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法事法要

祖父母の法事で孫は香典を用意する?金額相場やマナーについても解説

更新日:2025.05.08 公開日:2021.10.11

香典

袱紗での香典の包み方

記事のポイントを先取り!

  • 孫が未成年なら香典は不要
  • 孫が出す香典の相場は1万〜3万円
  • 香典は辞退されたら持参しない

法事に参列する際、「香典を持参すべきかどうか」で迷う方は多いものです。

特に、故人が祖父母で、自分が孫という立場である場合は、香典を用意するべきなのか、金額はどの程度が妥当なのかなど、不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

孫として法事に参列する場合、香典の必要性は年齢同居・別居の状況、自立の有無などによって変わるのが一般的です。

この記事では、祖父母の法事において孫が香典を用意すべきケースや、香典の相場、連名での出し方など、よくある疑問について詳しく解説します。

初めて香典を用意する方にもわかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

以下の記事では、祖父母の葬儀で孫ができる役割について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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  1. 法事の際、孫は香典を用意すべき?【年齢や同居・別居で異なる対応】
  2. 家族葬でも香典は必要?
  3. 法事ごとの孫が用意する香典
  4. 孫が法事に参列する際の香典以外の持ち物
  5. 孫から香典を渡す際のマナー
  6. 孫の香典に関するよくある質問
  7. 孫の法事の香典のまとめ
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法事の際、孫は香典を用意すべき?【年齢や同居・別居で異なる対応】

「祖父母の法事で孫は香典を用意すべきか?」という疑問は、孫との関係性や生活状況によって異なります

法事での香典は、故人への供養として現金をお供えするものですが、孫だからといって必ずしも香典を準備する必要はありません

ここでは、孫の立場や状況別に香典を用意する必要があるかどうか、またそのマナーについて解説します。

同居している孫は香典不要

祖父母と同居している孫は、基本的に香典を用意する必要はありません

理由は、同一世帯の家族は喪主側にあたるため、香典を受け取る側であり、香典を包む立場ではないとされるからです。

法事に参列する場合も、同居家族として参列するので、個別に香典を準備する必要はありません。

別居している孫は原則として香典が必要

孫が祖父母と別居している場合は、世帯が異なるため、香典を用意するのが一般的なマナーです。

ただし、以下のようなケースでは例外となります。

  • 孫が未成年(小・中・高校生など)の場合
  • 学生や被扶養者で経済的に自立していない場合

これらのケースでは、「共助の精神に基づく香典」という本来の意味から考えても、無理に現金を包む必要はありません。

社会人として自立している孫は香典を準備

孫が社会人として自立している場合、祖父母と別居していれば、香典を用意するのがマナーです。

香典の相場は法事の種類によって異なりますが、一般的には10,000円〜50,000円程度が目安とされています。

孫夫婦や連名で香典を出す場合の注意点

既に家庭を持っている孫(孫夫婦など)の場合、香典は世帯ごとに1つ用意するのが一般的です。

表書きには代表者(世帯主)の名前を中央に記載し、配偶者の名前を添える場合は左横に小さく記入します。

ただし、表書きの名前が故人との血縁関係と異なる場合(例えば、妻の祖父母に夫の名前で出すなど)、親族側に分かりやすいように夫婦連名にするなどの配慮が求められます。

【まとめ】孫の香典は「同居・年齢・自立状況」で判断

孫が香典を準備するかどうかは、同居しているか年齢自立の状況によって異なります。

  • 同居の孫の場合、香典は不要(喪主側とみなされるため)
  • 別居でも未成年や学生なら不要・社会人として自立していれば必要
  • 孫夫婦は1世帯として連名で香典を出すのが基本


こちらの記事で香典の費用について解説してますので、ぜひご覧ください。

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家族葬でも香典は必要?

家族葬であっても香典を用意するのが一般的です
ただし、香典を辞退されるケースも少なくないので、事前に確認をしておく必要があります。

家族葬では、一般葬よりも呼ぶ人数が限られており、その分家族の経済的負担も大きくなりますので、親族が金額を多めに出す場合もあるようです。

孫として香典を出すかどうかは、同居か別居か、あるいは成人か未成年かで異なります。
同居でも結婚している場合は、孫夫婦として香典を出すことになります。

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法事ごとの孫が用意する香典


孫が用意する祖父母の葬儀における香典の相場としては、1万〜3万円程度です。
法事は回数を追うごとに規模が小さくなっていきます。

一周忌以降になると、孫からの香典の相場は1万円程度です。
法事の後には、「お斎」と呼ばれる食事会が行われることがあります。

故人をみんなで偲ぶためのもので、お斎の有無は事前に知らされます。
開催される場合は、遺族を援助する意味で香典の相場に5,000~1万円程度加算します。

小さな子どもが参列する場合は、人数分となるように保護者の香典を多めに設定します。

初七日

5,000~1万円が相場です。
会食がある場合は1万~2万円です。

四十九日

3,000~1万円が相場です。
会食がある場合位は8,000~2万円です。

一周忌

1万~3万円が相場です。
会食がある場合は1万5000~4万円です。

三周忌

1万円が相場です。
会食がある場合は1万5000~2万円です。

七周忌

1万~3万円が相場です。
会食がある場合は1万5000~4万円です。

十三周期

1万~3万円が相場です。
会食がある場合は1万5000~4万円です。

二十三周忌

1万~3万円が相場です。
会食がある場合は1万5000~4万円です。

こちらの記事で法事の香典について解説しているので、ぜひご覧ください。

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孫が法事に参列する際の香典以外の持ち物

孫の立場で法事に参列する際の持ち物として、「服」「香典」「お供え物」の3つは用意しておきましょう。

法事の際の「服」は、黒やグレーなどの略礼服や喪服を準備します。
学生であれば学生服でも大丈夫です

身だしなみをきちんと整えるようにしましょう。

葬儀や通夜のときと同様、法事においても「香典」を用意するのがマナーとされています。
あわせて、故人を供養するために「お供え物」を持参するのが一般的です。

しかし、家族内のみの参列である場合などには法要の案内状の「ご厚意辞退」といった記載がされていることがあります。

そのときは、香典や供え物は用意する必要がないため注意しましょう。

こちらの記事で法事の持ち物について解説しているので、ぜひご覧ください。

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孫から香典を渡す際のマナー

孫から香典を渡す場合のマナーには、どのようなものがあるのでしょうか。
以下では、渡す際のマナーについて解説します。

香典の入れ方

香典袋は、袱紗(ふくさ)に包んで葬儀会場に持ち込みます。
裸で持ち歩かないようにしましょう。

袱紗がなければ、黒色や紺色のハンカチで包んでもいいでしょう。
葬儀や法事に参列できない場合は、現金書留封筒に香典袋ごとに入れて送付します。

香典の袱紗への包み方は以下の画像の通りです。

香典 包み方

のし袋や袱紗(ふくさ)の選び方 

袱紗には様々なデザインのものがあります。

色については、紺色、灰色、緑色など弔事にふさわしい寒色のものがよいとされています。
なかでも紫色は、弔事だけでなく、慶事にも使えるので、1枚用意しておけば便利です。

蓮の絵がデザインされた「のし袋」は、仏式の葬儀で使用するものなので、神式など仏式以外の葬儀の場合は、注意しましょう。

香典の表書きを宗教・宗派に合わせて書く 

香典の表書きは、故人の宗教や宗派によって書き方が異なります。
宗教・宗派に即した書き方で無いものは、失礼にあたりますので、事前に確認しておきましょう。

仏式の場合は「御霊前」「御仏前」が一般的ですが、浄土真宗では「御霊前」は避けましょう
神式の場合は「御榊料」「御玉串料」「神饌料」と書きます。

キリスト教式の場合は、カトリックとプロテスタントで書き方が異なりますが、「御花料」と記せばどちらでも大丈夫です。

香典の渡し方

葬儀会場に着いたら、まずは受付で挨拶します。
「このたびは誠にご愁傷さまでございます」など挨拶し、自分の住所と名前を記入します。

そして袱紗に包んだ香典袋を取り出し、手渡しします。
通夜と葬儀の両方に参列する場合は、先に参列する方の受付で渡します。

ただし宗教や地域によって、香典を渡すタイミングはさまざまです
事前に知人などに確認しておきましょう。

新札は避ける

新札は香典には使わないようにしましょう。
前もって不幸を予測していた、あるいは不幸を待っていたととられてしまうためです。

どうしても旧札が手元になければ、新札に軽く折り目を入れましょう。

忌み数字は避ける

香典の金額は「4」や「9」の忌み数字の金額は避けましょう。
「死」や「苦」などをイメージさせられるからです。

遺族に嫌な思いをさせてしまい、お悔やみお気持ちが伝わらない可能性があります。

お札の向き

香典袋に入れるお札の向きは、人物像が印刷された面が裏になるようにします。
顔を伏せて悲しむという気持ちを表現するものです。
お札は同じ方向に向きをそろえて、袋に入れるようにしましょう。

こちらの記事で香典の入れ方について解説していますので、ぜひご覧ください。

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孫の香典に関するよくある質問

ここでは、孫の香典に関するよくある質問について解決していきます。

孫は香典を用意するべき?

孫が香典を準備するかどうかは、同居しているか年齢自立の状況によって異なります。

  • 同居していれば不要
  • 別居でも未成年や学生なら不要
  • 社会人として自立していれば必要

一般的に、同居している孫は香典を準備する必要はありませんが、別居していて社会人として自立している場合は、香典を用意するのがマナーです。

孫夫婦で香典を出す場合の注意点は?

孫が既に家庭を持っている場合(孫夫婦)は、香典は世帯ごとに1つ準備するのが基本です。

表書きには世帯主の名前を中央に記載し、配偶者の名前はその横に小さく書くことが一般的です。

また、表書きが故人との関係性を明確にしやすいよう、夫婦連名で記載するなど配慮が求められます。

孫が社会人の場合、香典の相場はどれくらい?

社会人として自立している孫は、香典を準備するのがマナーです。

香典の相場は、法事の種類や故人との関係性によって異なりますが、一般的には10,000円〜50,000円程度が目安とされています。

故人との関係性や自分の経済状況を考慮して、適切な金額を包むことが大切です。

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孫の法事の香典のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木


ここまで法事で孫が用意する香典の相場の情報や、マナーなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 孫が未成年の場合や祖父母と同居している場合、香典は不要 
  • 孫が出す祖父母の香典の相場は1万〜3万円程度
  • 法事の香典は薄墨を使い、袱紗に包んで持参する
  • 法事の香典を断られた場合は、持参は控える

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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