閉じる

お葬式

創価学会の友人葬のお焼香の作法は?友人葬のマナーについても解説

更新日:2022.02.25

宗教

記事のポイントを先取り!

  • 友人葬は創価学会員の葬儀の形式
  • 僧侶は呼ばず、戒名も付けない
  • 友人葬の焼香は3回が基本
  • 創価学会員以外も参列が可能

創価学会では、友人葬と呼ばれる形式で葬儀を行うことをご存知でしょうか。
身近に創価学会の方がいない場合には、友人葬がどういったものか分からないことも多いかと思います。

そこでこの記事では、友人葬の焼香の作法や葬儀の特徴について説明していきます。
友人葬に参列するときに備えて、今のうちから理解を深めておきましょう。

創価学会員以外が友人葬に参加する場合にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 友人葬とは
  2. 友人葬の特徴
  3. 友人葬での焼香の作法
  4. 友人葬の流れ・式次第
  5. 友人葬でのマナーや作法
  6. 創価学会員でなくても友人葬に参加できる?
  7. 友人葬に供花を送りたい場合
  8. 友人葬での焼香についてのまとめ
スポンサーリンク

友人葬とは

友人葬は、創価学会を信仰する方が葬儀を行う際の形式です。
創価学会は日本国内に800万世帯以上の信者がいます。

友人葬の形式で葬儀を行い始めたのは90年代からだとされています。
友人葬に参列するのは親族や親しい友人だけであり、身内でしめやかに葬儀を行うのが特徴です。

友人葬の規模感は、世間一般で家族葬と呼ばれるものと同様のものと考えられるでしょう。
しかし、友人葬では創価学会ならではの、一般的な葬儀とは異なる特徴やマナーもあります。

次項からは友人葬の中身について、詳しく解説していきましょう。

スポンサーリンク

友人葬の特徴

ここでは友人葬の特徴をご紹介します。
特徴を捉えることで、一般葬とはどういった部分が異なっているのかを詳しく知っておきましょう。

僧侶を呼ばない

友人葬は一般的な葬儀とは違い、僧侶を呼ばずに行われます
これは友人葬では僧侶の代わりとして、導師と呼ばれる人物を進行役として置くためです。

創価学会では、葬儀では故人へのまごころを最重要視しており、僧侶を呼ばないのもこれに関係しています。
また、成仏するのに僧侶は必要なく、信仰心を持っていることが何よりも大切だとされています。

導師は、創価学会の幹部である「儀典長(ぎてんちょう)」と呼ばれる人物が行うのが基本です。
儀典長は冠婚葬祭にまつわる儀式に通じており、信仰が深く教義にも詳しい人物が選ばれます。

創価学会員である参列者は、導師と共に題目を唱え、故人の冥福を祈ります。

友人代表が導師を担う

導師は基本的に、友人代表という立場で故人を弔います。
これは創価学会では信者のことを皆、友人であると捉えているためです。

また、一般的な葬儀において現在のように僧侶が葬儀で進行役を務めるようになったのは、江戸時代が最初でした。
これは江戸時代に檀家制度が確立されたことにより生じた風習です。

そのため、創価学会では僧侶が経典を唱えることは、成仏ができるかどうかとは関係ないという立場を取っています。

僧侶が必要なく、導師が取り仕切るというのは創価学会の教えが大きく影響しているのです。

祭壇は「しきみ祭壇」か「生花祭壇」

一般的な葬儀と友人葬の間には、祭壇の種類にも違いがあります。
通常の葬儀では、白木祭壇や生花祭壇を使うのが一般的です。

一方、友人葬ではしきみ祭壇を使うのが一般的となっています。
樒(しきみ)は毒を持つ植物のため、昔から死者を悪霊から守ったり、邪気を払ったりする力があるとされてきました。

また、しきみからは動物が嫌う匂いが出ているため、土葬の時代には遺体を野生動物から守るためのものでもありました。

友人葬では、このしきみをご遺体の周囲に飾ることでご遺体を守ります。
しかし、友人葬では必ずしきみ祭壇を使わなければいけない訳ではありません。

祭壇に花が使われることもあり、しきみ祭壇以外にも祭壇に白い生花を飾る生花祭壇が用いられることもあります。
また、最近では故人が好きだった花を祭壇に飾ることも増えており、以前よりも多様化しています。

お布施や戒名が必要ない

友人葬では前述した通り、僧侶を呼びません
そのため、僧侶が葬儀に来てくれたことへのお礼として渡すお布施は必要ないとされます。

創価学会では故人の友人たちによって葬儀を行い、導師も友人の一人であるためお布施を払う必要はありません。
また、友人葬では戒名を付けません

戒名は、故人が仏弟子となった時に付けられる名前のことですが、創価学会では戒名は必要ないとされています。
これは故人の信仰により成仏が決定されるとされているためで、故人が亡くなった時には成仏が決定しているためです。

そのため友人葬では、故人を戒名ではなく生前の名前で呼ぶこととなります。
これは、創価学会では成仏するのに戒名が必要ないという考え方をしているためです。

戒名を付けないため、当然ながら僧侶に戒名料を渡す必要はありません。
お布施や戒名料が必要ないため、通常の葬儀より費用が少なくなりやすいのも友人葬の特徴の一つです。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

友人葬での焼香の作法

次は友人葬で焼香を行う時の作法をご紹介します。
焼香の作法は宗派によってさまざまですが、創価学会では焼香の回数は3回が基本です。

また、焼香の作法は通常と変わりません。
自分の番になったらお香を摘んで額のあたりまで持ち上げて、その後お香を香炉に落とすというのが一連の作法となっています。

焼香を行う前と行った後には、遺族に一礼するのを忘れないようにしましょう。
以下では、儀式内で焼香を行うタイミングと焼香の順番について解説していますので、参考にしてください。

焼香はいつ行う?

友人葬では読経の際に寿量品の自我偈(じがけ)を2回読みますが、焼香はその自我偈の1回目の時に行うのが一般的です。

また、焼香は自我偈が始まったら、読経をしている間に行います。
焼香が始まる際には、司会の方が参列者に指示を行いますので、その指示に従って焼香を行いましょう。

焼香の順番

焼香の順番は決められており、一般的に導師→副導師→親族→参列者の順で行います。

スポンサーリンク

友人葬の流れ・式次第

ここからは友人葬の流れや式次第をご紹介します。
友人葬で行う儀式を一つずつ詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてください。

基本的な流れは以下の通りです。

開式の辞

最初に、司会者によって開式の辞が行われます。
ここでは司会者が、友人葬を開始することの案内をします。

読経・唱題

次は友人代表である導師を中心に、参列者全員で読経・唱題を行います。
友人葬では、法華経の方便品(ほうべんほん)と寿量品(じゅりょうぼん)の自我偈を読みます。

それが終わったら、最後に「南無妙法蓮華経」の題目を唱えるという流れです。
法華経の方便品では仏の智慧に辿り着くことの難しさと、修行の必要性を説いています。

また、寿量品は釈迦が永遠の存在であることを説いたものです。
南無妙法蓮華経は、「法華経の教えに帰依する」という意味の題目となっています。

友人葬では、読経・唱題を行うことで故人の成仏を祈ります。

焼香

前述したように、読経の間には焼香が行われます。
焼香は1回目の自我偈の際に行われるのが基本です。

御祈念文・題目三唱

参列者の焼香が終わったら、導師が鈴を打ち、それを合図として唱和が終了となります。
唱和が終了したら次は導師による追善供養の祈念です。

祈念が終わった後には、参列者全員で導師の鈴の音に合わせて題目を三回唱えます。
創価学会の信者ではなく、題目が分からなかったり唱えたくなかったりする場合は唱えなくても問題ありません。

弔慰文・弔電紹介

題目三唱が終わったら、弔慰文と弔電の紹介が行われます。
参列できなかった人からの弔意を示す文章が読まれます。

ここで読まれる弔慰文・弔電の内容は、一般的な葬儀で読まれるものと変わりません。

導師挨拶

弔慰文と弔電紹介が終了したら、導師からの挨拶です。
導師からの言葉は、基本的に創価学会の教えを基にした内容のものとなります。

謝辞

導師からの挨拶が終了したら、喪主や親族の代表者から参列者に向けて謝辞を伝えます。
謝辞の内容は、一般的な葬儀と同じです。

故人の思い出話などを語りながら、生前に故人と関わってくれたことや式に参列してくれたことへの感謝を述べます。

題目三唱

謝辞が終わったら、導師が鳴らした鈴の音に合わせて、参列者全員でもう一度、題目三唱を行います。

閉式の辞

司会者から友人葬の閉式について案内されます。

お別れと出棺

閉式したら、出棺の儀式へと移ります。
出棺の前には最後のお別れとして、参列者全員で唱題を唱えながら、故人の棺の中にしきみを入れていきます。

また、棺を閉めたら、出棺するために男性数名で棺を霊柩車へと運びます。
霊柩車が出発する前には、喪主や親族の代表者から参列者に向けての挨拶が行われます。

挨拶が終わると、棺を乗せた霊柩車が火葬場へと向かうので、霊柩車を見送り友人葬は終了です。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

友人葬でのマナーや作法

ここからは友人葬に参加する際のマナーや、作法についてご紹介します。
服装・数珠・香典などについて、一般的な葬儀と友人葬での扱いの違いを知っておきましょう。

服装

友人葬の服装は、基本的に一般的な葬儀と同じです。
他の葬儀に参列する際と同様に、友人葬にも喪服で参列しましょう。

男性は、柄の入っていない黒のフォーマルスーツ、中には白いシャツを着用します。
ネクタイ・靴・靴下は黒で統一し、結婚指輪以外のアクセサリーは外しましょう。

また、男性の場合はバッグを持参しないのが基本です。
女性も、黒のアンサンブルやワンピースなどを着用します。

その際、肌の露出をなるべく抑えるようにしましょう。
スカートを着用する場合は丈が膝下になるようにします。

女性はバッグを持参する場合には、動物の皮が使用されていないものを選びましょう。
動物の皮は殺生を連想させるため、弔事の際にはマナー違反だとされています。

また、アクセサリーは基本的に結婚指輪以外着用しませんが、女性は一連の真珠であれば着用できます。
また、通夜などに参列する際も、一般的な通夜に参列する際と同様の格好で構いません。

友人葬だからといって、特別な恰好をする必要はありません。

数珠

創価学会では通常の数珠よりも長いものを使います。
創価学会員ではない場合は創価学会の数珠である必要はなく、自身の持っているものを持参しても問題ありません。

また、数珠を持っていない場合には、数珠を持参しなくても大丈夫です。

香典

香典は創価学会では必要ないとされています。
これは創価学会の方針として決められていることですが、香典を受け取ってはいけないという訳ではありません。

また、地域の風習や遺族の意向などによっては、香典を持参しなければならないケースもあるため注意しましょう。
上記のようなケースに対応するために、必要なくとも香典は事前に用意しておいた方が安心です。

友人葬でも香典を持参しておいて、喪主に渡して断られた場合には持ち帰るなど柔軟に対応するのが良いでしょう。
また、友人葬であっても、香典を持参する際の表書きや不祝儀袋は一般的な葬儀と同じです。

香典の金額も、一般的な葬儀の金額相場を参考にしましょう。

スポンサーリンク

創価学会員でなくても友人葬に参加できる?

友人葬への参列を求められた場合に、創価学会員でなくても友人葬に参加できるのでしょうか。
結論からいうと、創価学会員でなくても友人葬に参加することは可能です。

この記事でも説明した通り、友人葬の定義は故人の家族や友人などの親しい人物を中心に行われるというところにあります。

そのため、一般的な葬儀と同様に宗教や宗派で参列を断られることなく、誰でも参列することが可能です。
創価学会に入会しなくても友人葬に参列することはできるため、安心して葬儀に参加しましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

友人葬に供花を送りたい場合

友人葬の祭壇では、しきみや白い生花が使われます。
これと同様に、供花を送りたい場合にはしきみや白い生花を使うのが良いでしょう。

色が付いたものなどは、友人葬ではマナー違反となる可能性があります。
しかし近年では、祭壇と同様に故人が好きだった花や色のある花を飾ることも増えています。

そのため、しきみや白い生花以外の花を供花として送ることも、場合によっては可能となっています。
しかし、確認しないで送ると失礼に当たる可能性があるため、事前に遺族に連絡して確認しましょう。

何の花を選べば良いか分からない場合にも、遺族に供花は何を送れば良いか尋ねることをおすすめします。
事前に確認しておけば、遺族に対して失礼を働くこともないため安心です。

スポンサーリンク

友人葬での焼香についてのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

今回は友人葬の焼香や、葬儀の流れについて詳しく解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 「友人葬」とは創価学会を信仰する方が行う葬儀の形式のこと
  • 友人葬では僧侶を呼ばず、戒名も付けない
  • 友人葬では焼香は3回行うのが基本

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

お葬式の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断

葬儀・お葬式を地域から探す

みんなが選んだお葬式は葬儀場・葬儀社をご案内/