お葬式
友人葬のマナーは仏式と同じ?友人葬の特徴・流れを説明
更新日:2022.02.26 公開日:2022.02.25

記事のポイントを先取り!
- 友人葬は創価学会の葬儀
- 友人葬ではおおよそ仏式のマナーにしたがう
- 友人葬は僧侶を呼ばない
- 香典辞退された場合は弔電などで弔意を示す
近年耳にする、友人葬についてご存知でしょうか。
今後、参列する可能性のある友人葬のマナーは知っておきたいところです。
そこでこの記事では、友人葬のマナーについて詳しく説明していきます。
この機会に、友人葬の特徴や流れについても覚えておきましょう。
香典を辞退された際のマナーについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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友人葬とは

友人葬とは、創価学会における葬儀のことを言います。
創価学会は仏教の宗派とは少し異なるため、一般的な葬儀と比べて宗教要素の少ない葬儀です。
創価学会とは、日蓮の教えを理念とする仏教団体です。
創価学会の創価には価値の創造という意味が込められており、その価値は生命の尊厳を根底にもち、世界平和や万人幸福を目標として活動しています。
友人葬のマナーは仏式と同じ?

友人葬における葬儀は、基本的な流れなどは仏式のそれと同様です。
しかし、マナーの面では異なる部分も多々あるため、説明していきます。
香典のマナー
創価学会では、香典を持参する必要はないとされています。
故人に対して、心を込めた読経こそが創価学会における最大の供養とされるため、その教義から香典は不要とされているようです。
しかし、仏式になれてしまっている日本人からすると、香典を持参しないことに違和感を覚える方もいるかも知れません。
その場合は、仏式のマナーにしたがって香典を用意しておくことは問題ありません
ただし、実際に受付で渡そうとした際に断られた場合は、素直に取り下げるようにしましょう。
受け取ってもらえた場合は、それが教義に反するようなことはないので安心して香典を渡して問題ありません。
焼香のマナー
友人葬で行われる読経の中で、自我偈(じがげ)と呼ばれるお経が2度読まれます。
この自我偈を読み始めた段階で、司会から焼香の指示がでます。
焼香は、司会の指示にしたがい、最初に導師、続いて副導師、続いて親族、参列者という順に行います。
創価学会における焼香は、抹香をつまみ押しいただき(額まで持ち上げる行為)、香炉へ落とす手順を3回行ってください。
また、焼香へ移る際と席に戻る際には遺族への一礼を忘れないようにしましょう。
数珠のマナー
友人葬で使われる数珠は、参列者が創価学会の学会員であるかによって変わります。
学会員専用の数珠は長く特殊な念珠となっていますが、学会員以外の方は自身の持っている別宗派の数珠を持参しても問題ありません。
そもそも友人葬では数珠を持ってくることを強制していないため、数珠を持参しなくても大丈夫です。
服装のマナー
友人葬の服装のマナーは、一般的な仏式と変わりありません。
葬儀などで扱われる喪服を着用していけば大丈夫です。
葬儀において、喪主よりも格式の高い喪服はマナー違反とされているため、無難に略式喪服を着ていくことをおすすめします。
男性
男性の場合は白のワイシャツに黒のネクタイ、その上にブラックスーツを着用しましょう。
靴下や靴も光沢のない黒に統一してください。
また、普段アクセサリーなどを身につけている方は外しておくのがマナーです。
女性
女性の場合は黒やグレーのワンピースあるいはスーツ、アンサンブルを着用しましょう。
スカートは膝丈以上のものを選び、座った時に膝がしっかり隠れると良いです。
ストッキングは黒、靴も暗い色のパンプスを着用し、パール以外のアクセサリーは外しておくようにしてください。
基本的に肌の露出や派手な衣装はマナー違反となるため、服装は肌を隠せる丈のものを選びましょう。
また、小物などは鞄に入れますが、この際の鞄は人工皮革あるいは布製のものを選んでください。
お悔やみ言葉のマナー
友人葬におけるお悔やみの言葉に関しても、基本的に仏式と同様に考えて大丈夫です。
創価学会は仏教思想であることには変わりありませんので、仏教で用いられる言葉を使うことに問題はありません。
ただし、葬儀で注意するべき忌み言葉は使わないようにしてください。
忌み言葉には、不吉な言葉や重ね言葉、死を連想させる言葉などがあてはまります。
普段使うような言葉でもあてはまることがあるため、不安であれば事前に調べておきましょう。
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友人葬の特徴
友人葬は、他の宗派にはない独特な特徴がいくつかあります。
友人葬における特徴をそれぞれ紹介していきます。
僧侶を呼ばない
創価学会では故人を悼む気持ちをなにより大切にしており、僧侶は呼ばずに学会員が行う導師が先導し、参列者も一緒に読経します。
僧侶を呼ぶことがないため、友人葬ではお布施が必要ありません。
導師が執り行う
進行役から読経の先導まで、葬儀で重要な役は導師が担当します。
導師とは、創価学会の信仰歴が長く、冠婚葬祭に詳しい創価学会の幹部にあたる存在です。
葬儀において導師は、友人代表という立場にもなります。
戒名をつけない
創価学会では、成仏する際に戒名は必要ないとしています。
戒名をつけないので、位牌には故人の生前の名前である俗名を記します。
しきみ祭壇
一般的な仏式の祭壇には白木を使いますが、友人葬の祭壇では、しきみを使います。
ただし、友人葬における祭壇に厳密な決まりはなく、故人が生前好きだった花を飾ることもあるようです。
香典辞退に関するマナー

前述通り、友人葬では香典の持参を不要としています。
このため、香典を仮に持参しても受け取らないようにしていることは多々あります。
友人葬において、香典や供物などを断られた際の注意点やマナーについて説明します。
香典のみを辞退された場合
まず、香典を辞退された場合の基本的な考え方は、無理に渡さないことを心がけましょう。
遺族がなぜ香典を辞退されているかを読み取って、遺族の意向に沿うことが重要です。
友人葬では香典を必要としないため、実際に香典を持参したとしても断られるケースは多くあります。
また友人葬であっても、最近では家族葬のように身内やごく親しい学会員だけで行うケースも増え、参列できないことも増えてきました。
そのため、友人葬に参列できず香典も受け取って貰えないとあっては、故人への弔意が示せず、自身に残った弔意をどうすればいいかわからないという方もいるかも知れません。
断られたのが香典のみだった場合、供花や供物を送るという方法があります。
供花であれば、故人が生前好きだった花、供物であれば菓子類やタオルなどの消えものがおすすめです。
ただし、香典を断られた上で供物などを送ろうと思った場合は、事前に遺族へその旨を伝えておきましょう。
一般的なマナーとして、香典や供物をいただいた場合は返礼品を必要とします。
遺族にとって返礼品を用意しなくてはいけないというのは負担になるので、遺族の気持ちや状況などを大切にする必要があります。
供花や供物を辞退された場合
香典に限らず、供花や供物に関しても断られてしまった場合、どのように弔意を示せばいいのか困る方も多いかと思います。
葬儀には参列できるというのであれば、故人に手を合わせる際に心からの弔意を込めてお参りするだけでも、故人を悼むには十分なことです。
しかし、参列も断られた場合には故人を悼むことすら叶いません。
その場合は、葬儀場あるいは遺族宛でもいいので弔電を送ってみてはどうでしょうか。
直接故人を弔いたい気持ちもあるかと思いますが、遺族の気持ちをないがしろにするわけにはいきませんので、弔電として自身の気持ちを伝えることをおすすめします。
また、葬儀後に改めて弔問するという方法もあります。
初七日を過ぎて遺族の気持ちが落ちが着いた頃を見計らって、遺族の都合の良い日時を聞いて弔問しましょう。
この際、遺族に故人との関係や如何にお世話になったかを伝えたり、自身の故人に対する気持ちを伝えると弔問しやすくなるでしょう。
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友人葬のマナーのまとめ

ここまで友人葬のマナーについての情報や、友人葬の特徴を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下のとおりです。
- 友人葬は創価学会で行われる葬儀
- 友人葬のマナーは基本的に仏式と同じだが、香典などが不要
- 友人葬では僧侶を呼ばず、しきみ祭壇を使う
- 香典や供物を断られた場合は弔電を送る
これらの情報が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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