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義理の父の葬儀費用は誰が負担する？

特に誰が払うといった決まりはありませんが、葬儀費用は喪主が負担するケースが一般的です。
喪主は、葬儀を取り仕切るという立場であるため、費用等も把握しているためです。

しかし、喪主だけでは支払いが難しい場合や負担額が大きい場合は、兄弟や姉妹で支払うケースも少なくありません。
兄弟、姉妹家族で葬儀費用を負担する場合には、葬儀費用や準備について全員が納得できるように話し合いましょう。

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喪主の決め方

香典の有無は自分が喪主かどうかが主な判断の決め手となっていました。
喪主はどのように決まるのでしょうか。
喪主は、遺族の代表として葬儀を取り仕切り、香典返しや葬儀代の支払いを行う役目です。

喪主は法律などで「誰がやらなければいけない」と決められているわけではありません。
一般的には、配偶者が選ばれることが多いです。

一方で、故人が喪主を指定する遺言を残していた場合、こちらが優先されます。
配偶者が高齢で喪主を務めるのが困難な場合は、血縁者から喪主を決めます。

優先順位は以下の通りです。

• 長男
• 次男以降直系の男子
• 長女
• 長女以降の直系の女子
• 両親
• 故人の兄弟姉妹

喪主を一人に決められない場合は、複数の喪主を選ぶ場合もあります。

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香典マナー

香典の基本的なマナーについて、説明します。

そもそも香典とは

香典とは故人の霊前に供える金品のことを言います。
香典は、関わりがあった故人への、供養の気持ちを表します。
他にも、急な不幸で出費がかさむ遺族に向けての助け合い、という意味も込められています。

香典に見合った不祝儀袋を選ぶ

不祝儀袋（香典袋）は、いくつかの種類があるので、香典にあったものを使用します。
水引は、黒白、双銀の物を使うのが無難とされています。
宗教や宗派によって水引に違いがあるので、事前に確認しておくのがよいでしょう。

包む金額によって水引の仕様を選びます。
たいていは香典袋のパッケージに目安の金額が記載されています。
金額が大きい場合は、水引が印刷ではなく、本物の水引の不祝儀袋を使用します。

表書きの書き方

表書きも宗教、宗派によって変わります。
仏式の場合「御香料」「御香典」の表書きを使用します。
キリスト教、神式、仏式で共通して使用されるのが「御霊前」です。

宗派や宗教を確認できなかった場合は、「御霊前」の表書きを使うのがよいでしょう。
ただし浄土真宗と曹洞宗は、「御霊前」ではなく「御仏前」と書きます。

夫婦で出す場合の香典マナー

夫婦で香典をお渡しする場合、夫の名前のみを記入します。
香典は、基本的に世帯ごとでお渡しするものだからです。
香典には夫の名前のみ記入しますが、受付の際は参列者全員の名前を記入しましょう。

香典は約3万〜10万円用意しておきましょう。年齢別の香典の相場は以下の通りです。

年齢	香典の相場
20代	3万円から10万円
30代	5万円から10万円
40代以上	10万円

夫婦で香典をお渡しする場合は、包む金額を2倍にする必要はありません。

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新札を入れない

香典には、基本的に新札を入れないのがマナーです。
理由は、あらかじめ不幸に備えていたように感じ、失礼にあたるからです。
新札しか用意できなかった場合は、折ってから香典袋に入れましょう。
折るときは、細かく折らず、二つ折りにするだけでよいです。

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義理の父親の葬儀での香典まとめ

ここまで父親の葬儀の香典についてや、香典の相場やマナーなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 父親の葬儀では、喪主の場合は香典が不必要で、喪主以外は必要
• 喪主以外の場合の香典の相場は、年齢によって違うがおよそ3万円～5万円
• 喪主は遺言が優先され、それ以外は配偶者、次に長男が慣習によって優先される
• 義理の父親の香典の相場は3万円～5万円

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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