閉じる

火葬場の費用と補助金の例|火葬料金が異なるポイントを解説

記事のポイントを先取り!

  • 火葬場の費用は、各市区町村、火葬場ごとに異なる
  • 火葬費用の補助金がある市区町村がある
  • 火葬費用は故人や申請者の住民票の記載状況によって変わる

日本では、亡くなった方を火葬(荼毘)によって弔うことが主流のため、各地域にある程度の火葬場が運営されています。火葬場には、公営火葬場と民営火葬場の2種類があり、使用する火葬場によって料金が異なってきます。この記事では、主要都市の公営火葬場の使用料、火葬費用の補助金、火葬費用が異なるポイントを説明していくので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 主要都市の公営火葬場の費用
  2. 自治体ごとの火葬費用の補助金の例
  3. 火葬費用が異なるポイント
  4. 火葬料金の詳細について
この記事の監修者
はかまだ かつのり
袴田 勝則
詳しいプロフィール
プロフィール

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。

さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

主要都市の公営火葬場の費用

まずは、主要都市の公営火葬場を使用する際にかかる火葬費用を表でまとめてみました。火葬料金以外にも収骨容器(骨壺)や休憩室、その他にも棺やドライアイスなどの付帯費用が必要になります。

市区町村火葬費用
(市民)
火葬費用
(市民以外)
詳細はこちら
北海道札幌市無料4万9,000円斎場利用のご案内/札幌市
宮城県仙台市9,000円2万7,200円葛岡斎場/仙台市
神奈川県横浜市1万2,000円5万円市営斎場のご案内/横浜市
東京都大田区4万4,000円8万8,000円臨海斎場/大田区
愛知県名古屋市5,000円7万円市立斎場の使用料金について/名古屋市
京都府京都市2万円10万円京都市中央斎場/京都市
大阪府堺市2万円10万円利用のご案内について/堺市
兵庫県神戸市1万2,000円4万2,000円神戸市立斎場/神戸市
広島県広島市8,200円5万9,000円市営火葬場のご利用について/広島市
福岡県福岡市2万円7万円「刻の森」 福岡市葬祭場/福岡市

※火葬費用は半年から1年程度で変わることがあります。最新の料金は各市区町村のホームページをご確認ください。(25年1月現在)

公営火葬場の費用は、各市区町村によって異なります。上記の表を見ると、北海道札幌市は市民であれば無料です。東京都大田区は、区民が4万4,000円、指定区民以外が8万8,000円と上記の主要都市のなかでは市(区)民料金がもっとも高くなっています。

他の市区町村に関しても、それぞれ火葬費用は異なってきます。ご自身の住んでいる市区町村のホームページを確認して、火葬費用を調べてみましょう。火葬場が存在しない地域もありますが、その場合には最寄りの市区町村にある火葬場を利用するようになります。

自治体ごとの火葬費用の補助金の例

各市区町村では、火葬費用に対する補助金を用意している場合があります。ここでは、補助金がある市区町村の例を表でまとめてみました。

市区町村補助金の限度額詳細はこちら
群馬県邑楽郡板倉町6万円火葬費補助金申請/板倉町
茨城県東茨城郡城里町3万3,000円斎場利用補助/城里町
神奈川県横浜市2万円民営斎場使用料補助金申請のご案内/横浜市
神奈川県中郡大磯町9万5,000円火葬料補助金について/大磯町
静岡県清水町3万2,000円火葬場使用料補助金/清水町
三重県多気町5万円火葬場使用助成金交付について/多気町
京都府京田辺市4万円火葬料の補助金制度について/京田辺市
京都府八幡市5万円火葬料補助金交付のお知らせ/八幡市
大阪府三島郡島本町3万円火葬料補助制度【非課税世帯に火葬料の一部を補助】/島本町
岡山県赤磐市2万5,000円火葬場使用料を補助します/赤磐市
岡山県瀬戸内市1万5,000円火葬補助金について/瀬戸内市
徳島県板野郡松茂町3万円火葬料助成金制度について/松茂町
沖縄県宜野湾市1万5,000円火葬料等負担軽減事業補助金/宜野湾市

※補助金の内容は変更される場合があります。最新の補助金の内容は各市区町村のホームページをご確認ください。(25年1月現在)

上記のように補助金の限度額は、市区町村によって異なります。また、あくまで紹介したのは補助金がある市区町村の例で、そもそも補助金が用意されていないところもあります。

補助金があるかどうかは、市区町村のホームページを確認したり、電話で問い合わせたりして調べてみましょう。申請方法も市区町村によって異なりますが、一般的には印鑑や火葬費用補助金の申請書、火葬場の請求書や領収書など、必要なものを窓口に提出すれば、補助金を受給できます。

専門相談員が丁寧に対応します

1,000社以上の中から厳選して
無料でご案内いたします

火葬費用が異なるポイント

火葬費用は、市区町村ごとに異なるだけでなく、火葬場を利用する際の下記の条件によって変わってきます。

  • 故人が市民かそれ以外か
  • 申請者が市民かそれ以外か
  • 故人が大人か子どもか
  • 死産児の場合
  • 人体の一部を火葬する場合

故人が市民かそれ以外か

公営火葬場には、各自治体ごとに市民料金と市外料金が設定されており、故人が自治体に住民登録されているか否かで、火葬費用が大きく変わります。また、市内に住んでいても、他の地域で住民登録している場合は、市外料金が適用されるため注意が必要です。

申請者が市民かそれ以外か

自治体によっては、故人ではなく喪主など火葬場の利用を申請した方が、市民かどうかで費用が変わる場合もあります。申請者によって費用が変わる場合、たとえ故人が市内で住民登録していなくても、申請者が住民登録していれば、市民料金が適用されます。市民料金が適用されるかどうかは、各自治体ごとに条件が異なるため、気になる方はホームページで確認してみましょう。

故人が大人か子どもか

故人が大人か子どもかによっても、火葬費用が変わります。ほとんどの火葬場では、大人の火葬をおこなう場合の方が費用が高くなっています。子どもの火葬費用が適用されるのは、自治体によって10歳未満、12歳未満など、年齢の上限が異なっているため確認が必要です。

死産児の場合

死産児を火葬する場合も、費用が変わってきます。一般的には、大人や子どもを火葬する際よりも、火葬費用が安くなります。また、死産児の火葬にも市民料金と市外料金があり、分娩者が市内に住民登録されているかどうかで、区分が決まります。

人体の一部を火葬する場合

不慮の事故や病気などで四肢を切断した場合など、人体の一部を火葬することができます。費用に関しては、同じように市民か市民以外の区分に分けられるほか、10キログラム以内で区切られ、それ以上の重さの場合、1キログラムごとに追加料金がかかるなど、自治体によって金額が変わってきます。なお人体の一部の場合、地域によっては必ずしも火葬するわけではなく、医療廃棄物として処理する場合もあります。

専門相談員が丁寧に対応します

1,000社以上の中から厳選して
無料でご案内いたします

火葬料金の詳細について

ここまで主要都市の公営火葬場の費用の比較、自治体ごとの補助金の例を中心にお伝えしてきました。火葬費用や補助金の有無は、各市区町村によって異なります。詳細は窓口やホームページでご確認ください。また、火葬に関することはもちろん、葬儀全般について少しでも不安なことや心配事があれば「みんなが選んだお葬式」に遠慮なくご相談ください。

  • 市区町村ごとに火葬場の費用は異なる
  • 自治体によっては火葬費用の補助金を用意している場合もある
  • 火葬費用は、故人や申請者が市民かそれ以外かなどによって料金が変わる
  • 故人が大人か子どもか、死産児か、人体の一部の火葬かでも費用が変わる

「みんなが選んだお葬式」では、
家族葬に関するご相談を
24時間365日無料で受付けております。
少しでも不安や心配事があれば
遠慮なくご相談ください。

みんなが選んだお葬式では、厳選審査を経た優良な会社のみをご紹介しています

人をお送りする時、送る側にとってもとても負担が大きいものです。精神面と金銭面の負担がのしかかります。
心から良かったと思えるお葬式を行うためには、あなたのために親身になってくれる葬儀屋さんが欠かせません。

安心の“みんなが選んだお葬式”認定

  • 評価基準を満たし一定数の実績がある健全経営の会社

  • 1に加えて利用者の満足度の高さを裏付けるエビデンスが確認できた会社

  • 2に加えて利用者の満足度を維持向上し改善なども真摯に行っている会社

一定基準までを満たしていますが、さらに詳細を審査中の会社です。

※このサイトを通すことで費用が高くなることは、一切ありませんのでご安心ください。

みんなが選んだお葬式で、
後悔のない葬儀

葬儀の費用
葬儀の費用を詳しく見る
  • 1
    基本葬儀料金
    基本葬儀料金とは
    基本葬儀料金とは、葬儀本体の運営を葬儀社が請負うにあたり必要となる費用のことで、祭壇の設営や式典運営のための人件費、その他の物品サービスなどが含まれています。
    目安金額
    10万円〜200万円

    (火葬のみ~一般的なお葬式、物品グレード等にもよる)

  • 2
    式場使用料
    式場使用料とは
    式場使用料とは、自宅以外の式場を借りて葬儀を行う際に必要となる費用です。式場候補としては、集会場、寺院、斎場、セレモニーホールなどがあります。
    目安金額
    2万円〜50万円

    (公営施設~寺院式場など)

  • 3
    付帯費用
    付帯費用とは
    付帯費用とは、棺や遺影写真、エンバーミングといった、葬儀に付帯して必要になる費用です。この内容を充実させるかどうかで、葬儀費用の総額も変わってきますし、葬儀全体の充実度や送る気持ちを込めた満足感に影響がでてきます。
    目安金額
    5万円〜20万円
  • 4
    車両費用
    車両費用とは
    車両費用とは、病院などから移動するための寝台車、式場から火葬場へと出棺する霊柩車、参列者を乗せるためのハイヤーやマイクロバスといった車両関係の費用です。
    目安金額
    1.5万円〜5万円

    (寝台車~マイクロバスなど/時間帯や実走行距離による)

  • 5
    返礼費用
    返礼費用とは
    返礼費用は、会葬御礼や香典返しなど、参列者に渡す返礼品の費用のことです。商品ラインナップの豊富さや、余りや予備の取り扱い方法などについても柔軟に対応してもらえるかどうかを事前に葬儀社へ確認するようにしましょう。
    目安金額
    500円〜3,000

    (会葬御礼品~即日香典返しなど)

  • 6
    飲食費用
    飲食費用とは
    お通夜や火葬中、葬儀後などに食事を振る舞う場面で必要になる費用です。料理の内容はもちろんですが、参列人数に対して適切な量を無駄のないように用意すること、また配膳に際しても適切な人数を確保してスムーズな接待が行えるよう準備する必要性があります。
    目安金額
    3,500円〜5,000

    (一人当たりの単価/飲み物は別途で実数精算)

  • 7
    火葬場費用
    火葬場費用とは
    火葬場費用とは、火葬炉の使用料、骨壺や骨箱、休憩室の利用料など、火葬場を利用するにあたり必要な費用のことです。地域差が大きく、市政により施設の大半を無料で利用できる火葬場もあれば、民営でそれなりの料金を必要とする火葬場があります。
    目安金額
    無料20

    (火葬料金、収骨容器、休憩室料金など)

  • 8
    宗教者への謝礼
    宗教者への謝礼とは
    お坊さんへのお布施や戒名、お車代といった宗教者への謝礼も、葬儀費用の一つと言えるでしょう。ただし、料金とは性質が異なるものになりますのでご留意ください。
    目安金額
    20万円〜100万円

    (通夜、葬儀、初七日/戒名など)

なにかお困りですか?
葬儀全般ご相談ください

24時間365
ご相談可能

0120-24-1234

すぐに葬儀の手配が必要な方

その他葬儀に関する質問・ご相談はこちら

参列者※葬儀場アクセスなどのご確認葬儀ご相談